千代(え、えっとぉ………。一体……何が起こっ……て―――――――)





突然の事に何が何だか分かっていない私は、横を見ようとした途端、すぐさまこの重みがなんなのか分かってしまった。





千代「な、なな･･････なっ！？」



ラビ「っお前、マジで可愛いさぁvV」





なんと、ラビが私に抱きついていたのだ。


･･･って･･･え、何この状況っ。





だ、だだだだだだだだ抱き、抱きしめ･･････っ、ぎゃあああああああっ！！



ぼふんっ(←脳内爆発)



思考回路が停止した私の事に気付いてくれたのか、そんな私達を見ていた神田が深く溜め息付いていた。





神田「―――――おい、そこの発情兎」



ラビ「･･････んぁ？」



神田「とっととそいつ放して、コムイのとこへ行けよ、馬鹿兎が」





神田の命令(命令というか、何というかなんだけど)に、嫌そうな顔をして、私をまた抱きしめる。





ラビ「え－、なんでさぁ。別にこのままいたっていいじゃん」



千代「ぐ、ぐへぇ･･････(汗)」



神田「何でじゃねえっ！！てめぇが行かなきゃ、コムイに伝える奴がいねぇだろうが」





「それとも何だ？お前がこいつの言葉を直訳するッてんなら、話が早ぇが？」と神田は仁王立ちしながらラビを問い詰める。

だけど、なおも私から離れようとしないラビ。

そのおかげで私は息が出来ず、青ざめた顔で嬉しいんだか苦しいんだか、よく分からない表情をしていた。





千代(ふぇぇ～･･････嬉しい状況とは言え、離してってばさぁ～～)←泣