このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

余談

私は夢小説を読む際、鬼滅の刃であれば呼吸や容姿などがかなり決まっているのが嫌いではないものの、固定夢主という感じになってしまうのがあまり得意ではないので、私の作品におきましてはあえて作中では出さない方針を決めております。

しかし、そういった設定があってほしい!という方もいらっしゃるだろうという考えと、実際に私自身が日々頭で描いていた設定などもそれなりにありますので、せっかくですからこちらのページに書き記していこうと思います。

あくまで一個人の妄想です。

・呼吸
「神の呼吸」
未だに、他に何か相応しい表現はないかと毎日考えています。
一番合う表現は「神楽の呼吸」ですが、基本一文字であることや他の呼吸の意味や技から神と表しています。「祭の呼吸」も捨てがたいです。
主人公は冨岡、錆兎らと鱗滝さんのもとで修行を重ねていましたので、やはりあくまで元祖は水の呼吸なのですが、炭治郎と同じく派生したより自分に合う呼吸というものに変化したのだろうと考えています。

派生はあくまで水が元だと考えています。

・技
私がそういう世界の話を専攻している為、その影響があり恐縮なのですが、神社で行われる「神楽」をモチーフにしています。
炭治郎の「ヒノカミカグラ」と同じ神楽ではありますが、炭治郎のヒノカミカグラとはあくまで別ものです。
蟲の呼吸では使い手の筋力もあり、突きがメインだと思うのですが、それに近いです。

攻撃動作としては他の呼吸同様鬼の頸を斬るものですが、対象から見ても表現としてもその呼吸で舞いつつ斬る、突くというものになります。

専門的な話になってしまいますが、「神楽」とは本来神様に奉納する伝統芸能です。簡単に言えば神様のために踊って喜ばせよう!です。

主人公の神の呼吸から繰り出される技の数々は、戦闘において攻撃に適しているものではありますが、一番の特徴はその呼吸で戦う(舞う)と周囲の人間の身体的疲労をわずかに解消したり、安心効果や興奮効果を与えることが出来ます。産屋敷の声と比べると効果は劣りますが、戦場においては士気を高めるのに充分な効果を発揮します。

単純に攻撃力や防御力を高める魔法のようなものではなく、あくまでその人が身軽に感じることが出来るなど、体感として効果を感じるものです。

・壱ノ型
『巫女神楽』(みこかぐら)
神からのお告げを伝える巫女のように、軽やかに舞って刀を振るう。
周囲の人間の過剰な興奮を静め、冷静さを取り戻させたり落ち着きを与える。
※実在する「巫女神楽」がモチーフになっています。

・弐ノ型
『湯立ての舞』(ゆたてのまい)
神々に献上する為釜に湯を沸かすように、熾烈に舞い激しく斬りつける。
周囲の人間の興奮を高め、筋力を一時的に高まったような効果を与える。
※実在する「湯立神楽」がモチーフになっています。

・参ノ型
『花鎮めの舞』(はなしずめのまい)
散る一片の花びらを切るように、繊細に舞い一点を突く。
周囲の人間の痛みや精神的苦痛を一時的に緩和させるが、回復させるものではない為、使う際は対象の加減を見なくてはならない。
※実在する「鎮花祭」がモチーフになっています。

※※鎮花祭とは、これまでのような神楽ではなくあくまでお祭りの名前です。
昔は春に花びらが散る時に疫病が分散して流行り病を起こすために行われていた疫病予防を祈願するお祭りです。※※

技は常に考えています。また思いついたときに追記していきます。

・服装
隊服の上は胡蝶のようなものですが、胸部のすぐ下くらいからベルトをし、あばらくらいからきわどいところまではタイトスカートを履いています。隠の計画的犯行によってなりました。最初は胸部も開いていましたが、それを見た冨岡が強く反対したためにきちんとしたものになりました。
スカート部分に関しては「そんなに強く言ってよいものか」という考えと「若いうちはこういうハイカラなものが好きなのかもしれない」という考えから冨岡は目を瞑りました。

その隊服の上に、神職の装束を思わせるものを着ています。
羽織る形ではなく、かぶって着ていますので首元からスカート丈くらいまで隠れています。
モチーフになっている装束があるのですが、専門知識すぎるので簡単な説明をさせていただきました。

・刀
朱色に染まっており、刀身に煉獄や不死川らのような派手な柄は無い。
鍔は鳥居と鈴が描かれている。

・神社 出自等
スサノオノミコト祀っている。
産屋敷家に嫁ぐ候補とされる家に産まれたが、幼少期に孤児となったことなどから無理に候補には入れられなかった。

スサノオノミコトを祀っている設定にしたのはヤマタノオロチ伝説があるからです。
ご存じの方もいらっしゃるかもわかりませんが、スサノオノミコトはヤマタノオロチ伝説以前はアマテラスオオミカミを困らせたりなど、言ってしまえば弱く甘えた神様でした。

