◇第百十六話◇最初に君の笑顔を見つけた人のものになるのはどうかな
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書類の上を走らせていた羽ペンを休ませることにしたリヴァイは、ゆっくりと顔を上げた。
壁掛けの時計を確認すれば、もう夕食の時間をちょうど過ぎたところのようだった。
きっと今から食堂に行っても、何も残っていないのだろう。
数年前までなら、残業をして食べ損ねた調査兵も、食堂に顔を出せば軽くつまめる程度の食料にありつけたのだ。
それが、104期の兵士達が入団してからは出来なくなった。
誰が原因かは、4年の付き合いで想像はつく。
「…チッ。」
無意識に、リヴァイからも舌打ちが漏れる。
104期の兵士達には、本当に振り回されてばかりだ。
(なまえはまだ戻ってねぇのか。仕事か?)
部屋を見渡しながら、心の中で敢えて呟く。
普段なら、夕飯前頃に部屋にやって来て、一緒に食事をとっている。
それすらなかったということは、なまえもまだ夕飯をとっていないということかもしれない。
(偶には外で飯を食うのもいいかもな。)
腹が減っていたわけではない。
ただ、なまえをこのまま兵舎に残していたらいけないような気がしたのだ。
昨日のことが、一日中ずっと脳裏をよぎり続けていた。
だから、なまえを探して食事に誘おうと決めて、リヴァイは書類を片付けると執務室を出た。
壁掛けの時計を確認すれば、もう夕食の時間をちょうど過ぎたところのようだった。
きっと今から食堂に行っても、何も残っていないのだろう。
数年前までなら、残業をして食べ損ねた調査兵も、食堂に顔を出せば軽くつまめる程度の食料にありつけたのだ。
それが、104期の兵士達が入団してからは出来なくなった。
誰が原因かは、4年の付き合いで想像はつく。
「…チッ。」
無意識に、リヴァイからも舌打ちが漏れる。
104期の兵士達には、本当に振り回されてばかりだ。
(なまえはまだ戻ってねぇのか。仕事か?)
部屋を見渡しながら、心の中で敢えて呟く。
普段なら、夕飯前頃に部屋にやって来て、一緒に食事をとっている。
それすらなかったということは、なまえもまだ夕飯をとっていないということかもしれない。
(偶には外で飯を食うのもいいかもな。)
腹が減っていたわけではない。
ただ、なまえをこのまま兵舎に残していたらいけないような気がしたのだ。
昨日のことが、一日中ずっと脳裏をよぎり続けていた。
だから、なまえを探して食事に誘おうと決めて、リヴァイは書類を片付けると執務室を出た。