1章 かてきょーの世界へ転生!
夢小説設定
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どうも!昨日雪の守護者になりましたシャナです
でも、まだ9代目ボンゴレボスに伝えてないので雪の守護者(仮)です
なので、雪の守護者の存在はヴァリアー幹部とボスであるXANXASしか知らないし、入隊したことも知らない
つまり、ボンゴレファミリーからしたら今はまだヴァリアーに勉強しに来た実習生ということだ!
しかし…
修羅場だ!!!!
9代目が…
9代目が目の前に座っていらっしゃる!
穏やかな笑みが怖い!
見透かされそうで怖い!
『“スクアーロさん…
なぜボンゴレボスがここに…?”』
「“…ああ、てめぇは知らなかったな…
9代目はたまにこっちの様子を見に来るんだ
元々ヴァリアーはボンゴレから出来た暗殺部隊だからな”」
『“でも、独立暗殺部隊ヴァリアーですよね?”』
「“まあな”」
「“おや?
君が実習生の子だね?
こっちにおいで”」
9代目がこっちに気づいた
いや、来た時から気づいていただろう…
「“ほら、9代目がお呼びだ
行ってこい”」
スクアーロは私の背中を軽く押す
『“あ、はい…”』
私はゆっくりと9代目のそばに行く
「“ああ、そこじゃなくて隣においで?”」
9代目は左にずれて場所をあける
『“え…あ、失礼します…”』
私はゆっくりと9代目の隣に座る
あ…何でか知らないけどすっげぇ落ち着く…
「“どうだい?ヴァリアーでの実習は?”」
9代目はまるで孫に話しかけるかのように聞いてくる
『“え…あ、はい
幹部の皆さんやボスのXANXUS様によくしていただいてまして、苦になることはありません
それに、学校では学べないことも学べるので、勉強になります……”』
マーモンに触れて毎日がパラダイスです!とは死んでも言えない
「“そうか…
でも、珍しいね…
女性がヴァリアーで実習したいなんて…
君みたいな女性は暗殺部隊なんかじゃなくてファミリーを選ぶはずだよ?”」
私を見る9代目の表情は孫を心配するおじいちゃんみたいだ
『“まあ普通ならそうですよね……
普通なら女性はファミリーに属すかヒットマンになるかのどちらかですものね…
だから私は女性が少ない暗殺部隊を………ヴァリアーを選んだんです
暗殺部隊に女性がいれば標的の警戒心は減る
何故なら暗殺部隊に女性なんて誰も考えないじゃないですか”』
「“そうだね”」
9代目は一瞬驚きの表情をしたがすぐに穏やかな表情になった
『“実際に実習の初日に初任務に行きました
相手のボスは私がヴァリアーだとわかったときはかなり驚いてましたよ?
まあヴァリアーが来たということで驚いたとも言えますが…”』
あとで暴言が多くなったけどね……
「“そのあと相手のボスはどうなったのか気になるけど、この話はやめにしようか……
それでもいいかね?”」
『“はい
ところで、今日は何しにこちらへ?”』
「“何しにって言われてもなぁ…?
うーん…そうだね…君を見に来たってのはどうかな?”」
『“……そうきますか……”』
反応に困るな!
「“ふふ……
本当は君に任務を与えようと思ってね?
だからそんな反応に困ってるような顔をしなさんな…”」
心を読まれた!!
『“私に任務…ですか?”』
「“そうだよ?
これから君には日本に行ってもらいたい”」
『“に、日本ですか!?”』
ああ…変なフラグが見えるよ…
「“そうだよ
日本にいるある家族を1週間監視してもらいたい
そして、この手紙を監視終了後に渡してもらいたい
いいかね?”」
『“はい
9代目からの任務なら…”』
断ったらヤバそうだ…
「“ありがとう
日本には10日間行ってもらう
最後の3日間は観光でもするといい
宿泊先はこっちでとっておくから安心するといいよ”」
『“かしこまりました
ところで、日本って言ってもその家族は何処に住んでいるんですか?”』
「“並盛町だよ”」
なぬっ!?
