short short stories
「なあ、なあってば!」
ナルトが退屈そうに、瞑想をするネジの横でゴロゴロと体を転がす。
ネジはぴたりとも動かず、動じない。
「なあー、ネジー、ネージー、おーいってばよ……!」
ネジの眉はぴくっと動くが、すぐに元の表情に戻る。
「ネジ、暇だってばよ」
「……」
「オレってば、もう帰っちゃうもんね!」
すると、ネジが今まで閉じていた目を開け、びっくりしたようにナルトの方を見た。
「かっ……帰るのか?」
「うん。だってネジ、一人でもよさそうじゃん。オレってば退屈だってばよ……」
「……すまない、いざお前と二人だと何をすればいいのか分からなくてな」
ネジは眉を下げ、まさにしょぼんとした顔をした。
そんな顔を見てナルトの頬が緩んだことに、ネジ本人は気づいていない。
「うーん、トランプは?」
「トランプは……嫌だ」
ネジは昔からなぜか、トランプが滅法弱い。
その目を駆使しようと思わないところがまた可愛いとナルトは思うが言わないでおく。
「じゃあ、カップラーメンの食べ比べ」
「それはお前が楽しいだけだろう」
「そもそも別にオレってば、瞑想以外ならなんでもいいんだってばよ」
「瞑想はそんなに退屈か? 瞑想だってそのうち役に立つこともあるものだぞ」
「そん時はそん時だってばよ。んなことより折角二人でいるのになんで一人で瞑想する必要があんだってばよ!」
「……まあ、それもそうだな」
『楽しませて』
THE END
よく分からないことに……。
双方のぎこちない感じが書きたかったのですけど上手く書けてない*\(^o^)/*