メンドくさいって言う顔をしながらだけど、ちゃんと訳してくれた。

そのおかげで、リナリーと話をしていたら、ラビが来た。





ラビ「お、戻って来たんさね～」



千代「･･････？」



神田「ああ、ついさっきな」





ラビは私の方を見て笑いながら話しかけてきた、と言ってもなんて言ってんのか、全然分かんないままだけど。

それを知った神田が、私の代わりにさっき来たって事を伝えてくれた。





ラビ「ユウには聞いてないさ？」





神田としては私に気を遣ってくれていたらしいのだが、どうもそれが気に入らなかったらしく、少し拗ねた様子のラビが神田になんか言っていた。

そんな彼に、神田は溜め息付く。





神田「こいつにはまだ、てめぇの言葉が分からねぇんだから、しょうがねぇだろうが」



ラビ「そんなこと分かってるさ～」



千代(･･･わ、ラビが拗ねてる)



神田「んじゃ、話かけんじゃねぇよ」





つまんなさそうに拗ねてるラビが貴重すぎて、珍しい一面が見られたことに感動してると、いつの間にか雰囲気が急に変わり始めてきた。





ラビ「なんさそれ。独り占めしてるようでムカツクさー･･･」



神田「あ”あ？」





え、な･･･なんだろ。いきなりケンカみたいな雰囲気が漂っているんだけど。





千代(仲介した方が良いのかな･･････？)