1章 かてきょーの世界へ転生!
夢小説設定
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はい、着きました
マフィアのたまり場
古城です
人がいるって感じがしないw
何か出そうw
ここを拠点にしてる奴らの気が知れないわw
ここで復讐者とか出てきたらトラウマもんだな…
「“シャナ、任務開始だよ”」
『“了解
んじゃマーモン、まずはアレをお願いします
報酬は金のあるマフィアの情報で”』
「“了解
どんな情報か期待しておくよ
いくよ…[念写]!!”」
ズビーーーーッ!
おーーー…
これが念写…
間近で見るとトイレットペーパーで鼻を豪快に拭っているようにしか見えない…
「“でたよ
この階の大広間に3つ、その上の会議室に5つ、中庭にその8つのファミリーのしたっぱ約100人”」
チラ見をしたところ、トイレットペーパーには古城の内部の見取り図が浮かび上がっており、●と○がその見取り図の中に散らばっていた
『“したっぱで100って…
幹部とか入れたら合計何人だよ…”』
考えただけでもため息が出るよ…
「“しししっ
殺り放題じゃん”」
『“ベル…食べ放題みたいな言い方しないで…”』
「“それは無理だね
だってオレ、王子だもん”」
「“ベル…
それ、答えになってないよ?”」
『“…もういいや…
人数と場所もわかったことだし、まずは中庭の一掃をしよう
マーモン、中庭一帯に幻覚のドームとか出来る?”』
「“出来ないことはないけど何で僕が幻術を使えるってわかったんだい?”」
『“直感w”』
「“嘘だね
まあシャナのことだから調べたんだろ?”」
流石マーモン
鋭いw
『“当たりw
マフィアの情報収集は(シャナの)趣味ですからw”』
《ヴァリアーの情報は原作と小説、ファンブックで収集済みですからw》
「“変な趣味だね”」
『“守銭奴よりかはマシだよ”』
「“ムム…”」
『“幻覚ドームを作ってくれたら、任務が終わった後に、有力なマフィアの情報をあげるよ
あと、日本への旅費付き”』
「“日本?”」
『“日本には金運アップのパワースポットがあるんだってさ
そこでお金が貯まるよう願掛けしてきなよ”』
「“願掛け、ね……”」
『“ん?
その反応は信じてないな?”』
まあ、あたしも信じてないし
《私も最近までは信じてなかったよ》
《最近までは?》
《ネイトにあってからは信じるようになっちった》
《あーね……
ネイトを見たら信じるしかないわな》
「“……そうでもないさ
まあ、その報酬はありがたく任務が終わったら受けとるよ”」
『“了解
んじゃ、よろしく”』
「“わかったよ”」
マーモンは小さく息を吐く
「“……終わったよ”」
『“速かったね”』
「“……僕にかかればそれくらい朝飯前さ”」
『“流石マーモン”』
「“しししっ
これでいつでも奇襲OKじゃね?”」
「“そうだね
室内からだと中庭の景色は何もないように見えるようにしてるからね
ちなみに遮音も出来てるよ”」
『“すげぇな……”』
「“そのお陰で少し疲れたけどね
だから戦闘は二人に任せるよ”」
「“しししっ
やった、儲けっ”」
『“本当にいいの?”』
「“ああ”」
『“んじゃありがたくちょうだいするよ
マーモンは安全な場所で高みの見物でもしていなよ”』
「“そうだね
大人しくそうさせてもらうよ”」
「“んじゃさっさと中庭に行こうぜ”」
『“そうだね
あ、そうだ”』
「“ん?”」
『“ベル、戦うとき私の近くには来ないでね?
間違えて殺っちゃうかもしれないから”』
万が一を考えてね……
「“しししっ
りょーかい”」
ベルはニヒルな笑みを一瞬だけ浮かべて中庭に向け歩き始めた
あぁ…絶対なんかしてくるな、アレ……
あたしはそう思いながら中庭に向けて歩を進めた
中庭到着!
『……見渡す限り男だらけ、か……
人混みに酔いそう…いや、酔う』
《だったら早く仕事しないとね
酔う前に》
『そうだね……
シャナ、情報よろしく』
《了解
こっから見た感じだと私が知ってるファミリーは3つ
あとはまだ調べきれてないファミリーだね》
『なるほど……
んじゃわかる情報をお願い』
《了解
手間にいるグループはフィアーファミリー
暗殺が専門で気配を消すのが上手
多分術士もいるかもね
次は噴水近くにいるグループ
あれは中国マフィアの煌
ファミリー全員が何かしらの拳法の使い手で近接戦闘が得意
最後はアメリカのローザファミリー
最近名をあげたファミリーで主に銃を扱う
まあ、こんなもんだね》
『サンキュー
術士がいるって考えたら少し厄介だな……
確か幻覚って脳に作用するんだよな…』
《まあね
でも私たちなら大丈夫だよ
幻覚が効かない体質になってるから》
『えっ?
