第八章 巻き戻しの街
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千代「………まさか、これでも追いつけられるとは、ね」
ロード「あははっ、でも楽しかったよ?オニゴッコみたいでさ
けど、残念だったねえ───」
千代「──────ッ!!」
不気味に笑う彼女を最後に、私は目の前が真っ暗になった。
─────── ドクン…ッ、ドクン……ッ
自分の鼓動が鮮明に聞こえる。
リナリー達は………ミランダは無事なのだろうか。ロードとの接触後のことが、頭の中からすっぽりと抜けてしまっている。
なにか大事なことを忘れているような………そんな感じだった。
とても………とても大事な………。
──────── ドクン……ッ、ドクン………ッ
千代(………ここ、は………)
ゆっくりと瞼を開けても、視界は真っ暗で何も見えなかった。
──────── ドクン……ッ、ドクン………ッ
アレン「リナリー!!!」
また眠ろうとしたとき、アレンの叫び声が聞こえてハッと我に返るように顔を上げる。
千代(………リナ、リー………?………ア…レ、ン…………?)
アクマ1「気安く呼ぶなよ、ロード様のお人形だぞ」
キャッキャッと楽しそうに笑うロードに、ミランダのすすり泣く声が、アレンの断末魔が、真っ暗で何も見えなくても聞こえてきた。
───────── ドクン……ッ、ドクン………ッ
ロード「僕はヘボい人間を殺すことなんて、何とも思わない。
ヘボヘボだらけのこの世界なんて、だ───いキライ♪
お前らなんて、みんな死んじまえばいいんだ」
───────── ドクン…ッ、ドクン……ッ
千代(……いか、なきゃ………)
─────── ドク…ン……
────── たすけに、いかなきゃ………。
そう心の中で思っていると、猛獣ト霊獣の契約指輪 、四精霊の竪琴 、竜の守り石……3つのイノセンスが眩い光を放ちながら、私を優しく包み込んでいく。
ロード「神だって、この世界の終焉 を望んでる。
だから、千年公と僕らに兵器 を与えてくれたんだしぃ」
アレン「そんなの、神じゃない………本当の悪魔だ!!」
アレンがイノセンスを解放しながら、そう叫ぶと、どこからかパリン、と甲高く割れる音が空間内に響いた。
ロード、レロ、アレン、ミランダ「!?」
その場にいる全員が響いた音の先に振り向けば、真っ白な長めのワンピースを身に纏い、銀色の髪………そして、バサリとはためかす竜のような翼を持って宙をただよう千代の姿があった。
アレン「………っ、千代………?」
突然のことに驚きを隠せずにいるアレンの呟きに、ぴくりと反応したのか、ゆっくりと瞼を開く彼女の瞳は、いつもの黒眼でも金や赤色はなく………ひどく濁った碧 色だった。
ミランダ「………千代…ちゃんっ」
千代「──────………」
だが、アレンとミランダの呼びかけに反応せず、ぼうっとその様子を見続ける千代に「これは面白いものが見れたなぁ」と感嘆しながらクスクスと笑う。
ロード「………へぇ、あのエクソシスト、ルヒナと同じ姿をするんだぁ?
もしかして、月の竜っていうのと共鳴したって感じィ?」
レロ「そっ、そんなレロ!!ルヒナタマは死んだはずレロよ!?」
興味深く見ているロードは、あたふたと騒ぐレロを横目に「………ま、今更覚醒したところで、何にも変わらないんだけど」と面白おかしく笑う。
その隙を突こうと、アレンがロードへ駆け行くと、三体のアクマが彼女の前に躍り出る。
ロード「僕は殺せないよぉ?」
その言葉を引き金に、アクマ達の攻撃が雨のようにアレンへと降り注ぐ。
攻撃が止めば、ぐったりと倒れ込むアレンに「その体でアクマ三体はキツイかぁ」というロードはミランダの方へちらりと目を向ける。
ミランダ「………っ、い、いや………助けて」
がくがくと震えるミランダににっこりと笑みを浮かべながら「お前も、そろそろ解放してやるよ」と尖った無数のキャンドルを彼女へ差し向ける。
ミランダ「!!、アレ───」
ドドドドッと向かってくるキャンドルからミランダを守るように左腕を盾にするアレンを見た千代は何を思ったのか、その場から動かずに手をかざす。
金色の透明な膜のようなものが、イノセンスとアレン達を囲い、彼女らの攻撃を防いでいく。
いくらか攻撃によるダメージが半減されたのか、アレンはイノセンスへ食い込まれたミランダの手にある杭を、思いっきり引き抜くもそのまま動かなくなった。
ミランダ「ひいいいい~~~~っ」
ロード「あははっ、でも楽しかったよ?オニゴッコみたいでさ
けど、残念だったねえ───」
千代「──────ッ!!」
不気味に笑う彼女を最後に、私は目の前が真っ暗になった。
─────── ドクン…ッ、ドクン……ッ
自分の鼓動が鮮明に聞こえる。
リナリー達は………ミランダは無事なのだろうか。ロードとの接触後のことが、頭の中からすっぽりと抜けてしまっている。
なにか大事なことを忘れているような………そんな感じだった。
とても………とても大事な………。
──────── ドクン……ッ、ドクン………ッ
千代(………ここ、は………)
ゆっくりと瞼を開けても、視界は真っ暗で何も見えなかった。
──────── ドクン……ッ、ドクン………ッ
アレン「リナリー!!!」
また眠ろうとしたとき、アレンの叫び声が聞こえてハッと我に返るように顔を上げる。
千代(………リナ、リー………?………ア…レ、ン…………?)
