主人公は女性です
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~10年後虹side~
『過去の私とボンゴレはやっとこの会場から離れたようだな……』
私は空に浮かぶ転送システムが消えたのを確認して呟いた
『ブルーベルらがこの場にいなくてよかった……
さて……そろそろ行かないと白蘭…うるさいからな……』
私はハァ……とため息をついて白蘭がいる場所……ボンゴレ基地 ユニットがあった場所をイメージし、姿くらましと姿現しを行う
バシュッ
「白蘭様、お怪我は!?」
「ないない
ちょっと口寂しいけどね」
タタンと桔梗、ザクロ、デイジー、トリカブト、ブルーベルが着地し、私は彼らが膝を着くと同時に膝を着いた
「申し訳ありません!!
我々がついていながらユニ様を……」
「いやー
あの娘 にはしてやられたよね
こんなことなら素直にチョイスの再戦うけときゃよかったかなー
といってもユニちゃんは断るの予知 してやってんだろーし、ムリか」
「ニュニュウ~!!
びゃくらんなんかブゥーだ!!」
そういってブルーベルは白蘭様の腕をつかむ
「ん?」
「なんで、ユニなんて人形娘に振り回されてんの!?
殺しちゃえばいいのにーーー!!」
「やだなー
ブルーベル
ユニちゃんを殺すなんて」
ピッとブルーベルの喉元に右手指先を当てる白蘭
「!!」
「次、言ったら…
殺す」
ドスのきいた声でブルーベルにそう警告した
「それとリナ……
あとで話すことがあるから……いいね?(逃げたら殺す……)」
『!!
は、はい……』
ヤバいな……
これ、記憶が戻り始めてるってバレてる…
「ブルーベルが失礼しました
白蘭様」
腰を抜かせたブルーベルを優しく腕の中に抱く桔梗
相当の恐怖だったようでブルーベルは桔梗の服をつかんでいる
「出来れば我々にも過去のリナ様を後回しにしてユニ様を優先して追う理由をお教え願えないでしょうか」
「……言ってなかったかい?」
ああ……そういえば……
白蘭s…じゃなくて白蘭はユニの光を見て態度を変えたな…
「僕はここ以外のほとんど全てのパラレルワールドで7³(トゥリニセッテ)をコンプリートして、リナも手に入れた
でも、どの世界で集めた7³と虹も僕を新しい世界の創造主にしてくれるほどの偉大な力を発揮していない…
全属性の力を使える虹がいてもね…
だが、それがなぜなのか…
今日見た目の眩むようなおしゃぶりの輝きで確信したよ
7³を覚醒させるために必要なのは魂をともなったユニだ
そしてそのユニに共鳴して虹も覚醒する
彼女を手に入れ7³のナゾがとければ、この世界だけじゃない
全パラレルワールドの扉は開かれ、僕は超時空の創造主になれるんだ
この際、なぜユニの魂がボンゴレなんかを頼りに今この世界にひょっこり戻ってきたかなんてどーでもいいや」
あ…
これはかなりヤバイやつだ……
白蘭はユニの力と私と過去の私の力に気づいた……
なにがなんでもユニだけは白蘭から守らないと……
私にできる妨害をしないと…
「欲しい……
あの娘が……」
ばくっと大量のマシュマロを頬張り咀嚼する白蘭
その眼差しは獲物を狙う獣だった
「わかったらさっさと追おうね♪
一刻も早くユニを奪え」
ニコッと黒い笑みを白蘭は浮かべながらそう言った
それを聞いた私達は行動に移り、転送システムを呼び寄せ並盛町に移動した
~10年後虹side end~
コオオ……
ドウッ
「いつつ……
や…やった!
並盛に…転送 できたぞ!!」
『ついたな……
まずは……』
私は走って基地ユニットにいるユニの所に向かう
『ユニ!
大丈夫!?』
「リナさん」
『!!
おい……クソガキ……』
私の目に飛び込んできたのは幼い雷の守護者がユニの太ももを踏んでいるシーン
私はすぐ雷の守護者の襟をつかみ引き剥がす
『なにユニを踏みつけてんだよ……
潰すぞ……』
「ぐぴゃっ!」
「リナさん、気にしないでください
私が最初にその子をお尻で踏んじゃったんですから
仕方ないことです」
『……そう
脅して悪かったな
あ、そうだ…
ユニ
これをおしゃぶりにつけて』
ポウッ
私はリングに灯した虹を炎を魔法を使って非7³線(ノン・トゥリニセッテ)対策ができる透明なおしゃぶりケースに加工し、ユニに渡した
「すごい……これが母が言っていた魔法……」
『これで非7³線の影響をあまり受けなくなるし、さっき使った力の回復もできる』
「ありがとうございます、リナさん」
『お礼なんていいよ
私はアルコバレーノのボス…ユニを護る虹の守護者だからね
ってことで、白蘭らがこっちに来るのを送らせるために転送装置を破壊しないとね
ユニ、転送装置ってまだ他にある?』
「いえ
たしかあれ1つです」
『そ、了解
獄寺、今の話きいた?』
「ああ」
『炎は吸収されるからやるなら実弾ね
あんたの匣だからあるでしょ?』
「なんでわかんだよ…
まあ…みてろ
ターゲットロック!!
果てろ
赤炎の弾 !!」
ドガン
『この音…当たったみたいだね』
「民家のない山へ落ちます」
「これで時間が稼げたな」
リボーンの言葉にホッとする一同
「これで一安心ですね~
……ところで、我々は今までどこにいたんでしょう?」
『無人島でしょ』
「はい
チョイスが行われていたのは、無人島です」
「え!?
島?」
「白蘭は誰にも発見されてない無人島を改造してアジトの一つにしたんです
日本 からはずっと遠くにあります」
「まだ見つかっていない島があったなんて……」
『白蘭が能力を使ったんだよ
ワクチンを作ったりベルの兄を見つけることができるんだから、それくらい朝飯前だよ』
ジジジジ……
「「「!?」」」
『!?
まさかっ……!!』
肌に感じた微かな電磁波
私が基地ユニットを出たと同時に落下中の転送システムが消えた
『!!
沢田!
システムが白蘭のところに戻った!
あいつのことだから、真 7弔花を連れてすぐ戻ってくる!
さっさと身を隠せ!!』
「そんなっ
すぐ来ちゃうのー!?」
『時間がない!
私はアジトが見つからないように妨害魔法で時間を稼ぐから!!
早く!!』
「リナの言うとおり、あまり時間はねえ
どーするか、決めろツナ」
「そんなこと言われても!!」
『さっさと決めろ!』
カチッ
私は杖を三叉の槍に合わせ、この建物全体に幻術の防御膜とミルフィオーレの侵入を防ぐ魔法…マグルよけの応用版…レペロ・イニミカム をかける
『これでよし……
沢田、決まっtピシャッ!!』
「!!」
ヴヴウン
強い光と共に転送システムが戻り、五方に何か散った
そのうちの1つが並盛中に落ちたのを見た雲雀はそのまま走っていき、そのあとをリーゼントヘアの男性とディーノが追いかけた
『沢田、白蘭らがここを嗅ぎ付ける前に早くアジトに隠れろ!!
