【リクエスト】ケロロ軍曹✕ONE PIECE (フォレストページ 楓様へ)

ルフィ達と別れたケロロ小隊と私、ミルルは
あっという間に偉大なる航路グランドラインに入った

巨大なクジラがいることを予め知っていたのでクルルの装置で船を浮かせて私の翼力で船を動かしてクジラに接触しないようにした

「ところでケロロ…」

「ん?」

「グランドライン?に入ったのはいいがこれからどうするんだ?」

「んーー…わかんね
クルル曹長は?」

「オレ様に聞かれてもねぇ
まあ、、次、上陸する島にある宝箱を参加者全員が開けるとクリアだろうぜ」

「次の島?」

『次の島ってありえないほど離れてるんだけど?
ってか、いつわかったのよゴールの場所』

「仕方ねぇよ
日向夏美のせいで設定がぶっ壊されてしまったんだからよ
一番最後の島じゃないだけありがたいとおもいなぁ?
調べたのは宴会の時だよー」

『この物語で一番最後の島ってラフテルじゃん…
いくらギャグ補正とメタがあってもラフテルは無理ゲーすぎるわ』

「無理ゲーですと?」

『ラフテルの存在を今この話を打ってるサイト主は原作でまだ詳しくでてないから知らないし、私達はログポースっていう方位磁石を持ってないし、グランドラインは天候、季節、海流、風向きとかいろいろぐちゃぐちゃだから私等の科学力、軍事力でも無理
ラフテルに行くならこの世界に生きている凄腕の航海士、操舵士とかが必要になる』

「その話を聞いたらラフテルだったら詰んでたな」

「ラフテルじゃなくてよかったですぅ」

「隊長殿、話の途中で申し訳ないでござるが…」

「なぁに?ドロロくん」

「敵襲にござる」

「敵!?」

『おっ!
ルフィ以外の海賊か!!』

誰だろう…

バロックワークスなら面白くなりそうだな










結果


バロックワークス(サイト主の都合!)


しかもNo.2!

でもNo.2本人はおらず、手下のみ

瞬殺で終わった

多分No.2を探してたんだろうな

やりすぎたお詫びに科学力を使ってNo.2の場所を探り結果を渡した

めちゃくちゃ喜んで猛スピードで結果が出た場所までNo.2の手下は船を進めた





「軍曹さーん…
平和過ぎてあきてきたですぅ」

「そうだねぇ…
地球ペコポンはペコポンでも夏美殿みたいに凶暴なペコポン人はそこまで存在しない星なのかもねぇ」

『いや、いるよ
海軍大将とか革命軍とか王下七武海とか四皇とか…
まあ、ほとんどが新世界にいるから遭遇率は下がるけど…』

「うわぁ…ヤバそうな名前…」

「ミルル、革命軍とか王下七武海とか四皇とか名前出していいのか?
ルフィにあった時はまだそこまで組織名は出てなかったはず…」

『あー…』

「忘れてたな」

『まあ、大丈夫でしょ
この世界のキャラに言わなければいいだけだし、私等が元の世界に戻ったら原作のシナリオ修復力でなかったことになるから』

「シナリオ修復力すごいな」

「だがよぉ…
それは言わなかったらの話で言っちまったら違うシナリオに分岐しちまうんだぜぇ
オレからしたら早めに離れられてよかったと思ってるんだがな…」

『ああ…それもそうか』

「ところでタママよぉ」

「なんです、クルル曹長?」

「平和に飽きたんなら海王類に喧嘩をふっかけたらどうだ?
刺激的な特訓になるぜぇ?」

海王類に喧嘩ふっかけるなんてアホだろ

つかグランドラインの海王類はルフィ達がいた海とは凶暴性が違うんだよ

「え〜
海王類ってヤバいんじゃなかったんですかぁ?」

でもまてよ…?

海王類がどこまで強いのかはっきり書いてなかったな…

覇気で怯んで逃げるのとルフィの旅立ちの時の強さで勝てるのはわかってるけど…

これは…

知りたいな

研究したい

そしてそのデータを王にささげて侵略に使いたい(多分元の世界に戻ったら記憶が消えるかもだけど…)

