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「・・・じゃぁルナさん、作戦通りに」
ライブ会場へと続く列に並びながらコビーがルナ方へ振り返った
『・・・つーん』
コビーと目が合ったのに、ルナはぷいッと横を向いて、頬を膨らませ何やらすねた様子でコビーの話を無視する態度を見せた
わざわざ『つーん』などと行動に音を付けている辺り、物凄く言いたいことがあるらしい
コビーは、“まだ1人現実世界に残ることを不服に思っているのか?・・・公平にあみだくじで決めたし、何なら一番初めに選んだのは彼女なのに・・・”と、どこまで言葉にしても大丈夫なのか悩んでいた
「ルナさん?どうしたんですか?貴方はヘッドホンを付けて対処する役目でしょう?何処でウタウタの能力が発動するかわからないので、そろそろヘッドホンを付けてくださいよ」
少し困った顔で前に屈みながらコビーはルナに言うが、ルナは更にぷいッと身体まで横へ向けてしまった
そしてチラチラとコビーの方を見ながら、隣にいるヘルメッポの腕をツンツンと突いた
ヘルメッポがルナの方に視線を下ろすと、ルナ方は不服そうな顔でヘルメッポを見上げる
「・・・・ふ・・・“名前を読んでくれないコビーは嫌い!ルナって呼ばなきゃ言うこと聞かないんだから!”ってよ・・・だろ?ルナちゃん」
サングラスをずらしてコビーに意地悪そうな視線を向けてルナの代弁をしたヘルメッポ
コビーから自身へ流れてきたヘルメッポの視線をとらえたルナは、満足そうに笑顔で頷きヘルメッポの腕に絡みついた
「“もうヘルくんと2人で潜入班にまわっちゃう!”てさ」
悪乗りしたヘルメッポはヒェッヒェッヒェッといつもの変な声で笑いながら続けてルナの声マネを披露した
ルナも大満足!!と顔が語っており、満面の笑みでヘルメッポと顔を見合わせて頷きあう
そんな2人をみて、ポリポリと困った顔をかきながらコビーは観念したように笑った
「・・・ルナ・・別行動になるけど、任務遂行に向けて頑張ろう!聞こえなくてもライブまでは見聞色の覇気が使えればコミュニケーションは取れるし、ウタウタの能力下でもあらゆる通信手段を試してみよう!大丈夫、ルナは独りじゃないからね?・・・それに、公平に決めたことは変更無しだよ!」
観念したように私的な時に見せるお兄さん口調のコビーが、ルナを諭すようにに言った
コビーの言葉に、ルナは溜息をつきながらも満足げに笑ってコビーに抱きついた
それをコビーは優しくルナを受け止めた後、ルナの首にかかった黒く重たいヘッドフォンをルナの頭に装着する
・・・・なんだかうまく行かず、髪の毛を巻き込んで、ルナの頭がもっふぁりとしてしまった
それをなんとか直そうとヘッドフォンをつけたり外したりしていたら、ヘルメッポさんが横から取り上げてしまった
僕の目の前でヘルメッポさんは、ルナの髪を軽く梳いた後、簡単にヘッドフォンを装着させた
・・・・何が違ったんだろう?
“わー!ヘルメッポさんてほんと器用ですね!”と拍手しながら伝えたら、感嘆の言葉を口に出ししたら、無言でデコピンをされた
褒めたのに!
“お前の寝癖直し慣れてっからだよ!”と意地悪な一言を添えて
なるほど!手慣れるほどに繰り返すことが大切なんだ!!
“僕もできるようにがんばります!!”と両手で拳を作って、鼻息荒く宣言したらまた、ヘルメッポさんからデコピンを食らった
・・・・何故?!
