月のつぶやき Diary

お寺へご案内がてらお参りに行ったお話

2025/05/05 22:39
日々のつぶやき佛教・お経・佛さま
過日の話ですが、その日の目的地へ向かうために電車に乗ると、わたしが乗車していた車両に、途中の駅で老齢の女性と会社員と思しき男性が乗り込んで来られました。

会社員の方は老齢の女性に何かを尋ねられてお答えされていたのですが、恐らく電車内でもお仕事をされる必要がある様で、老齢の女性に、駅に着いたらお教えする旨を伝えてPCに向かい始めました。
老齢の女性は所在なさげにドアの上の駅名を何度も眺めていらしたので、この沿線には慣れていらっしゃらない方だと判断して、わたしが話しかけることにしました。

老齢の女性は〇〇駅に向かうと教えてくださり、わたしは(その駅は今乗っている電車とは反対方向に向かう筈)と思っていたのですが、お話を伺ううちに、老齢女性の仰っていおられる駅名が勘違いで、今乗られている電車で間違いがないこと、奇しくもわたしの両親を供養して頂いている寺院へと向かおうとされていることが判明しました。

更に、その日は父の月命日だったこともあり、件の寺院を目指している土地勘のない老齢女性との巡り合わせに、(ああ、これは御佛のお導きで、わたしにこの老齢女性が寺院まで無事に辿り着けるよう道案内をするように)との思し召しなのだと察しました。

わたしはその老齢女性に、件の寺院を知っていて、わたしの両親が供養されている寺院でもあるから、お寺までご一緒しますとお伝えして、寺院まで付き添っていく事にしました。


寺院に着いてからは、老齢女性を受付場所に案内してからお別れして、わたしは父に手を合わせるべくお参りをしてきました。


帰りは老齢女性のお参りが終わるまで待つべきだろうかと悩みましたが、直ぐに、(帰りは帰りで老齢女性を無事に目的の駅まで送り続ける役目を渡される人が現れるのだろう)と気付きました。
何しろそこはお寺で、御佛のお導きは間違いなくある筈なので。


今回のことは、恐らく老齢女性が過去にどなたかを助けたという因果があって、それを、わたしともう1人(帰宅までの案内役の人)が返すべく選ばれたのだろうと考えました。
こうした人助けの因果に関わらせていただけるのはとても有り難い事だなと思ったのと同時に、願わくば、今回のような善き因果のみを渡せるような人に成れたら良いなと思いました。

とは言え、わたし自身はまだまだまだまだ未熟さ満載な為、善き因果のみをお渡しできるほど成熟した人間ではないので、自身を今以上に成長させていく必要があるのですが。
悪しき因果は極力減らし、善き因果を1つでも多く誰かへと渡していける人を目指していきたいと、決意を新たにした出来事でした。

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