『よし、実験しよう
海王類がどこまで強いのかはっきりわからないから、ここではっきりさせよう』

「ミルル〜わかってるじゃねぇか
やるなら徹底的にやろうぜぇ
クークックックッ…」

『そうだな
最初は武装なしの状態で少しずつ武装していくってことで
まあ食われてもギャグ補正でなんとかなるでしょ』

「おい、ギャグ補正ってそんなに優秀なのか?」

「ギャグマンガだと思えばな
ってか、オレ達が主役のマンガのジャンルはギャグマンガの分類だぜぇ
だから…大丈夫だ」

「めちゃくちゃメタい話が出たですぅ…」

『ナレーションとこの話を打ってるサイト主に話ができる時点ですでにギャグだろ』

〈ですね〉

「うおっ!?
空から声が!?」

〈ども
あまり話にでるとめちゃくちゃになりかねないのでここだけの出番ですが…
思いっきりやってください!
ギャグ補正でなんとかなるので
では〉

『よし、サイト主から許可がおりた』

「話してすぐ消えたぞ…」

「サイト主のことだからすぐに用意してくれるだろうからさっさとやるにょ〜」

「ギャグ補正がついているなら
最初はボクがいくですぅ」

「よっ!さすがタママ二等!」

ザバン…

『キタキタ…
君達には実験の贄になってもらうよ』

海面に顔を出したのは6体の海王類

6体ともウツボみたいな顔をしている

兄弟かな?

『クルル曹長』

「はいよ
傾聴銃ハナセバワカルヨガン

「それ、拡声器じゃ…?」

『突っ込んだらだめだよ兄さん』

「だめなのか」

『えーっと…
聞こえますか、海王類の皆様
聞こえましたらヒレを上げてください』

ザバー…

「ひーふーみー…
全員上がってるぜぇ
感度良好」

『今回は我々のために集まっていただきありがとうございます
これから皆様には我々の訓練に付き合っていただきます
あ、殺す気でお願いしますね
こちらも殺す気でいきますので』

「ギャオオ…?(マジでいってるのか?)」

『マジです
そして今回の訓練では、我々にある残機という名のギャグ補正が皆様にも付与されますので安心して殺ってください』

「ギャグ補正って付与できるのか」

「サイト主がしてるんだろ」

「なるほどな」

「ギャオオ…(ギャグ補正が何かは知らんが…)」

「ギャオ(遠慮なく殺らせてもらおうか)」

「「「「ギャオ(そうだね)」」」」

『海王類の皆様からの了承も得られたので早速始めましょうか』

「いつでもオッケーですぅ」

「ギャオオ!(こっちもだ)」

『それでは訓練、開始!』

私の掛け声と同時にタママ二等兵が海王類達のところまで跳躍した

バキィッ

ドゴォッ

「タママインパクトー!!」

ドギャアァーン!!


「おーおー…
張り切ってんじゃねぇか…」

『ペコポン人の肉体の力にケロン人の力が上乗せされてる分破壊力があるね』

「我輩…思ったのでありますが…」

『ん?』

「タママインパクト…
ペコポン人の身体になっているときは使用禁止にしたほうがいいんじゃ…」

「なぜそう思うんだ?ケロロ」

「いやぁ…
今の我輩らって自分で言うのも何だけど、すごい美形のペコポン人じゃん?
タママインパクトってケロン体だから許される口からのエネルギーの発射であって…
ペコポン人がしたら…ねぇ…?」