いくら私の妨害魔法でも白蘭らが何らかの対策をしてたら機能しないんだからね』
「え!?」
『まずはユニの安全確保!
わかった?』
「は、はい!
それじゃ……
オレ達も急いで、ユニを地下のボンゴレアジトへつれていこうか……」
「了解っス」
「オッケ」
「奴らへの対策はアジトで練ればいいしな」
「う…うん
ラルにも状況を伝えなきゃ…」
「通信室をかせ!!
クソボスに報告して救援を頼む」
『あ、私も兄様に言わないといけないことがあるからスクアーロについていく』
「ああ」
そうして私達は地下のボンゴレアジトに帰り、私とスクアーロは通信室に沢田達は食堂に行った
『兄様、いますか?』
「……ああ」
『報告があります』
「なんだ」
『チョイスはアルコバレーノの大空の登場とアルコバレーノの大空の特権により無効
この時代の私の白蘭による支配は私との接触で弱りはじめてます
正気を取り戻すのは時間の問題かと……』
「!!
そうか……わかった」
「ボス、オレからも報告だ」
「ルッス」
「もぉ…ボスったら…
スクアーロ、あとはあたしが聞くわぁん」
「あ゛ぁ゛!?
あんのクソボス!!」
『スクアーロ、落ち着いて…
ルッス…悪い報告……
白蘭が私と沢田らが匿っているアルコバレーノの大空を捕まえようと並盛に真7弔花を連れて乗り込んでくる』
「まあ!」
「だから腕の立つ奴をすぐに日本へ送れぇ!!」
「そんなこと急に言われてもーーーーん」
「敵の主力がこの並盛に集まって来てんだぞぉ!!」
「それはとってもソソる話だけどーー
ヴァリアーは今、各地で行われたミルフィオーレとの戦いの後始末やら残党狩りでてんてこまいなのよ」
『それ「後回しにしろぉ!!」にできない?
超緊急なの』
「フランはどーした!!
奴の幻術は必要だぁ!!」
「フラン…?
えーーっと…
あの子たしか、女の所へ行くっていってたわねぇ」
「『女だぁ!?』」
「名前はなんて言ったかしら
たしかダブリューダ……」
『ダブリュー……W?
まさか……!』
「あんのクソガキィ
いいからつれてこぉい!!」
「ん…
あら?」
ザザザ……
『ルッス?』
通信が悪くなった……
ピリッ
『っ!!
まさかっ!!』
ダッ
「うお゛ぉい!
リナ!」
通信室前廊下
『まさか……
こんなに早く見つかるなんて……
しかも場所が最悪すぎる……
ユニらがいる部屋は確実に守らないと……
出入口からは入ってこれないから、あり得るのは天井か建築中の場所から壁を破壊しながら侵入してくるパターンか……』
ヴーッ
ヴーッ
『きた……!』
ヴーッ
「何なの?」
「わからないよ!!」
「うお゛ぉいっ!!
何事だぁ!!」
「スクアーロ!」
『敵がきたってことだよ
やつは部屋を破壊しながらこっちに向かってきてる』
「え!?」
ドウッ
「!!」
「あっ」
『嵐の炎……』
ボウッ
部屋を破壊して侵入してきたのは
「バーロー
みっけたぜ、ユニ様とリナ様」
ザクロだった
ザクロの侵入に驚きを隠せない沢田らボンゴレファミリー
ユニは少し怯えた表情をする
「転送システムがぶっ壊れて外へ吹っ飛ばされ、無線もレーダーも粉々になったときはどうなるかと思ったが……
ん~……」
「「!?」」
「ふ……ふぁ~あ
バーロ~~
なんとかなるもんだな……」
呑気にあくびをするザクロ
緊張感無さすぎてムカつくし、私らを格下と見てなめた態度で死ぬ気の炎だけで攻撃してるのもムカつく
私のとっさの防御魔法(+虹の炎でコーティング)とスクアーロの雨の死ぬ気の炎でなんとか消し飛ばされずにすんだけど……
嵐の死ぬ気の炎なんか浴びてたら……ベルや兄様と同じように内側からボンッで死んでたな…私以外全員が……
……こわっ
『ユニ』
「はい」
『怪我はない?』
「はい、大丈夫です」
『それはよかった
んじゃ今すぐこの場から沢田達と逃げて』
「え
ですが……」
『白蘭達の今の狙いはユニ……あなただよ
あなただけは捕まっちゃいけない』
「!!」
「だったら……」
ボッとリングに炎を灯す獄寺と山本
「てめーらじゃ役に立たねぇ
ユニをつれてさっさとここから去れ!!」
「!!」
「スクアーロ!!」
「ええ!?
去れって……
でも…一人で!?」
『一人じゃない
私がいる
それに……』
「すでにお前らは攻撃されてんだぞぉ!!」
「!!」
ボオオオ
ゴアア
「!
目に見えない嵐の炎!!
スクアーロが雨属性の鎮静の炎とリナ殿の虹色の炎で相殺している!」
『そうゆうこと……
私とスクアーロがいなかったらザクロの嵐の炎でとっくに灰になってたよ』
「さすがヴァリアークオリティーだな」
『誉めてもなにもでないよ』
「リナが残るならオレも残るぜ、スクアーロ!」
「うぜぇ゛!!」
「!?」
「まだオレのことが、わかってねぇーなぁ…!
そろそろ一人でゆっくり!
静かにひっそり!
暴れてぇーんだぁ!!!
それに、リナ!!」
『なに』
「お前もここを出ろ!
ユニを隠すにはお前の魔法と幻術が必要だ」
『はあ!?』
「それに、お前の力も狙われてんだ!
ここでお前まで捕まっちまったらオレがクソボスに殺される!!」
『……ああ…そうだった…
この時代の私は白蘭の所にいるし……
私まで捕まったらさらに兄様は発狂するかもね……』
「ああ」
『……わかった……』
「わかればいいんだぁ!」
『だったら残らない代わりにこれ……あげるね』
私はスクアーロの左手に右手を添える
ボウッ
『私の虹の炎……体力回復と死ぬ気の炎の特性強化の効果があるから……
7³(トゥリニセッテ)のリングと戦うんだから……これくらいやっておかないとね』
「……わりぃな……」
『沢田!
アジトを出よう!
後ろは私が守るから!!』
「わ…わかった!!
じゃあみんな…
アジトから出ようか…?」
「はい!」
沢田の言葉を聞いて全員が出口に向かって走りだす
「おおっと」
そう言ってザクロは嵐の炎をこちらに向けて放射する
逃がすつもりはないようだ
「お゛ぉっと」
『!』
私の目の前に現れた雨属性の鮫
スクアーロが間髪いれずに開匣 して盾になってくれたようだ
『あっぶなぁ…』
「あの…!」
『ユニ?』
「スクアーロさん、ありがとう!」
「!!
