JUSTICE(海軍残留if編)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「着岸!」
「モモンガ中将!お疲れ様でした!七武海 ボアハンコックを大会議室にて待機させるようにとの命令です!その後、ルナ大佐と共にセンゴク元帥に報告を行うようにとのことです!!」
「出迎えご苦労、わかった」
岸壁から敬礼した海兵は労いと共に自身が受けた指示を船に向かって叫んだ
モモンガ中将はその海兵に向かって綺麗に答礼しながら短く肯定の返事を返した
そんな後ろ姿も凛々しくて素敵だ
「ルナよ!離れるのは寂しいのぉ♥待機中も話がしたい♥元帥のもとから帰ったらまた会いにきてくれるか??」
モモンガをみつめるルナの思考をぶった切って邪魔をするようにハンコックの鼻にかかった甘い声が甲板に響いた
『わかった、行けたら行く』
ルナはハンコックの方を見ることもなくそう答えた
相変わらずのハンコックへの塩対応に、モモンガはハンコックが機嫌を損ねやしないかとヒヤヒヤしていた
“行けたら行く”なんて、社会人の絶対行かない社交辞令の常套句じゃないか・・・どこでそんな言葉覚えたんだ、とルナを苦い顔で見つめるモモンガ
「・・・ルナ少将もお主もこれから忙しくなる、中々会う暇など設けられんと思うぞ」
モモンガはとりあえず後で女帝の怒りを買わぬようにと言葉を零す
「ふふん!羨ましいんじゃろ?そうじゃろ?もうルナはわらわの妹同然じゃ!」
「羨ましくないわ!海賊如きと海軍本部大佐が姉妹など!片腹痛い!」
『・・・はははー』
するーぅりと色気たっぷりな仕草でルナを抱き締めたハンコックと、その言葉に憤慨するモモンガのやり取りを聞き、エースとルフィの妹で、ルフィとは血も繋がっていることを思い描いたルナは乾いた笑いしか出ない
モモンガ中将は知っていただろうか・・・知らなかったとして、もし後から知って嫌われたりしないだろうか
ハンコックとモモンガのやりとりを眺めながら、少しだけチクリと傷んだ胸を抑えた
は!もしかして、ハンコックと話していることに嫉妬してやしないだろうか!?
フォローなんてしたことないぞ、どうすればいいんだ!?
ルナの様子を視界の端に捕らえたモモンガは、ルナの思いとは違う心配をはじめていた
コンコンコン ガチャ
「・・・ボアハンコックは、ここで待機だ。先に到着している七武海もいる。・・・・ルナはこのまま元帥の執務室へゆくぞ」
ピュンピュン!
「んな!!?」
海賊女帝を大会議室へと促し、ルナにも声を掛けたモモンガの顔を何かが掠め、思わず頭を後方へ仰け反った
「フフフフ!!流石は将校!そう誰も彼も安々とは操れねえか!」
いつのまにかモモンガの頭よりも上の位置に手をかけた、ドン・キホーテ・ドフラミンゴが立っていた
「フフフフ!久し振りだなァ!ルナ!早く俺の女になっちまえよ」
『ドフラミンゴさん、私、虫が大嫌いなんです・・・だから・・・クモクモの貴方は絶対に嫌!!!』
ドフラミンゴは、モモンガの向こうにいるルナに声を掛けた
ドフラミンゴはモモンガの事など眼中にないらしい
だが、そんなことよりも間髪入れず後ろから聞いたこともない冷たいルナの声音が聞こえて、モモンガは思わず振り返った
見下ろしたルナの顔は、モモンガが見たことないような嫌な顔をして全身で拒絶の意を示していた
まぁ、このものすごく嫌そうな顔をしていても愛らしいと思えてしまうのは惚れた弱みというやつだろう
「・・・ルナに気安く話しかけるな。
嫌われているのがわからんのか、貴様」
室内から、とんでもない威圧感のこもった声が届いてモモンガは再び前方に視線を戻す
ドンキホーテ・ドフラミンゴの脇から見えたのは鷹の目の鷹の眼だった
モモンガは額から一筋汗が流れた
「なんじゃ、貴様は!ゲスな男がわらわのルナの視界に入った上、話しかけるな!!汚れる!