ルナが装着したヘッドホンは今作戦で非常に有用な物だそうだ
なんでも、ウタウタの実の能力を無効化させられる優れ物とのこと
しかし、3人の手元にたった1つだけだった
一緒に乗ってきた他のクルー達は待機命令を下している
全ての電波を遮断してライブが終了するのを待つこと
自分達が戻らなかったら、本部へ報告の後、上陸するように伝えてある
いわゆる事後処理要因
各種でんでん虫も音源も全て、ルナの士官室に入れて鍵をかけてきた
大切にされているルナの部屋になら余程の緊急事態にでもならなければ、誰も立入らないだろうというヘルメッポの案が採用された
本作戦には、自分達3人が当たることで上層部と交渉済み
ヘッドフォンを渡された際に、SWORDはあくまでもウタワールドへ潜入し、内部から突破口を導き出せと命令された
そのため、ウタワールドから戻って来れなかった場合、潜入した二人に待っているのは“死”一択
そんなところへ部下も仲間も、本当は自分以外は行かせたくない!というのが3人の共通意見で、誰も譲ろうとしなかった
だから、コビーもヘルメッポも、そしてルナも、3人ともウタワールドへ潜入するのは自分だと言って譲らず平均線だったので、ヘルメッポが作ったあみだくじで現実世界に残る1人を決めることとなったのだ
ヘルメッポの意外な特技、誰が見てもヘッドフォンに見える絵を引き当てたのはルナだった
残ることになったルナは、ずっと駄々を捏ねていたが、各々与えられたことを精一杯やるべきだと、センゴクの口調を真似たコビーに言われて渋々ヘッドホンを首に掛けて出港した
3人の中で、いや、本作戦実行班の中で1番高い階級はルナ
そんな彼女が階級を使って命令したりしない真っ直ぐないい子に育てて良かったと、父親でもないヘルメッポは思った
『コビー!ヘルくん!絶対絶対、絶対戻ってきてね!』
ルナはチケットを渡してライブ会場へ足を踏み入れた後、もう一度コビーとヘルメッポをギュッと抱き締めて2人を激励した
「まぁ・・階級的にゃ、ルナちゃんが言うべき指示だけどな!英雄コビー大佐様の指揮のもと、頑張りますか」
ヒェッヒェッヒェッといつもの変な声で笑ってヘルメッポはコビーの背中叩いた
「ヘルメッポさんて、僕にはいつも意地悪ですよね」
ニヤニヤしながら意地悪ばかり言うヘルメッポに少しむくれて頬を膨らませ、恨めしそうにコビーはつぶやいた
ライブ会場へと続く列に並びながらコビーがルナ方へ振り返った
『・・・つーん』
コビーと目が合ったのに、ルナはぷいッと横を向いて、頬を膨らませ何やらすねた様子でコビーの話を無視する態度を見せた
わざわざ『つーん』などと行動に音を付けている辺り、物凄く言いたいことがあるらしい
コビーは、“まだ1人現実世界に残ることを不服に思っているのか?・・・公平にあみだくじで決めたし、何なら一番初めに選んだのは彼女なのに・・・”と、どこまで言葉にしても大丈夫なのか悩んでいた
「ルナさん?どうしたんですか?貴方はヘッドホンを付けて対処する役目でしょう?何処でウタウタの能力が発動するかわからないので、そろそろヘッドホンを付けてくださいよ」
少し困った顔で前に屈みながらコビーはルナに言うが、ルナは更にぷいッと身体まで横へ向けてしまった
そしてチラチラとコビーの方を見ながら、隣にいるヘルメッポの腕をツンツンと突いた
ヘルメッポがルナの方に視線を下ろすと、ルナ方は不服そうな顔でヘルメッポを見上げる
「・・・・ふ・・・“名前を読んでくれないコビーは嫌い!ルナって呼ばなきゃ言うこと聞かないんだから!”ってよ・・・だろ?ルナちゃん」
サングラスをずらしてコビーに意地悪そうな視線を向けてルナの代弁をしたヘルメッポ
コビーから自身へ流れてきたヘルメッポの視線をとらえたルナは、満足そうに笑顔で頷きヘルメッポの腕に絡みついた
「“もうヘルくんと2人で潜入班にまわっちゃう!”てさ」
悪乗りしたヘルメッポはヒェッヒェッヒェッといつもの変な声で笑いながら続けてルナの声マネを披露した
ルナも大満足!!と顔が語っており、満面の笑みでヘルメッポと顔を見合わせて頷きあう
そんな2人をみて、ポリポリと困った顔をかきながらコビーは観念したように笑った
「・・・ルナ・・別行動になるけど、任務遂行に向けて頑張ろう!聞こえなくてもライブまでは見聞色の覇気が使えればコミュニケーションは取れるし、ウタウタの能力下でもあらゆる通信手段を試してみよう!大丈夫、ルナは独りじゃないからね?・・・それに、公平に決めたことは変更無しだよ!」
観念したように私的な時に見せるお兄さん口調のコビーが、ルナを諭すようにに言った
コビーの言葉に、ルナは溜息をつきながらも満足げに笑ってコビーに抱きついた
それをコビーは優しくルナを受け止めた後、ルナの首にかかった黒く重たいヘッドフォンをルナの頭に装着する
・・・・なんだかうまく行かず、髪の毛を巻き込んで、ルナの頭がもっふぁりとしてしまった
それをなんとか直そうとヘッドフォンをつけたり外したりしていたら、ヘルメッポさんが横から取り上げてしまった
僕の目の前でヘルメッポさんは、ルナの髪を軽く梳いた後、簡単にヘッドフォンを装着させた
・・・・何が違ったんだろう?
