◇第三十六話◇甘過ぎるホットミルク
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何度か繰り返していくうちに、ジャンも飲ませるのが上手くなってきたし、なまえもホットミルクを口の端から零しながらも、自ら飲み込もうとするようになってきた。
「なまえさんの為に、砂糖と蜂蜜をたっぷり入れてきたんですよ。
美味いでしょ?」
余裕の出て来たジャンは、唇を離すと少し自慢気に言う。
なまえは、そんなジャンを、熱で火照って赤らんだ顔のまま、とろけてしまいそうな目で見つめていた。
そして、口の端からは、零れたホットミルクの白い液体を垂れ流したままで——、弱々しくジャンの頬に触れる。
思わずドキリとしたジャンに、なまえが言う。
「あま、い…。」
「でしょうね。俺もクッソ甘いです。砂糖入れすぎましたね。」
まさかのダメ出しだった。
でもきっと、本人はそんなつもりは欠片もなかったのだろう。
「まだ…、」
なまえは、彼女なりに精一杯に口を開いた。
「ちょうだい…。」
なまえは、舌を出して、ジャンにせがむ。
熱で火照った顔は赤らんでいて、潤んだ瞳は、ジャンを捉えているかどうかも分からないほどにとろけそうになっていて、口の端からは、零れたホットミルクの白い液体を垂れ流したままで——。
驚くほどに熱い手が、弱々しくジャンの頬に触れている。
まるで、母鳥からの餌を待つ小鳥のようだと思えたらよかったのかもしれないけれど、そんな風に思える男は、きっとかなりの少数派で、男として機能してない。
少なくとも、ジャンは機能している側の男だ。
「なまえさん、すげー、エロい。」
ジャンは、なまえの半開きの口に自分の指を入れた。
そうすれば、朦朧としているなまえは、また新しい甘い何かと勘違いしたのか、口を強引に開こうとするジャンの指を舌で舐めとろうとし始めた。
なまえの舌を好きにさせたまま、ジャンは、残ったホットミルクをすべて口に含んだ。
そして、指で強引に大きく開かせた彼女の口に自分の唇を重ねて、ホットミルクを流し込む。
なまえの喉が上下して、飲み込んでいく音が聞こえる。
そして、全てを流し込んでジャンが唇を離せば、飲み込みきれなかったホットミルクが、また彼女の唇の端から流れて、首元を伝っていた。
そして、それはそのまま、胸元まで伝って流れ、小さな谷間に入り込んでいく。
「はい、もう終わりです。全部飲んで、偉かったですね。」
ホットミルクで濡れた彼女の口元や首筋、胸元をハンカチで拭いた後、ジャンはなまえの頭を優しく撫でた。
だが、彼女は、嬉しくなかったらしく、露骨に眉尻を下げてしまう。
そして———。
「もっと…っ。」
なまえが、ジャンの首に両腕をまわす。
そして、そのまま、ジャンの唇に自分の唇を強引に重ねた。
なまえの舌が、ジャンの口をこじ開けて、中に入り込む。
そして、甘いご褒美を探し回る子供のように、ジャンの咥内をあちらちに這い回る。
「そんなとこに、ホットミルクはないですよ。」
ジャンが、そっとなまえの肩を押し返して唇を離した。
でも、熱でぼんやりしているなまえは、理解が出来ないのか、ただ諦めきれないだけなのか、「ある。」とだけ小さく言って、また唇を重ねる。
ホットミルクの味がする甘い舌が、ジャンの咥内をねっとりと這い回る。
「はぁ…っ、ふ、ん…っ。」
なまえの舌の好きなようにさせていたジャンだったが、彼女は、新しく見つけた冒険に苦戦しているのか、息が続かないようで、時々、唇の隙間から酸素を吸っては、吐息を漏らしていた。
そうして、しばらく、ジャンの咥内で、好きなように甘いお宝を探して大冒険した後に、なまえは、ゆっくりと唇を離した。
そして——。
「ごちそうさまでした。」
なまえが、嬉しそうに微笑んだ。
どうやら、彼女はとても満足したらしく、そのままジャンの胸に頬を寄せて眠ってしまった。
ジャンは、なまえの腰と背中に手を回すっと、ゆっくりとベッドに寝かせる。
布団を首元までかけてから、頬に触れた。
ホットミルクは食事とも言えないし、もちろん薬でもない。
ただ、水分を少し取れただけだ。
だから、当然、彼女の頬はまだ驚くほどに熱いままで、浅い呼吸を繰り返す寝息は苦しそうだ。
でも、甘いホットミルクのお陰か、それとも、息が止まってしまいそうになるほどの大冒険はだいぶ疲れたのか、なまえが漸く眠れたようで、ジャンは、少しだけ安心した。
そして、今日、何度目かのため息を吐く。
「食い逃げ女。」
ジャンは、少し責めるように言う。
そして、熱で汗ばむ彼女の額に触れると、汗で湿った前髪を優しくかき上げた。
