1章 かてきょーの世界へ転生!
夢小説設定
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任務を終えた私とスクアーロはヴァリアーのアジトへ車で向かっている
ちなみに今の服装はスーツ
スクアーロは隊服
車内はこれまた沈黙
何を話したらいいのかわからず、ずっと話題を探している
でも見つからない
なかなか見つからない
思い浮かぶのはくだらないものばかり
・どんなヘアケアをしているのか
・どうしたら身長が高くなるのか
などくだらないものばかりだ
これを今話せば確実に3枚におろされるだろう
それだけは回避したい
さて………何を話せばよいのやら………
『“あの、スクアーロさん………”』
「“なんだ?”」
『“このあと時間があれば手合わせをお願いできますか?”』
「“!!
………いいがいきなりどうした”」
『“今回の任務で自分の今の実力を知りたくなった
ただそれだけです”』
「“………わかった
でも、なんでオレなんだ
他にもいるだろ”」
『“いや、ヴァリアーで話したことがあるのはボスのXANXAS様とスクアーロさんだけですから…
それにいきなりボスに手合わせはお願いできませんよ”』
「“……”」
『“まあ、最終的にはXANXUS様ともやりますけどね”』
「“………変わった女だな、オマエ”」
『“誉め言葉として受け取っておきます”』
「“誉めてねえ!!”」
『“知ってますよ
あ、着いたようですよ”』
ナイスタイミングの到着!
あと数秒遅かったら3枚におろされていただろう
自分の幸運に拍手を贈りたい
今さらだが、車に乗るとき、車から降りるとき、お店に入るときなど必ずといっていいほどスクアーロがエスコートしてくれる
今さらだが、紳士だなと思った
「“いま戻った”」
「“お疲れ様です!”」
スクアーロは簡単に見張りに声をかけて城に入った
『“ただいま戻りました”』
「“お疲れ様です!”」
私はスクアーロに一足遅れて入った
「“シャナ、いくぞ”」
『“はい、報告ですね?”』
「“ああ!さっさと行くぞ!”」
『“わかりました”』
私はスクアーロの一歩後ろをついていく
この間も沈黙だったのは言うまでもない
「“ボス、入るぜ!!”」
スクアーロはノックもせずに入る
『“失礼します………”』
ヒュッ
『!!』
ゴッ
「“ガッ!!”」
うわっ………これは痛い………
XANXUSが投げたのはこれまた分厚い本
それがスクアーロの額にクリティカルヒット
うっすらと血が滲んでいる
『“あの、スクアーロさん?
大丈夫ですか?”』
「“大丈夫に、決まってんだろ!
ボス、早速報告に入るぜ!!”」
「“ハッ
早くしろ
シャナ、お前からだ”」
『“かしこまりました
では、報告させていただきます
今回、 フォルティアのパーティーに潜入し、私はボスのフォル、妻のティア、幹部のロッド、使用人数名を殺りました
ですが、復讐者の出現により、私とスクアーロさんが殺った人物は全て復讐者の牢獄に移されました”』
「“復讐者、だと?”」
『“はい
運悪く、復讐者の捕獲リストと私たちの任務リストの人物が重なっていたんです”』
「“そうか………”」
『“私の報告は以上です
ここからは余談になりますが、今回、私の初任務でしたが、少々物足りない感じでした
多分スクアーロさんもそうでしょうね”』
ピクッ
XANXUSはかすかに反応する
『“私からして、この任務はヴァリアーがするようなレベルではありませんね?
新人の私の為に選んでくれたのなら感謝しますが、スクアーロさんにとってもかなり物足りない任務でしたね
そうですよね?”』
「“………ああ”」
『“だそうです
なのでこれからの任務は私も幹部と同じレベルにしてください
実習生とはいっても一人の暗殺者ですので”』
「“………はっ
わかった
これからはお前もカス鮫らと同じにしてやる
死なねぇように頑張るんだな”」
『“ご忠告ありがとうございます
ところで、さっきから気になっていたんですけど………”』
「“なんだ”」
『“この部屋の外で私たちの話を盗み聞きしている人間が2名います
一般人ならわからないような気配の消しかたですが、私を試しているんですかね?”』
「“………ドカスら入ってこい”」
XANXUSは私とスクアーロが入ってきたドアを見ていう
いつ見ても目力すげぇな………
ガチャ………
「“しししっ
あ~あ…バレちゃった”」
「“言っておくけど僕のせいじゃないからね”」
部屋に入ってきたのはティアラをかぶっている少年と宙を浮いている赤ん坊
「“ドカスら何している”」
「“何って、僕達は実習生を見に来ただけだよ”」
「“そうそう
スクアーロが女と手を繋いでいるとこを目撃してさ
マーモンが見に行こうって”」
「“ちょっ…それはベルが言ってたんじゃないか!
