第三夜 私のイノセンス
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千代「んー、分かるっていうか。
リナリー達からどうやって逃れようかと迷っていた時、頭の中から聞こえたって感じ・・・・・・かな」
まあ、今となっては結果オーライだけど、そうじゃなくても聞こえるようにはなれたと思う。
なんせ、漫画の世界なんだから、何だって修正は出来ると思うし・・・。
千代(・・・・・あ、でも。修正する事が出来るんだったら、私が入ったことで時空のゆがみ?的なのも起こってくるんじゃ・・・?)
あり得ない話ではないよね。
むしろ、本来の話とは違う方向へ進んでしまうなら、それをどこかで軌道修正しないと結末が定まらないまま、完結へと進んでいけないから。
ヘブラスカ「・・・千代」
千代「?、何?ヘブラスカ」
いきなりヘブラスカに呼ばれ、顔を上げる。
表情はよく読めないけど、真面目な雰囲気は伝わってくる。
ヘブラスカ「お前のイノセンスは、予見者を捕らえる・・・」
千代「―――!」
その『予見者』って言葉にどきっとしたけれど、気にしないフリして話を聞いていた。
ヘブラスカ「幾筋ものの道のうち、一つを示す予見者・・・だが、道は一つではない・・・・・・」
ラビ「どういう事さ?」
ヘブラスカ「・・・分からない・・・イノセンスに捕らえられたその者は、道筋を見守る『傍観者』となるだろう」
千代「『傍観者』・・・・・・」
ヘブラスカ「そうだ・・・そして、後にお前は災いをもたらす存在と邂逅 を果たす・・・・・・それと同時に古(いにしえ)に滅びし力を手にするだろう」
千代「・・・・・・?滅びし、力・・・・・・?」
ヘブラスカ「少なくとも、私にはそう感じられた・・・・・・」
『予見者』に『傍観者』・・・・・・。
漫画を読み、その先の行方を知っている別世界から来たイレギュラーな存在で、そして――。
その事に気付いた私は、ぶるりと身震いをした。
もしかしたらって思う自分を頭の隅に追いやった。
・・・・・・でも、ヘブラスカの言っていた“滅びし力”って、一体何なんだろう・・・・・・?
コムイ「へぇ~、変わった『予言』だね」
千代「・・・コムイさん」
ラビ「ヘブラスカの予言は、よく当たるんさ」
コムイ「君も、ヘブラスカと違った形で、先を見通せるのかもね」
リナリー達からどうやって逃れようかと迷っていた時、頭の中から聞こえたって感じ・・・・・・かな」
まあ、今となっては結果オーライだけど、そうじゃなくても聞こえるようにはなれたと思う。
なんせ、漫画の世界なんだから、何だって修正は出来ると思うし・・・。
千代(・・・・・あ、でも。修正する事が出来るんだったら、私が入ったことで時空のゆがみ?的なのも起こってくるんじゃ・・・?)
あり得ない話ではないよね。
むしろ、本来の話とは違う方向へ進んでしまうなら、それをどこかで軌道修正しないと結末が定まらないまま、完結へと進んでいけないから。
ヘブラスカ「・・・千代」
千代「?、何?ヘブラスカ」
いきなりヘブラスカに呼ばれ、顔を上げる。
表情はよく読めないけど、真面目な雰囲気は伝わってくる。
ヘブラスカ「お前のイノセンスは、予見者を捕らえる・・・」
千代「―――!」
その『予見者』って言葉にどきっとしたけれど、気にしないフリして話を聞いていた。
ヘブラスカ「幾筋ものの道のうち、一つを示す予見者・・・だが、道は一つではない・・・・・・」
ラビ「どういう事さ?」
ヘブラスカ「・・・分からない・・・イノセンスに捕らえられたその者は、道筋を見守る『傍観者』となるだろう」
千代「『傍観者』・・・・・・」
ヘブラスカ「そうだ・・・そして、後にお前は災いをもたらす存在と
千代「・・・・・・?滅びし、力・・・・・・?」
ヘブラスカ「少なくとも、私にはそう感じられた・・・・・・」
『予見者』に『傍観者』・・・・・・。
漫画を読み、その先の行方を知っている別世界から来たイレギュラーな存在で、そして――。
その事に気付いた私は、ぶるりと身震いをした。
もしかしたらって思う自分を頭の隅に追いやった。
・・・・・・でも、ヘブラスカの言っていた“滅びし力”って、一体何なんだろう・・・・・・?
コムイ「へぇ~、変わった『予言』だね」
千代「・・・コムイさん」
ラビ「ヘブラスカの予言は、よく当たるんさ」
コムイ「君も、ヘブラスカと違った形で、先を見通せるのかもね」