第七章 主人公との邂逅
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リナリー「私は室長助手のリナリー。室長のところまで案内するわね」
アレン「よろしく。アレン・ウォーカーです」
千代「改めて、よろしくね、アレン。
私は鏡月千代。
千代がファーストネームだから、好きに呼んでね」
アレン「よろしくお願いします、千代」
ふにゃりと笑いながらアレンと握手を交わす。
アレンはほんのり顔を赤らめながら、ニッコリと笑い返した。
千代「・・・・・・・・・じゃ、またね」
アレン「はい、また」
私と別れたアレンは、リナリーと共に教団内を巡ろうとしていたとき、無言で立ち去ろうとする長髪の彼に「あ、神田」と声をかける。
けれど、神田は鋭い目つきで睨み付けながら、アレンの方を振り返った。
アレン「・・・・・・って、名前でしたよね・・・・・・?よろしく」
神田「・・・・・・呪われている奴と握手なんてするかよ」
アレンの手を見るなり、冷たく言い放つ神田は、カツカツと、その場を去ってしまった。
アレン(差別・・・・・・っ!!)
リナリー「・・・・・・もう、そんな言い方しなくてもいいのに・・・・・・。
アレン君、ごめんなさい。きっと任務帰りで気が立ってるのね・・・・・・」
そんな会話を制御ピアス無しで、教団内の廊下で歩きながら聞かれているとは知らないアレンは「大丈夫ですよ」とリナリーに答える。
ははっと苦笑いを返す彼らの話を聞いていた私は溜め息をこぼしていた。
千代「・・・・・・さて、と。私もこの能力をコントロールしておかないと・・・・・・」
「あ、でもメンテナンスがまず先か・・・・・・」と嫌そうに深いため息をつきながら、千代は室長であるコムイの元へ向かったのだが、どうも先客が彼の元にいたようで、仕方なく森へと向かうのだった。
────────────
──────────
────────
─────
千代「・・・・・・スー・・・ハー・・・」
森へ着いたとたん、イヤリングを外した状態で湖のところまで行ってから、座禅を組み、精神統一をする。
すると色んなところから、心の声が一斉に聞こえてきた。
憎しみを放つような心、誰かを慈しむ心、悲しみに暮れる心、そして────────
誰かを愛する心。
もう、自分には関係ないと思ってた。そんな心の声が聞こえてきたとたんに、「まだまだだな」と小さく笑う。
─────アレン・ウォーカーと同じアクマと人間を区別する能力。
何故だか分からないけれど、前にこの状態でイノセンス探ししていたら、アクマが目の前に広がっていたのが見えて、思わず神田をぶん殴ってしまったことがある。
千代(だから、今不機嫌真っ只中なんだけど・・・・・・)
まあ、彼がその程度で不機嫌になるかというと、それだけじゃないのだが、そうこうしているうちに、フッと元の姿へと戻ってしまった。
千代「・・・・・・ふぅ、やっぱり持続はそうも続かないか」
どっと身体中が汗ばむのを感じた。
どうも意識的にすると、体力を大幅に消耗するらしい。
千代(それじゃ無意識でも、気絶するわけだわ)
怒りなんかの感情に任せて、無意識的になっていたけど、それが切れるといつものごとく、気絶することが何度もあった。←初任務の時とか。
今のモード(ここでは覚醒モードと呼ばせてもらうけど)はあのときから時間を計った結果、最悪30秒、長く持って1分半ぐらいだった。
千代「まあ、今回は仕方がないとはいえ、次は逃さないから・・・・・・ね?」
“彼女”は、この森の奥にいる。
気配はしっかりと感じ取れたから、確信が持てるし、なにより、あの時の言葉の意味を知れるのがそう遠くない。
千代「・・・・・・・・さて、そろそろ戻るとするかな」
イヤリングする前に、アレン達の会話が一通り終わったみたいだし。
ひとまず部屋に戻って汗を流した後、司令室へ向かった。
任務・・・・・・というわけでもない。
丁度イヤリングのメンテナンスを受けたかったし、今日ラビが帰ってくる日なので、何時頃になるのか知りたかっただけ。
千代「コムイさん?入りますよ──・・・・・・って、あらら」
部屋に入ると、コムイは机に突っ伏して寝ていた。
まあ、いつも見る光景だけど、さすがに風邪を引きそうでならない。
千代「しかも、コーヒー零しちゃってるし・・・・・・。
ちょっとコムイさん、こんなところで寝ないで」
倒れているマグカップを元に戻してから、汚れてしまった書類や机を拭き、彼をベットへ向かわせるために身体を揺する。
けれど、よっぽど疲れているらしく、揺すっても起きない。
こうなった以上、どうすることもできないので、部屋から出ようとしたとき、
─────ガチャ
という音と共にリナリーとリーバー班長が入ってきた。
アレン「よろしく。アレン・ウォーカーです」
千代「改めて、よろしくね、アレン。
私は鏡月千代。
千代がファーストネームだから、好きに呼んでね」
アレン「よろしくお願いします、千代」
ふにゃりと笑いながらアレンと握手を交わす。
アレンはほんのり顔を赤らめながら、ニッコリと笑い返した。
千代「・・・・・・・・・じゃ、またね」
アレン「はい、また」
私と別れたアレンは、リナリーと共に教団内を巡ろうとしていたとき、無言で立ち去ろうとする長髪の彼に「あ、神田」と声をかける。
けれど、神田は鋭い目つきで睨み付けながら、アレンの方を振り返った。
アレン「・・・・・・って、名前でしたよね・・・・・・?よろしく」
神田「・・・・・・呪われている奴と握手なんてするかよ」
アレンの手を見るなり、冷たく言い放つ神田は、カツカツと、その場を去ってしまった。
アレン(差別・・・・・・っ!!)