「逃げ切れると思わない方がいいですよ。
今はまだ、逃がしてやってるだけだから。」
ジャンは、なまえの額に唇をそっと乗せるようにして口づけた。
「なまえさんの為に、砂糖と蜂蜜をたっぷり入れてきたんですよ。
美味いでしょ?」
余裕の出て来たジャンは、唇を離すと少し自慢気に言う。
なまえは、そんなジャンを、熱で火照って赤らんだ顔のまま、とろけてしまいそうな目で見つめていた。
そして、口の端からは、零れたホットミルクの白い液体を垂れ流したままで——、弱々しくジャンの頬に触れる。
思わずドキリとしたジャンに、なまえが言う。
「あま、い…。」
「でしょうね。俺もクッソ甘いです。砂糖入れすぎましたね。」
まさかのダメ出しだった。
でもきっと、本人はそんなつもりは欠片もなかったのだろう。
「まだ…、」
なまえは、彼女なりに精一杯に口を開いた。
「ちょうだい…。」
なまえは、舌を出して、ジャンにせがむ。
熱で火照った顔は赤らんでいて、潤んだ瞳は、ジャンを捉えているかどうかも分からないほどにとろけそうになっていて、口の端からは、零れたホットミルクの白い液体を垂れ流したままで——。
驚くほどに熱い手が、弱々しくジャンの頬に触れている。
まるで、母鳥からの餌を待つ小鳥のようだと思えたらよかったのかもしれないけれど、そんな風に思える男は、きっとかなりの少数派で、男として機能してない。
少なくとも、ジャンは機能している側の男だ。
「なまえさん、すげー、エロい。」
ジャンは、なまえの半開きの口に自分の指を入れた。
そうすれば、朦朧としているなまえは、また新しい甘い何かと勘違いしたのか、口を強引に開こうとするジャンの指を舌で舐めとろうとし始めた。
なまえの舌を好きにさせたまま、ジャンは、残ったホットミルクをすべて口に含んだ。
そして、指で強引に大きく開かせた彼女の口に自分の唇を重ねて、ホットミルクを流し込む。
なまえの喉が上下して、飲み込んでいく音が聞こえる。
そして、全てを流し込んでジャンが唇を離せば、飲み込みきれなかったホットミルクが、また彼女の唇の端から流れて、首元を伝っていた。
そして、それはそのまま、胸元まで伝って流れ、小さな谷間に入り込んでいく。
「はい、もう終わりです。全部飲んで、偉かったですね。」
ホットミルクで濡れた彼女の口元や首筋、胸元をハンカチで拭いた後、ジャンはなまえの頭を優しく撫でた。
だが、彼女は、嬉しくなかったらしく、露骨に眉尻を下げてしまう。
そして———。
「もっと…っ。」
なまえが、ジャンの首に両腕をまわす。
そして、そのまま、ジャンの唇に自分の唇を強引に重ねた。
なまえの舌が、ジャンの口をこじ開けて、中に入り込む。
そして、甘いご褒美を探し回る子供のように、ジャンの咥内をあちらちに這い回る。
「そんなとこに、ホットミルクはないですよ。」
ジャンが、そっとなまえの肩を押し返して唇を離した。
でも、熱でぼんやりしているなまえは、理解が出来ないのか、ただ諦めきれないだけなのか、「ある。」とだけ小さく言って、また唇を重ねる。
ホットミルクの味がする甘い舌が、ジャンの咥内をねっとりと這い回る。
「はぁ…っ、ふ、ん…っ。」
なまえの舌の好きなようにさせていたジャンだったが、彼女は、新しく見つけた冒険に苦戦しているのか、息が続かないようで、時々、唇の隙間から酸素を吸っては、吐息を漏らしていた。
そうして、しばらく、ジャンの咥内で、好きなように甘いお宝を探して大冒険した後に、なまえは、ゆっくりと唇を離した。
そして——。
「ごちそうさまでした。」
なまえが、嬉しそうに微笑んだ。
どうやら、彼女はとても満足したらしく、そのままジャンの胸に頬を寄せて眠ってしまった。
ジャンは、なまえの腰と背中に手を回すっと、ゆっくりとベッドに寝かせる。
布団を首元までかけてから、頬に触れた。
ホットミルクは食事とも言えないし、もちろん薬でもない。
ただ、水分を少し取れただけだ。
だから、当然、彼女の頬はまだ驚くほどに熱いままで、浅い呼吸を繰り返す寝息は苦しそうだ。
でも、甘いホットミルクのお陰か、それとも、息が止まってしまいそうになるほどの大冒険はだいぶ疲れたのか、なまえが漸く眠れたようで、ジャンは、少しだけ安心した。
そして、今日、何度目かのため息を吐く。
「食い逃げ女。」
ジャンは、少し責めるように言う。
そして、熱で汗ばむ彼女の額に触れると、汗で湿った前髪を優しくかき上げた。
「逃げ切れると思わない方がいいですよ。
今はまだ、逃がしてやってるだけだから。」
ジャンは、なまえの額に唇をそっと乗せるようにして口づけた。