1章 かてきょーの世界へ転生!
夢小説設定
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月日は経って今日が実習最終日
長かったヴァリアーでの実習生活も終わる
「“シャナ、今日で実習終わりなんだろ?”」
『“ベル?
うん、そうだよ”』
今は日当たりのいい中庭にいる
「“学園へ戻ったらどうするんだ?”」
『“そうだね…
まずはヴァリアーで学んだことを忘れないように紙に書いたり、イメトレしたりするよ
そのあとは卒業に向けて学園生活をして…
あ、ヴァリアーの任務には参加するよ
私もヴァリアー隊員だからね”』
「“ししっ
学生も大変だな”」
『“王子のベルには学生の楽しさってわかんないからね
やってみればいいのに
転校生はモテるよ?
男だったら女に、女だったら男にね”』
私はイヤだけどね
「“それ、いいねぇ……
まあいつかやってみるよ
面白い情報サンキュー”」
『“どういたしまして
さてと…まだ早いけど挨拶してくるか”』
「“挨拶?”」
『“うん
予定よりも長く実習をさせてくれたからね”』
「“ふーん”」
『“一緒に来る?”』
「“パース”」
『“そう言うと思った
んじゃ行ってくるわ”』
「“おう”」
私は立ち上がりXANXASのいる部屋に歩を進める
XANXUSの部屋前
『さてと……』
コンコンコン
「“…入れ”」
『“失礼します”』
カチャッ
「“何だ”」
あ、何にも投げられなかった
『“えっと、今日で実習が最後なので、実習生として挨拶をしておこうと思いまして…”』
「“そうか”」
『“えっと…1ヶ月以上の実習、ありがとうござ「“堅苦しい”」はい…”』
堅苦しいって…
実習生としての言葉使いなんだけどな…
「“オレは堅苦しい言葉を使うてめぇは嫌いだ
素のてめぇの言葉で話せ”」
『“はあ…”』
「“それに、オレのこともだ
呼び捨てかボスのどちらかにしろ”」
『“わかりました…じゃなくて、わかったよ
XANXUSの言うとおり、素の私でいかせてもらうよ
あ、でもベルたちの前ではボス呼びでいかせてもらう
それでいい?”』
「“ああ”」
『“んじゃ実習の挨拶
1ヶ月以上も実習をさせてくれてありがとう
XANXUSのおかげでXANXUSのいるヴァリアーがさらに好きになったよ
学園へ戻ってもヴァリアーの任務には参加するから、私のノートパソコンか学園に任務内容を送ってよ
それかヴァリアーの人間を学園に伝達係として送ってよ”』
「“わかった”」
『“んじゃ、私はこれで
部屋の片付けをしてくるよ”』
私はXANXUSに軽く一礼して部屋を出た
中庭
『まさかXANXUSから素の自分を出せって言われるとわね』
『そうだね…
二重人格ってバレたのかな?』
そう言って私の隣に姿を現すシャイナ
『いや、それはないと思うよ
ボンゴレの超直感は私が二重人格者ってわかるほど優れてない』
『あ、そうか
わかったとしても雰囲気と口調が変わっただけって捉えるか』
『そうそう
でも、超直感対策は必要かもね
私達が来たことによってボンゴレの超直感が原作通りの力じゃなくなってるかも知れないし…』
『だね
あたし達の存在は物語を少しずつ変えてしまうからね』
『ってことで、ネイトに超直感対策をしてもらうことにして、この話はこれでおしまい
さっさと学園へ帰る準備をしないと…
シャイナ、手伝ってくれる?』
『もちろん
シャナを助けるのはあたしの役割だからね』
『おねがいね
んじゃ部屋に帰ろっか』
『そうだね』
そう言ってシャイナは私の中に戻った
自室
部屋に入ったと同時にシャイナが姿を現した
『さてと…片付けの前に部屋の鍵を閉めないとね』
『ヴァリアー対策だね?』
『そゆこと
シャイナの存在が知られると面倒だからね』
『なるほどね』
カチャッ
『これでよしっと
んじゃ始めよう』
『了解』
30分後
『よし、片付け終了
荷物の運搬はネイトに任せるか』
『そうだね』
机の上にはノートPCの入ったカバンとその他もろもろが入ったカバン
『さてと…
ネイト、いる?』
『ちょ…!?』
『そろそろネイトには伝えないとね?
