1章 かてきょーの世界へ転生!
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おはようございます
いやぁ……時間が経つのって速いですね……
昨日から勉強しているんですが、もう朝ですよ
今やっと終わったんでこれからお風呂に入ってから一時間程寝ますね
ああ、そういえば神なんですが、やっと名前を教えてくれましたよ
ネイトだそうです
何か言い方を変えれば夜になりますねw
まあ、それは置いといて……
イタリア語ですが、案外簡単でした
私、勉強が好きな方なんでスラスラと
これにはネイトも驚いてましたよ
では……しばらくお風呂にはいってきますね……
『な、なにこの傷』
私は鏡に写った自分の身体を見て驚いた
なぜなら今まで無かった傷があったからだ
『落ち着けぇ…
落ち着くんだぁ…………』
よく思い出して……?
この傷どこかで見たよね?
えーっと……えーっと……
「転生前に見ただろ」
『!!?!?』
背後からの声に私はすごく驚いた
『この……』
私は素早くタオルを身体に巻き付ける
『ヘンタイヤローーーーーーー!!』
ゴッ
「いっ!」
私のジャンピング回し蹴りは男の顔にクリティカルヒットした
『何勝手に入ってきてんだよ!』
私はしりもちを着いている男……ネイトを睨む
「いや、声が聞こえたから……」
『何かあったら呼ぶって言っただろうが!!』
「今知った……」
『なら言ったからな!
何かあったら呼ぶからそれ以外は静かにしてろ!』
「……ああ……」
ネイトは頬を擦りながら返事をする
『さて…聞きたいことが一つ……』
「なんだ?」
『この傷跡はなんだ?』
私は自分の身体を指差す
「それはだな……前世の傷跡だ
新しいものほどキレイに残ってしまうんだ」
『新しい傷……
うわっ最悪……』
「本当は消したかったが、悪魔が絡んでいたら消しにくいんだ……」
『悪魔のバカヤロー!!
いつかあったら殺す!!
いや、祓ってやる!』
「やり方わかるのか?
祓魔術」
『マンガとインターネットと本があればわかる!』
オタクをなめんなよ!
「そうか……だったら俺はお前に情報をやる」
『ありがとう』
「だが、それはまだだ
ところで時間は大丈夫なのか?
睡眠時間が減るぞ?」
ネイトは壁にある時計を指差す
『先に言えよバカヤロー!』
私はもう一度ネイトにジャンピング回し蹴りをしてお風呂に入った
もう寝なくてもいいや
人間寝なくても生きていける
まあ、女子にとってはお肌の敵になるが…
『ネイトー、ダッシュでリポ●Dを買ってきて』
私は頭を洗いながら言う
「なっ!」
『できるでしょ?』
キュッ
シャワワワワワワ……
「…………!」
あ、何て言ってるのかわかんねーやw
『よろしくね』
私はそう言って洗顔をする
20分後
『さっぱりしたぁ』
私は下着姿で部屋を歩く
さて……そろそろ着替えますか
うーんどんな服を着ようかな?
まあ、制服擬きがあるからそれでいっか!
私は着ていた服を再び着た
「お、出たのか」
ネイトがなにやら紙袋を持ってやって来た
『何、それ?』
私は紙袋を指差す
変な物だったら蹴る!
「スーツだ」
『は?』
ふつうすぎた…
「お前の制服は日本人丸出しだからな
だから俺がスーツを買ってきた」
『日本人丸出しで悪かったな、コノヤロー』
「怒るなって
さあ、さっさとスーツを着ろ」
『…わかった…』
おっ、ズボンじゃん!
足がスースーしないからいいんだよねー
『よし、できた!』
うん、我ながら似合ってる
金髪に黒…いいね!
「それじゃあ、いくぞ」
『了解』
私はネイトの後ろを着いていった
「ついたぞ」
『おー…小説で見た通りの校舎だぁ……』
なんでマフィア関係の建物はこんなに豪勢なんだ?
「“入学希望者ですかな?”」
背後からの声に驚きつつ、私は振り向く
そこには優しそうな顔をした白髪の男性
私は軽く笑顔をつくる
「“ああ、先日入学試験の登録をしたネヴィアだ”」
ネイトは私の肩に手を置く
「“シャナ・ネヴィアですね
では、こちらへ
あと一時間程で試験です”」
白髪の男性は終始笑顔で対応する
裏がありそうでこえーよ…
『“わかりました”んじゃ、行ってくるねー』
イタリア語がスラスラ言えるっていいねー
勉強したかいがあったよ!
