1章 かてきょーの世界へ転生!
夢小説設定
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《シャナ》
《ん?》
いきなりのテレパシーに私はレポートを書くのを止めた
《手合わせにXANXASも参加するって》
《マジで…?》
《マジで
XANXUSの顔がはっきり見える場所で盗み聞きしてたんだもん》
《うわぁ…いきなりヤバイ展開じゃん…》
私は頭を抱える
他の奴等も参加するのが目に見えてることが辛い…
《どうする?手合わせ取り消す?》
《いや、取り消したりしたらよけいヤバくなりそうだからやるよ》
《そっか
んじゃあたしは力を貸すよ
疲れたらあたしが変わるからさ》
《了解
ありがとう》
《どういたしまして》
《んじゃ、私はレポートをするよ
シャイナはどうする?》
《あたしはヴァリアー内を探検するよ》
《了解
楽しんでおいで》
《楽しんでくるよ
面白い情報があったら教えるね》
《了解
楽しみにしとくよ》
《んじゃ、行ってくるねー》
《いってらー》
私は軽く伸びをしてレポートの続きをする
コンコンッ
『ん?誰だろ?
“どうぞ”』
ガチャッ
「“シャナ、手合わせやるぞ!!”」
入ってきたのはスクアーロ
レポートに集中しすぎて気配が読めなかった
『“あ、もうそんな時間でしたか………”』
「“ああ
ついでにボスらも参加だ”」
『“ら?”』
「“ああ
ベル、マーモン、ルッス、レヴィだ”」
『“………”』
イヤな予感的中したぁぁぁ!!
えっまさかの連戦?
ってか、レヴィってだれ?
「“手合わせする場所に行くぞ
ルッスとレヴィはそこで自己紹介するから”」
あ、自己紹介してくれるのね
よかった
『“皆さんは武器ありなんですよね?”』
「“当たり前だぁ!!
さっさと行くぞ!” 」
『“わかりました
準備するので5分お待ちください”』
「“早くしろよ”」
《シャイナ聞こえる?》
私はテレパシーをしながら愛銃に弾を込める
《もちろん》
《手合わせが連戦になりそうだから手助けよろしく》
私は愛銃を定位置に装備する
《了解
すぐ戻るよ》
私はシャイナが戻ってきたのを感じてスクアーロを見る
『“お待たせしました”』
「“行くぞ”」
『“はい”』
私はレポートを机の引き出しにしまって部屋をでた
スクアーロに着いていくこと約3分
だだっ広い中庭に出た
そこには既にヴァリアー幹部が揃っていた
『“うわぁお♪
これを弱小マフィアが見たら失神するね”』
空気が殺気でピリピリしている
幹部からはやる気ではなくて殺る気がにじみ出ている
《これは………死亡フラグたったパターン?》
《いや、まだ大丈夫だよ
たってたらバッチリわかるからね》
《だよねぇ~………
あぁ………アホなこと考えるんじゃなかった………》
《それは自業自得ってことで》
《うっ………それを言われると…》
《言い返せないってか♪》
《まぁね………
よし、腹くくろ!!》
《それがいいよ》
『“あの、スクアーロさん?”』
「“あ?”」
『“確認ですけど、これで全員ですよね?”』
確認だよ?
これ以上増えられたら困るからね?
「“なんだ、増やしてほしいのか?”」
『“なわけあるか!
そんなことしたら頭をぶちぬくぞ!”』
おっと!口が悪くなっちゃったw
スクアーロはちょっと引いてるしw
「“ちょっとお話中いいかしらん?”」
『“!!
………う、宇宙人?”』
「“ぶはっ!
宇宙人だって、ルッスww”」
『“んまっ!失礼な子ね!
私はルッスーリア!地球人よ!!”』
『“あ………すみません………
変な髪型で変な雰囲気でしたので、つい………
私は実習生のシャナ・ネヴィアです”』
「“よろしくねん
私のことはルッスかルッス姐って呼んでね?”」
『“んじゃ、ルッスでお願いします
私はシャナで”』
「“わかったわ
レヴィ、あんたも自己紹介しなさいな”」
ルッスは変な武器を背中に背負っている男を呼ぶ
「“お、オレも!?”」
こっからは顔がよく見えないが、自分を指差してる
「“当たり前じゃない!
さあ、早く!”」
ルッスはその男の所まで行き腕を引っ張ってきた
「“!!
か、可憐だ………”」
ルッスに連れられた男は私を見てほほを染める
『“ひっ!!