いつの間に?』
《マーモンがドームを作った時にはすでになってた
多分ネイト憑きのオプションだよ》
『神憑きってw
そこは加護にしとこうよ』
《神憑きもいい感じがするんだけどな……
まあいいや
んじゃ加護ってことで》
『サンキュー
んじゃ幻術対策は大丈夫ってことで……
“あーあー……テストテスト
ベルにマーモン聞こえる?”』
あたしは右耳に着けているイヤーカフを触る
「“バッチリ”」
「“聞こえるよ”」
イヤーカフから聞こえる二人の声
『“よかった
んじゃ今から私が知ってるマフィア情報伝えるよ”』
「「“了解”」」
『“んじゃまずは…マーモンから見て噴水裏の集団、ベルから見て左斜めの集団
名前はフィアーで暗殺が専門
んで、術者のいる可能性大
次にマーモンから見て左、ベルから見て正面にいる2つの集団
赤の腕章を着けているのが中国マフィアの惶、着けていないのがアメリカンマフィアのローザ
惶は近接がメインでローザは銃がメイン
あとは調べきれてないファミリーだから自分たちで考えて”』
「“シャナでも調べきれてないファミリーってあるんだな”」
しししっと笑うベル
近くにいたら一発殴ってやったのに……
3ヶ所に散るんじゃなかったな……
『“うるせぇ、調べる時間がなかったんだよ
んで、マーモンは休むとして、ベルは?”』
「“決まってんじゃん
オレは近くにいるヤツから殺っていく”」
『“りょーかい
んじゃ私も手当たり次第に殺っていくわ
あ、言っとくけど戦闘中は私の近くに来ないでよ?
間違えて殺っちゃうかもしれないからさ”』
「“それはないね
シャナこそオレに殺られないようにしなよ?”」
うわぁ……ムカつくー……
だったら……
『“殺ったら末代まで祟ってやるよ”』
怨み10倍で
「“おー怖い怖い”」
あ、これ怖いと思ってねーな……?
「“二人とも茶番なんてしないでさっさと始めなよ
術者はこっちで対処するからさ”」
茶番扱いされた……
まあいっか
『“んじゃ術者は任せた
戦闘の合図はベル、頼むよ”』
「“ししっw
りょーかいっ”」
ブツッ
『あ、無線切りやがった
まあ、いっか……』
《そろそろだね》
『うん
楽しい日になりそうだよ』
《楽しんでおいで
私はシャイナの援護をするからさ》
『頼むよ、シャナ』
《任せといて!》
ドシャッ
「“ししっ
まずは1人…!”」
「「「「“!!?!?”」」」」
倒した男を踏みつけるようにして立つベル
『あれが合図ってわけね……
行くかっ!』
トッ
あたしは相棒の白雪を抜刀して戦闘に加わった
ベルの特攻であたしの奇襲は成功
視界に入った敵を片っ端から殺っていった
人を斬る度に刀から伝わる肉を断つ感触
返り血で染まっていく相棒とあたし
《人を斬るって…こんな感じだったんだ…》
中身は入れ換わっていても肉体を通じて伝わる感触
『《ああ…気持ち悪い…》』
あたしとシャナが殺しの世界にいるって実感した
夢じゃなくて現実だ…って実感した
「“こんなガキに…!!”」
『ガキで悪かったね…
別にあたしはあんたらファミリーに怨みはないけど…』
「“死にやがれ!!!”」
『ボンゴレ発展のための糧として殺られてよ…ねっ!!』
ザシュッ
「“!!
ゴフッ…”」
『……ごめんなさい……
そして…おやすみ……』
あたしは刀を一振りしてそう呟いた
もう、敵には聞こえないけど……
戦うこと約1時間
敵の人数もかなり減った
以前あった中庭の緑は戦いによってどす黒い血の色に塗り替えられていた
あたしとベルの足元には大量の屍
周囲には血の臭いとよく分からない悪臭が立ち込めている
『気持ち悪い…吐きそう…』
《同感…
あとはベルに任せて一旦引こう…》
『そうだね…
ベル、あとは頼んだ…』
あたしはそう呟き走って中庭を出た
そこから走って向かったのは玄関ロビー
ここなら新鮮な風が入るし、座る場所もあるから落ち着ける
中庭戦でわかったこと
漫画やアニメのグロとあたし達が見ているリアルのグロは比べ物にならないくらいグロいこと
血の臭いや斬られたままの屍は時間が経つと悪臭をだすこと
ページをめくればキレイなシーンもリアルでは自分たちで処理するか専門の人達に頼むか自然に任せるしかない
ああ……気持ち悪い……
こういう時こそ処理専門の部隊がいればいいのに…
何で出てこないんだろう…
あたし達はそう思った
まあ、そんな部隊あるはずないか…
最終的にこの考えにまとまった
『……ふぅ……
そろそろいくか……』
あたしは軽く伸びをして中庭に向かう
中庭
『うわぁ…』
戻ってみると中庭の状態はさらに悪化していた
これはさすがに一般人はアウトだな
「“おかえり、シャナ”」
「“しししっ
シャナ見っけ”」
『“ん?
