1章 かてきょーの世界へ転生!
夢小説設定
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資料室
たくさんの書物に囲まれた中にある一つの人影
それを見つめるのは一人の少女
「思った通りだ!!
あいつは………!」
資料室にいたのは、ヴァリアーのボス、XANXASとあたし、シャイナ
XANXUSの手には初代ファミリーの報告書
何が書かれているのかはここからはよく見えない
「“よし”」
XANXUSはそう呟いて資料を片付けていく
初代ファミリーの報告書を片隅において
『どれどれ……』
あたしはXANXUSが見ていた報告書に目を通す
『うーーーーん………
所々痛んでるな……』
初代ファミリーの報告書は所々文字が掠れていたり、黄ばんでいたり、破れていたりしている
『まあ、読めなくもないか……
えーっと何々……?』
※日本語に変換します
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ーーーーーーーー報告書ーーーーーーーー
ここに初代ファミリーの記録を残す
我がファミリーは自警団から始まった
ボスを守護する者を以降守護者とする
守護者は■人
守護者は天候を刻んだリ………
ボスは大空を持ち、守護者は嵐、雨、雲、霧、晴、雷、■を持った
炎が確認できたのは大空と……
オレンジとホワイトだ
初代のファミリーは個性豊かなメンバーだった
特に雪……
この守護者は女性で、ボスの……
彼女は不思議な力を持っていたらしく、彼女の放った白色の炎はあらゆるモノを凍らした
彼女は自分の力に驚き一時不安定になった
しかし…………の言…で………
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スッ
『あ……』
報告書を隠すかのように誰かの腕があたしの目の前に来る
『あ…XANXUSか……』
あたしはすぐ誰がやったのかわかった
XANXUSは手に取った報告書を元あった場所に片付ける
『もうちょっと見たかったけど……ま、いっか!
あとで教えてくれるだろうし……
さてと、シャナに教えてあーげよっと♪』
あたしは走って資料室を出た
『シャナー?
いるー?』
あたしはシャナの部屋を探回る
『あら?』
任務かな……?
いや…任務の時とかは必ずついてくるように言ってたから違うな…
どこ行ったんだろ…
よし、ここは…
《シャナ~~!!
どこ~~!!》
テレパシー作戦だ!!
《マーモンの部屋ー!
質問の嵐で部屋から出られない…》
返ってきたテレパシーは若干疲れぎみだった
《わかった、今からそっちに行くよ
面白いことがわかったからさ》
《了解》
さて…マーモンの部屋は…
わかんないから勘だ!
あたしは左の部屋に向かう
『シャナ~』
ドアは開けずにすり抜ける
最初はなんとも言えない感覚だったが、二、三回したら馴れた
馴れって恐ろしい…
おっ!ビンゴ!!
「“まあ、僕が聞きたかったのはそれだけだよ
あ、まだあった
シャナは【雪の守護者】って知ってるかい?”」
『“雪の守護者…?
どっかで聞いたような…”』
《毎度知らないフリ、ごくろーさまですw》
《そうしないと怪しまれるでしょ?》
《それもそうだねw》
「“【雪の守護者】はボンゴレに伝わる幻の守護者…
この守護者はありとあらゆるモノを凍らせることができる力を持ってる…”」
『“へぇ……
だとしたら無敵だね”』
「“そうだね……
ここからは僕の推測なんだけど……君はy「“シャナちゃーん!ボスが呼んでるわよー?
いたら出てきてちょーだぁい?”」……ムムゥ…”」
『“ごめんよ、マーモン!
ちょっと行ってくる!”』
《内心、ナイスタイミング!って思ったでしょ?》
《まぁねw
ついてくる?》
《もちっ》
シャナはイスから立ち上がり、静かにドアを開け廊下にでる
《あ、そういや…》
《ん?》
《なんか面白いことがわかったっていったよね?
なになに?
気になるんだけど》
《んー…
まだ秘密w
XANXUSとの話が終わってからにするよ》
《ケチ…》
《ありがとう》
《いや、誉めてないしw》
《知ってるw》
あ、ルッス発見!
『“ルッスー、XANXUS様はー?”』
「“ボスなら部屋にいるわよ~
案内した方がいいかしらん?
(あとでコレクションを見てもらうけど…)”」
『“わかってるんで遠慮します
何か変な特典がついてきそうな気がするんで”』
「“あら、そ~お?”」
『“…はい
んじゃ私はこれで”』
「“は~い
(なんでわかったのかしら…?)”」
《そういえば、読心術上達したんじゃない?》
《そう?
今は読唇術を極めてるw》
《わあw文章じゃないとわからないヤツじゃんw》
《そうだねw
ところで、話ってなんだろーね?》
《うーん……
あたしに聞かれてもわかんないよ…》
《だよねぇ…》
「“あ、ネヴィア様!”」
『“ん?”』
話しかけてきた男性
どっかで見たよーな…
あ、思い出した!
門番をしてたヤツだ
名前は…知らん!
『“何か用ですか?”』
「“えっと…ボスがお呼びです…
会議室で待っていると…
場所はわかりますか?”」
『“会議室…”』
んー…原作知識にはなかったし…アニメにもなかったし…
『“案内してくれる?”』
「“かしこまりました!
それでは案内いたします!”」
私を案内してくれた男性…A(としよう…)は会議室以外にも様々な場所を教えてくれた
「“こちらが会議室です
それでは、僕はこれで…”」
『“ありがとう、助かりました”』
「“はい!”」
私は隊員Aを笑顔で見送り、会議室に入った
『……』
これは……どうしたらいいのだろうか……
凶器になりかねないものが飛び交っている
怪我をしているヤツもいる
まあ、スクアーロと変態はお約束だろう
よく見ればベルは器用に飛び交っている物を避けている
「“あら~?シャナちゃんじゃない~?