気持ち悪いです!”』
今全身に鳥肌がたった
それに寒気もした
「“き、気持ち悪い………”」
男はかなり落ち込んだようでよどんだ空気を身に纏っている
「“落ち込んでないで自己紹介しなさい!”」
『“大丈夫です
変態と覚えましたから”』
「“ぶはっww
変態だってww”」
「“ベル、笑ってないで慰めなさい!”」
「“無理だね
だってオレ、王子だし”」
『“いや、だから最後のやつ答えになってないし”』
笑い我慢してるのバレバレだって
「“………オレは…レヴィ・ア・タンだ”」
『“わかりました、変態ですね”』
「“へ、変態………”」
変態はさらに凹んだ
それをベルは笑ってみてる
『“あ、自己紹介しないとね………
シャナ・ネヴィアです
貴方はネヴィアとお呼びください”』
「“シャナ………いい名前だな………(ポッ”」
ゾクゥッ!!
寒気がする!
『“だから………名前で呼ぶなっていってんだろ!!”』
バキッ!!
「“がっ!!”」
私の特技であるジャンピング回し蹴りが変態の顔面にヒットした
『“……次、名前で呼んだら全身蜂の巣にしてやる”』
私は今できる最高に冷たい目を変態に向ける
「“!!”」
これには変態も青ざめる
「“シャナの目、マジだね………”」
「“ああ………
短時間しか関わってないオレでもわかる………”」
『“………さてと………
変態はおいといて、さっさと始めましょうか
手合わせというバトルを皆さんも早くやりたいでしょ?”』
私は愛銃を取り出しXANXUS達に笑みを向ける
それに答えるようにXANXUS達は武器を構えた
戦闘狂の集まりだな、ここは…
『“さて、まずは誰からいきますか?
私は準備万端ですのでいつでもいいですよ?”』
「“オレからいくぜ”」
立候補したのはスクアーロ
『“スクアーロさんからいきますか?”』
「“ああ”」
『“皆さんはよろしいですか?”』
「“………”」
『“異論なしですね
それでは始めましょう
戦う場所はここで?”』
「“ああ
他のやつは邪魔にならない場所に移動するからな”」
『“わかりました
移動時間をかねて5分後にしましょうか”』
「“ああ”」
『“私はあそこの木陰で休んでますから、終わったら教えてください”』
「“ああ”」
私は木陰に移動し座り込む
〈シャナ〉
《あ、ネイト
なんか久しぶりに声を聞いたよ》
〈お前に頼まれたものが出来た〉
《おっサンキュー!》
〈いつ渡せばいい?〉
《今》
〈今!?
大丈夫なのか!?〉
《大丈夫だから
さっさと出す!》
〈わ、わかったよ〉
サクッ
「シャナ」
『ん?』
「言われたものだ
2振りの刀
モデルはBL●ACHの袖●雪」
『あー………だから真っ白なのか』
「ああ
ついでにこいつも死ぬ気の炎を灯せるようにしてあるからな」
『サンキュー』
私はネイトから刀を貰う
思ってたより軽かった
「ついでだが、そいつは展開式にしてある
使わないときは木刀として使える」
『おっ!
なんかこの感じのやつはどっかで見た感じはするけど気にしないでおこう』
確か竹刀が刀に変わるやつだった!
誰が使ってたのは忘れたけど!
「んじゃ、俺は仕事に戻るわ
確かに渡したからな」
『サンキュー、ネイト
大事に扱うよ 』
ネイトは手を軽く振って姿を消した
『よし、やるか………
《シャイナ》』
《なに?》
《今の話は聞いた?》
《もちろん》
《よかった
これがシャイナの武器だからね
名前はどうする?》
《白雪
モデルが袖●雪だからね》
《袖をとっただけじゃんw》
《いーじゃん
見たまんまの名前にしたんだからさ》
《まあ、その方が楽だね
んじゃ、一発目シャイナからいく?》
《いや、シャナから行きなよ
あたしの武器を使えるようにしないと二重人格がバレちゃうかもしれないし》
《それもそうだね
んじゃ、借りるよ》
《おうよ!》
「“シャナ、時間だぁ!”」
スクアーロの声が少し小さいが聞こえた
『うーん………ここまでかなり離れているのにこんなにもきれいに聞こえてくるとは………
かなりの喉をお持ちのようだ………』
こっからは相手には聞こえないから素に戻る
《まったく》
『んじゃ、いってくるよ』
私は木刀に戻った白雪を持ってスクアーロの所に行く
『“お待たせしました”』
「“お前、武器増えたのか?”」
スクアーロは私の両手に握られている木刀をみて言う
『“ええ
剣には刀で行こうと思いまして、私専属の職人に作ってもらいました”』
「“刀?
