第八章 巻き戻しの街
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アレン「どうやら彼らも、街の人とは違うミランダさんの様子に目をつけ始めたようです」
そうアレンが言い終わる前に、カウンターや席に座っていた客が、次々に立ち上がった。
ス…ッと、イノセンスを発動させながら「なぜ、ミランダさんが他の人達と違い、奇怪の影響を受けないのか」とアレンが客を睨み付ける。
アレン「それはきっと、ミランダさんが原因のイノセンスに接触してる人物だからだ!!」
千代「────四精霊の竪琴 、第二開放・【破魔の弓矢】 」
四精霊の竪琴 を変換させ、火・水・風・土の四属性それぞれを矢に変えてアクマへと向ける。
ミランダ「え?」
カウンターに座っていたはずの客は、その姿を変え、レベル2のアクマへと成り果てていた。
アクマたちが攻撃を仕掛けると同時に、リナリーは黒い靴を発動させ、ミランダとともに店の外へと飛び出して行った。
─────────ある一室にある、古時計がゴーン、ゴーンと鐘を鳴らす。
それはまるで、これから起きることを予見しているようだった。
そんな街の外は、中とは違って土砂降りの雨が降り注いでいる。
少女「ここが巻き戻しの街かぁ」
ザー、ザーと降る雨の中で、一人の少女が傘をさしながら、城門へと手を伸ばす。
バチッ、バチチチッ
城門をくぐろうとすれば、結界が張られているのか、少女が前に進めば進むほど、身体が焼け焦げていく。
けれど、不思議なことに焼け焦げていたはずの身体が、徐々に修復していくのだ。
少女「おっ邪魔ぁ~~~」
そんなことに一切物動じず、彼女はぺろりと舌を舐めまわす。
ロード「ロード・キャメロットちゃん参上ぉ~~~~~」
───────────
───────
───
ベルリーニ酒屋にて。
未だアレンと私は、レベル2のアクマ3体と対峙していて、一体目はアレンが破壊した。
そんなときだった。
ピクッ
千代「!?……………何かが、来た………?」
制御ピアスをかけた状態でも感じられるほどの気配と声に少し、嫌な感じがした。
千代(────まさか、もう来たの………ッ?)
アクマ1《パングヴォイス!!!》
千代・アレン「「!?」」
ゲラゲラと笑い出すカボチャ頭のアクマが出す音波にやられ、頭がかち割れるほどの攻撃を受けてしまった。
アレン「ぐあっ、頭が………割れるっ……………!!」
千代「ぐ………っ、奏でろ、弐の音《ウンディーネ》!!!!」
水精〔クス………クスクス……………〕
千代「““氷柱の豪雨” ”!!」
若干であるけれど、水場がある場所で呼び出したウンディーネが先ほどの音波を出した奴に、きらりと凍てつく氷柱になった水で攻撃する。
アクマ2《風切鎌 !!》
千代「《シルフ》ッ!!“大気球の暴風” 」
ドドドドドドドッ!!!
アレン「つ………っ」
アクマの攻撃を打ち消すように、突風が吹き荒れるも、防ぎきれずに飛んでくる風の刃に必死で、彼の頭上で不気味な笑みが見えた気がした。
バッとそこをみれば、死角に入っていたアクマが、アレンを狙っているのに気づき、彼に向かって叫ぶ。
千代「!、アレン。上────っ!!!」
ドンッ
アレン「!、うわっ」
千代「チィ………ッ」
叫んだとほぼ同時に攻撃を避けたかに見えたが、ガクンッ、とよろめいた彼は右足をかばい始めた。
千代「(!、冷気を纏った炎………っ!?)
………アレン、じっとしてて。
星の瞬き、紡ぐ双星の流るる河よ。全てを癒し軌跡を叶え。
【天の川の軌跡 】」
すぐさま駆け寄れば、彼の足の周辺だけ冷気を纏っていた。
放っておけば凍傷になりかねないので、ペンダントを握りしめながら彼の足に手をかざす。
少しずつではあるものの、焼けただれたところが白い煙を巻き上げながら治っていく。
アクマ3「炎より熱いアイスファイヤー………」
そんな私達にじりじりとアクマ達が攻め寄ってくる。
ボッと燃え盛る冷気を纏う炎 はアクマが触れたところから、氷柱が立ち上がる。
アクマ3「少しでも触れる肉を焼き腐らせる。あっという間」
アクマ2「斬り裂こう、斬り裂こう」
アクマ1「ダメダメ。ボクのヴォイスで脳ミソを破壊した方が面白いよ」
アレン「……………。」
千代「……………。」
じりじりと詰め寄るアクマ達に、どう打開するか考えていると………。
アクマ2「斬り裂くんだよ」
アクマ3「いや、腐らせる」
アクマ1「脳ミソだってば!!」
………………。………なんか、言い争いしてきたぞ、こいつら。
アクマ達「ぐぬぬぬぬぬ………。
ジャンケンポン!あいこでポン!あいこでポン!!」
アレン「……………。(汗」
千代(じゃんけんで決めンのかよ!!!)
言い争いどころか、じゃんけんで決めようとするアクマ達に、(ガキか!!??仲良しか!!!?)と心の中で突っ込んでしまった。
ドドドドドッ
アクマ達「ギャ───────ッ」
勿論………長らく続くジャンケンなんか、待つ気にもなれないので、アレンと私が呆れた顔で撃ちまくる。
アクマ1「何すんだテメェらッ!!
ジャンケンのスキに攻撃するなんてヒキョーだぞ!!!」
アレン「そんなもん、待つわけ無いでしょ」
千代「つーか、敵の前で普通ジャンケンする?
