1章 かてきょーの世界へ転生!
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おはようございます……
さあ、今日は試験結果の発表です
受かっているかドキドキです
ネイトは100%受かってるっていうが、本当にそうなのか不安でもあります
『ネイトー!
結果見に行ってくるからねー』
「あ、そうだ!
俺が連れてってやろうか?」
『いいけど……』
「よっしゃ!
んじゃ、いくぜ!ゲートオーp『まてい!』……なんだよ……」
『いきなりここでやるのは止めろ!
誰かに見られたらどうするの!』
かなり目立つ光なんだからさ!!
「大丈夫だ!もし、見られたとしても、記憶を消すから!!」
『いや、そうじゃなくて!』
キリッが付きそうな顔で言うな!
「じゃあなんだよ?」
『ここはホテル!
廊下に出れば監視カメラがある!
そして、ある時間ごとに部屋の掃除をする人が来る!
この事から何がわかる?』
「何がって……?」
『つまり!
ネイトが使う移動方だと、突然人が消えたり現れたりするから、それを見た第3者がびっくりするってこと!』
「なーるー」
『なーるーじゃねーよ!』
ん?このやり取りどっかでみたよーな……?
どこでだっけ?
まあ、いいや
いつか思い出すだろw
「んじゃ、どうしたらいいんだよ
目立たない場所なんてないだろ?」
『裏路地に行くよ!そこだったら人通りがないから!!』
「なーるー」
『だから、なーるーじゃねーよ!!
さっさと行くよ!』
私はネイトの手を引っ張った
「痛い」と聞こえたのは気のせいだろう
はい、裏路地に到着!
ここは人通りがないからネイトの移動に最適だ
「んじゃいくぜ!ゲートオープン!」
ネイトの言葉に連動して、何もない裏路地に、光のゲートが出来た
いつみても眩しいな、おい!
それでもゲートを使っての移動にはなぜか馴れてしまった
馴れって恐ろしい……
「ついたぞ
さあ、見てこい!」
『言われなくても!』
私はダッシュで掲示板にむかった
えーっと……2145番……
2145……2145……
『“あったー!!!”』
やっべ!
嬉しすぎて叫んじまったよ!
日本人丸出しだよ!
ん?でも、喜んでるやつもいるからいっか!
あ、嬉しすぎての第一声がイタリア語ってことは上達したってことだよね!
よっしゃ!
えーっと……合格者は……20名
えっ!少な!!
受験生50人位いたよね!?
どんだけ厳しいの!?
いや……よく考えれば……
落ちたやつらは皆各試験でバカやったやつらだ!
無駄にアピールしてたやつも落ちてたし……
仕事に支障が出そうなやつは落とされてる
流石マフィアの学校だな……
ん?何か書いてる……
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“合格者は今日の12時までに筆記試験会場に集まってください。
今後のことについてお話いたします。
遅れたものは合格を取り消させていただきます。”
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厳しいな!おい!
私は急いで筆記試験を行った場所に向かった
なぜなら時間まで一時間もないから
余裕だろ!と思ったあなた!
余裕ではないのだよ
なぜならここは無駄に広いから、見つけるのに時間がかかるのだよ
だから時間があっても急がなくてはならないのだよ!
校舎を走り回ること約30分
かかりすぎだろ!と思った方
仕方がないじゃありませんか
なぜなら私はやや方向音痴なんですから……
筆記試験会場につくまでに何度人に道を尋ねたか……
思い出しただけで泣けてくるよ……
さて、到着
あ、扉が開いてる
コンコンコン……
『“失礼しまーす……”』
中に入るとやはり男だらけ
逆ハー決定!!
私の学生人生オワタ……
私は空いている場所に座った
「“全員揃いましたね
私はエルマ
あなた達の試験官をしてました
まずは合格した20名のみなさん、おめでとう。
明日から学園生活になります
今日の夜9時までに荷物を寮にある自分の部屋に入れておいてください
自分の部屋の場所は寮の入り口に書いてあるのでそこで確認してください
では、解散”」
エルマ先生の言葉に続いて集まっていた受験生は試験会場を出た
それにしても美人だったな……エルマ先生……
「“シャナ・ネヴィア、貴女は少し残っていてください”」
合格していきなりエルマ先生からお呼びだしをくらったー!!
ヤッベー…どうしよ…
日本人ってバレた?
いや……そんなことはない……
ネイトの仕業で国籍はイタリアに変わってるし……
顔つきは若干日本人ぽさは残るけどイタリア人と言えば違和感ないし……
うーーん……
何故呼ばれたんだ?
わからん……
「“お待たせしました”」
『“エルマ先生、何でしょうか?”』
「“ネヴィアさん”」
『“はい?”』
「“貴女に新入生代表の挨拶をお願いしたいの”」
『“………はい?”』
えーっと……状況が把握出来ないんだけど……
新入生代表の挨拶って成績優秀者がするやつだよね?
