第五章 目覚める力
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倒して倒して、倒しまくってからどんどんと状況がおかしいことに気付いたのは、しばらく経ってからだった。
千代(・・・・・・おかしい。減るどころか、増えてる気がする)
確か、レベル2のアクマはラビが引き受けていたから、2体のだったはずだ・・・・・・。
多分・・・・・・二手に分かれて始末しようとしたのだろうか、それとも偶然にこっちへと来てしまったのか、目的は何であれ、アクマとしてはやけに計算高いことをする。
そこまではまだいい。さっさと倒すにこしたこと無いし、向こうから出向いてくれたのなら、やりやすくて助かる。
だけれど、今の状況はそう簡単に倒させてはくれないらしい。
千代(ざっと数えて10体・・・・・・いや、それ以上か・・・?)
戦って分かったことだけれど、目の前にいるこのアクマはどうも分裂出来るタイプで、残骸があればあるほど・・・数が増えていくようだ。
それに気付いたときにはもう既に遅く、目の前を覆い尽くすほどの同じ顔したアクマが、私を追い詰めていく。
もう後がない私は、ギリッと歯を噛みしめた。
必死に打開策を頭の中でフル回転させる。けれど、これといったモノがなかなか出てこない。
アクマ「「キヒヒヒ・・・ッ、てこずらせやがって」」
千代(どうする・・・どうすれば・・・・・・っ!?)
――――――― 千代ちゃん、これは一体・・・ ―――――――
――――――― ああ・・・、それは【水精の水牢 】といって・・・ ―――――――
ふと、コムイさん達の時と、ファインダー達との会話が頭をよぎる。
千代(・・・・・・そうだ、水牢を使えば・・・・・・っ!!)
水精の水牢は、対象者を水の球体に閉じ込める結界であり、術者の意志によって窒息させる事が出来る。
ただ、あの時アクマの弾撃にやられてしまったように、レベル1以上から受ける攻撃には耐えきれない。
それなら、水の結界を更に水で覆ってしまえば、外部はおろか、内部からの攻撃も防いでしまえるのではないか。
原理としては、結界を更に水で覆うから、水圧によって真空状態になったため、より強固な結界となる。
勿論、そうなってしまえば、防音にも優れてしまうのだろうけど、実際にやってみていないから、これは推測に過ぎない。
千代(・・・・・・それでも、やってみるだけの価値はある)
千代(・・・・・・おかしい。減るどころか、増えてる気がする)
確か、レベル2のアクマはラビが引き受けていたから、2体のだったはずだ・・・・・・。
多分・・・・・・二手に分かれて始末しようとしたのだろうか、それとも偶然にこっちへと来てしまったのか、目的は何であれ、アクマとしてはやけに計算高いことをする。
そこまではまだいい。さっさと倒すにこしたこと無いし、向こうから出向いてくれたのなら、やりやすくて助かる。
だけれど、今の状況はそう簡単に倒させてはくれないらしい。
千代(ざっと数えて10体・・・・・・いや、それ以上か・・・?)
戦って分かったことだけれど、目の前にいるこのアクマはどうも分裂出来るタイプで、残骸があればあるほど・・・数が増えていくようだ。
それに気付いたときにはもう既に遅く、目の前を覆い尽くすほどの同じ顔したアクマが、私を追い詰めていく。
もう後がない私は、ギリッと歯を噛みしめた。
必死に打開策を頭の中でフル回転させる。けれど、これといったモノがなかなか出てこない。
アクマ「「キヒヒヒ・・・ッ、てこずらせやがって」」
千代(どうする・・・どうすれば・・・・・・っ!?)
――――――― 千代ちゃん、これは一体・・・ ―――――――
――――――― ああ・・・、それは【
ふと、コムイさん達の時と、ファインダー達との会話が頭をよぎる。
千代(・・・・・・そうだ、水牢を使えば・・・・・・っ!!)
水精の水牢は、対象者を水の球体に閉じ込める結界であり、術者の意志によって窒息させる事が出来る。
ただ、あの時アクマの弾撃にやられてしまったように、レベル1以上から受ける攻撃には耐えきれない。
それなら、水の結界を更に水で覆ってしまえば、外部はおろか、内部からの攻撃も防いでしまえるのではないか。
原理としては、結界を更に水で覆うから、水圧によって真空状態になったため、より強固な結界となる。
勿論、そうなってしまえば、防音にも優れてしまうのだろうけど、実際にやってみていないから、これは推測に過ぎない。
千代(・・・・・・それでも、やってみるだけの価値はある)