主人公は女性です
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『スクアーロ?』
「日本に行く」
『え、急にどうしたの?』
「山本武……あの野郎、負けやがった……!!」
『は……?
誰に?』
「ミルフィオーレの幻騎士だ」
『幻騎士……?』
あれ?
そう言えばアリアさんの部下にそんな名前の剣士がいたような……
まあ、敵同士だから戦うってことはあるけど……
一回負けただけでそんなにぶちギレるかね
お前の弟子じゃないのに……
「あの野郎……オレが送ったDVD見てなかったな……」
『DVD?』
「!
わりぃ……今のは忘れろ
独り言だ……」
『……わかった
んで、いつ行くの?
スクアーロが行くなら私も行くんだけど』
「今からだ」
『は!?
めちゃくちゃ急じゃん!!』
「オレを負かした男があの野郎に負けるなんて……許さねぇ!!
今すぐ行って鍛えなおしてやる!!」
『…なるほどね…
わかった
んじゃ私から兄様に言っておくから、スクアーロはさっさと出発しなよ
私は空から追いかける』
「ああ……
頼んだ」
そう言ってスクアーロはぶちギレ表情で日本に向かった
そして私は兄様にスクアーロと一緒に日本に行くことを伝え、兄様からこの時代の隊服、通信装置、日本のアジトの場所が書かれてある紙をもらい、日本に向かった
空を箒で飛ぶこと約3時間……
海上でアニマル匣 兵器の背に乗っているスクアーロを見つけた
しかも嵐の中……
『スクアーロ』
「リナか」
『ぶちギレてこの行動をしたのはわかるけど……
一般人からしたらヤバいやつだよ?
飛行機はどうしたの?』
「今すぐは無理と言われたからこうした」
『なるほど……
でもこのままだと匣兵器とあんたがもたないから船を探してあげるよ』
「その箒には乗せてくれないのか」
『海水でびしょ濡れのお前なんか誰が乗せるか!』
「ちっ……
だったらさっさと見つけろ」
『りょーかい
レペリロ・ナーヴェン 』
おー……
頭の中にいろんな船の様子が浮かんでくる……
「まだか?」
『少し黙って……』
狙うなら日本人が多い船だね……
候補は……
よし、あれにしよう
『見つけた!』
「よし…場所は!?」
『ここからかなり離れてる…
でも任せて
使うのは[ゴソゴソ……]これでいっか……』
ポケットから取り出したのは欠けたマモンチェーン
『ウィンガーディアム・レビオーサ 』
それを魔法で浮かす
「それで何をするんだ?」
『これで見つけた船まで移動するんだよ
スクアーロは初めてだから酔うかもね
あと、匣はしまった方がいいかも
万が一離ればなれになったら世界は大変なことになっちゃうから……』
「は?」
『まあ、疑うのはわかるよ
でも、私は早く移動したいから始めるよ
ポータス 』
呪文が当たったマモンチェーンは一瞬青白く光、元の色に戻った
『よし、これで完成
スクアーロ、私と手を繋いで』
「は?」
『早く』
「お、おう……」
スクアーロはそう言って匣兵器をしまい、私の手を握った
『んじゃ、行くよー!』
私は魔法で見つけた船に意識を集中し、マモンチェーンに触れる
バシュッ
「!!?!?」
スクアーロは声にならない声を上げた
バシュッ
ドサッ
『っ!
着地のこと……忘れてた……』
私とスクアーロが落ちた場所は漁船の操舵室の真後ろ
落ちた場所が悪かったら確実に死んでた
でも、このまま操舵室に入れば怪しまれる
ってことで……
『スクアーロ、今すぐ海に向かって匣を開けろ
んで、この漁船にぶつかれ
壊さない程度で』
「…………は……?
(あれが瞬間移動なのか……
底が見えない穴の中をずっと落下している感じだったな……)」
『放心してる場合か!
さっさとしろ
私達が出した落下音を聞いて中の人間が出てきてはちあわせたらどう答えたらいいか困るだろ!
