千代(ていうか、パッツンは言っちゃいけない言葉･･････だよね？)





いわゆるＮＧ（・・）な言葉である。

チラリと後ろを見やると、頭を伏せながら怒りに震えている彼が目に付いた。


あ･･･これは嫌～な予感？←汗


私は止めてという気持ちを込めて、ラビの裾をぎゅっと握りしめる。

だけど、願いは通じず、「大丈夫さ！」と頭を撫でられてしまった。





千代(いやいや、そうじゃなくて･･････っ！！)



？「誰がパッツンだ！この馬鹿兎っ！！」



千代「･･･ﾋｪ･･･ッ」





私が何とか止めさせようとしても、アレだね。

英語が話せない以上、何をやっても無駄みたいだ。





千代(うわあああっ、ご立腹のまま来ちゃったじゃんかぁ～←泣)





隣で落ち込んでいる私を知るよしもないのか、ラビは神田を見つけた途端、「おっ！ユウ」と笑って言っていた。





ラビ「ユウ、やっと見つけたさ～笑」



神田「･･･俺のファーストネームを呼ぶんじゃねぇって言ったよな？馬鹿兎」



ラビ「いやぁ、だってユウちゃん、どこ探してもないんさよ？すっごい探したんさ～？」



神田「･･････六幻」



千代「！？」






へ！？何か、寒気がしてきたんだけどっ。

ラビも私と同じことを考えていたのか、それを見ただけで顔を青ざめていた