さっさと行けぇ」
『ユニ……
行くよ』
「はい!」
『……スクアーロ……死なないでね』
私はスクアーロの背中にそう言ってアジトをでた
アジトから出る途中、リボーンとラル・ミルチはジャンニーニから非 7³線(トゥリニセッテ)を遮断するカバーを貰い、おしゃぶりに装着した
私とユニのもあったが、魔法のカバーで十分遮断できているのでお互い断った
そして、今は廃工場にいる
これからどこに身を隠すのか話し合うのだ
ここで話し合うってバカだろって思ったが中には戻れないってことであきらめた
一応、白蘭らには見えないように沢田らには幻術+目眩ましの魔法でコーティングして作ったドームに入ってもらっている
ちなみにドームの中にいても外の音はバッチリ聞こえるし、外の様子も見える
さっさと決まらないかな…
「じゃ…じゃあ……
みんなで…その…………
不動産屋へいこうか……」
『あ、決まったみたいだね』
「でもこの人数で移動しては目立つわ
何グループかに別れた方が…」
『まだかよ!』
ゴン……
『?』
ゴンゴン……
『…この音…』
ゴンゴンゴンゴン
『まさかっ!!』
ゴゴゴゴゴ
「地響き?」
『違う!!
お前ら、今すぐ出口から離れて!』
「え!?」
『伏せろ!!!』
ド『プロテゴ・マキシマ !』ガァン
「ひいぃ!!
どーいうことー!?
アジトが爆発してるの?」
『そーゆーこと!!
中での戦いが激化してる
もうグループわけとかしている暇はない!
早くこの場から離れないといくらアルコバレーノの私の魔法があったとしても守りきれないし、巻き込まれるぞ!!』
「!」
「うお゛ぉ゛い!!」
「『!』」
「スクアーロの声だ!」
「ハァ…
ゼェ……」
この息遣い……
まさか…スクアーロがやられてる……?
「思ったより早くケリがつく……」
「!!」
「ユニを連れて…アジトから少しでも遠くへ……
逃げろぉ……」
『っ!』
あのスクアーロが……逃げろって、いった……
これ…かなりヤバイやつだ……
「この……
クソがぁ!!」
ブチッ
ドドドドドッ
『!!!』
「うわぁ!!」
『建物から炎…
もう時間がない!!』
「逃げろって…まさか、スクアーロ…!」
「……
やっぱ、オレ…戻るぜ!」
『!
なっ「バカ武め」』
一発殴ろうとしたが代わりにリボーンが山本の頬を叩いてくれた
「スクアーロの稼いだ時間を無駄にする気か」
「……小僧…」
言いたいことも言ってくれた
「ハ…ハル!!
その不動産屋はどこにあるんだ!?」
「5丁目なのでこのすぐ近くです!!
先の商店街を右に曲がった所に!!」
『だったら次の爆発が始まる前に早く行け!
さっきの通信からしたら残された時間は少ない』
「わ…わかった!!
走ろう!!」
ボウッ
『!!
ヤバイな…』
「ひいいっ
なんか飛んだ!!」
『お前ら先に行け!
私が逃げる時間を稼ぐ!』
「え!?」
『チョイスで入江が使った技術を使う
それを飛ばしたら合流するから、ハルだっけ?
その不動産屋の名前教えて』
「はい!
川平不動産です
右に曲がった所にあります!」
『川平ね
わかった
沢田、ユニのことお願いね』
「え、あ、はい!」
「リナさん」
『大丈夫、私は捕まらないから
信じて逃げて』
「……はい」
『いい子だ』
「ユニ、いこう!!」
「はい」
私はユニ達が走り始めたのを確認してアジトの方を向く
『さてと……秒で作らないとね……』
ボウッ
私はボンゴレリングに死ぬ気の炎を灯した
それから急ピッチでリングに灯した死ぬ気の炎を結晶化させビー玉サイズに加工し、有幻覚でチョイスで使われた囮 のケースをつくり、ビー玉(死ぬ気の炎の結晶)に炎を小さく灯してケースに入れて浮遊魔法で空に飛ばした
これを3つ作る
2つは大空の炎
あと1つは虹の炎
ユニのおしゃぶりと綱吉と私のリングと炎の反応を偽造するためだ
レーダーだったらある程度騙せるからね
でも相手がレーダーを使ってなかったら意味がなくなる
レーダーを使ってくれていることを祈るだけだ
『よし……これで終わりっ』
私は最後の1つを空に飛ばすと姿眩ましと姿現しで川平不動産前に移動した
バシッ
『よし……今度も上手くいった』
「!!
人が急に出てきた!?」
『!!
しまっ……!!』
やってしました!
まさか人がいたなんて……
しかも外でラーメン食ってるおじさんがいたなんて……!
ヤバイヤバイ……!!
今まで魔法を知っているマフィアの前で使ってたからその癖で使っちゃった……
ここは魔法が存在しないマグルの世界だった……
これは絶対に見られちゃいけないやつだった……
このラーメン食べてるおじさんの記憶を消さないと……
『おじさん……ごめn「君も追われてるんでしょ?」え』
「ついさっき君と同じ子供達がここに来てね
匿ってるんだ
ザクロって言う真7弔花からね
さあ、早く入って
家具の裏に隠れなさい
おじさんが助けてあげるから」
『え』
「ああ、さっきの技は見なかったことにするよ
だから僕の記憶は消さないでおくれ」
『!!
何で記憶を消すって……』
「勘だよ」
『……ならそうしておく
ありがとう……』
何でこの人私が追われてるって……
ザクロのことも記憶を消そうとしたことも知ってるんだ……?
怪しい……
人なのにこの人からは気配がしない……
そういえば私をアルコバレーノにしたあいつも気配がしなかったな……
まさか……!
「さ、早く!」
『あ、ああ……』
今はその考えは止めよう
今は白蘭らとの戦いに集中しないとね
ガラッ
「!」
『私だ』
「リナさん!」
ガタッと事務机の下から顔を出すユニ
「よかった……」
「リナ、早くこっちにこい」
『ああ……』
私はユニが隠れている事務机の横にある棚に背を着けて座り体を縮める
ピリッ
『っ……』
外からザクロの気配……
囮が壊されたという反応はない……
ということはザクロはレーダーを使わず逃げ込んだ場所を絞ったことになる……
そんな事ってあり得るのか……?
もしかしてこれも白蘭の力?
ここに逃げるってわかってたのか?
ガラッ
『っ!』
この気配……ザクロだ
あのおじさん、助けるって言ったくせに…!!
こうなったらやるしか……
「まさか、あたしが隠していると?」
『!』
おじさんの声……
「……」
ザクロのやつ……
何か考えてる……?
だとしたら様子を見るか……
「……ったく
やりにくいったらねぇぜ
一軒ずつ燃やしてあぶり出すしかねーか」
ボアッっとリングに炎を灯すザクロ
あれはやる気だ
このままだと関係ない人間まで巻き込まれるじゃん!
だったら……
「なんですって!?
燃やすってあーた!」
そう叫んでザクロに突っ込むおじさん
だが、着物の裾を踏んでおもいっきり前に転けた
「わたたっ」
この転け方…なんか演技くさい…
「たっ」
「!」
「セーフ!」
べしゃっ
丼を床に落ちる数㎝前でキャッチするおじさん
汁がいろんなところに飛び散り、よけたザクロにも一滴が額につく
「バーロー!!
気を付けやがれ!!」
ザクロのやつ……額に汁がついてるの気付かないのか…?
「すっすいません!」
「許さねーよ」
ボウッ
「家と一緒に燃やしてやる」
これ、確実にやばい…!