私達の神だし』
『…もう…シャナったら…』
『ゴメンって』
『まあいいよ』
シャイナがため息をついたと同時に
ネイトが姿を現した
「何か用か?」
『ネイトに紹介したい子がいてね』
「隣にいるシャナの姿をした副人格か……
顕現出来るんだな」
『まぁね
あたしはシャイナ
シャナを守るために生まれた存在』
「顕現した副人格を見たのはRPGに転生したお前以来か……」
『ふーん
過去の私も二重人格だったんだ』
「いや、RPGにいたお前は副人格が二人いた
主人格のお前は二刀流、副人格の二人は治癒術者と狙撃手だった」
『へぇ……多重人格者か…
武器は今の私と逆だったんだ……』
『治癒術者がいたってことは今のシャナももう一人副人格が出来るって可能性もあるのか』
『ふーん……
まあ今は頭の片隅にいれとくよ
んじゃ紹介はこれでおしまい
ネイトにお願いがあって呼んだんだけど…』
「わかってる
超直感対策と荷物運びだろ?」
『盗み聞きしたパターンだね?』
「盗み聞きって……お前なぁ……
お前らが話してたことは天界まで聞こえてたんだよ
それに、お前らがオレを呼ぶときは頼み事か厄介事しかないからな」
『『なーるー』』
「なーるー、じゃねぇよ
まあ、荷物は任せろ
超直感対策はすでにできてる」
『『は?』』
「オレがお前についてるからな
神の加護の様なものだ
ボンゴレの超直感は効かないし、幻覚も効かないようになってる
それは副人格にも作用してる」
『『マジか』』
「当たり前だ
俺達神は自分が担当する転生者がその世界で生きやすいようにその世界にあった能力を転生者に与える」
『ふーん……』
「まあ、この世界なら死ぬ気の炎を灯せる能力に、今いった超直感対策、幻覚対策だ
あと、転生する前に見ていたマンガやアニメ、ゲームの能力もこの世界で使っても怪しまれないものなら使用することができる」
『なるほど……』
「使いたい能力があれば俺に言え
1日経てば使えるようになる
ってことでこれは学園の寮に置いとくぜ
学園に着くのはいつだ?」
『うーん……夕方位かな』
「了解
んじゃ荷物はそのまま机の上に置いとくぜ」
『わかった
よろしくね』
「おうよ
まかせとけ」
ネイトは机の上にあるカバンを持って姿を消した
『これでよしっと……』
カチャッ
私は入り口の鍵を開ける
『んじゃあたしも戻るよ』
『うん、片付けありがとう』
『どういたしまして』
そう言ってシャイナ私の中に戻った
『さてと…ベルたちにも挨拶回りして帰るか…』
まずはベル
確か部屋にいるって言ってたな
『“ベルー、いるー?”』
コンコンコン
ガチャ
「“ん?
シャナじゃん、どうした?”」
部屋で休んでてもティアラは着けてるんだね…
これはメモしとかないと…
『“挨拶回り
今大丈夫?”』
「“ああ
そういやボスの所に行ったんだろ”」
『“うん
行ったら素の私でいろってさ”』
「“素?”」
『“私の言葉使いが堅苦しいって
あと呼び方も”』
「“へぇー”」
『“だから今日からボスって呼ぶことにしたし、タメ口にすることにした
ベルも堅苦しい言葉使いよりかはこっちの方がいいでしょ?”』
「“まぁね
って…来たときからその喋り方じゃね?”」
『“まぁそうだけど…
確認だよ”』
「“なるほどね
んで、次はいつくるんだ?”」
『“さあね
ボスからの依頼次第かな”』
「“ふーん”」
『“んじゃ、次の挨拶回りに行ってくるよ”』
「“ああ”」
そう言って私はベルの部屋を出た
それからはマーモン、ルッス、スクアーロ、変態の順に挨拶回りに行った
ちなみに変態への挨拶は5秒で終わらせた
午後5時
私はスーツに着替えてアジトを出た
『さてと…帰るか…』
「“シャナ”」
『ん?
あぁ…XANXUSか……』
外に出てくるなんて珍しい……
「“これをやる
持っていけ”」
『“なに?”』
「“隊服だ”」
『“隊服?”』
「“ああ
だがまだ正確なサイズの隊服が完成してねぇから、マーモンと同じタイプのモノを持ってきた”」
『“完成してない?”』
「“ああ
ヴァリアーの隊服は個人の体型や戦い方に合わせて作っているからな
てめぇの戦い方はカスザメとオレに似てるから、制作部隊が迷ってるんだろ”」
『“ふーん
手作りだったんだ”』
「“ああ
完成したらてめぇに届ける
それまでこれを使え
それだけだ”」
『“了解
ありがたく使わせてもらうよ
んじゃ私は学園に戻るね”』
「“ああ”」
XANXUSはそう言ってアジトに戻った
『さてと…走るか』
私はXANXUSが入ったのを確認して森に向かって走った
森を走ること数十分
学園に着いた
約1ヶ月ぶりの学園
懐かしく感じてしまう
『さてと…報告に行くか…』
私は懐かしさを感じながら職員室を目指しt『っと…隊服脱いどかないとね…』
私は脱いだ隊服を鞄にしまって職員室を目指した
職員室前
コンコンコン
『“失礼します
シャナ・ネヴィアです
エルマ先生はいらっしゃいますか?”』
「“いるわよ、ネヴィアさん
お帰りなさい”」
エルマ先生の席は入って2列目の前から3番目
私はそれを確認してエルマ先生のもとに向かう
『“エルマ先生、ただいま戻りました”』
「“お帰りなさい
長い期間の実習、お疲れさまでした
どうでしたか?”」
『“実戦も兼ねた実習だったので経験を多く積むことができました”』
「“そう
それはよかったわ”」
『“では、私はこれで失礼します”』
「“ええ”」
『“あ、そうだ
エルマ先生”』
「“何?”」
『“私がクラスの皆より先に実習している間に進んだ分の範囲を教えてください
遅れた分の勉強しますので”』
「“そういうと思って、教科ごとにまとめておいたわ
頑張ってね”」
エルマ先生机の中からホッチキスで止められた大量のプリントを取り出して私に渡す
『“ありがとうございます
では、私はこれで失礼します”』
私は軽く一礼して職員室を出た
『さてと…寮に戻って徹夜で勉強するか…』
私はもらったプリントを鞄にしまって走って寮に戻った