バカなの?バカすぎるでしょ、お前ら」
弓に矢を充填させ、アレンは銃刀型を構え「いってぇええっ」とぎゃーぎゃー喚くアクマ達に「スキあらば撃つ!!」と2人揃って言い放つ。
そうアレンが言い終わる前に、カウンターや席に座っていた客が、次々に立ち上がった。
ス…ッと、イノセンスを発動させながら「なぜ、ミランダさんが他の人達と違い、奇怪の影響を受けないのか」とアレンが客を睨み付ける。
アレン「それはきっと、ミランダさんが原因のイノセンスに接触してる人物だからだ!!」
千代「────
ミランダ「え?」
カウンターに座っていたはずの客は、その姿を変え、レベル2のアクマへと成り果てていた。
アクマたちが攻撃を仕掛けると同時に、リナリーは黒い靴を発動させ、ミランダとともに店の外へと飛び出して行った。
─────────ある一室にある、古時計がゴーン、ゴーンと鐘を鳴らす。
それはまるで、これから起きることを予見しているようだった。
そんな街の外は、中とは違って土砂降りの雨が降り注いでいる。
少女「ここが巻き戻しの街かぁ」
ザー、ザーと降る雨の中で、一人の少女が傘をさしながら、城門へと手を伸ばす。
バチッ、バチチチッ
城門をくぐろうとすれば、結界が張られているのか、少女が前に進めば進むほど、身体が焼け焦げていく。
けれど、不思議なことに焼け焦げていたはずの身体が、徐々に修復していくのだ。
少女「おっ邪魔ぁ~~~」
そんなことに一切物動じず、彼女はぺろりと舌を舐めまわす。
ロード「ロード・キャメロットちゃん参上ぉ~~~~~」
───────────
───────
───
ベルリーニ酒屋にて。
未だアレンと私は、レベル2のアクマ3体と対峙していて、一体目はアレンが破壊した。
そんなときだった。
ピクッ
千代「!?……………何かが、来た………?」
制御ピアスをかけた状態でも感じられるほどの気配と声に少し、嫌な感じがした。
千代(────まさか、もう来たの………ッ?)
アクマ1《パングヴォイス!!!》
千代・アレン「「!?」」
ゲラゲラと笑い出すカボチャ頭のアクマが出す音波にやられ、頭がかち割れるほどの攻撃を受けてしまった。
アレン「ぐあっ、頭が………割れるっ……………!!」
千代「ぐ………っ、奏でろ、弐の音《ウンディーネ》!!!!」
水精〔クス………クスクス……………〕
千代「“
若干であるけれど、水場がある場所で呼び出したウンディーネが先ほどの音波を出した奴に、きらりと凍てつく氷柱になった水で攻撃する。
アクマ2《
千代「《シルフ》ッ!!
ドドドドドドドッ!!!
アレン「つ………っ」
アクマの攻撃を打ち消すように、突風が吹き荒れるも、防ぎきれずに飛んでくる風の刃に必死で、彼の頭上で不気味な笑みが見えた気がした。
バッとそこをみれば、死角に入っていたアクマが、アレンを狙っているのに気づき、彼に向かって叫ぶ。
千代「!、アレン。上────っ!!!」
ドンッ
アレン「!、うわっ」
千代「チィ………ッ」
叫んだとほぼ同時に攻撃を避けたかに見えたが、ガクンッ、とよろめいた彼は右足をかばい始めた。
千代「(!、冷気を纏った炎………っ!?)
………アレン、じっとしてて。
星の瞬き、紡ぐ双星の流るる河よ。全てを癒し軌跡を叶え。
【
すぐさま駆け寄れば、彼の足の周辺だけ冷気を纏っていた。
放っておけば凍傷になりかねないので、ペンダントを握りしめながら彼の足に手をかざす。
少しずつではあるものの、焼けただれたところが白い煙を巻き上げながら治っていく。
アクマ3「炎より熱いアイスファイヤー………」
そんな私達にじりじりとアクマ達が攻め寄ってくる。
ボッと燃え盛る
アクマ3「少しでも触れる肉を焼き腐らせる。あっという間」
アクマ2「斬り裂こう、斬り裂こう」
アクマ1「ダメダメ。ボクのヴォイスで脳ミソを破壊した方が面白いよ」
アレン「……………。」
千代「……………。」
じりじりと詰め寄るアクマ達に、どう打開するか考えていると………。
アクマ2「斬り裂くんだよ」
アクマ3「いや、腐らせる」
アクマ1「脳ミソだってば!!」
………………。………なんか、言い争いしてきたぞ、こいつら。
アクマ達「ぐぬぬぬぬぬ………。
ジャンケンポン!あいこでポン!あいこでポン!!」
アレン「……………。(汗」
千代(じゃんけんで決めンのかよ!!!)
言い争いどころか、じゃんけんで決めようとするアクマ達に、(ガキか!!??仲良しか!!!?)と心の中で突っ込んでしまった。
ドドドドドッ
アクマ達「ギャ───────ッ」
勿論………長らく続くジャンケンなんか、待つ気にもなれないので、アレンと私が呆れた顔で撃ちまくる。
アクマ1「何すんだテメェらッ!!
ジャンケンのスキに攻撃するなんてヒキョーだぞ!!!」
アレン「そんなもん、待つわけ無いでしょ」
千代「つーか、敵の前で普通ジャンケンする?
バカなの?バカすぎるでしょ、お前ら」
弓に矢を充填させ、アレンは銃刀型を構え「いってぇええっ」とぎゃーぎゃー喚くアクマ達に「スキあらば撃つ!!」と2人揃って言い放つ。