「!!」
ザッ
ザクロが何かを感じ取ったのか急に外に出た
「まちやがれバーロー!!」
ボウッ
そう言いながらザクロはどこかに飛んでいった
「富士山まで飛んでらっしゃい
実体のない殺気を追って」
実体のない殺気…?
あのおじさん、ザクロに何かの術を使った…?
魔法の類いか…?
でも、魔法関係なら感知できるはず…
謎だ…あのおじさん…
警戒しとくか…
ガラッ
「真7弔花は行ってしまったよう
これでしばらくは大丈夫でしょう」
おじさんの言葉にユニをはじめ沢田らが安堵のため息をつく
「しかし、白蘭ってのもひどい男だ」
そう言いながらピシャッと扉を閉めるおじさん
白蘭のことまで知ってるのか…
「こんないたいけな娘と魔女っ子を殺人集団を使って追い回すとはねえ」
『!!
お前…やっぱり記憶を消してやる…!』
「ちょ、ちょっとまって!!」
「リナ落ち着け…
今、こいつの記憶を消すのはよくない」
『…わかった…』
「魔法で記憶って消せるのな」
「あ…あの…
なんで、そんなにオレ達のことを知って…」
「ああ、そーだ…
並中に向かう学ランの子を見たなあ
お仲間?」
話変えやがった
「!
ヒバリさんのことだ!!
ディーノさんと並中に落ちた真7弔花を倒しに行ったんです!!」
「大丈夫かねぇ?
彼らの力をあなどっていないといいんだが」
『彼らの力…
沢田…嫌な予感がする…
今すぐ跳ね馬と連絡とって』
「わ、わかった!」
チョイスで桔梗が見せた炎と匣兵器の力…
単純に7³(トゥリニセッテ)の一角を担うマーレリングの力だけですって証明できないほど強かった
それにボンゴレ2大剣豪の一人スクアーロがザクロに押されてる
そこからわかること
奴らは強い
そしてまだ力を隠してる
もうここまできたら全力で戦わないと意味ないな…
奴らにあったらおしゃぶりに封印されている私の本来の力を引き出さないと…
未来の私には悪いけど…
昏睡覚悟で…
「リナさん、ディーノさんと連絡がとれたけど化け物みたいなデイジーがいるって…
避難場所を知らせたら後で連絡するって…」
『化け物みたいなデイジー…
やっぱり力を隠してた!』
「え!?」
『白蘭の力だ
真7弔花には多分だけど匣兵器と同化する力があって、10年後の私達が使っていた技は白蘭に見極められて真7弔花に伝わってる
スクアーロが押されたのもそれが原因だよ…
もう白蘭と真7弔花を倒せるのは過去から来た私達と10年後の沢田が私達の為に作ったボンゴレ匣、ボンゴレリングのみ…
でも私達が過去に使っていた技は攻略されている可能性があるから、この世界で作った新技で戦うしかない
雲雀が勝ったら私達の技とボンゴレ匣が攻略されていないことが証明されるし、その逆も証明される』
「そんな…」
『今はボンゴレ匣が攻略されてないことを祈るしかない…』
「雲雀さん…」
まあ、雲雀の雲の火力にマーレリングの晴が勝てるなんて思わないけどね…
「!
ディーノさん!!
え…
はい…
はい…
本当ですか!!」
『どうした?』
「雲雀さんが、真7弔花のデイジーをやっつけたって!!」
「わーーすごい!!」
「やったな!!」
『雲の守護者が…』
「当面の危機は去ったな」
「もう、敵も打つ手がないっスからね!!」
『よかった…
ボンゴレ匣はまだ攻略されてないことが証明された…』
「もう大丈夫
これでユニは見つからないわ」
「はい」
「………
じゃあ、あたしはこの辺で失礼するよ
しばらく旅に出て店は空けるから好きなだけ自由に使うといい」
「ええ!?
ちょっ急に…!!
まっ待ってください!!」
「『まだおめーのこと聞いてねー』ぞ」
あ、ハモった
「何者なんだ?」
「ん?
私は3年前にポックリいったこの店のおばーちゃんの息子、川平ですが?」
そう言いながらおじさんはドアを開ける
『いやっ
そーいうことじゃなくて』
「君達には一つ貸しだよ
じゃ」
ピシャッ
「ちっ」
『答えはぐらかしやがった…
あいつ…嫌いだ…』
「リナもそう思ったか…オレもだ…」
私をアルコバレーノにしたあいつに似ていて…
『ってか、リボーンさん…
銃おろしなよ
助けてもらったんだし』
「杖を袖口に隠し持ってたお前に言われたくねーぞ」
『!』
「あいつの返答次第では殺しの魔法使ってただろ」
『バレてたか…』
「殺しの魔法!?」
『即死の魔法だよ
魔法使いと魔女は誰もが知ってる闇の魔法』
「即死…」
「…なあ、ツナ…」
「山本?」
「オレ、やっぱりアジトに戻るわ
スクアーロのことだからピンピンしてるとは思うが、一応な」
『私も!って言いたいけどユニを守らないといけないから代わりにこの子達を連れて行って』
ボウッ
カチッ
ドシュッ
「「キャンッ」」
『ボディーガード兼回復要員の虹狐
攻撃と回復を私の指示なしで自分で考えてすることができる賢い子達だよ
それに、この子達は首かけてある私が作った虹の炎が入っているおしゃぶりから炎を供給するから2日間は私無しで活動できる』
「魔法ってすげーのな」
「だから匣アニマルがおしゃぶりをさげているのね」
『そ
んで、行くのは山本だけ?』
「いいえ
私達も行くわ」
名乗り出たのはビアンキ、スパナ、ジャンニーニの3人
理由は血と汗の結晶であるボンゴレアジトの状態が気になって居ても立っても居られないから(ジャンニーニ)
モスカに使える部品が残っていないか(スパナ)
忘れ物を取りに行くのと怪我の手当をできるから(ビアンキ)
『そ
でもここで捕まったら今までの苦労が水の泡になるからね』
「そうだね…
超慎重に送り出そう!」
『まずは外の様子を見ないと
んで、外の確認は手短に
真7弔花がいたら即バレだからね』
「ああ…」
ガラッ…
「殺気はない…
大丈夫だ」
外の様子を確認したのは山本
私も守護霊 を出して外の様子を聞いてみるが人の気配がない
気味が悪い…
「じゃあ行ってくるぜ!