『ああ…それもそうだね
キャラ崩壊を通り越してかの有名なバトル漫画様と被りかねない…』

「それだと嫉妬玉もなしだな」

「タママのスキルが擬人化で半分以上が使用不可とはな…
笑えるぜぇ…ククーッ」

「でもタママ君といったらタママインパクトと嫉妬玉だから…
使うならモザイクとピー音を駆使して使わせる…しかなくなるような…?」

『ドロロの口からモザイクとピー音が出るとわ…
恐ろしや…』

「でもよ〜ドロロ先輩
それを使ったら余計ヤバい絵面になるんじゃねぇ〜の〜?」

「ヤバい…」

「絵面…」

ケロロ、ギロロ、ドロロの3人はタママのモザイクとピー音を着けた状態の訓練を想像しサー…ッと青ざめた表情をする

よっぽどヤバいのを想像したみたいだ

「ドロロの提案、却下で…」

「そうだな…」

「そうだね…
大人しく使用不可の方向にしよう…」

『3人とも、ド疲れさん
んじゃタママのタママインパクトと嫉妬玉は使用不可で』

カチッ

私は階級章の通信をONにする

『タママ二等兵〜
聞こえたら応答せよ』

 「ハイです〜」

『軍曹らと話し合ったところ、今の姿の状態でタママインパクト、嫉妬玉を使用することを禁止します』

 「えー!」

『「どうしても」というならモザイクとピー音をつけます
ですが、他人が見たら絵面がヤバいのでまずは自分で想像してから返事を願います』



 「…お…大人しく…指示に従います…」

『ありがとう
では、残りは体術等で頑張ってください』

 「了解…」

カチッ

『さてと…今のうちに私達の技もこの姿で使っても変じゃないか洗い出しましょうか…』

「そうだな」

「ま、俺とドロロ先輩とギロロ先輩、ミルルは問題ないんじゃね〜?」

「そうでござるな
問題があるとするなら…」

「我輩でありますな…」

『その場のノリで出してるやつもある分、ほぼアウトじゃない?』

「え゛!!?
アウトになったら我輩、使える技が…」

「潔く武器を使えばいいだろ
訓練してたんだから」

「そ、それは…」

『嫌なの?』

「我輩らしくない…から…」

「ケロロくんらしくないって…」

「なら、モザイクとピー音をつけるかこの世界だけの技をつくるしかねぇな
ま、隊長はある意味器用だからすぐにできるんじゃね?」

『今はペコポン人の姿なんだから使えばいいのに
ギャップでなんとかなるでしょ?
兄さんとドロロが武器を構えたらイケメン度が爆上がりになるし
クルルは…マッドサイエンティスト味が増す』

「そ、そんな」

「恥ずかしいでござる!」

「てめぇがそんなこと言うなんてなぁ〜
最高の褒め言葉じゃねぇか〜」

「マッドサイエンティストで喜ぶのか、お前は…」

「クルル曹長殿は不思議でござる…」

『だね…』

「んじゃケロロは置いといて
ミルルはどうするんだ?」

『ん〜…私も武器を使おうかな
この世界ではハッキングが使えないからさ
兄さんと戦い方がダブっちゃうけどいいよね?』

「全然大丈夫だ
妹なんだからそんなこと気にする必要はない
それにオレはお前と一緒に暴れることが出来るのが嬉しいぞ」

『ありがとう
んじゃそうさせてもらうね』

私は武器庫からライフルを取り出す

カチッ

再び階級章の通信ON!

『タママ二等兵
これから狙撃を行う
邪魔、しないでね』

 「了解です!」

『兄さん』

「ああ」

ギロロは背中に飛行ユニットをつけて飛び立ち武器庫からマシンガンを取り出す

ギロロの狙いは六匹の中でも1番赤い鱗を持つ海王類

私の狙いは羽毛ようなヒレを持つ海王類

ちなみにタママは紺色の縞模様がある海王類と今戦っている

『「ファイア」』

ドガンッ

ドガガガン

「「ギャオオオオ!!!!!!!!」」

 「っ!!
 うるっさい!!」

バキィッ

ドガンッ

タママは拳に嫉妬の力を纏わせて思いっきり私とギロロのターゲットを殴り飛ばし気絶させた

「ギャオ…(うそだろ…)」

 「やるな、タママ二等」

『美味しいとこ取りやがったな…』

 「ギロロ伍長達がダメージを入れていたから落とせたんですぅ
 んじゃ僕は2匹落とせたんで2人にバトンタッチで〜」

 「わかった」

『ド疲れさん』

それからタママは戦っていた海王類と気絶させた海王類の上を跳躍して船に戻ってきた

それから残りの4体は、クルルの怪電波によって麻痺って動けなくなったところを私とギロロ、ドロロでギッタンギッタンのボッコボコして、気絶から覚めた2匹の海王類はケロロが武器庫から取り出したビームサーベルでぶっ叩き再び気絶させた



