私は急いでキツネさんにまたがり、森の方へと直行する。





リナリー「えぇ！？、千代って、動物とあんなに仲良しなの！？」



ラビ「･･････すげー。爽快に乗り慣れてるさ」



神田「チッ、追いかけるぞッ」





私の行動に、驚きを隠せない様子のラビとリナリーだったけど、神田の合図ですぐさま、私を追いかける。

といっても、イノセンスを使わないで来ているから、今のところは十分余裕だ。





千代「いや、だけど･･････リナリーが黒い靴（ダークブーツ）を使っちゃったら、マズイよね？」





だって、普通に考えたって無理でしょ、さすがに勝てないって。

黒い靴（ダークブーツ）は動物よりスピードが倍だし、何より、飛んじゃってるし。

何を必死になって追いかけてきてんのか分かんないけど、反則技過ぎるし、いくら何でもそんなことはｎ―――――――――









千代「･･･････････え････？」
















そんな事を小さく呟きながら後ろを見ると、リナリーの姿がなかった。









あっはっはっは････････























はぁ！？( ゜Д゜；)







･･･ってことは。












千代(え、なに！？もしかして、聞こえてた！？(ﾟロﾟ; 三 ;ﾟロﾟ) )





もっとも考えたくなかった最悪の展開に、サアーッと顔を青ざめる。

いやいやいやいや、アカン。それ、やっちゃアカン的なタイプじゃん。

なんで！？何で、聞こえちゃったの！？リナリー、もしかして地獄耳！？






？「――観念しなさい、千代」



千代「うわ･･･っ、リ、リナリー･･････」





マジですか。マジで来ちゃったよ←

どうすんだよ、詰んじまったじゃねーか！！

もうちょっと間をあけてくれたって良くない！？ねえ！！


行く手を阻んでいるリナリーを前に、キツネさんを強制的に止める。

脂汗が滲んできた。頬を引きつらし、笑いながら後ろを見やると･･････。





ラビ・神田「追い詰めた/さ/ぜ」



千代「･･････っ」












これ･･････ヤバイかも。