第七章 主人公との邂逅
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もちろん、後ろには神田とアレンもいる。
千代「リナリー!リーバー班長!
丁度いいところに」
リナリー「あら?千代、ここにいたの?」
まあね、と答えるとアレンの腕に気づく。
千代「あ、アレン。腕、もう治してもらったんだ?」
アレン「千代、僕・・・・・・もう二度とコレ、傷つけないようにしますね・・・・・・」
千代「・・・・・・え、うん。そうだね・・・?」
どこか遠い目で自分の左腕をぎゅっと握り閉めた彼に、私は苦笑する。
千代「ところで、二人はこれから任務なの?」
リーバー「そうだった。室長!コムイ室長!!」
思い出したかのようにリーバーが彼の肩を揺するが、全く起きる気配がない。
仕方がない、とリーバーがコムイの耳元に口を寄せる。
リーバー「リナリーと千代が結婚するって言ってるぞー」
そう、低い声でボソッと囁くと―――――――――――
コムイ「リナリィィィ~~!!千代ちゃああん!!
二人ともお兄ちゃんに黙ってひどいよぉ!!!」
大泣きしながら、ガバァッと起きたコムイを背に、「悪いな。このネタでしか起きねぇんだ、この人」と説明するリーバーに若干引き気味のアレンと神田。
やっぱり慣れないのか、恥ずかしそうに俯くリナリーに対し、コレに匹敵するほどの強敵がいることを知っているからか、私は軽く笑うしかなかった。
コムイ「ごめんね~、徹夜だったもんで」
リーバー「オレもッスけど」
あはは、と頭を掻く彼の横で、リーバー班長は慣れたツッコミを入れる。
けれど、すぐさま室長の顔に戻ったコムイさんは、神田とアレンに任務の説明を始める。
千代(・・・・・・うん、あの一瞬で仲が悪くなったな?・・・・・この二人)
そんな彼らにも苦笑する私はリナリーと一緒に、二人に資料を渡すなど、リーバー班長の手伝いをする。
コムイさんが彼らに説明している傍らで、「そういえば」とリーバー班長に小さく耳打ちする。
千代「最近、私に任務が回ってこないね?」
「なんでだろ?」と聞くと、「そりゃあそうだろう」と言われた。
リーバー「だって千代はこないだ長期任務から帰ったばかりだろ?
それに、ラビも任務から帰ってくるんだ。
アイツ、千代がいないと、すげぇうるさいんだよな・・・・・・」
千代「そういうものなの?」
リーバー「・・・・・・・・・ったく、この一年で戦闘狂にでもなったか?」
呆れながらそう言うリーバー班長に「ちがいますー。なってませんよーだ」と舌を出しながらそう言う。
千代「・・・・・・あ、そうだった。ラビの帰着って何時頃になるのか聞こうと思ってきたんだけど」
リーバー「ああ、それなら確か夕方五時頃だったと思うぞ?
特にケガもしていないみたいだから、心配すんな」
リーバーはぽんっと私の頭をなでる。
それが異様にくすぐったくてのけぞる。
千代「いや、別に心配はしていないんだけど、帰ってきたら、早速稽古相手してもらいたくてさ」
リーバー「・・・・・・。お前、鬼だな・・・・・・(ラビ、どんまい・・・・・・)」
千代「なんで?」
リーバー「いや、なんでもねえよ。
少しは休ませてあげろよ?」
千代「?、うん(・・・・・・?何で苦笑してるの?)」
今はイヤリングしているから、彼らの心情は聞こえない。
だから、何で苦笑しているのか分からないけど、そんな話しをしていたら、任務の説明はもう終わっていたらしい。
これからみんなで地下水路まで見送りに行くことになった。
リナリー「ちょっと大きいね」
千代「ほんとだ。
でもまあ、あとで背も伸びるし……今のところ似合ってるから、いいんじゃない?」
アレン「これ、着なきゃいけないんですか?」
アレンの団服を触ってみると、肩口に若干の隙間があり、袖も長めに作られている。
それに、数あるエクソシストの中でも、フード付きの団服、というのはアレンだけで。
・・・・・・・恐らく、まだ少年の彼にしては珍しい『白い髪』を隠すためだと思う。
“ぴょこん”
そんなとき、ぶかっとした彼の袖から金色のゴーレムが飛び出してきた。
千代・アレン「「ティムキャンピー!!」」
アレン「どこ行ってたんだ、お前?」
千代「いやぁあああっ、生ティム!!!