『ねえ…思ったんだけど…』

「ん?どした?」

『ここの海王類…弱くない…?』

「ミルルもそう思うか」

「だよなぁ〜」

「あ、やっぱり!」

「え〜…?気のせいじゃね?」

「気のせいではないでござるよ、隊長殿
我らがいた世界の生物の方がまだ手強かったでござる」

『クルルこれって…』

「ああ…
バグってるな」

「どゆこと?」

「オレ等がこの世界に来たことで強さがあべこべになってるんだよ」

「あべこべ?」

『本当ならグランドラインの海王類は東の海の海王類よりは強い設定になってるんだけど、東の海の海王類を同じ強さになってる
ケロロ、覇気を海王類に使ってみて?』

「覇気?」

『覇気が無理なら威嚇でもいいよ
それでも無理ならケロロが今までの中で1番やばかった人の表情、雰囲気を真似るだけでもいい』

「やばかった人…
っ!」

ダラダラと冷や汗を流すケロロ

よっぽどヤバい人の表情を思い出したんだろうな

「そ、そそ…想像したら…」

ケロロはガクガクと膝を揺らしている

『んじゃ、その人の表情、雰囲気を真似してみて
ケロロは器用だし、2次創作補正で再現可能だから』

「え…?
フ、フユ…冬樹殿の…?」

『そ』


優しい人を怒らせたらヤバいのは全世界共通みたいだな…


「や、やってみるね…」

ケロロは深呼吸をしてゆっくり激怒りの冬樹の表情と雰囲気を再現する

空気がビリビリと震え始め、それに触れた海王類六匹全てが失神した

『流石ケロロ…覇気になってる』

「やるな、ケロロ…」

「こ、こんな感じ……って、えっ!!?
海王類六匹とも気絶してる!!?」

『それが覇気
ケロロの威圧で弱い海王類は気絶した
ま、その威圧は日向冬樹のコピーだけどね』

「まぁ、これではっきりしたなぁ〜」

『うん
確実にバグってる』

「え、それじゃ…
これからどうするの…?」

「バグが今よりひどくなる前に海賊の宝物を探してこの世界から脱出する
宝箱は隊長のマークをつけてるから、オレとミルルが全力で探せばなんとかなる
バグの消去は隊長たちに任せたぜぇ」

「消去?」

「どうやって?」

『文字の通り』

「消すのか」

『修正の方はこの世界の原作進行力があるからなんとかなるでしょ
今調べたけど、私とドロロが関与した島での出来事は海賊の自首、店で新しいものに買い替えたって現象にすでに書き換わってる
ルフィさん達やバロックワークスとの出会いは夢として処理され、食材は減ったという事実がなくなり、私達が渡したお礼のお金はナミさんが貯めてる資金という扱いになってる』

「なんとまあ…有能な修正力」

『んじゃ訓練はこれでおしまいってことで』

「え!?
ぼ、僕は…?」

『ドロロ兵長は今気絶してる海王類7匹をどんなやり方でもいいから起こして訓練の報酬を渡してきてほしい』

「報酬?」

『そ
これがその報酬であるバグを消す薬』

私はビール瓶(中瓶)サイズのカプセル6個が入った籠をドロロに渡す

「いつの間に」

「バグを調べている間にチョチョイっとね」

『この薬を直接彼らの口に放り込んで欲しい
効果はバグを消して元の強さに戻すのと成長促進
彼らには強くなる薬って伝えたら大丈夫だから』

「薬を食わす時は傾聴銃ハナセバワカルヨガンを使えよ〜
変なもん食わされたって怒って食われるかもしれないからよ」

「サラッと怖いことを…」

『いや、本当だから
私等も知らないものを食わされたら怒るだろ?
特に兄さんは激怒する』

「激怒…?
ああ…闇鍋でドロドロに溶けたケロロが持ってきた宇宙お好み焼きEXを食わされた時のやつか」

「あの時は…まさか溶けるとは思わなかったんであります…」

「うわぁ…想像するだけで…グロいですぅ…」

「ぼくが遅れてきた時の話…だよね…それ…
あのあと…大変だったんだからね…(トラウマスイッチ・オン)」

「ド、ドロロ!?」

「やっべぇ!トラウマスイッチ入っちまった」

『あー…めんどくさいことやっちゃったよ…』

「ククク〜
壮絶な幼少期だったみてぇだなぁ」

『まさか適当に振ったらこんなになるなんて…
ドロロのトラウマ幅が広すぎだろ
何やってたんだよ、幼少期の私ら!』

「すまない…ミルル…
こうなったらもう…」

『わかってる…
こうなったのは話題として振った私のせいだから私が行ってくる』

私はブツブツと闇を広げているドロロから薬の入った籠をもぎ取り、クルルから傾聴銃を受け取る

『その間に兄さんらはどうにかしてドロロのトラウマスイッチを切って』

「わかった」

『んじゃクルルとタママ二等兵は船番よろしく』

「あいよ〜」

「わかったですぅ」

『んじゃ行ってきます』

私は翼を広げて大空を舞った





私が海王類達がいる場所についたと同時に海王類達が目覚めたので私は傾聴銃を使った

『海王類の皆様、ご気分はいかがでしょうか?
突然、気絶させる技を使ってしまい申し訳ありませんでした
これで訓練を終了します
訓練にご協力してくださいました皆様には、我々からお礼として強化剤をプレゼントします』

「ぎゃおお(強化剤)?」

『はい
海王類の皆様にはまだ力を発揮しきれてない部分があることがわかりました
これは一種のサポートアイテム
これを服用すれば効率よく力を使うことができるようになります
効果は1日で切れますが、切れてもその1日で身につけた力の使い方は忘れることはなく、ずっと使うことができます』