しかし、決心を固めて修行の旅をしている時にヤマタノオロチに悩む土地、家族に出会い、退治をしたという結末です。

元は同じ血筋であった産屋敷と鬼舞辻、その後それぞれの在り方(この小説においては産屋敷側です)、そして退治する、生きて帰るという意味からスサノオノミコトを祭神としました。

ここまで、文字数にして2000字以上、専門知識も入れた為かなりお疲れになってしまったかもしれません...。申し訳ありません。

【神道用語集】

・祝詞
簡単に言ってしまえば、神社界のお経です。
祓詞など神社でやるお経は総じて祝詞なのですが、祝詞というもの自体もあるので少々ややこしいです。
祝詞とは神様に誰がどの祈願をしたか等をお伝えします。
実際にご祈願をすると分かるのですが、訳の分からない難しい言葉を言ったあとで「○○市 ○○町に住める〜」と言っています。名前とその後に祈願内容も言われます。住所は全公開ではなくほとんど市区町村名だけです。

・祓詞
露桔梗に鈴にて、主人公がその台本のようなもの(よくある紙が蛇腹になったアレ)を渡されたと思います。
こちらも祝詞と呼ばれる中のものなのですが、その中でもあくまで祓う為の言葉です。

・御祈願
参拝するだけではなく、神社でお金を払ってもっと色々専門的にお祈りしてもらいます。
(七五三、お宮参り、厄除け、学業成就など)
ご祈願の手順としてはざっくりご説明しますと
① 祈願者をお祓いする (祓詞と木に白い紙が付いたアレでわしゃわしゃする)

②祝詞をあげる(ここで誰がどの祈願をしたかを神様に伝える)

③直会(なおらい)(お神酒を巫女や他の神職の方から渡される)

です。
ご祈願は会社全体の商売繁盛などでお正月は特に忙しくなります。

・初宮参り お宮参り
どちらの呼び方も同じものを指します。大体の方はお宮参りと呼ばれると思うのですが、神社の人達はほとんど初宮、初宮参りと呼んでいます。
作中でもご紹介致しましたが、赤ちゃんが産まれて1ヶ月程経った時に、氏神様(その土地の神様)に氏子(その土地の神様の地域に住む人達)が増えたよ〜!ってご挨拶をしに行くのと、赤ちゃんの今後の健康や安全をお祈りしに行きます。

・拝殿
いわゆる神様がいるところ!を指します。
皆様七五三や厄除の御祈願は覚えていらっしゃるでしょうか?
お賽銭を入れてお願い事をするだけじゃなくて、神社の方にお祓いや祝詞をあげて頂くあれをする場所を拝殿と言います。

・社務所 授与所
どちらもほぼ同じ役割です。
社務所は字のごとく神社のお仕事をする場所です。
授与所は参拝者にお守りや御札をお渡しする所です。
ですが、ほとんどが社務所の窓口が授与所みたいな形です。なので同義と捉えてよろしいかと思います。

・初穂料やその他知識
(※書くか悩みましたが、後に出す可能性が非常に高いので(現時点)書き加えさせて頂きました。)
初穂料とは、神社における価格の事です。
神社のお守りやお賽銭、ご祈願は基本的に儲けるためのものではありません。
(※基本的にと書いたのは、運営の為にお金を要する事は悪くないのですが、あくまで神様を使ったビジネスで搾取をしたい訳では無いからです。)
お守りを頂く時に「いらっしゃいませ」や「いくらでございます」と言った普通の接客言葉は使いません。
元旦であれば「あけましておめでとうございます」から始まったり、通常時でしたら「こんにちは」などご挨拶から入ります。
あくまで一例ですが、
「こんにちは」
「お守り一体ですね」
「初穂料 500円お納め願います。」
「500円のお返しになります。」
「ようこそお参り下さいました。」

となります。お守りや御札も1個2個ではなくあくまで1"体"です。
ご祈願の初穂料はたまにお気持ちで〜という神社もあるのですが、大体5000円です。
分かりやすく5000円 10000円としている所もありますが、ほとんど後者は会社のご祈願です。個人で10000円の方を選ぶ事も可能ではありますが、会社が前者を選ぶ事はおそらくできないかと思います。(神社によりますが……。)

せっかく学んだことも織り交ぜた作品を書きたいと思っていたので、本当に自己満足小説となっていますが、お楽しみいただけましたら幸いです。

皆様の生活に役立てて頂ければ幸いです。
知っているだけで おっ?となりやすいものですし、25歳以下や大学卒業前くらいでしたら巫女募集がある神社に巫女奉仕をすることも可能ではありますから、そういった部分にも繋がると嬉しいです。

その他の設定や、文章の分かりにくいところがありましたら、ぜひご質問ください!