ああ…ベルとマーモンか”』
ベル、返り血すげぇな…
「“途中から中庭を出たようだけど、どうしたんだい?”」
『“どうしたって…息抜きだよ
今まで今日みたいに死臭が大量に漂っている場所にはいたことがなかったからね”』
「“なるほどね…
箱入り娘かい?”」
『“なぜそうなる”』
どっからその言葉が出てくるんだ
「“だったら姫じゃね?”」
『“だからなぜそうなる
ベルやマーモンとは違って一般人だよ
この世界に入るまではね”』
「“なるほどね…
一般人なら息抜きに行くのは納得だ”」
『“わかってくれて嬉しいよ
んじゃ話が変わるけどそろそろ大物を殺りに行こうよ?
息抜きも出来たし”』
「“そうだね
早く済ませよう
ベルもいいだろ?”」
「“もちろん
早く殺りに行こうぜ”」
『“よし、決まり!
マーモン、まだあいつらは動いてない?”』
「“多分ね
調べようか?”」
『“ありがとう
任務が終わったらマフィア情報をあげるよ”』
「“わかったよ
んじゃいくよ…
スゥゥゥゥ…[念写]!!”」
ずびぃぃぃぃ!!
「“いつ見ても汚ぇ…”」
『“汚いって言うなよ…
そのうち慣れるって”』
そう、時間が何とかしてくれる
「“二人とも、でたよ”」
『“どうだった?”』
「“シャナの言ったとおり
まだ奴らは動いてない
今がチャンスだね”」
『“了解”』
「“んじゃ行こうぜ
先発はシャナな?”」
『“は?
そこはマーモンじゃないの?”』
「“僕は術者だからやらないよ
術者は後衛だからね”」
さも当然のように言うマーモン
なんかムカつく
『“ベルは…聞くだけ無駄か…”』
「“ししっわかってんじゃん
だってオレ、王子だし”」
『“……んじゃ私の好きなタイミングで入るからね”』
「“りょーかい”」
「“わかったよ”」
『“んじゃ行くよ”』
あたしは標的達がいる部屋に向かって歩を進めた
大広間前
『“一ヶ所目はここだね……?”』
「“ああ
念写に出た場所をみたらここだよ”」
「“んじゃ、よろしく”」
『“はいよ
んじゃ私が入ってから少ししたら入ってきてね
終わったらそのまま次の部屋…会議室に乗り込むってことで……OK?”』
「「“もちろん”」」
『“よっしゃ!
んじゃ、おねがいね…!”』
あたしは作戦を確認して部屋に乗り込んだ
大広間
『入ってみたけど……人は少ないね……』
《そうだね…
見た感じ、ボスとその右腕の集まりだね
今のところ各々が話に夢中になってるから奇襲をかけるなら今だね》
『そうする』
《んじゃ、マフィア情報
この部屋でわかるのは中国マフィアの煌だけ
あとはわかんないから攻撃に注意》
『了解
んじゃ、まずは1人…』
あたしは気配を消して敵の背後に回る
『おやすみ~』
トンっ
「“!!”」
ドシャ……
力なく倒れる男
『やっぱ首は急所だな』
あたしは倒れた男を足を使って仰向けに転がす
『奇襲もバレちゃったし……』
「“てめぇ、何者だ!”」
「“女?”」
あたしを取り囲むように群がる男達
『“何者って……見りゃわかるじゃん
この城で群れてるお前らを殺りに来たのと、お前らの情報が欲しいだけ…”』
「“なっ!?”」
『“あ、そうそう沈黙の掟とか関係ないよ
話さなかったら殺れって命令だし”』
「“く……”」
『“あ、ちなみに中庭にいた手下達は全員あの世に逝ったよ
今生きてるのはここにいるあたしらだけ
さあ、どうする?”』
「“……”」
「“……”」
アイコンタクトか……
まだ読み取る力を持ってないから無理だな
まあ、挑発しとくか…
『“変なことは考えない方がいいよ
消されたくないならね……?”』
今、すっごいゲス顔してるな、あたし…
「“くっ……”」
「“ざけんな!”」
『“そう…”』
「「“もらった!!”」」
チャキッ
『“女だからってナメんじゃねぇよ
てめぇらの動きはわかるんだからよ”』
あたしはシャナの2丁拳銃白の銃口を背後に立つ男二人に向ける
『“お前らだけ先に死ね”』
「“なっ!?”」
「“やめr”」
バンッ
ドシャ
力なく倒れる二人の男
『“さあ、どうする?
