追いかけられながらも、頭の中から聞こえる何かに問いかけようとした時、いきなり引っ張られるかのように、私を何処かへと連れ出す。






千代(きゃああああっ！？)←心の声



リナリー「！？、千代がっ」



神田「･･････おい、あそこの道ってことは、森の方か」



ラビ「？(･･･今。千代の動きが変だったような･･････)」









＊　＊　＊　＊　＊　＊











千代「――――っはぁ、っはぁ･･････」





い、一体何が起こったって言うんだってばさ？

今のはさすがにアレだよね。ガチでアレ的な引っ張り方だったよね？

千と千○の神△し･･･的な、引っ張られ方でしょ、絶対。何でそれを実際に体験しないといけないの、私･･････。

なんか、今日だけでも散々な目に遭ってるのはなんで？？

私、何かした！？(号泣)






千代「――――っと、とにかく隠れなきゃ」



〔･･････ねえ、どこに隠れようって言っているの？〕





隠れそうなところを探していると、あの声とは、また別の声が聞こえた。






千代「そりゃ、茂みの中だとか、見えないところだとか･･････ん？」





私は、さっきの声がする方へ、キョロキョロと見渡すけど･･････何処にもいない。

いるとすれば、ただの･･････これは、キツネリス？ナウ○カとかに出てくる、あの動物？






千代「･･････でも、かわいい･･････」





見ているだけでも、傷心だらけの心がじんわりと癒されていくような気がして、またもや泣きそうになる。







―――――――はっ！Σ（ﾟ∀ﾟ*)







って、違う違う。何を見とれているんだってばさ、今は身の安全を――――