ユニを頼む
寝てるランボにもよろしくいってくれよな」
「うん」
あの牛柄のガキ寝てるのか…
緊張感ねぇな…
「あの…みなさん…」
「「ありがとう」はいらないわよ
私達は自分の意志で行くんだから」
ビアンキはそう言いながらユニの両頬をプニプニと触る
「!」
「あなた達もユニを頼んだわよ」
「「「ハイ!」」」
元気よく返事をするクローム、笹川妹とその友達
ユニは満面の笑みでお礼を言う
「ありがとう」が癖になってるようだ…
それで笑いが起き、ユニも笑う
「ランボさんも一緒に遊びに行くもんね!!」
「おっ?」
「ランボ」
ガハハハとバカ笑いをしながらドアを豪快に開ける牛柄のガキ
警戒もクソもないバカガキ…
獄寺は外に出ようとするバカガキを捕まえ部屋に戻る
その間に山本達が出発した
その後、獄寺は捕まえたバカガキをソファーに向かってぶん投げた
ピリッ
『っ!』
え…
なんか…
イヤな予感が、した…
「おい、ツナ、リナ
何ボヤッとしてんだ
この先どーするか話し合うぞ」
「わ…わかった」
ピシャッと沢田がドアをしめた
イヤな感じがする…
『過去の私とボンゴレはやっとこの会場から離れたようだな……』
私は空に浮かぶ転送システムが消えたのを確認して呟いた
『ブルーベルらがこの場にいなくてよかった……
さて……そろそろ行かないと白蘭…うるさいからな……』
私はハァ……とため息をついて白蘭がいる場所……ボンゴレ
バシュッ
「白蘭様、お怪我は!?」
「ないない
ちょっと口寂しいけどね」
タタンと桔梗、ザクロ、デイジー、トリカブト、ブルーベルが着地し、私は彼らが膝を着くと同時に膝を着いた
「申し訳ありません!!
我々がついていながらユニ様を……」
「いやー
あの
こんなことなら素直にチョイスの再戦うけときゃよかったかなー
といってもユニちゃんは断るの
「ニュニュウ~!!
びゃくらんなんかブゥーだ!!」
そういってブルーベルは白蘭様の腕をつかむ
「ん?」
「なんで、ユニなんて人形娘に振り回されてんの!?
殺しちゃえばいいのにーーー!!」
「やだなー
ブルーベル
ユニちゃんを殺すなんて」
ピッとブルーベルの喉元に右手指先を当てる白蘭
「!!」
「次、言ったら…
殺す」
ドスのきいた声でブルーベルにそう警告した
「それとリナ……
あとで話すことがあるから……いいね?(逃げたら殺す……)」
『!!
は、はい……』
ヤバいな……
これ、記憶が戻り始めてるってバレてる…
「ブルーベルが失礼しました
白蘭様」
腰を抜かせたブルーベルを優しく腕の中に抱く桔梗
相当の恐怖だったようでブルーベルは桔梗の服をつかんでいる
「出来れば我々にも過去のリナ様を後回しにしてユニ様を優先して追う理由をお教え願えないでしょうか」
「……言ってなかったかい?」
ああ……そういえば……
白蘭s…じゃなくて白蘭はユニの光を見て態度を変えたな…
「僕はここ以外のほとんど全てのパラレルワールドで7³(トゥリニセッテ)をコンプリートして、リナも手に入れた
でも、どの世界で集めた7³と虹も僕を新しい世界の創造主にしてくれるほどの偉大な力を発揮していない…
全属性の力を使える虹がいてもね…
だが、それがなぜなのか…
今日見た目の眩むようなおしゃぶりの輝きで確信したよ
7³を覚醒させるために必要なのは魂をともなったユニだ
そしてそのユニに共鳴して虹も覚醒する
彼女を手に入れ7³のナゾがとければ、この世界だけじゃない
全パラレルワールドの扉は開かれ、僕は超時空の創造主になれるんだ
この際、なぜユニの魂がボンゴレなんかを頼りに今この世界にひょっこり戻ってきたかなんてどーでもいいや」
あ…
これはかなりヤバイやつだ……
白蘭はユニの力と私と過去の私の力に気づいた……
なにがなんでもユニだけは白蘭から守らないと……
私にできる妨害をしないと…
「欲しい……
あの娘が……」
ばくっと大量のマシュマロを頬張り咀嚼する白蘭
その眼差しは獲物を狙う獣だった
「わかったらさっさと追おうね♪
一刻も早くユニを奪え」
ニコッと黒い笑みを白蘭は浮かべながらそう言った
それを聞いた私達は行動に移り、転送システムを呼び寄せ並盛町に移動した
~10年後虹side end~
コオオ……
ドウッ
「いつつ……
や…やった!
並盛に…
『ついたな……
まずは……』
私は走って基地ユニットにいるユニの所に向かう
『ユニ!
大丈夫!?』
「リナさん」
『!!
おい……クソガキ……』
私の目に飛び込んできたのは幼い雷の守護者がユニの太ももを踏んでいるシーン
私はすぐ雷の守護者の襟をつかみ引き剥がす
『なにユニを踏みつけてんだよ……
潰すぞ……』
「ぐぴゃっ!」
「リナさん、気にしないでください
私が最初にその子をお尻で踏んじゃったんですから
仕方ないことです」
『……そう
脅して悪かったな
あ、そうだ…
ユニ
これをおしゃぶりにつけて』
ポウッ
私はリングに灯した虹を炎を魔法を使って非7³線(ノン・トゥリニセッテ)対策ができる透明なおしゃぶりケースに加工し、ユニに渡した
「すごい……これが母が言っていた魔法……」
『これで非7³線の影響をあまり受けなくなるし、さっき使った力の回復もできる』
「ありがとうございます、リナさん」
『お礼なんていいよ
私はアルコバレーノのボス…ユニを護る虹の守護者だからね
ってことで、白蘭らがこっちに来るのを送らせるために転送装置を破壊しないとね
ユニ、転送装置ってまだ他にある?』
「いえ
たしかあれ1つです」
『そ、了解
獄寺、今の話きいた?』
「ああ」
『炎は吸収されるからやるなら実弾ね
あんたの匣だからあるでしょ?』
「なんでわかんだよ…
まあ…みてろ
ターゲットロック!!
果てろ
ドガン
『この音…当たったみたいだね』
「民家のない山へ落ちます」
「これで時間が稼げたな」
リボーンの言葉にホッとする一同
「これで一安心ですね~
……ところで、我々は今までどこにいたんでしょう?」
『無人島でしょ』
「はい
チョイスが行われていたのは、無人島です」
「え!?
島?」
「白蘭は誰にも発見されてない無人島を改造してアジトの一つにしたんです
「まだ見つかっていない島があったなんて……」
『白蘭が能力を使ったんだよ
ワクチンを作ったりベルの兄を見つけることができるんだから、それくらい朝飯前だよ』
ジジジジ……
「「「!?」」」
『!?
まさかっ……!!』
肌に感じた微かな電磁波
私が基地ユニットを出たと同時に落下中の転送システムが消えた
『!!
沢田!
システムが白蘭のところに戻った!
あいつのことだから、
さっさと身を隠せ!!』
「そんなっ
すぐ来ちゃうのー!?」
『時間がない!
私はアジトが見つからないように妨害魔法で時間を稼ぐから!!
早く!!』
「リナの言うとおり、あまり時間はねえ
どーするか、決めろツナ」
「そんなこと言われても!!」
『さっさと決めろ!』
カチッ
私は杖を三叉の槍に合わせ、この建物全体に幻術の防御膜とミルフィオーレの侵入を防ぐ魔法…マグルよけの応用版…
『これでよし……
沢田、決まっtピシャッ!!』
「!!」
ヴヴウン
強い光と共に転送システムが戻り、五方に何か散った
そのうちの1つが並盛中に落ちたのを見た雲雀はそのまま走っていき、そのあとをリーゼントヘアの男性とディーノが追いかけた
『沢田、白蘭らがここを嗅ぎ付ける前に早くアジトに隠れろ!!
