其ノ弐 俺の知ってる彼女!
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幸村は優の部屋に入る。
幸村「大丈夫か?」
優「ん……」
幸村は木製の桶を持ってくると、彼女の枕元に置いた。
手ぬぐいを絞り、優のひたいに置く。
優「ありがと」
幸村「つらくないか?」
優「うん。体が少し重いだけ」
幸村「そうか」
幸村はあたりを見渡した。
幸村「何かすることはないか?」
優「すること?ん〜……じゃあ、この風呂敷の物出しといてもらおうかな」
枕元に風呂敷が置いてあった。
何かたくさん入っている。
やわらかい物ではなさそうだ。
幸村「開けるぞ」
優「ん」
幸村は風呂敷を開けた。
中から何冊か書物が出てきた。
幸村「兵法書……?」
優「うん」
手に取ってみると、少し年季が入っていた。
幸村「読み込んでいるな」
優「ヒマなときに読んでたりするの。何回も読み返してるからだいたい覚えちゃった」
幸村「そうか。他は?することはあるか?」
彼女は首を横に振った。
優 「ううん」
幸村「俺は表で鍛錬をしてるから、何かあったら遠慮なく言え」
優「うん」
幸村は槍を持って出ていく。
優「……」
大きく溜め息をついた。
『謀反だそうです!』
まるでウソみたいだった。
現実だとは思えない。
悪い夢でも見ているのだろうか。
優は暗い表情で腰紐に触れた。
『誕生日おめでとう』
優「っ……」
もう愛する人はいない
どこを探しても
どんなに求めても
どこにも……
涙が溢れ出てくる。
優「う……グスッ……うっ……蘭丸……会いたい……会いたいよ……っ」
彼女は幸村に気づかれぬよう、静かに体を震わせ泣いたー
「……。……優」
優は目を開けた。
「おじや食べれるか?」
優「幸村……ありがと」
優は身を起こした。
幸村「体調はどうだ?」
優「んー、少しマシかな」
幸村「そうか、良かった。ぬるめにしたから食べやすいとは思うが……」
優「うん」
彼女は蓮華ですくうと、息を吹きかけ口に入れた。
優「ん!美味しい!」
幸村「うむ。味噌で味付けしているそうだ」
優「それでなんかほっとするのか」
美味しそうにおじやを食べる優に幸村は目を細めた。
幸村「大丈夫か?」
優「ん……」
幸村は木製の桶を持ってくると、彼女の枕元に置いた。
手ぬぐいを絞り、優のひたいに置く。
優「ありがと」
幸村「つらくないか?」
優「うん。体が少し重いだけ」
幸村「そうか」
幸村はあたりを見渡した。
幸村「何かすることはないか?」
優「すること?ん〜……じゃあ、この風呂敷の物出しといてもらおうかな」
枕元に風呂敷が置いてあった。
何かたくさん入っている。
やわらかい物ではなさそうだ。
幸村「開けるぞ」
優「ん」
幸村は風呂敷を開けた。
中から何冊か書物が出てきた。
幸村「兵法書……?」
優「うん」
手に取ってみると、少し年季が入っていた。
幸村「読み込んでいるな」
優「ヒマなときに読んでたりするの。何回も読み返してるからだいたい覚えちゃった」
幸村「そうか。他は?することはあるか?」
彼女は首を横に振った。
優 「ううん」
幸村「俺は表で鍛錬をしてるから、何かあったら遠慮なく言え」
優「うん」
幸村は槍を持って出ていく。
優「……」
大きく溜め息をついた。
『謀反だそうです!』
まるでウソみたいだった。
現実だとは思えない。
悪い夢でも見ているのだろうか。
優は暗い表情で腰紐に触れた。
『誕生日おめでとう』
優「っ……」
もう愛する人はいない
どこを探しても
どんなに求めても
どこにも……
涙が溢れ出てくる。
優「う……グスッ……うっ……蘭丸……会いたい……会いたいよ……っ」
彼女は幸村に気づかれぬよう、静かに体を震わせ泣いたー
「……。……優」
優は目を開けた。
「おじや食べれるか?」
優「幸村……ありがと」
優は身を起こした。
幸村「体調はどうだ?」
優「んー、少しマシかな」
幸村「そうか、良かった。ぬるめにしたから食べやすいとは思うが……」
優「うん」
彼女は蓮華ですくうと、息を吹きかけ口に入れた。
優「ん!美味しい!」
幸村「うむ。味噌で味付けしているそうだ」
優「それでなんかほっとするのか」
美味しそうにおじやを食べる優に幸村は目を細めた。