白いベットの上で困惑していると、窓の外からは何もないというか、道路とか街すら見えなかった。

というか、ここ、漫画か何かで見たことがあるような･･････。





千代「･･･いやいやいや、それはない。絶対にありえないってばさ」





何度も何度も目を擦りながら、晴れてのドッキリ作戦だった、ってことを期待しながら･･････夢だったと言うことを信じながら待つこと数時間――――――――







残念ながら、夢ではなかった説が有力だったようです。





千代(というかなんで、こうなった･･････？)





首をかしげながらこうなる前の記憶を思い返してみると、･･････そう言えば私、トラックに撥ねられてるわ。





千代(･･････････。もしや、それが原因ってわけじゃ･･････)





でも、それしかありえないんですケド。

ここでパニックになっててもしょうがないと軽く溜め息付く。

とりあえずは、と思ってベットから降りて、周りを見渡してから再び溜め息付くものの、困惑しきってて上手く落ち着けない。





千代「･･････ま、まずは落ち着いてから、状況を把握しなきゃ･･･だけど」









無理、むりむりむりｍ･･････見渡しながら考えても、頭がさらに痛くなるっ！！







千代「･･･ああ。なんて厄日なの？」





本当に頭を打ってしまったのかと、頭を抱える。今私の目に映っているのは、漫画で見た通りの「Ｄグレ」の世界だった。


見るからにリアルすぎだ。





千代「そうだ。私、頭を打ったから夢を見てるんだ。きっとそうに違いｎ――――――」



？「婦長――――っ！！この子、目ぇ覚ましたさぁっ！！」



千代「にょわ――――っ！？」





現実逃避しようとした私に、キーーーンッと耳鳴りが響く。