めっちゃかわいい!!!!」
生でティムキャンピーを見れたからか、すごいテンションで彼が手の甲に乗ると「はじめまして」と挨拶をする。
千代「私は鏡月千代。よろしくね、ティム。
だいぶ小さくなったみたいだけど、元気だった?」
ティム「♪」
ティムは嬉しそうに羽を羽ばたかせると、私の頬に擦り寄ってきた。
・・・・・・・・ああ、もう、昇天してもいいかも↑おい。
かわいすぎる!!!天使、天使だってばこれ!!!!!
リナリー「ふふっ、千代ったら、ティムに夢中ね」
「かわいいのに目がないんだから」と笑うリナリーに、むすっとした顔を向ける。
千代「だってぇ、かわいいんだもん。ね、ティム。今度一緒に遊ぼう?」
そういうと、嬉しいと言わんばかりに、私の周りをぐるぐると旋回するティム。
あー……もー……かわいい♡♡♡♡
千代「・・・・・・あ、そうだった。
神田、あんまり無茶しないようにね?」
神田「ああ」
ぶっきらぼうにそう答える神田は、千代に背を向けてさっさと船に乗り込む。
トム「すみません、アレン殿!!もうお時間がありませんので・・・」
アレン「わわっ、すみません」
そう言うファインダーのトム。
彼とは、アレンが来る少し前に、ラビと一緒に任務に行ったことがある。
千代「トム!こないだの調査から帰ったばかりで、疲れてると思うけど、二人のことお願いね」
トム「かしこまりました、千代殿」
アレン達を乗せた船は、ようやく船着き場を離れる。
遠ざかっていく船に向かって、コムイさんが声をかける。
コムイ「あ。アレン君!!
ティムキャンピーには映像記録機能があってね。キミの過去を少し見させてもらったよ~。
だから徹夜しちゃったんだけど」
そんなことを笑顔でさらっと言ってのけるコムイさんだったけど、たった一晩でその記録量を見たとなると、やっぱり、コムイさんとリーバー班長・・・・・・二人の力量を思い知らされる。
さも、大した負担でもないかのように、責任ある立場である彼らは笑顔で手を振る。
コムイ・リーバー「「行ってらっしゃい」」
千代・リナリー「「三人とも、気をつけてね!!!」」
私もリナリーも、彼らの無事の帰還を祈り、大きく手を振った。
千代「リナリー!リーバー班長!
丁度いいところに」
リナリー「あら?千代、ここにいたの?」
まあね、と答えるとアレンの腕に気づく。
千代「あ、アレン。腕、もう治してもらったんだ?」
アレン「千代、僕・・・・・・もう二度とコレ、傷つけないようにしますね・・・・・・」
千代「・・・・・・え、うん。そうだね・・・?」
どこか遠い目で自分の左腕をぎゅっと握り閉めた彼に、私は苦笑する。
千代「ところで、二人はこれから任務なの?」
リーバー「そうだった。室長!コムイ室長!!」
思い出したかのようにリーバーが彼の肩を揺するが、全く起きる気配がない。
仕方がない、とリーバーがコムイの耳元に口を寄せる。
リーバー「リナリーと千代が結婚するって言ってるぞー」
そう、低い声でボソッと囁くと―――――――――――
コムイ「リナリィィィ~~!!千代ちゃああん!!
二人ともお兄ちゃんに黙ってひどいよぉ!!!」
大泣きしながら、ガバァッと起きたコムイを背に、「悪いな。このネタでしか起きねぇんだ、この人」と説明するリーバーに若干引き気味のアレンと神田。
やっぱり慣れないのか、恥ずかしそうに俯くリナリーに対し、コレに匹敵するほどの強敵がいることを知っているからか、私は軽く笑うしかなかった。
コムイ「ごめんね~、徹夜だったもんで」
リーバー「オレもッスけど」
あはは、と頭を掻く彼の横で、リーバー班長は慣れたツッコミを入れる。
けれど、すぐさま室長の顔に戻ったコムイさんは、神田とアレンに任務の説明を始める。
千代(・・・・・・うん、あの一瞬で仲が悪くなったな?・・・・・この二人)
そんな彼らにも苦笑する私はリナリーと一緒に、二人に資料を渡すなど、リーバー班長の手伝いをする。
コムイさんが彼らに説明している傍らで、「そういえば」とリーバー班長に小さく耳打ちする。
千代「最近、私に任務が回ってこないね?」
「なんでだろ?」と聞くと、「そりゃあそうだろう」と言われた。
リーバー「だって千代はこないだ長期任務から帰ったばかりだろ?