リナリー「・・・・・・もう、そんな言い方しなくてもいいのに・・・・・・。
アレン君、ごめんなさい。きっと任務帰りで気が立ってるのね・・・・・・」
そんな会話を制御ピアス無しで、教団内の廊下で歩きながら聞かれているとは知らないアレンは「大丈夫ですよ」とリナリーに答える。
ははっと苦笑いを返す彼らの話を聞いていた私は溜め息をこぼしていた。
千代「・・・・・・さて、と。私もこの能力をコントロールしておかないと・・・・・・」
「あ、でもメンテナンスがまず先か・・・・・・」と嫌そうに深いため息をつきながら、千代は室長であるコムイの元へ向かったのだが、どうも先客が彼の元にいたようで、仕方なく森へと向かうのだった。
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千代「・・・・・・スー・・・ハー・・・」
森へ着いたとたん、イヤリングを外した状態で湖のところまで行ってから、座禅を組み、精神統一をする。
すると色んなところから、心の声が一斉に聞こえてきた。
憎しみを放つような心、誰かを慈しむ心、悲しみに暮れる心、そして────────
誰かを愛する心。
もう、自分には関係ないと思ってた。そんな心の声が聞こえてきたとたんに、「まだまだだな」と小さく笑う。
─────アレン・ウォーカーと同じアクマと人間を区別する能力。
何故だか分からないけれど、前にこの状態でイノセンス探ししていたら、アクマが目の前に広がっていたのが見えて、思わず神田をぶん殴ってしまったことがある。
千代(だから、今不機嫌真っ只中なんだけど・・・・・・)
まあ、彼がその程度で不機嫌になるかというと、それだけじゃないのだが、そうこうしているうちに、フッと元の姿へと戻ってしまった。
千代「・・・・・・ふぅ、やっぱり持続はそうも続かないか」
どっと身体中が汗ばむのを感じた。
どうも意識的にすると、体力を大幅に消耗するらしい。
千代(それじゃ無意識でも、気絶するわけだわ)
怒りなんかの感情に任せて、無意識的になっていたけど、それが切れるといつものごとく、気絶することが何度もあった。←初任務の時とか。
今のモード(ここでは覚醒モードと呼ばせてもらうけど)はあのときから時間を計った結果、最悪30秒、長く持って1分半ぐらいだった。
千代「まあ、今回は仕方がないとはいえ、次は逃さないから・・・・・・ね?」
“彼女”は、この森の奥にいる。
気配はしっかりと感じ取れたから、確信が持てるし、なにより、あの時の言葉の意味を知れるのがそう遠くない。
千代「・・・・・・・・さて、そろそろ戻るとするかな」
イヤリングする前に、アレン達の会話が一通り終わったみたいだし。
ひとまず部屋に戻って汗を流した後、司令室へ向かった。
任務・・・・・・というわけでもない。
丁度イヤリングのメンテナンスを受けたかったし、今日ラビが帰ってくる日なので、何時頃になるのか知りたかっただけ。
千代「コムイさん?入りますよ──・・・・・・って、あらら」
部屋に入ると、コムイは机に突っ伏して寝ていた。
まあ、いつも見る光景だけど、さすがに風邪を引きそうでならない。
千代「しかも、コーヒー零しちゃってるし・・・・・・。
ちょっとコムイさん、こんなところで寝ないで」
倒れているマグカップを元に戻してから、汚れてしまった書類や机を拭き、彼をベットへ向かわせるために身体を揺する。
けれど、よっぽど疲れているらしく、揺すっても起きない。
こうなった以上、どうすることもできないので、部屋から出ようとしたとき、
─────ガチャ
という音と共にリナリーとリーバー班長が入ってきた。