1章 かてきょーの世界へ転生!
夢小説設定
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さて…どうしよう…
相手は憤怒の炎…
そして破壊力抜群
原作知識では憤怒の炎に勝る炎は無かった…
唯一あったのは死ぬ気の炎を凍らす技
そんな技、私には天地がひっくり返っても出来ない
いや……?
雪属性なら出来るか…
あーでもな…あれはゲームだったから出来たことだし…
実際にこの世界に雪属性があるかわかんないし…
うーーーーん………
マジでどうしよう……
よし、当たって砕けろだ!
まあ、これで怪我でもしたら自分の覚悟が弱かったってことで
あと、ここまでをヒラリズムで攻撃を避けながら考えてた自分に拍手を贈りたい
「“シャナちゃーん
避けてばかりじゃなくて攻撃したらどぉー?”」
ルッスが変態の治療をしながらアドバイスする
『“いや、したくても隙が………”』
ほぼ無いに等しいよ!?
よし、ここは………
『“あーーー!!!!”』
「“?”」
『“ブタが空飛んでるーーー!!!”』
私はXANXASの後ろを指さす
これで引っ掛かるやつはそーとーのバカだ!!!!
「“ブタが!?” 」
「“空を?”」
「“飛んでる!?”」
ババッ!!!
私のウソに反応したのは信じがたい人物
ベル、マーモン、変態、ルッス、そしてーーーーーーーーーーーーーーーー
XANXUS
おまえら………そーとーのバカだな………
振り向かなかったスクアーロ、さすがだ
って…
お前もかーーーーーーーーー!!!!
ヴァリアー幹部全てが引っ掛かった
わたしゃ悲しいよ…………
ここに部下たちがいたら幻滅しただろうな………
『“………はあ………”』
「“ブタなんて飛んでねーじゃねーか!!”」
『“…ウソなんですから引っ掛からないでくださいよ………
それに幹部の皆さんまで………”』
「“ウソだぁ?”」
『“あ…訂正します
半分本当ですね
ブタの形をした雲が飛んでましたから”』
「“あ゛!?”」
『“ほら”』
私はまた空を指さす
それをXANXUSらが目で追いかける
「「「「「「“あ………”」」」」」」
『“ね?”』
「“………はずかしっ………”」
誰かがポツリとつぶやいた
ボッ
それに連動するかのように私を除く全員が赤面した
ここに日本人の幼児がいたら「バカが見~る♪ブタのーーーー」という死語を大声で言っただろう…
『“………どうしますか…?
つづけますか?”』
恥ずかしさで出来るはずはないが一応聞いてみる
「“………る…”」
『“?”』
「“やるに決まってるだろーが!”」
ぅわぁーい
口調が変わったよ、XANXUS様ー!
よし、そこはスルースキル発動
今だけ何があってもスルーしよう
『“では、続けましょう…”』
「“ああ”」
ああ………声のトーンは最悪だ
これはかなり怒ってるな………
「“かっ消えろ!!!!
炎の蕾”」
ドンッ
『“!!”』
ちょ、いつの間に銃をぬいたんだよ!
早業過ぎてわかんなかったわ!
『“一か八か!!
炎の華!!』
パパパパパパパン!
私はまだ痺れる腕にムチうって右手にも銃を持つ
しかし放った弾丸は憤怒の炎にかき消される
『“やっぱり憤怒には勝てないか………
だったら…!!”』
ババッ!!!
私は銃をしまい、両手を前にだした
『“受け止めてやんよ!!”』
「“な!
バカかあいつ!?”」
スクアーロの声が私の耳に届く
『“バカかどうか結果を見てから言ってくださいな!!”』
ゴオォォォォ…
思ったより熱いな…
よく思い出せ…アルコバレーノの一人がした技を…
死ぬ気の炎を全身に纏ったのを………
覚えてるハズだ………
あのシーンは興奮しただろ!
原作の最終近くで新キャラもやってただろ!
思い出せ………
ジリッ………
熱いな…
あ、そうか………
熱いなら
冷やせばいい
私は雪
真っ白い雪
雪は冷たい
ゲームでしかなかった雪属性をこっちで創ろう
大丈夫
私の死ぬ気の炎は一瞬だったけど白かった
白に合うのは雪
心を静めて…
ただ新しい属性を創ることだけ考えろ
覚悟を………
ゴウッ!!
ほら、出来た………
私は白い炎に包み込まれた
綺麗……
ゲームの主人公はこれを見てたのかな………
《シャナ、あたしも力を貸すよ………》
《ありがとう、##NAME3##…》
キュアアアアア…
大丈夫
パキ…
パキ…
「“炎が!?”」
「“凍っていく…?”」
「“ムムッ…やはり、そうか…”」
パキンッ…
XANXUSの炎は完全に凍りついた
『よし、一か八か作戦成功………
あー………疲れた…』
私は深呼吸をして両手に灯る白い炎を消す
「“な………
こいつも、あの技を…!?”」
XANXUSは驚愕の顔をしている
「“いや、そんな訳がねぇ………
あの技はボンゴレボスの技………
あいつはボンゴレの血族じゃねぇ………
まさか………!!”」
XANXUSは何かを思い出したかのような顔をした
「“シャナ、オレは用事を思い出した!
手合わせは終わりだ!!
おい、カス鮫!!”」
「“あ?”」
「“ちょっとこい!”」
XANXUSはスクアーロを連れて城の中に消えた
「“ボ…ス…”」
変態の声はXANXUSに届くことなく空に消えた
「“マーモン、今のなんだ?”」
「“ベル…あれはボクにでもわかんないよ…
だからボクは調べてみる
ベルはどうするんだい?”」
「“うーーーーん………そうだな…”」
「“ベルー、ちょっと手伝ってくれないかしらー?”」
「“え゛…”」
「“早くっ!!”」
「“へーい…”」
あっちは騒がしくなったな…
でも、あのXANXUSの「“まさか………”」って何だったんだろう…
まあ、いっか
「“シャナ………”」
『“うおっ!ビックリしたー
なんだ、マーモンか……”』
「“後でボクの部屋に来てもらってもいいかい?”」
『“?
いいけど、どしたの?”』
「“………来てから話すよ………”」
『“あ、そう…
わかったよ”』
「“んじゃ、ボクは部屋で待ってるよ”」
『“了解”』
うーーーーん………話って何だろう…
しかし、失敗したー
死ぬ気の炎出しすぎて動けねえ…
『あたしがやろうか…?』
私の目の前に私に似た少女が現れる
『あ、うん…
私の部屋までいい?』
『任せて』
『ありがとう』
少女…シャイナと交代し私は少し眠りについた
死ぬ気の炎を創るのにここまで体力を使うとは思わなかった…