〈第２開放〉





【竜の逆鱗】（ ドラゴネア・ドライブディオーネ）



適合者の周りに、至るところから魔方陣のようなモノが浮かび上がり、レーザービームを連射する。
たまに本物の竜が出現し、標的（ターゲット）に向かって咆哮を仕掛けたり、その場で食らいつくしたりすることもある。






【口寄せ】


これは彼女のイノセンス特有の能力で、自身の中に封印されているバケモノを召喚することができる。
だが、その際に自身の血を大量に消費するため、多くは使えない。







【竜姫の子守り歌】



全てのイノセンスを扱う時、またはそれ以外の時に発動される。
その歌声は誰もが魅了する天使の音色で、所有者の感情とともに力を増し、鎖を強めたり荊を出現させたりすることが可能。






【竜の共食い式封印・血竜石】



ある王女がこれを用いて亡くなったとされる、きわめて危険な封印式。
水牢を使って、かつての古傷を開かせ、己の血で充満した水に閉じ込める事が出来るが、大量に血を消耗するどころか、最悪の場合、死を招く可能性もある。

また、これを用いたら最後、もう二度と生きて帰ることはない。








〈　特例　〉




【大海精の水牢】（ ネレイデス・カルセル）


基本的には水精の水牢（ナイアス・カルセル）同様、水の結界に特定の人を閉じ込めることができる。
ただちょっと違うのが、水牢よりも大勢の人を囲い、アクマ達から守ることができる。

※例えば、水牢は１人から４人以上は能力的に大変で難しいが、大水牢は一瞬で街をも囲ってしまうほどの威力。

もちろん、水牢の巨大版なので、体力の消耗は激しく、一度しか使えない。





【古代魔法の粛清】（ グランデ・シュリアス）


これは彼女特有の力、ともいえる。

幼い頃に化け物として備わった力を制御（リミッター）で抑えつけていた。それを外すことでフェンリルを呼び出さなくても、街ひとつ滅ぼしかねない。
制御を解除することで、彼女の髪型や、色など全て変化する。

またイノセンスも同様で、竜の守り石は鎖骨あたりに一体化したり、「猛獣ト霊獣ノ契約指輪（ビースト・リング）」、「四精霊の竪琴（エレメント・ハープ）」の力を最大限に引き出すことが出来る。

が、その『最大限』という値の上限が底知れないので、一つでも発動させれば、街どころで済む問題ではなくなる。