「がおお(あれだけでわかるなんて)」

「ぎゃおお…(すごいな…)」

『使うも使わないも皆様次第
どうしますか?』

私の問いかけに海王類達は顔を近づけて話し合いを始める





5分後






「ガロロ!(決めたよ)」

「ギャロラ(使わせてもらおう)」

『ありがとうございます
では皆様口を開けてもらいますか?』

海王類達はガバっと大きく口を開けて上を向く

『ありがとうございます
それでは順番に薬を入れますので、服用後はしばらくお待ちください』

私は順番に海王類の口の中に薬を入れた

体調など変化はないか30分ほど様子を見ながら海王類の行動がわかるようにヒレにシート型のGPSを付けてなにもないことを確認して解散した

あとは1日後に海王類のヒレにつけているGPSを回収するだけ

これで海王類の戦い方や行動がわかるようになる



『ただいまぁ』

「おかえりなさいですぅ」

『あれ?クルルは?』

「曹長さんはラボですぅ
海王類のデータが何たら…とか言ってました」

『あのやろぉ…
抜け駆けしやがって…!
ありがとう、タママ二等兵!
で、ドロロたちは?』

「あー…ドロ沼先輩たちはまだ長引いてますね…」

『マジか…』

「いやぁ…以外とトラウマがトラウマで…
軍曹さんが話題を切り替えるたびにスイッチが…アハハ(乾いた笑い)…」

『おおぅ…底なしドロ沼にハマったわけだ…』

「そーゆーことですぅ…」

『わかった…
私がなんとかしてみるわ…
引き続き船番よろしく』

「ラジャーです!」


私はため息を付きながら闇を発する場所に向かう

『うわぁ…』

暗いにも程があるくらいドロロの部屋が暗く、ジメジメしている

「あ…ミルル…帰ったのか…」

『あ、うん…』

ギロロとケロロはドロロのトラウマにあてられたようでどんよりしている

『タママ二等兵から聞いたけど…えげつないほどのトラウマスイッチを押しまくったみたいだね?
そこのアホ軍曹は』

「面目ないでありますぅ…」

「ブツブツブツブツ…」

『おい、こら
トラウマに囚われたトラウマドロ沼兵長』

「…?」

『ちょっと私に付き合え』

「でも…」

『でもじゃねぇ
さっさとこい
アホ軍曹とギロロは陽の光浴びてこい』

「わかったよぉ…」

「ああ…すまない…」

「ミルルちゃん…あと、お願いねぇ…」

『さっさといけ』

ケロロとギロロはカタツムリ並の足取りで外に出た

私はまだブツブツ言っているドロロの右手を引っ張ってクルルのいるラボに向かう











クルルラボ

『クルル』

「おー…
ドロ沼にハマってるねぇ」

『クルル
こいつのドロ沼を抜けさせるためにちょっと手を貸してくれないか?』

「いいぜぇ
多分こいつはトラウマが好物の虎馬タイガーホースの仕業だな」

『虎馬か…
めんどくさいなぁ』

「記憶の中に入らないといけないからなぁ
この世界観では中に入るのは不可能だな
やるなら記憶に干渉できる悪魔の実しかねえ」

『そんな悪魔の実あったか?』

「あるだろ
体がゴムになるゴムゴムの実があるんだからよ」

『それもそうか
でも、今からとなるとかなり時間がかかるし、さらにバグが増えるな』

「ああ
だから今は悪魔の実、装置を使わずトラウマを抑えるしかない
虎馬は高レベルのトラウマ状態でしか活動できないからな」

『なるほどね
んじゃ、いい思い出を上書きするか』

「やり方は何でもいいと思うぜぇ」

『わかった
んじゃこの状態から意識をこちらに戻すために電撃お願いしてもいい?』

私は隅っこで体育座りをしてブツブツ言っているドロロを指差す

「いいぜ
威力は?」

『やりすぎない程度で』

「了解
んじゃぁ…」

クルルはダチョウの卵サイズのスタンガンを取り出しいつもより素早い動きでドロロの背後を取る

「バチッとなぁ♪」

バチバチッ!!

「!!?!?」

「ほい、いっちょ完了」

『なんか…やり過ぎなんじゃ…』

「ダイジョブダイジョブ」

『はぁ…
ゼロロくん』

「!」

私は優しくゼロロを抱きしめ

『大好き…』

チュッ…

頬に軽くキスをした

「!?!!?!?!!?」

一気に顔を赤くしたドロロはその場にぶっ倒れた

「うわぁ…」

『これ…やりすぎた?』

「オーバーキルだな
でもまあ…いい思い出にはなったと思うぞ」

『ならいいけど…』

頬にキスでここまでなるなんて…男って分からん…
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