「ああ、お前なら首席で合格だ!」
ネイトは満面の笑顔で私を見送る
それにしても……ネヴィアは慣れない
私は白髪の男性の後ろを着いていきながらそう思った
「“こちらで筆記試験を行います”」
着いた場所は視聴覚室
至るところにある装飾に目を奪われる
「“入学試験は筆記、狙撃、剣術の三種類で行います
筆記が終わると狙撃、剣術となります
合否は筆記以外はすぐでますので…”」
『“わかりました
筆記の結果はいつに?”』
「“明後日の今頃になりますかな
我が校の掲示板に受験番号を掲示しますので確認に来てください”」
『“わかりました”』
「“では中に……もう他の受験生は来てますよ”」
白髪の男性は扉を開けた
中に入ると見る限りいるのは男男男……
男子多い!!!!
どんだけ女子のマフィアすくねーんだよ!!
“女が来たぜ……”
“どこのファミリーのやつだ?”
おーおー…口々に言ってますな……
《ネイトー聞こえる?》←テレパシーです
〈ああ
お前の心の声までバッチリな〉
《うわっ盗み聞きとは……最低だね》
〈冗談だって〉
《ちっ……》
〈えっ舌打ち!?〉
《まあ、いいや……
この学校って女子はいるの?》
〈いや、お前だけだ〉
《はあ!?》
〈つい最近共学になったばかりだ
だからお前が第一号だ〉
《マジかよ……
うわぁ……》
〈あ、すまない……
先生ならいるぞ〉
《マジで!!?》
〈ああ、今部屋に入ってきた人がそうだ〉
私はついさっき違う扉から入ってきた女性をみる
……すっげー美人だな、オイ!
「“あ、シャナ・ネヴィアですね
あなたの席はこの列の前から二番目です”」
『“ありがとうございます”』
私は笑顔を女性に向ける
“ネヴィア?”
“聞いたことねー名前だな”
“新しいファミリーの一人か?”
“いや、どこぞのチンケなファミリーだろうよ”
陰口が丸聞こえだよ……
チンケなファミリーって…私は無所属だっての!
《ねえ……ネイト》
〈なんだ?〉
《マフィアって頭がバカなヤツが多いの?》
〈いや……あいつらは温室育ちのボンボンだから、あんなこと言えるんだ
だから気にしなくていい〉
《わかった》
私は無表情で自分の席に座り、筆記用具を出した
受験番号は2145番か…
「“それではこれより筆記試験を始めます
時間は1科目1時間で国語、数学、英語
不正をしたものは即退場
筆記試験が終わると休憩を挟んで狙撃と剣術をします
では、開始!”」
試験官の合図で筆記試験が始まった
カリカリカリ…………
鉛筆が紙を擦る音が教室を包み込む
カリカリカリ……
よし、できた
私は30分を残して解きおわった
さて……見直しをしますか……
それにしても……前世でイタリアの勉強をしてて正解だったわ……
それから時間になり、テストは回収された
「“それでは、次の教室に移動します
ついてきてください”」
試験官はそう言って部屋を出た
さて…私もそろそろ行こうかな?
銃は本物かな?
私、モデルガンしか持ってなかったからなぁ……
まあ、銃社会じゃない日本だったからね
本物持ってたら法律に引っ掛かるし……
持つには許可がいるし……
めんどいな!!
あ、そうだ………
ネイトに頼んでみよっと!!
モデルガンに見える本物の銃が造れないか!
〈できるぞ〉
ビックーーッ!!!!
《急にテレパシーすんなよ!
ビックリしたじゃんか!!》
〈いや、お前の心の声が聞こえたからな……答えただけだ〉
《いや、それでも急は止めろ!
心臓に悪い!!》
〈すまない……〉
《んじゃ、銃は任せた
また何かお願いするからそんときも任せた》
〈おうよ〉
《んじゃ、試験受けてくるわ》
私の頭の中は射撃で一杯なのは誰も知らない
「“こちらで射撃を行います
ご自分のスタイルで行ってください
拳銃は我が校がお貸しします
3人ずつ行いますので、番号順に並んでください”」
受験生は大人しく番号順に並ぶ
私の順番は……
1、2、3……5番目か……
さて……他の受験生のお手並み拝見!