それに、ラビも任務から帰ってくるんだ。
アイツ、千代がいないと、すげぇうるさいんだよな・・・・・・」
千代「そういうものなの?」
リーバー「・・・・・・・・・ったく、この一年で戦闘狂にでもなったか?」
呆れながらそう言うリーバー班長に「ちがいますー。なってませんよーだ」と舌を出しながらそう言う。
千代「・・・・・・あ、そうだった。ラビの帰着って何時頃になるのか聞こうと思ってきたんだけど」
リーバー「ああ、それなら確か夕方五時頃だったと思うぞ?
特にケガもしていないみたいだから、心配すんな」
リーバーはぽんっと私の頭をなでる。
それが異様にくすぐったくてのけぞる。
千代「いや、別に心配はしていないんだけど、帰ってきたら、早速稽古相手してもらいたくてさ」
リーバー「・・・・・・。お前、鬼だな・・・・・・(ラビ、どんまい・・・・・・)」
千代「なんで?」
リーバー「いや、なんでもねえよ。
少しは休ませてあげろよ?」
千代「?、うん(・・・・・・?何で苦笑してるの?)」
今はイヤリングしているから、彼らの心情は聞こえない。
だから、何で苦笑しているのか分からないけど、そんな話しをしていたら、任務の説明はもう終わっていたらしい。
これからみんなで地下水路まで見送りに行くことになった。
リナリー「ちょっと大きいね」
千代「ほんとだ。
でもまあ、あとで背も伸びるし……今のところ似合ってるから、いいんじゃない?」
アレン「これ、着なきゃいけないんですか?」
アレンの団服を触ってみると、肩口に若干の隙間があり、袖も長めに作られている。
それに、数あるエクソシストの中でも、フード付きの団服、というのはアレンだけで。
・・・・・・・恐らく、まだ少年の彼にしては珍しい『白い髪』を隠すためだと思う。
“ぴょこん”
そんなとき、ぶかっとした彼の袖から金色のゴーレムが飛び出してきた。
千代・アレン「「ティムキャンピー!!」」
アレン「どこ行ってたんだ、お前?」
千代「いやぁあああっ、生ティム!!!
めっちゃかわいい!!!!」
生でティムキャンピーを見れたからか、すごいテンションで彼が手の甲に乗ると「はじめまして」と挨拶をする。
千代「私は鏡月千代。よろしくね、ティム。
だいぶ小さくなったみたいだけど、元気だった?」
ティム「♪」
ティムは嬉しそうに羽を羽ばたかせると、私の頬に擦り寄ってきた。
・・・・・・・・ああ、もう、昇天してもいいかも↑おい。
かわいすぎる!!!天使、天使だってばこれ!!!!!
リナリー「ふふっ、千代ったら、ティムに夢中ね」
「かわいいのに目がないんだから」と笑うリナリーに、むすっとした顔を向ける。
千代「だってぇ、かわいいんだもん。ね、ティム。今度一緒に遊ぼう?」
そういうと、嬉しいと言わんばかりに、私の周りをぐるぐると旋回するティム。
あー……もー……かわいい♡♡♡♡
千代「・・・・・・あ、そうだった。
神田、あんまり無茶しないようにね?」
神田「ああ」
ぶっきらぼうにそう答える神田は、千代に背を向けてさっさと船に乗り込む。
トム「すみません、アレン殿!!もうお時間がありませんので・・・」
アレン「わわっ、すみません」
そう言うファインダーのトム。
彼とは、アレンが来る少し前に、ラビと一緒に任務に行ったことがある。
千代「トム!こないだの調査から帰ったばかりで、疲れてると思うけど、二人のことお願いね」
トム「かしこまりました、千代殿」
アレン達を乗せた船は、ようやく船着き場を離れる。
遠ざかっていく船に向かって、コムイさんが声をかける。
コムイ「あ。アレン君!!
ティムキャンピーには映像記録機能があってね。キミの過去を少し見させてもらったよ~。
だから徹夜しちゃったんだけど」
そんなことを笑顔でさらっと言ってのけるコムイさんだったけど、たった一晩でその記録量を見たとなると、やっぱり、コムイさんとリーバー班長・・・・・・二人の力量を思い知らされる。
さも、大した負担でもないかのように、責任ある立場である彼らは笑顔で手を振る。
コムイ・リーバー「「行ってらっしゃい」」
千代・リナリー「「三人とも、気をつけてね!!!」」
私もリナリーも、彼らの無事の帰還を祈り、大きく手を振った。