それはどう見ても木刀だろーが!”」
『“刀になるんですよ”』
私は白雪を強く縦に振り下ろした
キンッ
軽い金属音とともに2振りの木刀は2振りの白い日本刀に変わった
『“ほらね?”』
「“………ある特定のことをしたら本体である刀が表に現れる仕掛け刀か………
それが作れる職人がいたのか………”」
スクアーロは小さく考える仕草をする
『“探してもムダですよ?
その職人はマフィアにある沈黙の掟に近い掟を身体に刻んでまして、私以外には姿を現さないんです”』
「“沈黙の掟に近い掟か………
なら仕方ねえ………
長話し過ぎだな、始めるぞ”」
『“そうですね………”』
スクアーロと私は武器を構えた
さて………初撃はなにから行こうか………
スクアーロの事だから片方の手を使えないようにするかもしれないからな………
よし、一か八かやってみるか………
私はグッと力を入れて白雪をもった
スクアーロも初撃は何をするか決まったようだ
ダッ!
お互い一蹴りで間合いをつめた
ヒュッ
ガキンッ
刃が交わったとたん火花が散った
タンッ
後ろに跳んで間合いをとる
『“やべぇ………ちょっと痺れた………”』
「“ちっ………まさか同じ攻撃とはな………”」
お互い痺れた手を数回振る
「“てめぇ.………その技どこで覚えた”」
『“どこって、自己流ですよ?
学校で手合わせをしていた時に見つけたんです”』
原作を見てアニメで学んだとは死んでも言えない
「“名前はあるのか?”」
『“ありませんよ?
技名をつけるとは考えてませんでしたし”』
あっても言えない!
「“………鮫衝撃”」
『“え?”』
「“その技の名前だ
これからはお前も使え”」
『“いいんですか?
スクアーロさんの持ち技の名前ですよね?”』
「“ああ
でもいい
お前も技名があった方が分かりやすいだろ?”」
『“まあ、そうですね.………
ありがたく使わせていただきます”』
よし、技名ゲット
さて.……これからどうしようか.………
原作知識で技を出したら怪しまれるからなぁ………
まあ、いいや!
最終的にスクアーロの技を出したろ
突き技は白雪には合わないから使わない方向で
『“さてと………”』
私は深く深呼吸する
『“フッ!”』
私は一気にスクアーロとの間合いを詰める
ガキンッ
重たい金属音が空気を揺らす
タンッ
シュッ
ガキンッ
私は間合いを詰めては攻撃
攻撃しては離れるを繰り返す
スクアーロはそれを受け流すだけ
単調な攻撃は飽きてきたなぁ.………
よし、ここは一発挑発といきましょうか………
『“スクアーロさん”』
「“なんだ”」
『“女だからって手加減はいりませんよ?
手加減されると手合わせになりませんし、強さがわかりませんから………”』
「“………わかった
んじゃ、こっから本気だぁ!!”」
スクアーロの目付きが獲物を狩る目付きに変わった
「“てめぇを三枚におろす!”」
『“んじゃ私はスクアーロさんを五枚におろします”』
「“そうか、オレを五枚に………ってできるかぁ!!”」
『“おー………ナイスなノリツッコミ”』
「“てめぇバカにしてんのか?”」
『“してたら今よりも全力でバカにしていますよ”』
ケラケラと私は笑う
ブチッ
なんか変な音が聞こえたような気がした
「“…よし、わかった…
確実にテメーを三枚におろしてやらー!!!”」
ドンッ
「“フッ!”」
ガキンッ
重たい一撃が右腕に響く
『“っつ…!”』
ギャッ
私は力任せにスクアーロの剣を右に払う
「“どうしたぁ!
動きが鈍ったぞ!!!”」
ガキンッ
キンキンッ
ヒュンッ
『“ご心配なくっ!
鈍ったように感じてるだけですから!”』
ヒュンッ
ガキンッ
刃が交わるごとに火花が散る
『“せりゃ!!”』
さっき言ってた突き技は使わないのを撤回して突きを繰り出す
「“ちっ…
やるじゃねーか…よ!!!”」
ガキンッ!
『“っつ!