だからサメに喰われそうになって必死に逃げてきた設定にするの
だから早く!』
「わ、わかった…
開匣 !」
ドシュッ
バシャン
「アーロ!
やれぇっ!!!!」
スクアーロの言葉にピクッと反応する匣兵器のサメ
ドンッ
おもいっきり体当たりをしてくれた
天候が嵐な分、迫力満点で恐怖も満点だ
「ヒィィィィ!!!!」
「ふ、フカだ!!!!」
中の船員の声が外まで響いた
サメのことをフカって呼ぶなんて……
面白い人間もいるんだね
それから私とスクアーロは漁船の船長にお願いして港まで乗せてもらった
そして乗せてくれたお礼に漁に参加し漁船に大漁を招き、港に着くとお土産にとマグロをもらった
時間はあっという間に経ち、私達は並盛のボンゴレアジトに着いた
「ランラン♪」
アジトに入ってすぐこの歌が聞こえた
「ランランランランラーン♪」
『スクアーロ…この声って……』
「ああ……
あの部屋から聞こえるな……」
スクアーロが指差した先にあったのはミーティング室
「ビャクラン♪」
『白蘭…!』
「しっ
今ここにお前がいることを白蘭にバレたくない
今は静かにしてろ
部屋には入らないが静かに部屋の前に行くぞ」
『りょーかい…』
「どう?
面白かったかい?」
「白蘭!!」
白蘭……沢田達がいる日本側に連絡してきたか……
「退屈だから遊びにきちゃった
食べるかい?」
「やろう
おちょくってんのか!?」
「なーんてね
本当は“チョイス”についての業務連絡さ」
「ぎょうむ…れんらく?」
「ほら、日時については言ったけど、場所は言ってないよね」
そう言えば……
「6日後
お昼の12時に並盛神社に集合」
並盛か……
「並盛で戦うの……!?」
「んー
どーだろーね
とりあえず、必要な準備して仲間は全員連れてきてね
少なくとも過去からきたお友達は全員だよ
あとイタリアにいる僕の婚約者 もね
まあ、彼女のことだから日本に向かってるとは思うけど……」
「なに!!」
「全員って」
「京子ちゃんやハルも!?」
「なんだと!!?」
「そこに意味があるんじゃないか
みんなで来ないと君達は失格だからね」
「な!?」
「ちょっと待て!!」
「じゃあ、修業がんばってね~♪」
沢田達の焦り方からみて京子とハルって人間はマフィアを知らない一般人か……
マフィアの闇を一般人に強制的に見せるってやつか
白蘭のやつ考えたな……
沢田の性格からしてマフィアことなんて話してないだろうな……
「こうなるとツナが京子やハルに状況を説明しちまったのは正解だったかもな」
話したのかよ!
「ゴ…ゴメン
オレ話したんだ
やっぱり、京子ちゃん達にも事実を知ってもらうべきだと思って…」
「沢田あぁ!!」
ガッ
「京子は…どうなった…」
「お兄さん…あの…」
京子って子は笹川の妹か……
妹を思う兄……何も知らない方がいいってやつだな……
まあ、隠してもいつかはバレる
私の魔法も家族に知られないようにしてたけど魔法学校と魔法省は知ってたから……
「にしても、白蘭の奴、どーやって回線に入りこんだんだ?」
「セキュリティがザルなんだぁ
アマチュア共がぁ」
「あっ」
「てめーはス…」
「スクアーロ!!」
「みやげだ」
『ちょ、スクアーロ!
もう出て大丈夫なの?』
「リナさん!」
「遅かったな、スクアーロ
生徒がおまちかねだぜ」
『生徒?
