其ノ五 好きな人は……
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夜ー
優は月をながめていた。
優「ごめん、蘭丸。……気になる人できちゃったみたい」
大きな溜め息をついた。
布団に入ると、横になる。
枕元に置いている組紐と腰紐を握り、目を閉じた。
『優』
目を開けると、目の前に蘭丸がいた。
優『蘭丸!』
蘭丸に抱きついた。
優『会いたかった……!』
蘭丸『優、お前好きな人できたんだろ?』
優『え、いや……違うの』
蘭丸は体を離した。
蘭丸『蘭丸のことはいいから、自分の気持ちに素直になれよ。伝えて来い』
優『なんで……そんな突き放すこと言うの……?』
蘭丸は彼女に背中を向けさせた。
蘭丸『幸せになってくれるなら、誰を好きなってもいい。蘭丸ごときで幸せを逃すな』
優『嫌よ!蘭丸を忘れたくない!好きでいたい!』
蘭丸『優!……蘭丸が好きになったのはお前の前を向く強い姿。今のお前は好きじゃねー』
目から大粒の涙がこぼれた。
蘭丸『だからさっさと行けよ。蘭丸がいいって言ってんだから』
蘭丸は背中を押した。
優『……っ。グスッ……わかった』
次々と溢れる涙をぐっと拭った。
優は目を開ける。
夜は明け、朝になっていた。
組紐や腰紐は手から離れていた。
優「……自分の気持ちに素直になる……か」
彼女は大きな溜め息をついた。
縁側を歩いていると、優は幸村と遭遇した。
優「あっ……幸村」
幸村「?どうした?」
優「あの、ね」
幸村は小さくうなずく。
優「あ……えっと……何でもない!」
幸村「?そうか、わかった」
幸村は首を傾げながら去っていく。
優(言えなかった……)
彼女は肩を落としたー
つづく
優は月をながめていた。
優「ごめん、蘭丸。……気になる人できちゃったみたい」
大きな溜め息をついた。
布団に入ると、横になる。
枕元に置いている組紐と腰紐を握り、目を閉じた。
『優』
目を開けると、目の前に蘭丸がいた。
優『蘭丸!』
蘭丸に抱きついた。
優『会いたかった……!』
蘭丸『優、お前好きな人できたんだろ?』
優『え、いや……違うの』
蘭丸は体を離した。
蘭丸『蘭丸のことはいいから、自分の気持ちに素直になれよ。伝えて来い』
優『なんで……そんな突き放すこと言うの……?』
蘭丸は彼女に背中を向けさせた。
蘭丸『幸せになってくれるなら、誰を好きなってもいい。蘭丸ごときで幸せを逃すな』
優『嫌よ!蘭丸を忘れたくない!好きでいたい!』
蘭丸『優!……蘭丸が好きになったのはお前の前を向く強い姿。今のお前は好きじゃねー』
目から大粒の涙がこぼれた。
蘭丸『だからさっさと行けよ。蘭丸がいいって言ってんだから』
蘭丸は背中を押した。
優『……っ。グスッ……わかった』
次々と溢れる涙をぐっと拭った。
優は目を開ける。
夜は明け、朝になっていた。
組紐や腰紐は手から離れていた。
優「……自分の気持ちに素直になる……か」
彼女は大きな溜め息をついた。
縁側を歩いていると、優は幸村と遭遇した。
優「あっ……幸村」
幸村「?どうした?」
優「あの、ね」
幸村は小さくうなずく。
優「あ……えっと……何でもない!」
幸村「?そうか、わかった」
幸村は首を傾げながら去っていく。
優(言えなかった……)
彼女は肩を落としたー
つづく