全員で唸りながら、考えるけど、全く分からずじまいで、数分してみんな溜め息を付いた。

そんな時、ふと何かを思いついたらしいリナリーが「ねえ、ヘブラスカなら、何か分かるんじゃないかしら？」と言ってきた。

確かに、ヘブラスカには予言とかあるし、この事について、彼女なら何か分かるかも知れない。

妹の提案に頷くコムイさんも「そうだね。ヘブ君の所へ行けば、何か良い考えが聞けるかも知れない」と言う。





＊　＊　＊　＊　＊　＊





と言う訳で私達は、リー兄妹の提案に沿って、五人でヘブラスカの元へ向かっていた。





千代(うっわ～、広い)





とりあえずヘブラスカの間に着いた･･････けど、うん。

漫画同様、やっぱり広かった。





千代(そして、デカイ)





コレでアレってことなんだよね？

あのアレンが気持ち悪がるの、分かる気がする。

そんな事を思っていたら、私達に気付いたヘブラスカが話しかけてきた。





ヘブラスカ「コムイか･･･何の･･･用･･･だ」



コムイ「やぁ、ヘブ君。今回はこの子を見て欲しいんだ」





うん、本物だ。

ていうかなんか、エヴ○ンゲリ○ンのあのデカイ女性バージョンみたいじゃない？

誰だったか、覚えてないけど･･････。





ヘブラスカ「少し･･･調べさせてもら･･･う」



千代「･･･はぁ･･･って、はい！？」





少し考え事してたから(というか、話の方向性が違っていたけど)、ヘブラスカが言っていた事に理解するのが遅かった。

ヘブラスカの手(なのか？)が近付き、私の身体を浮かせる。

そんな時、私は自分の身体に少しの違和感を覚えていた。






千代(なんだろ･･･身体中に鳥肌が立ってヒリヒリする･･･？)