変なフラグの正体がわかったよ…
9代目が言う家族はあの家族しか思い浮かばない…
「“並盛町に住んでいる三人家族の監視
苗字は沢田
子供は小学生の男の子
栗色の髪の毛だからすぐわかるだろう
渡す手紙はその父親に渡してもらいたい
手紙は出発前に渡すよ”」
やっぱりー!!
やっぱり、あの家族だった!!
「“ところで、任務は一人で大丈夫かい?
心配なら誰か一人連れていけるけど…”」
『“いえ…日本は治安的に安全な国と聞いているので、一人で大丈夫です
お気遣いありがとうございます”』
「“ふふ……
いらない心配だったね”」
『“では、私は日本に行く準備をしてきますのでこれで……”』
私は立ち上がって9代目に一礼し自室に向かう
『はぁぁぁ……』
私は部屋に入り、ドアの前に座り込む
あぁ…面倒なことになった…
まあ、日本には行きたかったよ?
綱吉にも会いたかったよ?
でも、こんな感じじゃなくて、プライベートで会いたかったよ……
『はぁぁぁ……』
『シャナ~ため息ついてると幸せ逃げるぞ~』
『……わかってるよ、シャイナ…』
私はゆっくりと顔をあげる
目の前には私の顔をのぞきこむもう一人の私……シャイナ
『シャイナ…9代目の任務を遂行するにはどうしたらいい?』
『どうしたらって言われてもなぁ……
武器関係は空港の金属探知機に引っ掛かるだろうから、荷物として出すか、ネイトに預かってもらうしかないね……
あと、日本は銃刀法って法律があるから、警察に申請しないといけない……
まあ、ある意味面倒だね……』
『だよねぇ……
はぁぁぁ……』
日本って銃社会じゃないからなぁ…
ここに来て実感した
日本人が銃を持てば治安は一気に悪化し、日本人特有の思いやりの精神は跡形もなく消え去ることを…
銃社会じゃないことはありがたいことだと…
『だとしたら、武器は諦めるしかないね……
まあ、日本でもスペアになる武器は買えるし……申請は後からでも大丈夫じゃない?』
『そうだね
活動拠点は今のところ日本じゃないし、死ぬ気の炎を使う武器だから、リングをもらってからでも遅くないしね…』
よく考えれば活動拠点は今のところイタリア
それに今は学生だから、任務はまだ来ない(はずだ…)
『そうそう!
それまでは気乗りしないだろうけど、刀は競技用の木刀、銃はモデルガンだね』
『気乗りしないは余計だよ!
にしてもモデルガンかぁ…
持つのはいつぶりかなぁ……?』
よく考えればこっちで生活をはじめてから1度も持ってないなぁ……
モデルガン売ってるとこあるかな……?
『あ、ところでシャナ』
『ん?』
『準備しなくていいの?
その為に戻ってきたんでしょ?』
完全に忘れてた……
『……そうだった……
手伝ってくれる?』
『もちろん!!』
『んじゃ、衣類をキャリーバックにつめてもらってもいい?
私は道具とかを準備するから』
『了解!』
私とシャイナはふたてにわかれて作業をする
5分後
『ヨッシャー!
これで終わりっ!!』
ドサッ
キャリーバックの上にサイドバッグを乗せる
『お疲れ~』
『シャイナもね~
んじゃ、9代目のところに行くか……』
『そうだね
あたしは戻るよ』
『了解』
『日本に着いたら呼んでね』
『了解』
シャイナはゆっくりと姿を消し、私の所に帰ってきた
『よし、行くか!
ってその前に…』
相棒達を預けないと…
《ネイトー!
聞こえてたら5秒で出てきてー!
ご~お!
よ~ん!