どうしたの?こんなとこで立ち止まって?”」
突然の背後からの声
私はゆっくり振り返った
『“……あ、ルッスか……
ルッスも呼ばれたんだ?”』
「“そうよ~
……ああ……アレはいつものことだから気にしないで?
もう終わるから”」
ルッスは指を出しカウントダウンをする
ピタッ
「“ほらね?”」
『おー…』
ルッスの言った通り、ピタリと騒がしいのがおさまった
「“ボス~?シャナちゃんが来たから始めたらどお?”」
ルッスは私の両肩に手を置いていう
「“……ああ
好きな場所に座れ……”」
「“さあ、好きな場所に座りなさい?
座る場所は固定されてないから
あ、でも……”」
『“でも?”』
「“ボスの両隣はダメよ?”」
『“え?どうしてですか?”』
「“見てごらんなさい?”」
ルッスは小さくXANXUSの隣にいる変態を指差す
『“……ああ
変態の特等席ですね……”』
「“いいえ……
あそこはレヴィにとって聖域なの……
だから誰も座らせようとしないの……”」
『“え……”』
これは完全に引く!
何、聖域って!?
変態にとってXANXUSは神かなんかなの!?
『“……わかりました……
では、私はマーモンの隣に……”』
「“わかったわ
ガラスとか落ちてるかもしれないから、気を付けてね?”」
『“はい”』
…これはポケットサイズのホウキが必要だな…
あとでネイトに買ってきてもらおっと!
「“……シャナ、コイツらと手合わせしてみてどうだった?”」
『“えっ!?
いきなりですね…(汗)”』
「“さっさと話せ”」
『“はい…
えっと、まずはスクアーロさんですが…
なかなか手強い相手でした
師として技の指導をしてほしいほどです”』
「“……できたらなぁ゛”」
『“次に変態…じゃなくて今だけレヴィさんですが…
傘みたいな武器が面倒でしたが、レヴィさん自身が弱かったんでやりごたえがありませんでした”』
「“……”」
ズーン…と落ち込む変態
何かぶつぶつ言ってるが無視だ
「“オレはどうだった”」
『“……XANXUS様は……
私では到底敵いません……
見たところXANXUS様は炎と特殊な銃の扱いに馴れておられ、炎の力を充分に発揮しておられました
また、XANXUS様の炎は燃えて灰になるのではなくて消し飛ぶような感じがしました”』
アレには命の危険を感じた!
「“ほう……
よくわかったな…”」
『“残りのベル、マーモン、ルッスはやってないのでわかりません
ですが、任務でわかるとおもいます”』
「“……そうか…”」
『“ところで、話って何でしょうか?
これだけだったらベル達を呼ぶ必要はありませんよね?”』
「“そうだぜ、ボスー”」
「“……【雪の守護者】だ”」
『……(ピクッ』
XANXUSからそのワードがでるなんて思わなかった……
「「「「“雪の守護者?”」」」」
あ、マーモン以外知らないんだ…
「“ボス、それはなんなのか教えてちょうだい? ”」
ルッスは興味ありげだ
「“……これを見ろ”」
XANXUSは懐から出した紙を机の上に置く
「“?”」
『“えっ……?
ちょっと見せてください!”』
マーモンの頭に乗ってるカエルが邪魔で見えない!!
「“!!
マジかよ……”」
スクアーロはゆっくりと椅子に座り込む
『“??”』
「“ししっ
面白くなってきたw”」
『“??”』
「“……ムムゥ…
やっぱりボクの思ったとおりだ”」
『“??”』
えっ?
何が?
何が思ったとおりなの?
かなり気になるんですけど!
「“【雪の守護者】は初代の時しか存在しなかった
理由は定かではないがな……
そいつの力はありとあらゆるモノを凍らす力だった
そして、そいつは白い炎を灯したという”」
へぇ~炎を灯したとか私と一緒じゃん
「“そして、手合わせして気づいた
シャナ!”」
『“え?
あ、はい”』
なになに?
「“これ、出来るか?” 」
ボッ
XANXUSの右手に灯る炎
オレンジとも赤ともいえない色
『“え?”』
話が全くよめないんですけど…
「“さっさとやれ”」
目力半端ないな…
『“こう…ですか?”』
右手に意識を集中させる
ゴオッ!
右手に灯る白い炎
一か八かで創った炎
『“これがどうしたんですか?”』
「“やはりな”」
『“?”』
「“シャナ、これにその炎を当ててみろ”」
スッ
『“え、あ…”』
パシッ
渡されたのは花瓶にいけてあった少し枯れかけた花
私はゆっくり花弁に触れた
パリッ
「「「「“!?”」」」」
パリパリパリ……
徐々に凍っていく花
最終的にはテレビでよく見たドライフラワーになった
「“やはりな……”」
『“?”』
いまだに理解が出来ない
XANXUSは何がしたいのだろうか……
「“お前の炎は雪属性だ
そして、お前は雪の守護者だ
幻とされたな”」
XANXUSは満足そうな笑みを浮かべながらいう
『“へぇ…そうなんですか……
……え?”』
聞き間違いだよね?
雪の守護者って
「“もう一度言う
お前は雪の守護者だ”」
聞き間違いじゃなかった………………
『“えーーーーーー!!!!??”』
雪の守護者になっちゃったよ、マジで!