1章 かてきょーの世界へ転生!
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さて、始まりました
久々の学園生活
エルマ先生からもらったプリントは徹夜で消化
今は体育実技
マフィアの学園だからやることは銃や剣、刀等の武器の扱いや爆弾関係の扱いがメイン
クラスメイトに聞くとたまーにマフィアに関係ない体操や球技、水泳など一般の学校がする内容が組み込まれているそうだ
ちなみに今週はマフィア関係の授業
内容は長距離射撃
今私が持っているのはチャーターアームズAR7
某少年マンガで使われたライフルだ
撃った時の反動は何度も撃っているうちに慣れた
シャイナはスコープを覗くのが面倒って言ってスコープを外して撃ってた
私はどっちかといったらスコープ次第
あったら装備するし、無かったらしない
そんなこんなで体育は終了
授業は普通に一般の学校と同じ内容で週に1回マフィア関係の授業が入る
今日はその授業は無かった
あっという間に昼休み
クラスの皆は食堂に行った
私は1人屋上で昼食を食べる
とは言っても、ヴァリアーと通信するから1人じゃない
『“えーっと、テストテスト
ヴァリアーの皆、見える?聞こえる?”』
「“もっちろん
見えるし聞こえるわよーん”」
「“あれ、シャナじゃん”」
ノートパソコンの画面に映るルッスとベル
『“ルッスにベル、久しぶりー…って言っても昨日ぶり?”』
「“そうねぇ…って、授業は大丈夫なの?”」
『“大丈夫
今は昼休みだよー”』
「“あら、そうなの?…ってどうやってヴァリアーの通信の番号がわかったの?”」
『“どうって…通信室にいる人に優しく丁寧に脅したら教えてくれたよ?”』
「“優しく…ね…(脅したって聞こえるのは気のせいかしら…)”」
「“しししっシャナらしーじゃん(ぜってー脅したな、これ)
ってことは、これからはこっちからも通信できるんじゃね?”」
『“一応ね”』
「“一応ってなんだよ”」
『“こっちは学生だよ?
授業中はとれないって
それに、任務中じゃないプライベートのヴァリアーを他人に…それも同盟ファミリーでもないやつらになんか見せたら…”』
「“まぁそれもそうねぇ
ヴァリアーの威厳ってモノもあるしねぇ…
!
シャナ、通信の音量今から少し下げた方がいいわよ”」
何かに気付いたのか耳打ちをする時のジェスチャーをしながら話すルッス
『“え、なんd「“う゛おぉい!
てめぇら何してやがる!!”」…なるほど、ね…”』
音量下げてっと…
カチカチカチカチ…
『“やあ、スクアーロ
昨日ぶり”』
「“シャナ!?
おまえ、何でここの通信の番号が!?”」
『“ルッス達にも言ったけど通信室にいる人に優しく丁寧に脅したら教えてくれた”』
「“なるほどな…
で、何のようだ?”」
『“こっちが暇だからテストを兼ねて通信してみただけ
あと、こっちの予定を伝えとこうと思ってね
ボスはいる?”』
「“てめぇがボスって言うとはな…
何があった”」
『“何がって…ボスから直接言われただけだよ
呼び方が私らしくないってさ”』
「“…なるほどな…
ボスなら部屋にいる
こっちから繋いでやるからちょっと待て”」
『“了解”』
ブツッと画面が暗転し、音声だけが聞こえる
たまにスクアーロの怒号が聞こえるのはスルーしよう
「“何だ…”」
XANXASの声と共に、画面が変わりXANXUSを映す
『“やあ、XANXUS
昨日ぶりだね”』
「“…てめぇか…
何のようだ”」
『“何って、通信のテストと、私の学園の予定を伝えにきただけ”』
「“…通信番号は得意の情報収集か?”」
『“まぁね
正確には通信室にいる人を脅して聞いた”』
「“ふっ…てめぇらしいな
で、予定はどうなんだ?”」
『“今のところ土日は休みで臨時の授業も入ってない”』
「“そうか…
授業は夕方までなんだよな…?”」
『“まぁね
予定の変更があったら連絡するよ
任務の連絡は前にも言った通り、ヴァリアーの人間を寄越してよ”』
「“ああ、わかってる
まぁ近いうちにヴァリアーの人間がそっちに行くけどな…”」
『“任務だね…
了解、任せてよ”』
「“ああ
話はそれだけだな、切るぞ”」
ブツッ
『返事を聞かずに切りやがった…』
私は真っ暗になった画面を見て呟いた
『ま、いっか…』
カチカチカチカチ…
私はノートパソコンを操作して電源を切る
『さてと…教室に帰るか…』
階段を降りる途中、ヴァリアーの人間から任務内容が書いてある書類を受け取った
『近いうちに…って今日なのね…』
ポロッと出た日本語
ヴァリアーの人間は一瞬驚いた顔をしてゆっくりと「日本語、喋れるんですね」と言ってきた
まぁこっちは焦るわな
あわててイタリア語に直したが相手は日本語で話しかける
「シャナ様は日本語、達者なんですね」
とか
「僕、ヴァリアーに入ったのですがまだイタリア語喋れなくて…
毎回、英語で話しかけているんです…」
とか
「日本語喋れる方がいて嬉しい」
とかマシンガンの如く喋りかけてきた
『…はぁ…あんた、名前は?』
「あ、僕の名前は白石樹です」
『そう…樹ね
まあ何でヴァリアーに入れたかは聞かないけど…
あんたに言っとく』
「はい、何でしょう?」
『知ってるだろうけど、ヴァリアーは殺しの集団
そして、私はそこにいる殺し屋
あんたはまだ誰も殺したことない人間…
あんたにこの世界は似合わない
すぐに出ていくことだね
じゃないと近いうちに死ぬよ
特に気配も消せない平和育ちの人間はね…』
「っ…!」
『言っとくけど、これはあんたを守るためだからね
わかったらさっさとアジトに帰って荷物まとめて日本に帰るんだね
ここにいたらあんたを守れる保証はない』
「…はい…
では、失礼します…」
樹は軽く一礼して階段を降りた
『はぁ…めんどくせぇことになった…』
私は樹から受け取った書類を見ながらそう呟いた
樹との出会いがこれからの原作に影響するフラグだったと気づいたのは原作が始まってしばらくしてからだった