しまっ…!”』
スクアーロの一撃が右手の白雪を弾き飛ばした
「“これでテメーの右腕は使えねぇ…
どうだ?
オレの鮫衝撃の味は?”」
『“サイコーですよ…
少しなめてましたね…
こちらも本気でいかせていただきます”』
私は右手を左腕に添え、大きく深呼吸する
ちなみにこの構えはとある少年漫画の男主人公の●解を逆にしたパターンだ
《シャナ、アレやっちゃうパターンかな?》
《もちっ!
今やらないと銃を使ったとき面倒でしょ?》
《あー…質問攻めになりそうだねぇ…》
《だから、面倒なものは早めに片付けて、手合わせをしまくる!》
《ファイト!》
《おうよ!》
『私の覚悟の炎をわが武器に…』
私は周囲には聞こえないように呟き、死ぬ気の炎を白雪に灯す
そして相手には見えないように薄く纏わせる
いい感じに日の光が当たってきらきらしている
『“くらえー!
特式・鮫特攻!!”』
私は白雪を素早く動かしながら突進する
ちなみに技名はスクアーロには聞こえないように小声でいった
理由は鮫衝撃の時と同じだ
スクアーロは一瞬驚きの顔をするもすぐに切り替えてスクアーロも鮫特攻を放つ
同じ速さで刃がぶつかる
「“この技も自己流か?”」
『“当たり前でしょ?
まさか、とっておきまで同じになるとは思いませんでしたよ”』
「“オレもだぁ!!”」
ギャキンッ!
『“!!”』
最後の一撃はスクアーロが速く私の白雪を弾き飛ばした
「“もらった!”」
スクアーロは鋭い突きを繰り出す
『“わっ!
ちょっ!
あぶなっ!”』
それを私はヒラリズムでかわす
「“ちょこまかと…さっさと負けろ!”」
『“いやなこった!
さて、ここでスクアーロさんに問題!”』
「“あ?”」
『“これ、なーんだ?”』
チャキッ
「“!!”」
私の愛銃をみたスクアーロは攻撃を止めた
『“さてと……これからは頑張って避けてくださいよ?
私、まだ特殊弾ではやったことがないんで……”』
「“特殊弾……?”」
『“ボンゴレに伝わる弾……死ぬ気弾……
歴代ボスの1人はそれを使って攻撃をしたとか……
調べさせていただきました
そこで私も専属の武器職人に死ぬ気弾に似た弾をつくってもらいました
どんな効果があるかは知らないんで、頑張って避けてくださいよ
んじゃ、いきまーす!”』
私は愛銃に死ぬ気の炎を灯す
キュアァァァァ……
「“白い……炎
まさか……!?”」
手合わせを見ていたマーモンが声をあげた
『“炎の華”!!』※
パパパパン
※言葉の通り、小さな華が咲いているよう見えるに炎の弾を対象者に発射する技
「“こんなの避けるまでもねぇ!!”」
キンキンッ!
スクアーロはすばやい剣さばきで弾を全て叩き落としていった
『“おー!”』
これには見とれてしまった
「“どーだ!!”」
スクアーロの足元には叩き落とされた弾が転がっている
「“ヴァリアー・クオリティーなめんじゃねーぞぉ!!”」
パキッ
「“ん?”」
パキパキパキ……
「“!!”」
スクアーロは何かの異変を感じとり叩き落とした弾丸から離れる
「“…凍った…?”」
弾丸の周りにある草が白くなった
「“……おい…ドカス……”」
XANXUSが立ち上がりスクアーロに来るよう合図を送る
「“ち……”」
「“レヴィ、次いってこい”」
「“なぬ?オレが?”」
「“さっさと行け!”」
スクアーロは変態を蹴り飛ばした
《あ、次は変態のようだね……》
『3分で終わらそうか……』
《そうだね……
んじゃ、次はあたしがいくよ!》
《よろしく!》
私はシャイナと入れ替わった
さてと…シャナとは入れ替わったのはいいものの…今のあたしの相棒は死ぬ気の炎を使うシャナの愛銃
今までのあたしは死ぬ気の炎を灯せなかったけど…
あたしの覚悟は変わらずシャナを守ること
それだけは誰にも譲れない
今ここで死ぬ気の炎が灯らなくてもあたしの覚悟は揺らがない
さて、さくっと終わらせようか……
未だに右手の痺れはとれない
まあ、いっか……
あたしは左利きだから不便じゃないし……
「“……戦う姿も可憐だ……”」
ゾワッ
『“!!”』
ヤバイヤバイ……
一瞬で鳥肌がたった!