ああ……なるほど……』
「もしかしてよ……
オレの修業の家庭教師って…」
ビュッ
ガッ
フルパワーで山本の頬をぶん殴るスクアーロ
『御愁傷様…』
これで終わるスクアーロではない
さらに殴る蹴るを繰り返し、山本の歯が一本抜け、動かなくなったと同時に止めた
「山本!!」
「殺しやがったのか!?」
「まったく殺してやりてぇぜ
このカスはあずかっていくぞぉ」
スクアーロはそう言って山本を担いでアジトを出た
それからアジト内では守護者がボスの顔面を殴る事件が発生
それには私も驚き、暴れる嵐の守護者を静止できなかった
「ところで……」
『ん?』
「お前がこっちに来てるとはな……」
『ボンゴレと7³(トゥリニセッテ)の危機だからね
イタリアで白蘭を叩きたかったけどこっちの戦力が心もとないから来ただけ』
「それでも来てくれて助かる
お前はアルコバレーノでボンゴレの虹の守護者だからな」
『まぁね
で、今の彼らの戦闘力はどんな感じ?』
「そうだな……
まあ……お前の足手まといにはならない程度には強くなっているぞ」
『へぇ……
やっぱり成長期の中学生は違うね』
「まぁな
あ、そうだ……
入江からお前に預かりものだ」
『?
なに?』
「今、ツナ達もこいつを使って修業をしている
受けとれ」
リボーンから渡されたのはボンゴレのエンブレムが施された虹色の匣
『ボンゴレ匣か……
私にはヴァリアー匣があるから必要ないのに……』
「そう言うだろうって入江に先に伝えたら、その匣はアップデート匣だそうだ
未来のお前が開発に参加し、ヴァリアー匣の虹ライオンを強化する為だけに作られたそうだ
他の奴らの匣はボンゴレ独自の改造が施された特殊匣だがな」
『ふーん……
流石未来の私
なら使い勝手には問題ないね
アップデート匣に慣れたいから今から使える広い場所はある?』
「だったらトレーニングルームを使うといいぞ
すでにツナが使っているが……広さ的に問題はないだろう」
『え……
沢田と……?』
「すみません……
今このアジトは建設途中でして……
トレーニングルームはまだ1つしか出来てないのです……
ですが、かなり広いので……」
『……1つしかないのか……
なら妥協するしかないか……』
「悪ぃな、リナ
案内はジャンニーニがしてくれる
頼んだぞ」
『ジャンニーニ…?
ジャンニーニって…武器改悪で有名な…あの……?』
「改悪って…まあ…たまにしてしまいますが……って今はその話は置いといて……
トレーニングルームはこちらになります」
『んじゃ行って来るよ、リボーンさん』
「おう、頑張れよ」
ジャンニーニに着いていくこと数分
エレベーターに乗って着いたのは地下8階
「こちらになります」
ウィィィン……
自動ドアが開くとそこは道具1つないだだっ広いコンクリートでできた空間が広がっていた
『へぇ……
かなりの広さだね』
「ええ
ここがトレーニングルームとなります
10代目は……」
『あ、呼ばなくていい
私が後から話しかけるから』
「そうですか……
では、ここの説明を……
この施設はある程度の壁や天井、床の破損はその日のうちにロボットにより修理することは可能ですが、貫通や崩壊等の破壊はいくらロボットでも時間がかかるのでできるだけ破壊はしないようにお願いします……
10代目達が来てから色々ありましたから……」
『あ……それは御愁傷様です……
破壊しないように頑張りますね……』
「よろしくお願いします……」
ジャンニーニの顔を見てわかる……
あの顔はかなりやられたな……
まあ……沢田らの守護者を見れば、破壊はお手のものだな……
特に雷と嵐、晴の守護者は……
「では、私は戻りますので、何かあればエレベーター横に設置してある電話をお使いください
直接私に繋がりますので」
『わかった
ありがとう、ジャンニーニ』
「いえ
では、私はこれで……」
ジャンニーニはそう言ってエレベーターに乗り込んだ
『さてと……
沢田!!』
「!!
リナさん!?
なんでここに!!?」
『これの修業』
私はリボーンから受け取ったボンゴレ匣を沢田に見せた
「あ!
ボンゴレ匣!