目を潰してくれる!」
ドフラミンゴの後ろから、鷹の目のミホークが黒刀「夜」を向けていることに気がついたモモンガの後ろからはハンコックの物騒な発言が飛んできた
こちらも九蛇の覇気を飛ばして威嚇していることがモモンガの背中にヒシヒシと伝わってくる
「お止め、お前達
とりあえずモモンガとルナは早く報告へお行き
他は扉を閉めてテーブルにつきなさい
新しくお茶を入れよう」
部屋の中から大参謀 おツルの声が聞こえた
モモンガはあからさまにホッとしながら扉に手を置いてハンコックの入室を促した
「ルナ・・・その、ドンキホーテ・ドフラミンゴはいつもあんな感じなのか?」
センゴク元帥の執務室へ向かう途中の廊下で、モモンガはルナをチラリと横目で見ながら質問した
『・・・・あんな感じですね』
嫌いです、と本当に苦虫を噛み潰したような顔で答えた
コレだけ嫌っていればドフラミンゴに行ってしまうことは無いだろうが、奴の方は心底惚れ込んでいる様子が有り有りと感じられるので拐かされないかという不安がモモンガの脳裏によぎったところで扉からも既に大きなプレッシャーを感じる元帥の執務室の前へと到着した
「モモンガ中将!お疲れ様でした!七武海 ボアハンコックを大会議室にて待機させるようにとの命令です!その後、ルナ大佐と共にセンゴク元帥に報告を行うようにとのことです!!」
「出迎えご苦労、わかった」
岸壁から敬礼した海兵は労いと共に自身が受けた指示を船に向かって叫んだ
モモンガ中将はその海兵に向かって綺麗に答礼しながら短く肯定の返事を返した
そんな後ろ姿も凛々しくて素敵だ
「ルナよ!離れるのは寂しいのぉ♥待機中も話がしたい♥元帥のもとから帰ったらまた会いにきてくれるか??」
モモンガをみつめるルナの思考をぶった切って邪魔をするようにハンコックの鼻にかかった甘い声が甲板に響いた
『わかった、行けたら行く』
ルナはハンコックの方を見ることもなくそう答えた
相変わらずのハンコックへの塩対応に、モモンガはハンコックが機嫌を損ねやしないかとヒヤヒヤしていた
“行けたら行く”なんて、社会人の絶対行かない社交辞令の常套句じゃないか・・・どこでそんな言葉覚えたんだ、とルナを苦い顔で見つめるモモンガ
「・・・ルナ少将もお主もこれから忙しくなる、中々会う暇など設けられんと思うぞ」
モモンガはとりあえず後で女帝の怒りを買わぬようにと言葉を零す
「ふふん!羨ましいんじゃろ?そうじゃろ?もうルナはわらわの妹同然じゃ!」
「羨ましくないわ!海賊如きと海軍本部大佐が姉妹など!片腹痛い!」
『・・・はははー』
するーぅりと色気たっぷりな仕草でルナを抱き締めたハンコックと、その言葉に憤慨するモモンガのやり取りを聞き、エースとルフィの妹で、ルフィとは血も繋がっていることを思い描いたルナは乾いた笑いしか出ない
モモンガ中将は知っていただろうか・・・知らなかったとして、もし後から知って嫌われたりしないだろうか
ハンコックとモモンガのやりとりを眺めながら、少しだけチクリと傷んだ胸を抑えた
は!もしかして、ハンコックと話していることに嫉妬してやしないだろうか!?
フォローなんてしたことないぞ、どうすればいいんだ!?
ルナの様子を視界の端に捕らえたモモンガは、ルナの思いとは違う心配をはじめていた
コンコンコン ガチャ
「・・・ボアハンコックは、ここで待機だ。先に到着している七武海もいる。・・・・ルナはこのまま元帥の執務室へゆくぞ」
ピュンピュン!
「んな!!?」
海賊女帝を大会議室へと促し、ルナにも声を掛けたモモンガの顔を何かが掠め、思わず頭を後方へ仰け反った
「フフフフ!!流石は将校!そう誰も彼も安々とは操れねえか!」
いつのまにかモモンガの頭よりも上の位置に手をかけた、ドン・キホーテ・ドフラミンゴが立っていた
「フフフフ!久し振りだなァ!ルナ!早く俺の女になっちまえよ」
『ドフラミンゴさん、私、虫が大嫌いなんです・・・だから・・・クモクモの貴方は絶対に嫌!!!』
ドフラミンゴは、モモンガの向こうにいるルナに声を掛けた
ドフラミンゴはモモンガの事など眼中にないらしい
だが、そんなことよりも間髪入れず後ろから聞いたこともない冷たいルナの声音が聞こえて、モモンガは思わず振り返った
見下ろしたルナの顔は、モモンガが見たことないような嫌な顔をして全身で拒絶の意を示していた
まぁ、このものすごく嫌そうな顔をしていても愛らしいと思えてしまうのは惚れた弱みというやつだろう
「・・・ルナに気安く話しかけるな。
嫌われているのがわからんのか、貴様」
室内から、とんでもない威圧感のこもった声が届いてモモンガは再び前方に視線を戻す
ドンキホーテ・ドフラミンゴの脇から見えたのは鷹の目の鷹の眼だった
モモンガは額から一筋汗が流れた
「なんじゃ、貴様は!ゲスな男がわらわのルナの視界に入った上、話しかけるな!!汚れる!
目を潰してくれる!」
ドフラミンゴの後ろから、鷹の目のミホークが黒刀「夜」を向けていることに気がついたモモンガの後ろからはハンコックの物騒な発言が飛んできた
こちらも九蛇の覇気を飛ばして威嚇していることがモモンガの背中にヒシヒシと伝わってくる
「お止め、お前達
とりあえずモモンガとルナは早く報告へお行き
他は扉を閉めてテーブルにつきなさい
新しくお茶を入れよう」
部屋の中から大参謀 おツルの声が聞こえた
モモンガはあからさまにホッとしながら扉に手を置いてハンコックの入室を促した
「ルナ・・・その、ドンキホーテ・ドフラミンゴはいつもあんな感じなのか?」
センゴク元帥の執務室へ向かう途中の廊下で、モモンガはルナをチラリと横目で見ながら質問した
『・・・・あんな感じですね』
嫌いです、と本当に苦虫を噛み潰したような顔で答えた
コレだけ嫌っていればドフラミンゴに行ってしまうことは無いだろうが、奴の方は心底惚れ込んでいる様子が有り有りと感じられるので拐かされないかという不安がモモンガの脳裏によぎったところで扉からも既に大きなプレッシャーを感じる元帥の執務室の前へと到着した