『“…やっぱり変態ですね…
あたしは変態には興味がないんで目の前から消えてください”』
「“そんなところも…(ポッ”」
ゾワワ~…
ヤバイヤバイ!!
よけい鳥肌が…!
『“だから……キモいって言ってんだよーーー!!!!”』
ゴウッ
殺気をだしたらどこぞやの覇●の様になってしまった
「“ぐっ……”」
あ、耐えてる
まぁヴァリアーだもんね
『“さっさとあたしの目の前から消えろ
じゃねーと祓うぞ”』
「“は、祓う…?”」
『“ああ…変態の悪魔としてこの世から消してやる”』
まだ祓魔師 の真似事だがな……
『“だからさっさと…”』
「“s『“あたしの目の前から消えろ!!”』!!”」
キュアアア…
!
銃が力を吸ってる…
これ…できるんじゃ…?
『“炎の華”!!』
パパパパン
で、できた!
華の個数は少ないけど…!
「“!!”」
変態は背中にある武器を取る
『“ん?”』
ボッ!
『“か、傘!?”』
レヴィの武器は傘になった
パパパパ…
傘に当たった弾は貫通せずに地面に落ちる
『“特殊な布か…
なら……”』
あたしは銃をしまう
武器よりも人間にダメージを与えた方が手っ取り早いから
さて…と
10秒で終わらせようか
ドンッ!
あたしは一蹴りで変態の目の前に行く
『“せりゃっ!”』
ガッ!
あたしが今できる最高の蹴りを武器を持つ手に当てる
「“ぐっ!”」
『“もういっちょー!!”』
ドスッ!
「“グハッ”」
あたしの渾身の一蹴りが変態の鳩尾に入った
『“ぶっ飛べー!!”』
ドガッ
「“!!”」
回し蹴りが綺麗にきまり、変態はルッスのいる場所まで飛んでいった
『“よし、終了”』
10秒じゃなかったけど…ま、いっか
『“次、誰がいきますか?”』
あたしは弾き飛ばされていた白雪を拾う
「“あ、じゃあ、ボクg「“ドカスらは引っ込んでろ
次は俺だ”」
ぼ、ボス…!”」
出てきたのはXANXUS
『“もう、XANXUS様ですか…
わかりました”《シャナ、交代だよ
ボス戦は任せた》』
《え…?いいの?
ぜんぜんやってないじゃん》
《変態のダメージがデカイから少し休むよ…》
《そっか、わかった
お疲れ様》
《うん》
あたしはシャナに身体を返して、ダメージ回復のため軽く眠りに着いた
よかった…あたしでも…炎を灯せた…
さて……どうしよう……
まさか三人目でXANXUSが来るとは思わなかった……
修羅場かぁぁぁぁ……
ま、いっか
ボスの次に強かったらぺーぺーだけどぺーぺー呼ばわりされなくなる!
ま、誰もぺーぺーっていってないけどw
さて……本当にどうしよう……
XANXUSの武器は2丁拳銃と憤怒の炎
破壊力は抜群と見た
やっぱりここは炎のぶつけ合いか…
さて、私の炎が勝るか、それともXANXUSの炎が勝るか…
やってみるか!
『“ベルー”』
「“ん?”」
『“これ、持っててー”』
ブンッ
私は白雪をベルに向かって投げた
我ながらナイスコントロール
「“よっと!
!!
重っ!?”」
『“は?普通だよ
軽いものの持ちすぎだって”』
「“だってオレ、王子だもん”」
『“ハイハイ…そうでした…”』
そう言えば重たいもの持ったベルは見たことがないな
だから重たく感じたんだな
うん、納得
「“シャナ、始めるぞ”」
XANXUSはそう言って右手を私に向ける
キュアァァァァァ…
『“!!”』
「“かっ消えろ!!”」
ドンッ!!
XANXUSの右手から放たれた炎は凄まじい勢いで私の右頬を通過し、真後ろの石柱に当たる
バラバラバラ…
『“うわぁ…シャレになんねぇ…”』
憤怒の炎があたった石柱は木っ端微塵になった
しかも至るところ焦げてる
一瞬死亡フラグが見えた…
「“はっ
これくらい避けねぇとな
んじゃ次は死ぬ気で避けろよ”」
XANXUSは悪そうな笑みを浮かべた
その笑みに嫌な予感がしたのは言うまでもない