其ノ四 「彼女」の出陣
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優と幸村は三日月のかぶとの男を見た。
幸村「政宗殿!」
優(この男が伊達軍の大将……)
幸村「何故兵を挙げられたのだ」
政宗「決まってるじゃねぇか。鬼姫をScoutしにだよ」
優は目を丸くした。
幸村「なっ……!それはできませぬ!優は武田の者だ!」
政宗「じゃあ、勝負しようぜ。俺が勝ったら渡してもらう。お前が勝ったら退いてやる」
幸村「……わかった」
幸村は彼女の前に出た。
優「幸村……」
優は彼の背中を見た。
とてもたくましく、頼もしく、大きな背中だ。
幸村「優は武田の華。渡すわけにはいかぬからな」
優は目を丸くした。
視界がにじんでいく。
鼓動は大きく早く動き始める。
佐助「……」
佐助は優を見た。
旦那とこの子の間にはただならぬ絆があるんだな
そして、それは違う形に変わり始めている
佐助「ここは旦那に任せよっか、優歌ちゃん」
優「うん」
彼女はぐっと涙を拭くと、血払いした。
戦からの帰り道、優は織田の残党の兵と話をしていた。
「優様、髪型変えたんですね」
優「うん、どう?」
「大人っぽくなりましたね」
「これからモテちゃいますね」
優「やめてよ、もう」
彼女は兵の肩をたたく。
「そういえば、言ってなかったんですが」
優は不思議そうな顔をした。
「本能寺の一件、蘭丸殿は優様が寝ていた部屋から明智軍を遠ざけていました」
「明智軍を誘導し、部屋から離れたところで戦っていました」
それを聞くと優の目から涙がこぼれた。
「あっ、泣かした!」
「ち、ちが!すみません!」
彼女は顔を横に振った。
優「ううん、教えてくれてありがとう」
「いえ」
優は天を仰いだー
幸村「政宗殿!」
優(この男が伊達軍の大将……)
幸村「何故兵を挙げられたのだ」
政宗「決まってるじゃねぇか。鬼姫をScoutしにだよ」
優は目を丸くした。
幸村「なっ……!それはできませぬ!優は武田の者だ!」
政宗「じゃあ、勝負しようぜ。俺が勝ったら渡してもらう。お前が勝ったら退いてやる」
幸村「……わかった」
幸村は彼女の前に出た。
優「幸村……」
優は彼の背中を見た。
とてもたくましく、頼もしく、大きな背中だ。
幸村「優は武田の華。渡すわけにはいかぬからな」
優は目を丸くした。
視界がにじんでいく。
鼓動は大きく早く動き始める。
佐助「……」
佐助は優を見た。
旦那とこの子の間にはただならぬ絆があるんだな
そして、それは違う形に変わり始めている
佐助「ここは旦那に任せよっか、優歌ちゃん」
優「うん」
彼女はぐっと涙を拭くと、血払いした。
戦からの帰り道、優は織田の残党の兵と話をしていた。
「優様、髪型変えたんですね」
優「うん、どう?」
「大人っぽくなりましたね」
「これからモテちゃいますね」
優「やめてよ、もう」
彼女は兵の肩をたたく。
「そういえば、言ってなかったんですが」
優は不思議そうな顔をした。
「本能寺の一件、蘭丸殿は優様が寝ていた部屋から明智軍を遠ざけていました」
「明智軍を誘導し、部屋から離れたところで戦っていました」
それを聞くと優の目から涙がこぼれた。
「あっ、泣かした!」
「ち、ちが!すみません!」
彼女は顔を横に振った。
優「ううん、教えてくれてありがとう」
「いえ」
優は天を仰いだー