JUSTICE(海軍残留if編)
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「モンキー・D・ルナを少将に任命する」
『???』
船からすぐに本部へと戻ったルナだったが、会場に到着するとピーンと張り詰めた空気が漂っているのを感じ、ノックをして控えめにドアを開けた
すると、既に将校達がビシッっと綺麗に整列しており、表彰台にはセンゴクが立っていた
そして冒頭のセンゴクの声がルナに届いた
「ルナ少将、任命証を授与する、こちらへ」
予想外の出来事に扉を開けた状態で固まっていたルナをセンゴクが手招きしながら促す
「驚いたかね?ルナ!お前は最年少で少将の階級を背負う・・・大変だと思うが、皆で手助けもしていく、これからも精進しなさい」
『ッはい!』
センゴクの言葉にルナは透き通るような声で答えた
その声は会場全体に届いた
「・・・・そして早速だが、新たな任務についてもらう!モモンガ中将と共に七武海“海賊女帝”をマリンフォードまで召喚せよ!あの女・・・来る来ると言いながらすっぽかすつもりだろう!協定により我々・・・男子禁制のあの国に、ルナ、最悪・・・単身乗り込む覚悟も辞さずに臨んでくれ!」
ザワザワザワ
センゴクの新たな下命に滅多なことで動揺しない将校達がザワついている
中将が複数名で相手にしてやっと互角か否かという七武海の率いる海賊団に単身乗り込む覚悟をせよ、と元帥が発言したのだ
死んでこいと言われているようなもの
普段、ルナを孫のように可愛がっていると聞いているだけの各支部の面々は、元帥が直轄という名の自分の手元においてルナを甘やかしているものだと思っていた
しかしそれは間違いだったと会場の面々は改めることとなった
『・・・・怪我・・は、させないように連れてこないと行けないんですよね?ここで戦いに参加するから・・・』
返事のないルナを見て、流石に任務の大きさに躊躇して沈黙しているものだと思っていた前列の将校達だったが、任務の難易度に悩んでいるのではなく、“どうやって任務を遂行するか”を考えていたようだ
ルナが悩んでいる内容について気がついた面々はもう驚きを隠すつもりも余裕もないらしく、目をまんまるにして口を開けてだらしない顔になっている
ルナの言葉に、センゴクも少し考えるような仕草をして自慢の顎髭を撫でながら口を開いた
「・・・・まァ、生きていればよいぞ!殺してはいかん。多少の・・・腕の1本や2本は最悪なくともよい!“生きて連れて来ること”それが任務だ」
『おーーー!それなら!はい!頑張ります!』
にっこりと笑顔で返事をするルナはいつもの可愛らしい顔をして、周りがざわつくような任務に赴くようには見えない
「モモンガ中将も、頼んだぞ!お前達なら完遂できると信じている」
「はいッ!」
くるっと整列する将校の方を振り返り、モモンガと目を合わせてセンゴクは激励した
センゴクとルナのやり取りに驚いていた人間の一人、モモンガはセンゴクの激励に迷いのない返事を返した
「・・・では解散!・・・おお、忘れるところだった!・・ルナ、これは握り飯だ!船では食事があるが、私からの応援の気持ちだ・・・あとこれは道中に食べなさい」
そう言いながらゴソゴソとセンゴクが表彰台の影から取り出したのは、大きな風呂敷包みとパンパンにふくらんだ紙袋
紙袋で中にはいっぱいにおかきやらお煎餅が入っている
“““え?弁当?”””
“おい!元帥が見たこともない緩い顔してるぞ!”
“““遠足じゃねェだろォォォ”””
“おかきって!自分の好物じゃねぇか!ルナ少将みたいな若い子はクッキーとかチョコとか入れてやれよ!!”
取り出した大きな風呂敷包みを渡すセンゴクの発言に、将校たちは心の中でそれぞれめちゃくちゃツッコミを入れている
恐いので誰も口には出せないが・・・
『わぁぁぁ!やったぁ!頑張ります!絶対に海賊女帝連れて帰ってきます!・・・・行ってきます、おじいちゃん!』
“““可愛い!”””
たった今、少将の階級に任命され、死地に赴くような任務を課せられたとは思えない可愛らしいルナの後ろ姿にキュンとした者が複数名
“なんていい子なんだ♡”
ルナの好感度がぐんと上がる
袋と風呂敷を持っていて手が塞がっているセンゴクに正面から抱きつくルナ
その可憐な後ろ姿に自分だったらよかった・・・と妄想した将校が複数人
「こらこらァァ!制服の時はどうするんだったかな?ルナ少将?んん〜?」
言葉は真面目なことを言っているが、ルナの後ろから二人を見ている将校達からは信じられないくらいデレデレに緩んだセンゴクの孫バカの顔が晒されている
『・・・はい、センゴク元帥!いってまいります!お弁当ありがとうございます!』
ぴょこんと一歩後ろに下がって敬礼をするルナは後ろ姿も可愛らしい
“““”とんでもなく可愛い!””