アクマ1「気安く呼ぶなよ、ロード様のお人形だぞ」
キャッキャッと楽しそうに笑うロードに、ミランダのすすり泣く声が、アレンの断末魔が、真っ暗で何も見えなくても聞こえてきた。
───────── ドクン……ッ、ドクン………ッ
ロード「僕はヘボい人間を殺すことなんて、何とも思わない。
ヘボヘボだらけのこの世界なんて、だ───いキライ♪
お前らなんて、みんな死んじまえばいいんだ」
───────── ドクン…ッ、ドクン……ッ
千代(……いか、なきゃ………)
─────── ドク…ン……
────── たすけに、いかなきゃ………。
そう心の中で思っていると、
ロード「神だって、この世界の
だから、千年公と僕らに
アレン「そんなの、神じゃない………本当の悪魔だ!!」
アレンがイノセンスを解放しながら、そう叫ぶと、どこからかパリン、と甲高く割れる音が空間内に響いた。
ロード、レロ、アレン、ミランダ「!?」
その場にいる全員が響いた音の先に振り向けば、真っ白な長めのワンピースを身に纏い、銀色の髪………そして、バサリとはためかす竜のような翼を持って宙をただよう千代の姿があった。
アレン「………っ、千代………?」
突然のことに驚きを隠せずにいるアレンの呟きに、ぴくりと反応したのか、ゆっくりと瞼を開く彼女の瞳は、いつもの黒眼でも金や赤色はなく………ひどく濁った
ミランダ「………千代…ちゃんっ」
千代「──────………」
だが、アレンとミランダの呼びかけに反応せず、ぼうっとその様子を見続ける千代に「これは面白いものが見れたなぁ」と感嘆しながらクスクスと笑う。
ロード「………へぇ、あのエクソシスト、ルヒナと同じ姿をするんだぁ?
もしかして、月の竜っていうのと共鳴したって感じィ?」
レロ「そっ、そんなレロ!!ルヒナタマは死んだはずレロよ!?」
興味深く見ているロードは、あたふたと騒ぐレロを横目に「………ま、今更覚醒したところで、何にも変わらないんだけど」と面白おかしく笑う。
その隙を突こうと、アレンがロードへ駆け行くと、三体のアクマが彼女の前に躍り出る。
ロード「僕は殺せないよぉ?」
その言葉を引き金に、アクマ達の攻撃が雨のようにアレンへと降り注ぐ。
攻撃が止めば、ぐったりと倒れ込むアレンに「その体でアクマ三体はキツイかぁ」というロードはミランダの方へちらりと目を向ける。
ミランダ「………っ、い、いや………助けて」
がくがくと震えるミランダににっこりと笑みを浮かべながら「お前も、そろそろ解放してやるよ」と尖った無数のキャンドルを彼女へ差し向ける。
ミランダ「!!、アレ───」
ドドドドッと向かってくるキャンドルからミランダを守るように左腕を盾にするアレンを見た千代は何を思ったのか、その場から動かずに手をかざす。
金色の透明な膜のようなものが、イノセンスとアレン達を囲い、彼女らの攻撃を防いでいく。
いくらか攻撃によるダメージが半減されたのか、アレンはイノセンスへ食い込まれたミランダの手にある杭を、思いっきり引き抜くもそのまま動かなくなった。
ミランダ「ひいいいい~~~~っ」