“わー!ヘルメッポさんてほんと器用ですね!”と拍手しながら伝えたら、感嘆の言葉を口に出ししたら、無言でデコピンをされた
褒めたのに!
“お前の寝癖直し慣れてっからだよ!”と意地悪な一言を添えて
なるほど!手慣れるほどに繰り返すことが大切なんだ!!
“僕もできるようにがんばります!!”と両手で拳を作って、鼻息荒く宣言したらまた、ヘルメッポさんからデコピンを食らった
・・・・何故?!
ルナが装着したヘッドホンは今作戦で非常に有用な物だそうだ
なんでも、ウタウタの実の能力を無効化させられる優れ物とのこと
しかし、3人の手元にたった1つだけだった
一緒に乗ってきた他のクルー達は待機命令を下している
全ての電波を遮断してライブが終了するのを待つこと
自分達が戻らなかったら、本部へ報告の後、上陸するように伝えてある
いわゆる事後処理要因
各種でんでん虫も音源も全て、ルナの士官室に入れて鍵をかけてきた
大切にされているルナの部屋になら余程の緊急事態にでもならなければ、誰も立入らないだろうというヘルメッポの案が採用された
本作戦には、自分達3人が当たることで上層部と交渉済み
ヘッドフォンを渡された際に、SWORDはあくまでもウタワールドへ潜入し、内部から突破口を導き出せと命令された
そのため、ウタワールドから戻って来れなかった場合、潜入した二人に待っているのは“死”一択
そんなところへ部下も仲間も、本当は自分以外は行かせたくない!というのが3人の共通意見で、誰も譲ろうとしなかった
だから、コビーもヘルメッポも、そしてルナも、3人ともウタワールドへ潜入するのは自分だと言って譲らず平均線だったので、ヘルメッポが作ったあみだくじで現実世界に残る1人を決めることとなったのだ
ヘルメッポの意外な特技、誰が見てもヘッドフォンに見える絵を引き当てたのはルナだった
残ることになったルナは、ずっと駄々を捏ねていたが、各々与えられたことを精一杯やるべきだと、センゴクの口調を真似たコビーに言われて渋々ヘッドホンを首に掛けて出港した
3人の中で、いや、本作戦実行班の中で1番高い階級はルナ
そんな彼女が階級を使って命令したりしない真っ直ぐないい子に育てて良かったと、父親でもないヘルメッポは思った
『コビー!ヘルくん!絶対絶対、絶対戻ってきてね!』
ルナはチケットを渡してライブ会場へ足を踏み入れた後、もう一度コビーとヘルメッポをギュッと抱き締めて2人を激励した
「まぁ・・階級的にゃ、ルナちゃんが言うべき指示だけどな!英雄コビー大佐様の指揮のもと、頑張りますか」
ヒェッヒェッヒェッといつもの変な声で笑ってヘルメッポはコビーの背中叩いた
「ヘルメッポさんて、僕にはいつも意地悪ですよね」
ニヤニヤしながら意地悪ばかり言うヘルメッポに少しむくれて頬を膨らませ、恨めしそうにコビーはつぶやいた