其ノ四 「彼女」の出陣
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三日後ー
侍女は着物を抱えて優の部屋を訪ねた。
侍女「戦ですか……?」
優は刀を差し、短銃囊 を右の太ももに付けていた。
優「あぁ、うん。伊達軍がこっちに向かってるらしくて」
彼女の視界に着物が映った。
優「それ帰ったら見てもいい?」
侍女「あっ、はい!……お気をつけて」
優「心配はいらないよ。幸村がいるんだから」
侍女「……」
優は部屋を出た。
目の前から青い旗の伊達軍が攻めてくるのが見えた。
優「あれが伊達軍」
幸村「俺の良きライバルでござる」
「あの女か、筆頭が言ってたのは」
「織田の唯一の生き残り……」
ドクン
優は目を見開いた。
『織田唯一の生き残り』
脳裏に炎に包まれた本能寺が浮かんだ。
『ククク!』
光秀の笑い声が脳裏で響く。
優「ふー……ふー……」
幸村「優?」
彼女の呼吸が荒くなる。
右手が柄に触れた。
「この雰囲気……まさか……!」
「ウソだろ、おい……」
佐助「まさかとは思うけど、理性飛んじゃった感じ?」
幸村「え?」
優は走り出した。
幸村「優!」
幸村は慌てて追いかける。
「『鬼姫』という覚醒状態です」
「戦場でブチ切れたりすると、あぁなってしまうようです」
「いちおう味方には手は出してきませんが、敵と見なされたら終わりです」
佐助は固唾を飲んだ。
佐助「で、止める方法は?」
「さぁ?我々には何とも」
「ほとぼりが冷めるのを待つしかないかと」
佐助のひたいに汗がにじんだ。
敵と見なされたら終わり
それヤベーじゃん
どうすんのよ
信玄「……」
信玄は考え込むような表情をしている。
佐助はとりあえず彼女を追いかけた。
ザシュ!
次々と鬼姫の刃の餌食になっていく。
幸村「優!しっかりしろ!優!」
すると、彼女の動きが止まった。
優「……幸、村……?」
幸村「優」
彼女は頭を横に振った。
優「ごめん、意識がぶっ飛んでた」
幸村「大丈夫か?」
優「もう大丈夫」
「あんたが鬼姫かい?えらいCrazyじゃねぇか」
目の前に三日月のかぶとの男が現れた。
侍女は着物を抱えて優の部屋を訪ねた。
侍女「戦ですか……?」
優は刀を差し、短銃
優「あぁ、うん。伊達軍がこっちに向かってるらしくて」
彼女の視界に着物が映った。
優「それ帰ったら見てもいい?」
侍女「あっ、はい!……お気をつけて」
優「心配はいらないよ。幸村がいるんだから」
侍女「……」
優は部屋を出た。
目の前から青い旗の伊達軍が攻めてくるのが見えた。
優「あれが伊達軍」
幸村「俺の良きライバルでござる」
「あの女か、筆頭が言ってたのは」
「織田の唯一の生き残り……」
ドクン
優は目を見開いた。
『織田唯一の生き残り』
脳裏に炎に包まれた本能寺が浮かんだ。
『ククク!』
光秀の笑い声が脳裏で響く。
優「ふー……ふー……」
幸村「優?」
彼女の呼吸が荒くなる。
右手が柄に触れた。
「この雰囲気……まさか……!」
「ウソだろ、おい……」
佐助「まさかとは思うけど、理性飛んじゃった感じ?」
幸村「え?」
優は走り出した。
幸村「優!」
幸村は慌てて追いかける。
「『鬼姫』という覚醒状態です」
「戦場でブチ切れたりすると、あぁなってしまうようです」
「いちおう味方には手は出してきませんが、敵と見なされたら終わりです」
佐助は固唾を飲んだ。
佐助「で、止める方法は?」
「さぁ?我々には何とも」
「ほとぼりが冷めるのを待つしかないかと」
佐助のひたいに汗がにじんだ。
敵と見なされたら終わり
それヤベーじゃん
どうすんのよ
信玄「……」
信玄は考え込むような表情をしている。
佐助はとりあえず彼女を追いかけた。
ザシュ!
次々と鬼姫の刃の餌食になっていく。
幸村「優!しっかりしろ!優!」
すると、彼女の動きが止まった。
優「……幸、村……?」
幸村「優」
彼女は頭を横に振った。
優「ごめん、意識がぶっ飛んでた」
幸村「大丈夫か?」
優「もう大丈夫」
「あんたが鬼姫かい?えらいCrazyじゃねぇか」
目の前に三日月のかぶとの男が現れた。