いくら私の妨害魔法でも白蘭らが何らかの対策をしてたら機能しないんだからね』
「え!?」
『まずはユニの安全確保!
わかった?』
「は、はい!
それじゃ……
オレ達も急いで、ユニを地下のボンゴレアジトへつれていこうか……」
「了解っス」
「オッケ」
「奴らへの対策はアジトで練ればいいしな」
「う…うん
ラルにも状況を伝えなきゃ…」
「通信室をかせ!!
クソボスに報告して救援を頼む」
『あ、私も兄様に言わないといけないことがあるからスクアーロについていく』
「ああ」
そうして私達は地下のボンゴレアジトに帰り、私とスクアーロは通信室に沢田達は食堂に行った
『兄様、いますか?』
「……ああ」
『報告があります』
「なんだ」
『チョイスはアルコバレーノの大空の登場とアルコバレーノの大空の特権により無効
この時代の私の白蘭による支配は私との接触で弱りはじめてます
正気を取り戻すのは時間の問題かと……』
「!!
そうか……わかった」
「ボス、オレからも報告だ」
「ルッス」
「もぉ…ボスったら…
スクアーロ、あとはあたしが聞くわぁん」
「あ゛ぁ゛!?
あんのクソボス!!」
『スクアーロ、落ち着いて…
ルッス…悪い報告……
白蘭が私と沢田らが匿っているアルコバレーノの大空を捕まえようと並盛に真7弔花を連れて乗り込んでくる』
「まあ!」
「だから腕の立つ奴をすぐに日本へ送れぇ!!」
「そんなこと急に言われてもーーーーん」
「敵の主力がこの並盛に集まって来てんだぞぉ!!」
「それはとってもソソる話だけどーー
ヴァリアーは今、各地で行われたミルフィオーレとの戦いの後始末やら残党狩りでてんてこまいなのよ」
『それ「後回しにしろぉ!!」にできない?
超緊急なの』
「フランはどーした!!
奴の幻術は必要だぁ!!」
「フラン…?
えーーっと…
あの子たしか、女の所へ行くっていってたわねぇ」
「『女だぁ!?』」
「名前はなんて言ったかしら
たしかダブリューダ……」
『ダブリュー……W?
まさか……!』
「あんのクソガキィ
いいからつれてこぉい!!」
「ん…
あら?」
ザザザ……
『ルッス?』
通信が悪くなった……
ピリッ
『っ!!
まさかっ!!』
ダッ
「うお゛ぉい!
リナ!」
通信室前廊下
『まさか……
こんなに早く見つかるなんて……
しかも場所が最悪すぎる……
ユニらがいる部屋は確実に守らないと……
出入口からは入ってこれないから、あり得るのは天井か建築中の場所から壁を破壊しながら侵入してくるパターンか……』
ヴーッ
ヴーッ
『きた……!』
ヴーッ
「何なの?」
「わからないよ!!」
「うお゛ぉいっ!!
何事だぁ!!」
「スクアーロ!」
『敵がきたってことだよ
やつは部屋を破壊しながらこっちに向かってきてる』
「え!?」
ドウッ
「!!」
「あっ」
『嵐の炎……』
ボウッ
部屋を破壊して侵入してきたのは
「バーロー
みっけたぜ、ユニ様とリナ様」
ザクロだった
ザクロの侵入に驚きを隠せない沢田らボンゴレファミリー
ユニは少し怯えた表情をする
「転送システムがぶっ壊れて外へ吹っ飛ばされ、無線もレーダーも粉々になったときはどうなるかと思ったが……
ん~……」
「「!?」」
「ふ……ふぁ~あ
バーロ~~
なんとかなるもんだな……」
呑気にあくびをするザクロ
緊張感無さすぎてムカつくし、私らを格下と見てなめた態度で死ぬ気の炎だけで攻撃してるのもムカつく
私のとっさの防御魔法(+虹の炎でコーティング)とスクアーロの雨の死ぬ気の炎でなんとか消し飛ばされずにすんだけど……
嵐の死ぬ気の炎なんか浴びてたら……ベルや兄様と同じように内側からボンッで死んでたな…私以外全員が……
……こわっ
『ユニ』
「はい」
『怪我はない?』
「はい、大丈夫です」
『それはよかった
んじゃ今すぐこの場から沢田達と逃げて』
「え
ですが……」
『白蘭達の今の狙いはユニ……あなただよ
あなただけは捕まっちゃいけない』
「!!」
「だったら……」
ボッとリングに炎を灯す獄寺と山本
「てめーらじゃ役に立たねぇ
ユニをつれてさっさとここから去れ!!」
「!!」
「スクアーロ!!」
「ええ!?
去れって……
でも…一人で!?」
『一人じゃない
私がいる
それに……』
「すでにお前らは攻撃されてんだぞぉ!!」
「!!」
ボオオオ
ゴアア
「!
目に見えない嵐の炎!!
スクアーロが雨属性の鎮静の炎とリナ殿の虹色の炎で相殺している!」
『そうゆうこと……
私とスクアーロがいなかったらザクロの嵐の炎でとっくに灰になってたよ』
「さすがヴァリアークオリティーだな」
『誉めてもなにもでないよ』
「リナが残るならオレも残るぜ、スクアーロ!」
「うぜぇ゛!!」
「!?」
「まだオレのことが、わかってねぇーなぁ…!
そろそろ一人でゆっくり!
静かにひっそり!
暴れてぇーんだぁ!!!
それに、リナ!!」
『なに』
「お前もここを出ろ!
ユニを隠すにはお前の魔法と幻術が必要だ」
『はあ!?』
「それに、お前の力も狙われてんだ!
ここでお前まで捕まっちまったらオレがクソボスに殺される!!」
『……ああ…そうだった…
この時代の私は白蘭の所にいるし……
私まで捕まったらさらに兄様は発狂するかもね……』
「ああ」
『……わかった……』
「わかればいいんだぁ!」
『だったら残らない代わりにこれ……あげるね』
私はスクアーロの左手に右手を添える
ボウッ
『私の虹の炎……体力回復と死ぬ気の炎の特性強化の効果があるから……
7³(トゥリニセッテ)のリングと戦うんだから……これくらいやっておかないとね』
「……わりぃな……」
『沢田!
アジトを出よう!
後ろは私が守るから!!』
「わ…わかった!!
じゃあみんな…
アジトから出ようか…?」
「はい!」
沢田の言葉を聞いて全員が出口に向かって走りだす
「おおっと」
そう言ってザクロは嵐の炎をこちらに向けて放射する
逃がすつもりはないようだ
「お゛ぉっと」
『!』
私の目の前に現れた雨属性の鮫
スクアーロが間髪いれずに
『あっぶなぁ…』
「あの…!」
『ユニ?』
「スクアーロさん、ありがとう!」
「!!