リボーンから受け取ったんですね」
『まあね
んじゃお前の邪魔にならないように私は向こう側でするから
頑張りな』
私はそう言ってトレーニングルームの奥に向かった
途中で沢田の返事が聞こえたが無視した
それから私は幻術と魔法を合わせた壁(防音防火)を作ってアップデートましろとの修業に励んだ
「日本に行く」
『え、急にどうしたの?』
「山本武……あの野郎、負けやがった……!!」
『は……?
誰に?』
「ミルフィオーレの幻騎士だ」
『幻騎士……?』
あれ?
そう言えばアリアさんの部下にそんな名前の剣士がいたような……
まあ、敵同士だから戦うってことはあるけど……
一回負けただけでそんなにぶちギレるかね
お前の弟子じゃないのに……
「あの野郎……オレが送ったDVD見てなかったな……」
『DVD?』
「!
わりぃ……今のは忘れろ
独り言だ……」
『……わかった
んで、いつ行くの?
スクアーロが行くなら私も行くんだけど』
「今からだ」
『は!?
めちゃくちゃ急じゃん!!』
「オレを負かした男があの野郎に負けるなんて……許さねぇ!!
今すぐ行って鍛えなおしてやる!!」
『…なるほどね…
わかった
んじゃ私から兄様に言っておくから、スクアーロはさっさと出発しなよ
私は空から追いかける』
「ああ……
頼んだ」
そう言ってスクアーロはぶちギレ表情で日本に向かった
そして私は兄様にスクアーロと一緒に日本に行くことを伝え、兄様からこの時代の隊服、通信装置、日本のアジトの場所が書かれてある紙をもらい、日本に向かった
空を箒で飛ぶこと約3時間……
海上でアニマル
しかも嵐の中……
『スクアーロ』
「リナか」
『ぶちギレてこの行動をしたのはわかるけど……
一般人からしたらヤバいやつだよ?
飛行機はどうしたの?』
「今すぐは無理と言われたからこうした」
『なるほど……
でもこのままだと匣兵器とあんたがもたないから船を探してあげるよ』
「その箒には乗せてくれないのか」
『海水でびしょ濡れのお前なんか誰が乗せるか!』
「ちっ……
だったらさっさと見つけろ」
『りょーかい
おー……
頭の中にいろんな船の様子が浮かんでくる……
「まだか?」
『少し黙って……』
狙うなら日本人が多い船だね……
候補は……
よし、あれにしよう
『見つけた!』
「よし…場所は!?」
『ここからかなり離れてる…
でも任せて
使うのは[ゴソゴソ……]これでいっか……』
ポケットから取り出したのは欠けたマモンチェーン
『
それを魔法で浮かす
「それで何をするんだ?」
『これで見つけた船まで移動するんだよ
スクアーロは初めてだから酔うかもね
あと、匣はしまった方がいいかも
万が一離ればなれになったら世界は大変なことになっちゃうから……』
「は?」
『まあ、疑うのはわかるよ
でも、私は早く移動したいから始めるよ
呪文が当たったマモンチェーンは一瞬青白く光、元の色に戻った
『よし、これで完成
スクアーロ、私と手を繋いで』
「は?」
『早く』
「お、おう……」
スクアーロはそう言って匣兵器をしまい、私の手を握った
『んじゃ、行くよー!』
私は魔法で見つけた船に意識を集中し、マモンチェーンに触れる
バシュッ
「!!?!?」
スクアーロは声にならない声を上げた
バシュッ
ドサッ
『っ!
着地のこと……忘れてた……』
私とスクアーロが落ちた場所は漁船の操舵室の真後ろ
落ちた場所が悪かったら確実に死んでた
でも、このまま操舵室に入れば怪しまれる
ってことで……
『スクアーロ、今すぐ海に向かって匣を開けろ
んで、この漁船にぶつかれ
壊さない程度で』
「…………は……?
(あれが瞬間移動なのか……
底が見えない穴の中をずっと落下している感じだったな……)」
『放心してる場合か!
さっさとしろ
私達が出した落下音を聞いて中の人間が出てきてはちあわせたらどう答えたらいいか困るだろ!
だからサメに喰われそうになって必死に逃げてきた設定にするの
だから早く!』
「わ、わかった…
ドシュッ
バシャン
「アーロ!
