incomplete


いきなり終わります。
書きかけのやつですが、面白く続きを書ける気がしないので供養に上げときます。





火影室にナルトとネジはいた。
他でもない、任務が入ったからだ。
目の前の綱手は激務のせいか眠たい目をしながら任務内容を二人に説明する。

「お前ら二人にはDランク任務をやってもらう」

「え~~!!! オレってばもっとスゲー任務やりてえのに!! 綱手のばあちゃんのケチ!!」

ナルトはDランクと聞いた瞬間、途端に不貞腐れてしまう。隣のネジはナルトを睨みつけた。

「ナルト、Dランクでも任務は任務だ。文句を言うな」

「だってよー……つまんねーもん」

綱手はDランク任務を言い渡すたびにこんな事を繰り返されていたので慣れてしまったのか、一つため息をつくと何事もなかったかのように淡々と話を続けた。

「それで、任務の依頼主は木ノ葉の主婦の方だ。任務内容は買い物代行だ。以上」

本当にシンプルな任務である。

「ったく、そんぐらい自分で買いに行けっつーの。どんだけ怠け者なおばちゃんだってばよ!」

「……はあ、それについてはオレも同感だな」

「つべこべ言わず、早く行きな!」

綱手の雷が落ちる前にと慌ててネジは一礼して、ナルトの襟を無理矢理引っ張り、火影室を小走りで後にした。

パタンと扉の音が鳴り閉まったあと綱手は頬杖を付き再びため息。
静かになった火影室にはより響いた。

「ったく……。ネジがついてるから大丈夫だろうが、ナルトの奴には呆れるよ……」

「まあ、ただの買い物代行ですから……心配しなくても大丈夫ですよ、綱手様」

「別に心配はしていない。ドタバタ忍者だから何やらかすか不安にはなるけどな」

綱手の気苦労に同情して、シズネは “ハハハ……” と苦笑するしかなかった。





『ピンポーン♪』

────依頼主の家へと着いた二人はチャイムを鳴らした。
部屋の奥からバタバタと足音が近づいて来る。依頼主はすぐに、がちゃりと扉を開けてくれた。

「待ってたわ! 早速なんだけど、これ買い物リストだから、買ってきてちょうだい」

そう言って手渡された買い物リスト。
食材と生活必需品いくつか。

「あ、これお金ね。多めだけどなるべく安いの買うようにしてね」

そうして次に手渡された買い物代金は8000両。

「分かりました。 お店の指定などは特にないですか?」

「どこでもいいわ」

「分かりました。行くぞ、ナルト」


160328






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