さっさと行けぇ」
『ユニ……
行くよ』
「はい!」
『……スクアーロ……死なないでね』
私はスクアーロの背中にそう言ってアジトをでた
アジトから出る途中、リボーンとラル・ミルチはジャンニーニから
私とユニのもあったが、魔法のカバーで十分遮断できているのでお互い断った
そして、今は廃工場にいる
これからどこに身を隠すのか話し合うのだ
ここで話し合うってバカだろって思ったが中には戻れないってことであきらめた
一応、白蘭らには見えないように沢田らには幻術+目眩ましの魔法でコーティングして作ったドームに入ってもらっている
ちなみにドームの中にいても外の音はバッチリ聞こえるし、外の様子も見える
さっさと決まらないかな…
「じゃ…じゃあ……
みんなで…その…………
不動産屋へいこうか……」
『あ、決まったみたいだね』
「でもこの人数で移動しては目立つわ
何グループかに別れた方が…」
『まだかよ!』
ゴン……
『?』
ゴンゴン……
『…この音…』
ゴンゴンゴンゴン
『まさかっ!!』
ゴゴゴゴゴ
「地響き?」
『違う!!
お前ら、今すぐ出口から離れて!』
「え!?」
『伏せろ!!!』
ド『
「ひいぃ!!
どーいうことー!?
アジトが爆発してるの?」
『そーゆーこと!!
中での戦いが激化してる
もうグループわけとかしている暇はない!
早くこの場から離れないといくらアルコバレーノの私の魔法があったとしても守りきれないし、巻き込まれるぞ!!』
「!」
「うお゛ぉ゛い!!」
「『!』」
「スクアーロの声だ!」
「ハァ…
ゼェ……」
この息遣い……
まさか…スクアーロがやられてる……?
「思ったより早くケリがつく……」
「!!」
「ユニを連れて…アジトから少しでも遠くへ……
逃げろぉ……」
『っ!』
あのスクアーロが……逃げろって、いった……
これ…かなりヤバイやつだ……
「この……
クソがぁ!!」
ブチッ
ドドドドドッ
『!!!』
「うわぁ!!」
『建物から炎…
もう時間がない!!』
「逃げろって…まさか、スクアーロ…!」
「……
やっぱ、オレ…戻るぜ!」
『!
なっ「バカ武め」』
一発殴ろうとしたが代わりにリボーンが山本の頬を叩いてくれた
「スクアーロの稼いだ時間を無駄にする気か」
「……小僧…」
言いたいことも言ってくれた
「ハ…ハル!!
その不動産屋はどこにあるんだ!?」
「5丁目なのでこのすぐ近くです!!
先の商店街を右に曲がった所に!!」
『だったら次の爆発が始まる前に早く行け!
さっきの通信からしたら残された時間は少ない』
「わ…わかった!!
走ろう!!」
ボウッ
『!!
ヤバイな…』
「ひいいっ
なんか飛んだ!!」
『お前ら先に行け!
私が逃げる時間を稼ぐ!』
「え!?」
『チョイスで入江が使った技術を使う
それを飛ばしたら合流するから、ハルだっけ?
その不動産屋の名前教えて』
「はい!
川平不動産です
右に曲がった所にあります!」
『川平ね
わかった
沢田、ユニのことお願いね』
「え、あ、はい!」
「リナさん」
『大丈夫、私は捕まらないから
信じて逃げて』
「……はい」
『いい子だ』
「ユニ、いこう!!」
「はい」
私はユニ達が走り始めたのを確認してアジトの方を向く
『さてと……秒で作らないとね……』
ボウッ
私はボンゴレリングに死ぬ気の炎を灯した
それから急ピッチでリングに灯した死ぬ気の炎を結晶化させビー玉サイズに加工し、有幻覚でチョイスで使われた
これを3つ作る
2つは大空の炎
あと1つは虹の炎
ユニのおしゃぶりと綱吉と私のリングと炎の反応を偽造するためだ
レーダーだったらある程度騙せるからね
でも相手がレーダーを使ってなかったら意味がなくなる
レーダーを使ってくれていることを祈るだけだ
『よし……これで終わりっ』
私は最後の1つを空に飛ばすと姿眩ましと姿現しで川平不動産前に移動した
バシッ
『よし……今度も上手くいった』
「!!
人が急に出てきた!?」
『!!
しまっ……!!』
やってしました!
まさか人がいたなんて……
しかも外でラーメン食ってるおじさんがいたなんて……!
ヤバイヤバイ……!!
今まで魔法を知っているマフィアの前で使ってたからその癖で使っちゃった……
ここは魔法が存在しないマグルの世界だった……
これは絶対に見られちゃいけないやつだった……
このラーメン食べてるおじさんの記憶を消さないと……
『おじさん……ごめn「君も追われてるんでしょ?」え』
「ついさっき君と同じ子供達がここに来てね
匿ってるんだ
ザクロって言う真7弔花からね
さあ、早く入って
家具の裏に隠れなさい
おじさんが助けてあげるから」
『え』
「ああ、さっきの技は見なかったことにするよ
だから僕の記憶は消さないでおくれ」
『!!
何で記憶を消すって……』
「勘だよ」
『……ならそうしておく
ありがとう……』
何でこの人私が追われてるって……
ザクロのことも記憶を消そうとしたことも知ってるんだ……?
怪しい……
人なのにこの人からは気配がしない……
そういえば私をアルコバレーノにしたあいつも気配がしなかったな……
まさか……!
「さ、早く!」
『あ、ああ……』
今はその考えは止めよう
今は白蘭らとの戦いに集中しないとね
ガラッ
「!」
『私だ』
「リナさん!」
ガタッと事務机の下から顔を出すユニ
「よかった……」
「リナ、早くこっちにこい」
『ああ……』
私はユニが隠れている事務机の横にある棚に背を着けて座り体を縮める
ピリッ
『っ……』
外からザクロの気配……
囮が壊されたという反応はない……
ということはザクロはレーダーを使わず逃げ込んだ場所を絞ったことになる……
そんな事ってあり得るのか……?
もしかしてこれも白蘭の力?
ここに逃げるってわかってたのか?
ガラッ
『っ!』
この気配……ザクロだ
あのおじさん、助けるって言ったくせに…!!
こうなったらやるしか……
「まさか、あたしが隠していると?」
『!』
おじさんの声……
「……」
ザクロのやつ……
何か考えてる……?
だとしたら様子を見るか……
「……ったく
やりにくいったらねぇぜ
一軒ずつ燃やしてあぶり出すしかねーか」
ボアッっとリングに炎を灯すザクロ
あれはやる気だ
このままだと関係ない人間まで巻き込まれるじゃん!
だったら……
「なんですって!?
燃やすってあーた!」
そう叫んでザクロに突っ込むおじさん
だが、着物の裾を踏んでおもいっきり前に転けた
「わたたっ」
この転け方…なんか演技くさい…
「たっ」
「!」
「セーフ!」
べしゃっ
丼を床に落ちる数㎝前でキャッチするおじさん
汁がいろんなところに飛び散り、よけたザクロにも一滴が額につく
「バーロー!!
気を付けやがれ!!」
ザクロのやつ……額に汁がついてるの気付かないのか…?
「すっすいません!」
「許さねーよ」
ボウッ
「家と一緒に燃やしてやる」
これ、確実にやばい…!
「!!」
ザッ
ザクロが何かを感じ取ったのか急に外に出た
「まちやがれバーロー!!」
ボウッ
そう言いながらザクロはどこかに飛んでいった
「富士山まで飛んでらっしゃい
実体のない殺気を追って」
実体のない殺気…?
あのおじさん、ザクロに何かの術を使った…?
魔法の類いか…?