やれぇっ!!!!」
スクアーロの言葉にピクッと反応する匣兵器のサメ
ドンッ
おもいっきり体当たりをしてくれた
天候が嵐な分、迫力満点で恐怖も満点だ
「ヒィィィィ!!!!」
「ふ、フカだ!!!!」
中の船員の声が外まで響いた
サメのことをフカって呼ぶなんて……
面白い人間もいるんだね
それから私とスクアーロは漁船の船長にお願いして港まで乗せてもらった
そして乗せてくれたお礼に漁に参加し漁船に大漁を招き、港に着くとお土産にとマグロをもらった
時間はあっという間に経ち、私達は並盛のボンゴレアジトに着いた
「ランラン♪」
アジトに入ってすぐこの歌が聞こえた
「ランランランランラーン♪」
『スクアーロ…この声って……』
「ああ……
あの部屋から聞こえるな……」
スクアーロが指差した先にあったのはミーティング室
「ビャクラン♪」
『白蘭…!』
「しっ
今ここにお前がいることを白蘭にバレたくない
今は静かにしてろ
部屋には入らないが静かに部屋の前に行くぞ」
『りょーかい…』
「どう?
面白かったかい?」
「白蘭!!」
白蘭……沢田達がいる日本側に連絡してきたか……
「退屈だから遊びにきちゃった
食べるかい?」
「やろう
おちょくってんのか!?」
「なーんてね
本当は“チョイス”についての業務連絡さ」
「ぎょうむ…れんらく?」
「ほら、日時については言ったけど、場所は言ってないよね」
そう言えば……
「6日後
お昼の12時に並盛神社に集合」
並盛か……
「並盛で戦うの……!?」
「んー
どーだろーね
とりあえず、必要な準備して仲間は全員連れてきてね
少なくとも過去からきたお友達は全員だよ
あとイタリアにいる僕の
まあ、彼女のことだから日本に向かってるとは思うけど……」
「なに!!」
「全員って」
「京子ちゃんやハルも!?」
「なんだと!!?」
「そこに意味があるんじゃないか
みんなで来ないと君達は失格だからね」
「な!?」
「ちょっと待て!!」
「じゃあ、修業がんばってね~♪」
沢田達の焦り方からみて京子とハルって人間はマフィアを知らない一般人か……
マフィアの闇を一般人に強制的に見せるってやつか
白蘭のやつ考えたな……
沢田の性格からしてマフィアことなんて話してないだろうな……
「こうなるとツナが京子やハルに状況を説明しちまったのは正解だったかもな」
話したのかよ!
「ゴ…ゴメン
オレ話したんだ
やっぱり、京子ちゃん達にも事実を知ってもらうべきだと思って…」
「沢田あぁ!!」
ガッ
「京子は…どうなった…」
「お兄さん…あの…」
京子って子は笹川の妹か……
妹を思う兄……何も知らない方がいいってやつだな……
まあ、隠してもいつかはバレる
私の魔法も家族に知られないようにしてたけど魔法学校と魔法省は知ってたから……
「にしても、白蘭の奴、どーやって回線に入りこんだんだ?」
「セキュリティがザルなんだぁ
アマチュア共がぁ」
「あっ」
「てめーはス…」
「スクアーロ!!」
「みやげだ」
『ちょ、スクアーロ!
もう出て大丈夫なの?』
「リナさん!」
「遅かったな、スクアーロ
生徒がおまちかねだぜ」
『生徒?