さ~ん!
n「なんだ?」い!》
綺麗にカウントダウンにダブらせて出てきた
『うん、さすがっ♪』
「用事はなんだ?」
『えっと…しばらく日本に行くから、武器を預かっててほしいんだけど…』
「…いいが…日本では使わないのか?」
『法律が厳しいからね
日本では日本で木刀とモデルガンを買って使うことにするよ
まあ、死ぬ気の炎が使えないのは困るけど…』
「そうか…日本は面倒だな…
よし、わかった
いつまで預かればいい?」
『今から10日間』
「わかった」
『んじゃ、お願いね
んじゃ、行ってくるよ』
私は武器をネイトに渡してキャリーバックとサイドバッグを持って部屋を出た
「気を付けてな」
ネイトはそう言って姿を消した
『“9代目、お待たせしました!”』
「“そんなことはないよ
ちょうど話が終わったところだよ”」
9代目は笑顔で答える
『“あ、そうでしたか……”』
「“それじゃあこの手紙を頼んだよ?”」
『“はい、確かに受けとりました!
きちんとお渡しいたします!”』
「“うん、頼んだよ?
あぁ…そういえば…”」
『“なんでしょう?”』
「“ここから空港までの道のりはわかるかい?
わからなかったら空港まで車で案内するが…”」
『“いえ、大丈夫です
最初の任務で街までの道のりは覚えましたし、その日のうちに空港までの最短距離を調べましたから、ご心配なく…”』
「“そうか…
用意周到だね…”」
『“ありがとうございます…”』
まあ、もし道に迷ってもネイトがいるから安心だしw
『“それでは私はXANXUS様に日本に行くことを報告してから出発します
9代目はどうしますか?”』
「“私はしばらくここにいるよ
それからヴァリアーの中を観察してから帰ろうかな?
スクアーロ君、案内してもらえるかい?”」
「“はい、喜んで”」
『“では、9代目とスクアーロさんとはここでおわかれですね…
行ってきますね”』
「“そうだね
気を付けてね”」
「“日本の土産忘れるをじゃねーぞお゛!!”」
『“わかってますよ
日本らしいもの買ってきますね
あ、9代目もいりますか?”』
「“いや、私は沢田家の情報があるだけで十分だよ”」
『“かしこまりました
では、私はこれで…”』
私は軽く会釈して荷物を持ってXANXUSの部屋に向かう
XANXUSの部屋前
コンコンコン…
返事がない…
『“シャナです、入ります…”』
ゆっくりとドアを開ける
物が飛んできませんよーに!と願いながら開けたのは言うまでもない
よし、何も無し
ガチャン
私は素早く部屋に入り扉を閉める
XANXUSは…
うん、安定の堂々さ
窓からさす光がそれを強調している
「“…なんだ…”」
『“えっと…9代目からの任務で10日間日本に行くことなりました”』
「“…そうか…”」
『“そこで、ヴァリアーのみなさんにお土産を買ってこようかと思いまして…
XANXUS様は日本のお土産は何がいいですか?”』
「“…特にねえ…
テメーに任せる”」
『“かしこまりました”』
だとしたら原作知識からお土産になるものを考えよっと♪
こういう時、原作知識はありがたい!
『“それでは、任務に行ってまいります”』
私は一礼して部屋を出る
「“シャナ”」
『“何でしょう?”』
「“これを持っていけ”」
ブンッ
『“えっ、あ…!!”』
私は道具を廊下に置いて部屋に戻る
『“わ…ととと…”』
パシッ
『“これは…?”』
XANXUSが投げたものはピンバッチ
よく見れば見たことがあるシンボルが掘られてある
「“テメーのためだけに作ったヴァリアーのピンバッチだ
スーツの襟にでも着けておけ”」
ああ、ヴァリアーシンボルね…
どーりで見たことあると思ったわけだ
『“ありがとうございます…
ありがたく着けさせていただきます…”』
私はピンバッチをスーツの襟に着けた
うん、身が引き締まるね!
『“それでは、任務に行って参ります”』
私は一礼して部屋を出た
「“行ってこい…”」
XANXUSは小さくそう呟いた