僕は自分の気持ちのままついてきただけだ!”」
ベルとマーモンキタ━━(゚∀゚)━━!!
やべぇ…すっげぇ嬉しい…
私は瞬足でマーモンの背後をとる
「“そもそもベルがムニュッ”」
ムニムニムニ…
『“はあぁ…幸せ....”』
ムニムニムニ…
「“な、何してムニュッ”」
『“君のほっぺたを一度は触ってみたかったんだよ
しばらくの間は我慢してよ”』
「“僕は君のムニュッ
オモチャじゃムニュ”」
ムニムニムニ…
『“はあぁ…すっげぇ満足
ありがとう、マーモンさん”』
子どもは嫌いだけど…マーモンだけは許せるな…
あの頬の感触…マシュマロみたいだった…
「“!”」
「“シャナ、まだ数は足りてないが自己紹介しろ”」
『“はい、XANXAS様
初めまして
新しく入隊しました、シャナ・ネヴィアです
シャナとお呼びください”』
「“ネヴィア………?
何処かで聞いたような………”」
「“マーモン知ってんの?”」
「“いや、多分気のせいだよ”」
『“つづけますね?
今は実習生として参加させていただいてます
武器は2丁拳銃
特技は気配を消すこと
趣味はマフィア情報をさぐること
話せる言葉はイタリア語、英語、日本語、中国語、ロシア語で今は韓国語を練習しています
以後よろしくお願いします” 』
「“んじゃオレも自己紹介するぜ?
いいだろ、ボス?”」
「“………勝手にしろ”」
「“サンキューボス
オレの名前はベルフェゴール
ベルって呼べよ
王子のオレが許すからさ”」
『“王子って………寝言は寝てから言ってくださいよ”』
あ、これは知らないフリ
家系まで知ってるってバレると消されるかもしれないから
「“僕はマーモン
僕は呼び捨てでいいよ
シャナ、ベルは本当に王族の血をひいているんだよ”」
『“マジで?”』
「“マジで
だってオレ、王子だもん”」
『“いや、答えになってないし”』
あ、そう言えばマーモンが名前で呼んでくれた!
嬉し過ぎるんだけど!
『“あ、だから通り名が切り裂き王子なんですね”』
「“そゆこと
あれ?何で知ってんの?”」
『“先ほど言った通り趣味がマフィア情報をさぐることですから”』
危ない危ない………地雷を踏みそうになったw
「“ああ………”」
「“スクアーロはしたのかい?”」
マーモンはスクアーロに訪ねる
「“する前に調べられてた”」
スクアーロはため息混じりに言った
「“ボスは?”」
今度はベルがXANXUSに訪ねる
「“しなくてもわかるだろうが”」
XANXUSは私を見る
『“………はい”』
私はこれにはひきつった笑みしか出来なかった
「“マーモン、あと二人はどうした”」
あと二人………えーっと?
変態とルッスだな
ん?変態って誰だっけ?
やっべぇ………名前が思い出せねぇ………
ま、いっか!
「“任務に行ってるけど、あと二時間すれば戻ってくるよ”」
そうそう、戻ってくるし!
「“そうか
シャナ、お前の今日の実習は終わりだ
マーモン、お前の部屋の隣が空室だっただろ”」
「“あ、うん”」
「“シャナ、これからお前の部屋はマーモンの部屋の隣だ
荷物は他の者が運ぶ”」
『“かしこまりました
んじゃ、マーモン!”』
「“なんだい?”」
『“部屋まで案内してください!”』
「“いいよ
ついてきなよ”」
『“よっしゃ!”』
毎朝ほっぺたを触れるぜ!
ブルッ
「“!!(急に寒気が………?)”」
おっと!
悪寒を感じるほどだったか!
だが、それは私には関係ない!
『“マーモン?”』
「“あ、なんでもないよ
ボス、僕はこれで失礼するよ”」
「“オレも♪”」
『“失礼します”』
私は一礼して部屋を出た
XANXUSの部屋
「“どうだった”」
「“どうって………あいつの言動はたまに違和感を感じるがお前が気に入った理由がよくわかった”」
「“そうだろ?”」
「“ああ
ところでXANXUS”」
「“あ?”」
「“オレはこれからシャナと手合わせするんだが、見に来るか?”」
「“そうだな
ついでにオレも参加する”」
XANXUSは小さく笑う
それを影で見ていた少女、シャイナは身震いした