あんたらも、こいつらみたいになりたい?”』
あたしは床に転がる男を軽く蹴る
『“ここにもボスはいるんだろ?
さっさと言うか死ぬか決めろ”』
「“…………”」
室内を包み込む静寂
『“……仲間が死んでも言わないって訳か……
んじゃ……ここで死ね”』
チャキッ
「“誰が!!”」
「“死ぬのはてめぇだ!!”」
「“相手は女1人!
オレらの敵じゃねぇ!!”」
『“誰が……女1人だって?”』
「“な?”」
『“ベル、マーモン
出てきていいよ”』
「“しししっ……
もういいんだ”」
「“待ちくたびれたよ”」
柱の裏から姿を表すマーモンとベル
ベルの手にはナイフがあった
「“ガキと赤ん坊……?”」
「“はっ……助っ人がガキかよ”」
「“ガキが増えた所でどうってことねぇ…
あの世に送ってやれ!!”」
男らの手には拳銃とナイフ
拳を握って構えているヤツもいる
「“どうやら交渉はダメだったようだね”」
『“まぁね
聞くだけ無駄だったよ”』
「“しししっ
んじゃ、殺るか”」
『“だね”』
「“んじゃ、先手はボクが打たせてもらうよ”」
サァァァ……
霧と共に幻覚を展開するマーモン
敵側はマーモンの幻覚にはまって喚いている
『“へぇ……
これが対人幻覚の効果か……
あ、これなら私達が手を出さなくてもマーモンだけで殺れるんじゃね?
相手自信の想像力で”』
「“しししっ言えてる
でもボス狩りはオレらも任されてるし、マーモンだけに手柄は譲らねぇ……”」
『“だね
私もマーモンだけいい思いするのは許せないし……
マーモンの幻覚で弱った所を叩かせてもらうよ”』
「“同じく”」
チャキッ
あたしは刀、ベルはナイフを構える
「“何処だ、何処に行った!?”」
「“うわぁぁぁ!!!く、来るなぁぁぁぁ!!!!”」
武器を振り回したり、銃を床に乱射したりと敵は暴れている
『“うるせぇな……
ちょっとは静かにしろよなっ!”』
シュッ
ぶしゃぁぁ
《お見事
敵は切られたって感じずに逝ったよ》
《それはマーモンの幻覚のおかげ
あたしはただ切っただけ》
《またまたぁ
自分の力を過小評価しすぎだよ》
《それはシャナも同じ》
《バレたか
さあさあ早くしないとベルとマーモンに手柄をとられるよ》
《それは大変
シャナの銃、また借りるね》
《いいよ
私の相棒も暴れたがってるからね》
『《サンキュー》んじゃ、遠慮なく……』
あたしは刀を定位置に仕舞い、銃を構える
《特殊弾の使い方は大丈夫?》
《大丈夫
死ぬ気の炎も灯せるから問題ないよ》
《そう
なら思いっきり殺っちゃいな!》
『そうするよ』
キュアァァァ……
『“くらえ!!炎の鉄槌!”』
《うわぁお!XANXASの技じゃん
コピー出来たんだ》
《まぁね
本家には劣るけど》
《そうだね
XANXUSの炎は桁外れだから》
バババ……
「(“ボスの技……?”)」
「(“自己流で身に付けたのか…?”)」
『“ベル、マーモン
ボサッとしてたら私が手柄を全部もらうよ
気になることはあとで聞いてあげる”』
「“しししっ
んじゃあとで質問な”」
「“たっぷり質問してあげるよ”」
『“楽しみにしてる”』
「“んじゃ、オレは右側のやつらをもらう”」
「“ならボクは左だね”」
『“任せたよ”』
それから数分で大広間を制圧した
ちなみに会議室は入ったとたんに戦闘になったので5分で終わらせた
マフィアの溜まり場戦は新しい情報を1つも得る事もなく終わった
帰ったらすぐベルとマーモンの質問攻めになったがスクアーロに対して答えた内容で返答した
任務報告はXANXUSとスクアーロのやり合いでなあなあになった
ちなみにベルとマーモンは逃げた