フムフム……
今のところ拳銃を一丁しか使わないヤツが多いな……
と言うことは私のスタイルは……
目立つな!!
うわっ
オレ、スゴいだろってアピールしてるヤツがいるよ……
キモいな!
てか、真ん中に全然当たってないじゃん!
ホラホラ……先生方も紙に書いてるじゃん……
それぐらいで止めないと、落ちるよ?
「“受験番号1230、もういいですよ”」
ほらね?
強制終了
両隣にいた受験生は笑いを堪えてる
周りのヤツらは小さく笑ってるヤツもいる
私は無表情を貫いた
これ、私の特技
それから私の順番になった
私は机の前に立ち、机の上に並べられている拳銃を見る
おっ!前世に私が持ってた型と同じやつ発見!
よっしゃ!
しかもキッチリ二丁あるから出来るじゃん!
“あいつ、拳銃持ったことあんのか?”
“いや、ねーだろ”
“だよな、だって女だもんな”
陰口聞こえてるってバカども……
私だって持ったことあるんだよ!!
よし、見てろよ……
私は何の躊躇いもなく弾を拳銃に摘める
よし、準備完了
あれが標的か…
私は約数メートル先にある標的をみる
さてと…
チャキッ
私は両手の拳銃を標的に向ける
周りはざわつきはじめる
まあ、二丁拳銃だもんね
ちょっとの間だけどよろしくね、相棒
私は何の躊躇いもなく引き金を引いた
パンッ
ひとつの銃声が部屋中を包み込んだ
最初の一発はど真ん中に当たった
パパパパパパパパン…………
両銃から放たれた弾丸は標的の真ん中周辺に当たり、最後の一発はど真ん中に当たった
『“こんなもんかな?”』
私は拳銃を静かに机の上に置いた
それから私に対する陰口が尊敬の陰口に変わった
後からわかったことだが、私の後の受験生はプレッシャーに負けて実力を出せなかったらしい
「“それでは、次の試験場所に移動します……
ついてきてください”」
私はまた無表情で移動した
さて……次の剣術は何をするのかな?
私がウキウキ気分でいることは誰も知らない
「“こちらで剣術の試験を行います”」
案内された場所は闘技場
「“これからあちらにいる在校生と試合をしてもらいます
武器は木刀
スタイルは自由です
番号順に始めてください”」
私は一列に並んでいる在校生を見る
やはり男だらけ
これは……入学したら逆ハーになるのか?
うわぁ……それはイヤだ……
逆ハーにいいことはない!
昼ドラみたいにドロドロするのがオチだ!
私がそんな事を考えてる間に順番になった
「“2145番前へ
在校生前へ”」
『“はい”』
私は木刀を2本持って前にでた
「“おや、可愛いお嬢さんですね”」
やめろ!
鳥肌がたつ!
『“……ありがとうございます……”』
私はひきつった笑みを在校生に向ける
「“さっきから気になっていたんだが、なぜ木刀を2本持っているんだ?”」
『“あれ?知らないんですか?
これは二刀流といって、私が昔いた日本では二刀流選手もいたんですよ?”』
「“日本?”」
『“ええ
私は昔、日本にいましてね
そこで剣道を習いましてね
今では二刀流使いですよ
嘗めてかかると痛い目にあいますよ?”』
私は獲物を見る目で在校生を見る
「“!!”」
それには在校生もビビる
ああ……私ってこんな表情も出来たんだ……
『“それでははじめましょうか……”』
私は冷たい笑みを1つして構えた
「“そ、そうだな……”」
在校生はひきつった笑みを返した
「“レディーファーストだ
さあ、どうぞ?”」
『“……では、遠慮なく……”』
私は小さく深呼吸して一気に間合いをつめた
「“!!”」
ヒュッ
カンッ!
私の右手の木刀は風を切り在校生の木刀に当たる
「“くっ……
君……強いね……”」
『“ありがとうございます”』
カカンッカンッ
木刀と木刀が当たり軽い音が響く
打ち合いが5分も続き
カンッ!
カンカンッカラカラカラ……
決着がついた
「“ま、参ったよ……”」
在校生は額からあふれでる汗を拭きながらいった
『“ありがとうございました”』
私は軽くお辞儀をした
うーん……なんだか物足りなかったなぁ……
私は木刀を試験官に返した
それから数十分後、全試験が終わった
あとは結果を待つのみ