つれづれ日記

呪いの紅蘭夫人

2021/09/07 23:38
「古装学園の夏休み」こと、「这个夏天我们并肩走(この夏)」ですが、無事に公子たちのエンディングは終え、恭王殿下によるいくつかの種明かし的なエンディングも終え、あとはオマケをアップして終わり…くらいのつもりでしたが、なんだか急に(ええ、もうそりゃ「憑りつかれた」ように)「紅蘭夫人エンディング」を書き始めました。
最初は幽霊の紅蘭夫人が公子たちの前に現れ、きゃ~と叫んでお化け屋敷状態…みたいなドタバタコメディ的なモノを考えていたのですが、書き始めると…あ、あれ?どんどん怖くなるんですけど…?と自分でもビックリ!
昔読んだ中国の怪談とか伝説とかそんなのが、なぜかドンドン思い出されて、あ~中国(今のじゃなくて、あくまでも古典の世界ですよ!)ではこんなこともあったな~と、これでもかと入れ込んでしまいました。

そう言えば、私の卒論→修論って「聊斎志異」っていう清代の怪異小説だったんですよ(笑)←いや、笑ってる場合では…。
当時はあんまりメジャーな典籍では無かったんですけど、その後映画化されたり、ドラマ化されたり、日本でもマンガとかで取り扱われたかも?

それはともかく、そういう過去の無駄な知識が、今頃溢れてきました。
これはもう紅蘭夫人の思念が為せる業としか思えません(笑)

と、いうことで自分でもビックリな、恐い「紅蘭夫人エンディング」ですが、ハロウィンに向けて、ある意味ピッタリ!
「这个夏天我们并肩走~この夏ボクらは並んで歩こう~」が、夏のスペシャルイベントだったので、あまりしつこく引っ張らず、ハロウィンまでの限定公開を予定しています。

陰惨、血みどろな物語(あ、でも私の文章力では恐怖を引き出せないかも、ですが)ではありますが、お楽しみいただけたら幸いです。

でも中国の幽霊って、めっちゃ怖いくせに、一方で人間臭くて面白いですね。

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