「“貴女の成績を見ました
貴女は全ての試験に優秀な成績を残しました
筆記試験では文句なしの好成績!
射撃、剣術では素晴らしい技術でした!”」
スッゴいほめるな……
『“あ、ありがとうございます……”』
「“なので貴女にお願いしたいのですが……”」
『“いいですけど……私以外でもいたんじゃないんですか?”』
「“ええ……ですが、貴女は共学になって初めての女子生徒
なので貴女にお願いしたいのです”」
頭下げられたらなぁ……
『“……わかりました
新入生代表の挨拶、引き受けましょう……”』
断れないじゃん!
「“ありがとうございます!
では、明日挨拶をお願いします!
内容はこちらで考えておきますので安心してください!”」
『“わかりました……
よろしくお願いします……”』
私はエルマ先生と握手した
さて……噛まないなように努力しないとな……
私はホテルで準備をしながらそう思った
「シャナ」
『なに?』
「寮生活で必要な物を買いにいくぞ」
『うん』
「今有るのはなんだ?」
『えーっと……使い捨ての歯ブラシ、歯磨き粉、石鹸、櫛かな?』
私はドレッサーの上にある物を見て言う
「それじゃあ、タオルとか買いに行くぞ」
『OK』
私は簡単に荷造りをしてネイトに着いていった
歩くこと数十分
大きなデパートについた
そこで衣類と生活用品を買った
私が衣類を持ち、ネイトが生活用品を持った
買い物してわかったこと
神は金持ち!!
いくら買い物をしても財布の厚さは変わらない
これには驚いた!
まあ、そんなこんなで今はホテルに居る
これから2回目の荷造り
衣服類は全てキャリーバックにいれ、生活用品は全てサイドバックに入れた
『さてと……そろそろ学校に行こうかな……』
時計を見ると時刻は午後8時を指している
『ネーイートー!!』
「ゲートだろ?
わかってるって」
おー……名前呼んだだけでしてほしいことが通じたw
流石、神
「んじゃ、裏路地にいくぞ 」
『おうよ!』
私は両手にバッグを持って外に出た
ついでにチェックアウトもした
はい、裏路地に到着!
夜だから裏路地は余計暗い
これは……ゲート出したらバレるんじゃ?
「バレないぜ
ゲートは明るさ調節ができる!」
わお!なんて便利な……じゃなくて……
『心を読むなぁぁぁ!!』
バキッ
私の特技ジャンピング回し蹴りがネイトの顔にクリティカルヒットした
「読むなと言われてもなぁ……
聞こえるし……」
ネイトはボソッと言った
そこでまた私の特技が炸裂したのは言うまでもない
『時間がないからさっさとゲート出して……』
私はネイトの背中をグーでつつきながら言う
「わかったから、それを止めろ!
くすぐったいし地味に痛い」
『茶番をしたお前が悪い』
私は最後の2発を強めにして止めた
「んじゃ、行くぜ
ゲートオープン!」
真っ暗な裏路地に真っ白のゲートが出現した
へぇ……ゲートって白だったんだぁ
はじめて知った……
私はそう思いながらゲートを潜る
数歩歩けばもう学園前の林の中
私とネイトが通ったゲートは光の欠片になって霧散した
「んじゃ俺はお前の部屋で待ってるぜ」
『わかった
部屋の換気お願いね』
「はいよ」
ネイトは軽く返事をして姿を消した
私はそれを確認して学園に向かった
寮の手続きは簡単にできた
私が生活する寮は昨年の卒業生が使っていた寮で真新しかった
使うのは私と留年者だけらしい……
挨拶は明日でいっか!
私はそう思いながら自分の部屋に入った
『ひろっ!!!!』
私の第一声はこれだった
いや、広すぎだろ!
一人で暮らすのにはかなり余裕があるよ?
うわ……どうしよ……
武器とか置く場所作ってもかなり余裕があるよ?
うーん……どうしよ……
『ネーイートー!』
「なんだ?」
『この部屋、どうやって使えばいいのかな?』
「……知るか!」
だよねぇ~
「まあ、俺なら部屋をわけるな
趣味の部屋と普段の部屋ってな」
『なーるー……
その手があったか!
うん、それ採用!!』
私は全ての荷物を片付け、ノートパソコンを机の上に置いた
「何故ノートパソコン?」
『趣味』
「?」
『私の趣味はマフィアの情報を見ること
ここはイタリア
イタリアにあるマフィア情報を全て見てやんよ!
んで、弱味を握って、マフィアの仕事に役立てる!』
「情報屋になる気か?」
『いんや
ただの趣味で終わらす』
「そうなのか……」
『さぁて……
やってやるぞーー!』
私はそう叫んでノートパソコンに向かう
明日は入学式