幼少期編
夢小説設定
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航海をはじめて今日で2日
初日は宴で始まり宴で終わった
東の海は平和だって誰かがいったのは間違いではなかった
暇だ……暇過ぎる
『シャンクス~
なんか楽しいことない?』
今はシャンクスの部屋…つまり船長室にいる
「楽しいこと?
うーん…釣りとか?」
『釣りはいい
楽しくないから』
釣りで燃えるやつの気持ちは理解できない
「そうか?」
『あ、そうだ!
ねえねえ…手配書見せて!』
「手配書?
なんでまた…」
『何となく?』
「まあ…いいが…
ちょっとまてよ…?」
『うん!』
唯一の楽しみは手配書の観賞
どのようなルールで懸賞金がかかるのか、どんな人がどのくらいの懸賞金なのか見ていて飽きない
「ほらよ
今朝新しい手配書が届いたから前のと見比べてみろ」
『ありがと~』
シャンクスから新旧の手配書を受けとる
『おーーーーーー……!!!!!
すっげーーーー!!!!
見たことない桁が並んでる~!!!!』
0がたくさんあるよ!!!!
やっべっ!!!!
『うわっ!
いかにも“悪者”って感じの人だらけ!』
「本当だな
顔つきが最悪だ」
『あれ?
シャンクス達の手配書は?』
新旧どっちもない
「それは……見せらんねぇな?」
ニッと笑うシャンクス
『えー……なんで~?』
「刺激が強すぎるからな
大きくなったらオレらの手配書探してみな?」
『……ケチ』
「なんとでもいいな!」
『ケチシャンクス、手配書ありがとう
面白かった』
「おう」
私はシャンクスに手配書を渡す
『ねえ、シャンクス?』
「なんだ?」
『手配書って誰が書いてるんだろうね?』
「そりゃあ海軍だろ
手配書の写真は海兵が撮ってるって聞いてるぜ」
『マジか』
「まあたまに写真じゃないときもあるがな」
『へー……』
「でもいつ撮られるかわかんねぇ」
『スリルあるな!』
「まあな
リラックスしている時に撮られたりとかもあるしな」
『マジか……』
「マジマジ
笑ってるやつとかも過去にあったな」
『笑ってる手配書とか嫌だわ……』
「そんなこと言ってると実際にそうなるぞ」
『えっ!?
んじゃ今の無し!!!!』
「そんなに嫌かw」
『当たり前じゃん!
弱そうに見られるじゃん』
「まあ、そうだな
でも逆に強さを隠してるって感じにも捉えられるがな」
『あ~
言われてみればそうかも
目の前にそれを証明してくれそうな人がいるし……』
「オレか」
『うん
最高の見本
この海にいる怪物とかを一睨みで倒しそう…いや、倒すね!』
「怪物…ああ海王類だな
まあ倒せるだろうな
何せここの海の海王類は弱いからな」
『海王類って言うんだ…あの怪物…
ってかこの海のは弱いの!?』
「ああ
他の海の海王類と比べたらな
でも人間からしたらどの海の海王類も厄介だけどな」
『ふーん』
「さてと…やることやったし外出るか」
『うん!』
シャンクスは壁にかけてある麦わら帽子を被る
『あー…
風が気持ちいい~』
「最高の日向ぼっこ日和だな」
『そうだね~』
太陽の光も気持ちいい
『ねえ、シャンクス?』
「ん?」
『島まであとどれくらい?』
「そうだな…
今の速さだと2、3日かな?」
『そんなに?』
「まあ、今回はゆっくり航海だからな」
『ふーん』
「なんかやりたい事とかあるか?」
『うーーーーん…???』
考える
ゲーム…は無理だな
歌を歌う…にしてもアカペラだしな…
いや、いけるか?
『んじゃ歌おうよ!』
「何歌うんだ?」
『えっと…ほら、アレ!
宴で歌ったやつ!
なんとかの酒!』
かなり陽気な歌だったやつ
あー…名前がでねぇ…
「なんとかって…
“ビンクスの酒”な?」
『そうそれ!!!!』
「わかった
あそこに座って歌うか」
『うん!』
よし、覚えた!
ビンクスの酒!
私とシャンクスは木樽がある場所につきそれに座る
「んじゃいいか?」
『もちろん』
「んじゃ…」
シャンクスは膝を軽く叩いてリズムをとる
『「1、2、3っ
♪ヨホホホ~ ヨ~ホホ~ホ~
ヨホホホ~ ヨ~ホホ~ホ~♪
♪ビンクスの酒を 届けにゆくよ
海風 気まかせ 波まかせ~
潮の向こうで 夕日も騒ぐ
空にゃ 輪をかく鳥の唄~♪
♪さよなら港 つむぎの里よ
ドンと一丁唄お 船出の唄~
金波銀波も しぶきにかえて
おれ達ゃゆくぞ 海の限り~♪
♪ビンクスの酒を 届けにゆくよ
われら海賊 海割ってく~
波を枕に 寝ぐらは船よ
帆に旗に 蹴立てるはドクロ~♪
♪嵐がきたぞ 千里の空に
波がおどるよ ドラムならせ~
おくびょう風に 吹かれりゃ最後
明日の朝日が ないじゃなし~♪』」
「お頭~!
