ラビ「よろしくさー」



千代「･･････あ、そうだ」





私はふとアレが入っていたのを思い出して、自分のポケットの中を探る。

それを見ている二人は、私が何をしているのか、分からない様子で顔を見合わせていた。





千代「･･････あ、ちょうど三つだ。はいこれ」







･･･ってあれ、このアメ･･････？

どこかで同じものを見た気がしたけど、どこだったっけ････？





千代(･･････そういえば、あの映像にもアメがあった気が･･･)



ルク「これは･･････頂いてよろしいんですか？」



ラビ「へー、変わったキャンディーさね？」





私が取り出したのは、三つの味があるアメ玉(まあ、ここではキャンディーね)だった。





千代「確かに、見たことないもんね。パッケージ入りのアメって。･･･もし良かったら、好きなの取ってって？」





「さっきのお詫びでもあるからさ」と苦笑いをしながら、二人にアメを差し出す。





ルク「お詫びだなんてそんな･･･お気になさらなくても･･････」



ラビ「そうさ、別に気にしてねぇって」





う～ん、まあ、確かにそうなんだろうけどさ。
それじゃ、私の気がすまないって言うか･･････(笑)



千代「んじゃあさ、お近づきのシルシってことで、受け取ってくれない？」