反抗期の娘を抱えた中年将校数名は羨ましすぎて涙目になっている者もいる
「あァ!よくできました!無事の帰還を待っているからな!」
そう言ってセンゴクはルナに紙袋と風呂敷包みを渡し、両手が開放されたセンゴクは大切そうにだけどやっぱり男所帯の長だけあって、少し乱雑にルナの頭を撫でた
“ウサギみたいで愛らしいな”
センゴク前でぴょんぴょんと元気に跳ねる小柄なルナに、モモンガは誰にも気が付かれないすました顔で二人のやり取りを見ながらそう思った
『???』
船からすぐに本部へと戻ったルナだったが、会場に到着するとピーンと張り詰めた空気が漂っているのを感じ、ノックをして控えめにドアを開けた
すると、既に将校達がビシッっと綺麗に整列しており、表彰台にはセンゴクが立っていた
そして冒頭のセンゴクの声がルナに届いた
「ルナ少将、任命証を授与する、こちらへ」
予想外の出来事に扉を開けた状態で固まっていたルナをセンゴクが手招きしながら促す
「驚いたかね?ルナ!お前は最年少で少将の階級を背負う・・・大変だと思うが、皆で手助けもしていく、これからも精進しなさい」
『ッはい!』
センゴクの言葉にルナは透き通るような声で答えた
その声は会場全体に届いた
「・・・・そして早速だが、新たな任務についてもらう!モモンガ中将と共に七武海“海賊女帝”をマリンフォードまで召喚せよ!あの女・・・来る来ると言いながらすっぽかすつもりだろう!協定により我々・・・男子禁制のあの国に、ルナ、最悪・・・単身乗り込む覚悟も辞さずに臨んでくれ!」
ザワザワザワ
センゴクの新たな下命に滅多なことで動揺しない将校達がザワついている
中将が複数名で相手にしてやっと互角か否かという七武海の率いる海賊団に単身乗り込む覚悟をせよ、と元帥が発言したのだ
死んでこいと言われているようなもの
普段、ルナを孫のように可愛がっていると聞いているだけの各支部の面々は、元帥が直轄という名の自分の手元においてルナを甘やかしているものだと思っていた
しかしそれは間違いだったと会場の面々は改めることとなった
『・・・・怪我・・は、させないように連れてこないと行けないんですよね?ここで戦いに参加するから・・・』
返事のないルナを見て、流石に任務の大きさに躊躇して沈黙しているものだと思っていた前列の将校達だったが、任務の難易度に悩んでいるのではなく、“どうやって任務を遂行するか”を考えていたようだ
ルナが悩んでいる内容について気がついた面々はもう驚きを隠すつもりも余裕もないらしく、目をまんまるにして口を開けてだらしない顔になっている
ルナの言葉に、センゴクも少し考えるような仕草をして自慢の顎髭を撫でながら口を開いた
「・・・・まァ、生きていればよいぞ!殺してはいかん。多少の・・・腕の1本や2本は最悪なくともよい!“生きて連れて来ること”それが任務だ」
『おーーー!それなら!はい!頑張ります!』
にっこりと笑顔で返事をするルナはいつもの可愛らしい顔をして、周りがざわつくような任務に赴くようには見えない
「モモンガ中将も、頼んだぞ!お前達なら完遂できると信じている」
「はいッ!」
くるっと整列する将校の方を振り返り、モモンガと目を合わせてセンゴクは激励した
センゴクとルナのやり取りに驚いていた人間の一人、モモンガはセンゴクの激励に迷いのない返事を返した
「・・・では解散!・・・おお、忘れるところだった!・・ルナ、これは握り飯だ!船では食事があるが、私からの応援の気持ちだ・・・あとこれは道中に食べなさい」
そう言いながらゴソゴソとセンゴクが表彰台の影から取り出したのは、大きな風呂敷包みとパンパンにふくらんだ紙袋
紙袋で中にはいっぱいにおかきやらお煎餅が入っている
“““え?弁当?”””
“おい!元帥が見たこともない緩い顔してるぞ!”
“““遠足じゃねェだろォォォ”””
“おかきって!自分の好物じゃねぇか!ルナ少将みたいな若い子はクッキーとかチョコとか入れてやれよ!!”
取り出した大きな風呂敷包みを渡すセンゴクの発言に、将校たちは心の中でそれぞれめちゃくちゃツッコミを入れている
恐いので誰も口には出せないが・・・
『わぁぁぁ!やったぁ!頑張ります!絶対に海賊女帝連れて帰ってきます!・・・・行ってきます、おじいちゃん!』
“““可愛い!”””
たった今、少将の階級に任命され、死地に赴くような任務を課せられたとは思えない可愛らしいルナの後ろ姿にキュンとした者が複数名
“なんていい子なんだ♡”
ルナの好感度がぐんと上がる
袋と風呂敷を持っていて手が塞がっているセンゴクに正面から抱きつくルナ
その可憐な後ろ姿に自分だったらよかった・・・と妄想した将校が複数人
「こらこらァァ!制服の時はどうするんだったかな?ルナ少将?んん〜?」
言葉は真面目なことを言っているが、ルナの後ろから二人を見ている将校達からは信じられないくらいデレデレに緩んだセンゴクの孫バカの顔が晒されている
『・・・はい、センゴク元帥!いってまいります!お弁当ありがとうございます!』
ぴょこんと一歩後ろに下がって敬礼をするルナは後ろ姿も可愛らしい
“““”とんでもなく可愛い!””
反抗期の娘を抱えた中年将校数名は羨ましすぎて涙目になっている者もいる
「あァ!よくできました!無事の帰還を待っているからな!」
そう言ってセンゴクはルナに紙袋と風呂敷包みを渡し、両手が開放されたセンゴクは大切そうにだけどやっぱり男所帯の長だけあって、少し乱雑にルナの頭を撫でた
“ウサギみたいで愛らしいな”
センゴク前でぴょんぴょんと元気に跳ねる小柄なルナに、モモンガは誰にも気が付かれないすました顔で二人のやり取りを見ながらそう思った