島……はおいといて…
オレも歌います!!」
歌に参加したのはヤソップ
シャンクスは「来いっ」と手招きする
「あざっす!」
ヤソップは笑顔で歌う
『「「♪ヨホホホ~ ヨ~ホホ~ホ~
ヨホホホ~ ヨ~ホホ~ホ~♪
♪ビンクスの酒を 届けにゆくよ
今日か明日かと 宵の夢~
手をふる影に もう会えないよ
何をくよくよ 明日も月夜~♪
♪ビンクスの酒を 届けにゆくよ
ドンと一丁唄お [#ruby=海_うなば]の唄~
どうせ誰でも いつかはホネよ
果てなし あてなし 笑い話~♪
♪ヨホホホ~ ヨ~ホホ~ホ~
ヨホホホ~ ヨ~ホホ~ホ~♪」」』
シャンクスのリズム取りが止まったのを聞いて木樽から降りる
『あ~……
歌った~!』
私はそう言いながら伸びをする
「上手だったぜ?」
『ありがとう!』
「ところでヤソップ、島がどうとかいってたが……?」
「あ、そうだった!
お頭、こっから少し離れた場所に島が見えたんだ!
航海士が言うにはまだ行ってない島だそうだ」
『島!?』
私はすぐ海楼石のブレスレットを外し人獣化、海賊旗があるとこまで飛ぶ
『うーーーーーーーーん……』
じーーーっと目を凝らす
視力には少し自信がある
『ん?』
なんか見える……
『島…?』
ぼんやりだが見える
『よっ』
私は軽く2回羽ばたいて甲板に着地する
『シャンクス』
「ん?」
『ヤソップさんがいった通り見えたよ
私にはぼんやりだけど…』
「そうか!
んじゃ、その島に上陸するぞ!
他のクルーにも伝えろ!」
「了解!」
『んじゃ私は外出準備してくる!』
私は海楼石のブレスレットを着けて部屋に向かう
何島かな?
楽しみっ!
『何を入れようかな…』
ベットの上には財布や帽子などが散乱している
『まあ財布は必須だし…』
財布を手に取りリュックに入れる
『抱き枕…はないと安心できない!』
手持ち決定
『あとは…』
じーーーっとベットに散乱しているアイテムを見る
『うーーーーーーーーん……
よし、あれでいこう!
ど・れ・に・し・よ・う・か・な…………--------』
繰り返すこと5回
『よし、準備完了!!!!』
リュックのチャックを閉めて背負い、抱き枕を抱き締める
『あとは到着を待つだけ……』
私は鼻歌を歌いながら部屋を出た
あ、シャンクス発見!
『シャンクス~!
準備出来たよ~!』
ブンブンと抱き枕を振りながらシャンクスに駆け寄る
「おっ、やっと出来たか
さぁ!オレの胸に飛び込んで来い!!」
バッと両手を広げて構えるシャンクス
『よしきたっ!
ホップ・ステップ・ジャーンプからの飛び蹴り~はなしっ!!』
私は華麗なる(?)踏み切りでシャンクスの胸に飛び込む
「よっ」
トスッ
シャンクスは私を優しく抱き締めた
「今日はいつものはないんだな」
『まーね
ねえ、シャンクス』
「ん?」
『私の護衛、誰がつくの?』
「そうだな……
船番をするやつを決めないといけないからな……
それが決まってからだな
まあ、ヤソップは決まりだがな」
『ふーん
ん?
ヤソップは……ってことは護衛何人つけるの?』
「二人」
『え?』
「その方が安全だろ?
エルは可愛いから人拐いにあいそうだしな」
『人拐い…?
なんか怖っ!』
「だろ?」
『うん
でも、能力でなんとかする!』
「こらこら
能力使ったらさらに悪化するぞ」
『マジ?』
「マジ
人拐いはそういうもんだからな」
『人拐い怖っ!』
「だから護衛は二人だ
わかったか?」
『うん』
「わかったならいい
ほら、島が見えたぞ」
シャンクスは船頭を指差す
『!
島だ!』
緑豊かな島が見えた
「よし、お前ら!
あの島に上陸だ!!」
「「おう!!!!」」
シャンクスの声に甲板にいたクルーが答えた
「んじゃ、船番決めっすね
お頭、今回はどうします?」
「そうだな……」
じーーーっとシャンクスは私を見る
『なに?』
「エルに決めてもらおう
船番、誰にする?」
『え゛!?
私が決めるの!?』
「ああ
オレのはマンネリ化してるからな」
『ふーん
わかった
船番は何人いるの?』
「5人だな」
『了解
んじゃ前から3列目の右から3番目にいる人とその前後にいる人、前から2列目の左から2番目と3番目にいる人が船番ってことで』
「「「えっ!?」」」
『直感的に決めたから文句は無しでお願いしますね♪』
「お、おう……オレが前回やったのと同じとはな……」
「「「(お頭と同じ決め方をするとは……)」」」
『んじゃ船番も決まったことですから、上陸しましょう?』
「そ、そうだな
よし、お前ら!上陸だ!!」
「「「おーっ!!」」」
「エルによって船番に選ばれたヤツ!
戻ったら土産をやるから、よろしく頼むぞ!」
「「「「「お任せください!」」」」」
『よろしくね~』
「「「「「任せてくれ、エルちゃん!!」」」」」
うはっw
めっちゃハモってるw
「エル、行くぞ!」
『うん!
それじゃあ行ってきます!』
「「「「「行ってらっしゃーい!」」」」」
私はシャンクスと手を繋いで船を降りた