でも、魔法関係なら感知できるはず…
謎だ…あのおじさん…
警戒しとくか…
ガラッ
「真7弔花は行ってしまったよう
これでしばらくは大丈夫でしょう」
おじさんの言葉にユニをはじめ沢田らが安堵のため息をつく
「しかし、白蘭ってのもひどい男だ」
そう言いながらピシャッと扉を閉めるおじさん
白蘭のことまで知ってるのか…
「こんないたいけな娘と魔女っ子を殺人集団を使って追い回すとはねえ」
『!!
お前…やっぱり記憶を消してやる…!』
「ちょ、ちょっとまって!!」
「リナ落ち着け…
今、こいつの記憶を消すのはよくない」
『…わかった…』
「魔法で記憶って消せるのな」
「あ…あの…
なんで、そんなにオレ達のことを知って…」
「ああ、そーだ…
並中に向かう学ランの子を見たなあ
お仲間?」
話変えやがった
「!
ヒバリさんのことだ!!
ディーノさんと並中に落ちた真7弔花を倒しに行ったんです!!」
「大丈夫かねぇ?
彼らの力をあなどっていないといいんだが」
『彼らの力…
沢田…嫌な予感がする…
今すぐ跳ね馬と連絡とって』
「わ、わかった!」
チョイスで桔梗が見せた炎と匣兵器の力…
単純に7³(トゥリニセッテ)の一角を担うマーレリングの力だけですって証明できないほど強かった
それにボンゴレ2大剣豪の一人スクアーロがザクロに押されてる
そこからわかること
奴らは強い
そしてまだ力を隠してる
もうここまできたら全力で戦わないと意味ないな…
奴らにあったらおしゃぶりに封印されている私の本来の力を引き出さないと…
未来の私には悪いけど…
昏睡覚悟で…
「リナさん、ディーノさんと連絡がとれたけど化け物みたいなデイジーがいるって…
避難場所を知らせたら後で連絡するって…」
『化け物みたいなデイジー…
やっぱり力を隠してた!』
「え!?」
『白蘭の力だ
真7弔花には多分だけど匣兵器と同化する力があって、10年後の私達が使っていた技は白蘭に見極められて真7弔花に伝わってる
スクアーロが押されたのもそれが原因だよ…
もう白蘭と真7弔花を倒せるのは過去から来た私達と10年後の沢田が私達の為に作ったボンゴレ匣、ボンゴレリングのみ…
でも私達が過去に使っていた技は攻略されている可能性があるから、この世界で作った新技で戦うしかない
雲雀が勝ったら私達の技とボンゴレ匣が攻略されていないことが証明されるし、その逆も証明される』
「そんな…」
『今はボンゴレ匣が攻略されてないことを祈るしかない…』
「雲雀さん…」
まあ、雲雀の雲の火力にマーレリングの晴が勝てるなんて思わないけどね…
「!
ディーノさん!!
え…
はい…
はい…
本当ですか!!」
『どうした?』
「雲雀さんが、真7弔花のデイジーをやっつけたって!!」
「わーーすごい!!」
「やったな!!」
『雲の守護者が…』
「当面の危機は去ったな」
「もう、敵も打つ手がないっスからね!!」
『よかった…
ボンゴレ匣はまだ攻略されてないことが証明された…』
「もう大丈夫
これでユニは見つからないわ」
「はい」
「………
じゃあ、あたしはこの辺で失礼するよ
しばらく旅に出て店は空けるから好きなだけ自由に使うといい」
「ええ!?
ちょっ急に…!!
まっ待ってください!!」
「『まだおめーのこと聞いてねー』ぞ」
あ、ハモった
「何者なんだ?」
「ん?
私は3年前にポックリいったこの店のおばーちゃんの息子、川平ですが?」
そう言いながらおじさんはドアを開ける
『いやっ
そーいうことじゃなくて』
「君達には一つ貸しだよ
じゃ」
ピシャッ
「ちっ」
『答えはぐらかしやがった…
あいつ…嫌いだ…』
「リナもそう思ったか…オレもだ…」
私をアルコバレーノにしたあいつに似ていて…
『ってか、リボーンさん…
銃おろしなよ
助けてもらったんだし』
「杖を袖口に隠し持ってたお前に言われたくねーぞ」
『!』
「あいつの返答次第では殺しの魔法使ってただろ」
『バレてたか…』
「殺しの魔法!?」
『即死の魔法だよ
魔法使いと魔女は誰もが知ってる闇の魔法』
「即死…」
「…なあ、ツナ…」
「山本?」
「オレ、やっぱりアジトに戻るわ
スクアーロのことだからピンピンしてるとは思うが、一応な」
『私も!って言いたいけどユニを守らないといけないから代わりにこの子達を連れて行って』
ボウッ
カチッ
ドシュッ
「「キャンッ」」
『ボディーガード兼回復要員の
攻撃と回復を私の指示なしで自分で考えてすることができる賢い子達だよ
それに、この子達は首かけてある私が作った虹の炎が入っているおしゃぶりから炎を供給するから2日間は私無しで活動できる』
「魔法ってすげーのな」
「だから匣アニマルがおしゃぶりをさげているのね」
『そ
んで、行くのは山本だけ?』
「いいえ
私達も行くわ」
名乗り出たのはビアンキ、スパナ、ジャンニーニの3人
理由は血と汗の結晶であるボンゴレアジトの状態が気になって居ても立っても居られないから(ジャンニーニ)
モスカに使える部品が残っていないか(スパナ)
忘れ物を取りに行くのと怪我の手当をできるから(ビアンキ)
『そ
でもここで捕まったら今までの苦労が水の泡になるからね』
「そうだね…
超慎重に送り出そう!」
『まずは外の様子を見ないと
んで、外の確認は手短に
真7弔花がいたら即バレだからね』
「ああ…」
ガラッ…
「殺気はない…
大丈夫だ」
外の様子を確認したのは山本
私も
気味が悪い…
「じゃあ行ってくるぜ!
ユニを頼む
寝てるランボにもよろしくいってくれよな」
「うん」
あの牛柄のガキ寝てるのか…
緊張感ねぇな…
「あの…みなさん…」
「「ありがとう」はいらないわよ
私達は自分の意志で行くんだから」
ビアンキはそう言いながらユニの両頬をプニプニと触る
「!」
「あなた達もユニを頼んだわよ」
「「「ハイ!」」」
元気よく返事をするクローム、笹川妹とその友達
ユニは満面の笑みでお礼を言う
「ありがとう」が癖になってるようだ…
それで笑いが起き、ユニも笑う
「ランボさんも一緒に遊びに行くもんね!!」
「おっ?」
「ランボ」
ガハハハとバカ笑いをしながらドアを豪快に開ける牛柄のガキ
警戒もクソもないバカガキ…
獄寺は外に出ようとするバカガキを捕まえ部屋に戻る
その間に山本達が出発した
その後、獄寺は捕まえたバカガキをソファーに向かってぶん投げた
ピリッ
『っ!』
え…
なんか…
イヤな予感が、した…
「おい、ツナ、リナ
何ボヤッとしてんだ
この先どーするか話し合うぞ」
「わ…わかった」
ピシャッと沢田がドアをしめた
イヤな感じがする…