ああ……なるほど……』
「もしかしてよ……
オレの修業の家庭教師って…」
ビュッ
ガッ
フルパワーで山本の頬をぶん殴るスクアーロ
『御愁傷様…』
これで終わるスクアーロではない
さらに殴る蹴るを繰り返し、山本の歯が一本抜け、動かなくなったと同時に止めた
「山本!!」
「殺しやがったのか!?」
「まったく殺してやりてぇぜ
このカスはあずかっていくぞぉ」
スクアーロはそう言って山本を担いでアジトを出た
それからアジト内では守護者がボスの顔面を殴る事件が発生
それには私も驚き、暴れる嵐の守護者を静止できなかった
「ところで……」
『ん?』
「お前がこっちに来てるとはな……」
『ボンゴレと7³(トゥリニセッテ)の危機だからね
イタリアで白蘭を叩きたかったけどこっちの戦力が心もとないから来ただけ』
「それでも来てくれて助かる
お前はアルコバレーノでボンゴレの虹の守護者だからな」
『まぁね
で、今の彼らの戦闘力はどんな感じ?』
「そうだな……
まあ……お前の足手まといにはならない程度には強くなっているぞ」
『へぇ……
やっぱり成長期の中学生は違うね』
「まぁな
あ、そうだ……
入江からお前に預かりものだ」
『?
なに?』
「今、ツナ達もこいつを使って修業をしている
受けとれ」
リボーンから渡されたのはボンゴレのエンブレムが施された虹色の匣
『ボンゴレ匣か……
私にはヴァリアー匣があるから必要ないのに……』
「そう言うだろうって入江に先に伝えたら、その匣はアップデート匣だそうだ
未来のお前が開発に参加し、ヴァリアー匣の虹ライオンを強化する為だけに作られたそうだ
他の奴らの匣はボンゴレ独自の改造が施された特殊匣だがな」
『ふーん……
流石未来の私
なら使い勝手には問題ないね
アップデート匣に慣れたいから今から使える広い場所はある?』
「だったらトレーニングルームを使うといいぞ
すでにツナが使っているが……広さ的に問題はないだろう」
『え……
沢田と……?』
「すみません……
今このアジトは建設途中でして……
トレーニングルームはまだ1つしか出来てないのです……
ですが、かなり広いので……」
『……1つしかないのか……
なら妥協するしかないか……』
「悪ぃな、リナ
案内はジャンニーニがしてくれる
頼んだぞ」
『ジャンニーニ…?
ジャンニーニって…武器改悪で有名な…あの……?』
「改悪って…まあ…たまにしてしまいますが……って今はその話は置いといて……
トレーニングルームはこちらになります」
『んじゃ行って来るよ、リボーンさん』
「おう、頑張れよ」
ジャンニーニに着いていくこと数分
エレベーターに乗って着いたのは地下8階
「こちらになります」
ウィィィン……
自動ドアが開くとそこは道具1つないだだっ広いコンクリートでできた空間が広がっていた
『へぇ……
かなりの広さだね』
「ええ
ここがトレーニングルームとなります
10代目は……」
『あ、呼ばなくていい
私が後から話しかけるから』
「そうですか……
では、ここの説明を……
この施設はある程度の壁や天井、床の破損はその日のうちにロボットにより修理することは可能ですが、貫通や崩壊等の破壊はいくらロボットでも時間がかかるのでできるだけ破壊はしないようにお願いします……
10代目達が来てから色々ありましたから……」
『あ……それは御愁傷様です……
破壊しないように頑張りますね……』
「よろしくお願いします……」
ジャンニーニの顔を見てわかる……
あの顔はかなりやられたな……
まあ……沢田らの守護者を見れば、破壊はお手のものだな……
特に雷と嵐、晴の守護者は……
「では、私は戻りますので、何かあればエレベーター横に設置してある電話をお使いください
直接私に繋がりますので」
『わかった
ありがとう、ジャンニーニ』
「いえ
では、私はこれで……」
ジャンニーニはそう言ってエレベーターに乗り込んだ
『さてと……
沢田!!』
「!!
リナさん!?
なんでここに!!?」
『これの修業』
私はリボーンから受け取ったボンゴレ匣を沢田に見せた
「あ!
ボンゴレ匣!
リボーンから受け取ったんですね」
『まあね
んじゃお前の邪魔にならないように私は向こう側でするから
頑張りな』
私はそう言ってトレーニングルームの奥に向かった
途中で沢田の返事が聞こえたが無視した
それから私は幻術と魔法を合わせた壁(防音防火)を作ってアップデートましろとの修業に励んだ