人知れずの想い、死を以てしても
誰も知らなくていい。
皆、知らないはずだ。
オレが
彼奴を胸に思い浮かべるだけで、知らず知らずのうち張り詰めていたものが柔らかくなっていくのだとか、自尊心が安定していくのだとか、高揚していく心だとか、どこからか今までにないような力が湧くのだとか。
彼奴が掛けてくれた言葉が、どれだけ嬉しかっただとか。
どれだけそれが励みになっていたかだとか。
それがオレと彼奴との繋がりだった事だとか。
それが全ての者の中で一番で、それこそが亡き父の言葉に代わってオレの生きる糧だったことだとか。
知らなかっただろう?
彼奴のことを、愛してしまっただとか……。
言葉足らずの気持ちは死を以てしても、伝わらないのでしょうか。
THE END
暗い〜!!!
ネジはあんなにナルト大好きなのに、周りにもナルト本人にも伝わらないの文字通り墓場まで持っていく想いみたいなのもまた、良いと思いますね。
その人のために死ぬぐらい想っていても、だ〜〜れにも気づかれない!!
そんなの悲しくてエモいなと思う🥲
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