JUSTICE(海軍残留if編)
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「ルナ大佐!!ゴリラ・ゴリラ海賊団全員の身柄を捕縛・船への移送が完了致しました!」
『お疲れ様でした!クルーと島民にけが人はいませんか?』
部下から報告を受けたルナは船の手摺から身を乗り出すようにして岸壁で作業を進めているクルー達を労った
「大佐のご活躍により我々海兵は無傷で制圧です!到着までに出た民間人の負傷者については現在医療班が治療を行っています!」
「海賊はこの島原産のバナナを狙ってたようで、負傷者も多くありませんのでご安心を!」
元気そうな部下達からの吉報に、ホッとして表情を緩めるルナ
「敵襲ーー!!7時と11時の方向からそれぞれ1隻!!石弓海賊団と石斧海賊団と思われます!!こっちに向かってくる!!」
ホッとしたのと束の間、船のマストから海を見張っていたクルーが叫ぶ
「くっそ!収穫最盛期のバナナを狙って次々と!!」
甲板の手摺から海賊船をみたクルーが忌々しそうに叫ぶ
『医療班とその護衛を残して直ちに出港!船首石斧海賊団へ向けて全速前進!!』
すぐにルナはクルー達に出港の指示を出した
「石弓の方はどうします!?」
隣に立っている副官がルナに訪ねる
『私が行きます!』
「はァーーー!止めても聞かないでしょうから怪我だけはしないでください!帰還が怖くなるので」
副官の方を見もせずに告げたルナはもうすでに手摺りに足をかけて飛び出さん勢いだ
“いつものこと”とでも言うように副官がため息を付きつつ了承する
『皆さんも!敵が逃亡するなら無理な追撃は無用です!怪我だけはしないで!!』
そう言ってルナは躊躇うことなく海へと踏み出した
タッタッタッ!
「・・・全く・・・あれで16歳というから末恐ろしい」
副官は空を走っていくルナの後ろ姿を見ながら呟いた
皮肉っているが、子供を見る親のような穏やかな顔を向けていた
「お頭ーー!海兵が一人走ってくる!」
「なに!?海の上だぞここは!?」
ルナを発見した海賊船の船員が指を指しながら艦橋に向けて叫ぶ
その先に目を向けると、ふわふわした黒髪に真っ白な出で立ちの若い娘が空を走ってきていた
『石弓海賊団とお見受けします!大人しく投降しなさい!』
何を仕掛けてくるかと思いきや、海賊船の船首に降り立ったルナは落ち着いた声音で海賊船の船員達に告げた
「げへへへへ!女が一人で飛び込んできて何ができるって言うんだ?」
「こっちは多勢!野郎ども!女海兵を捕まえろ!全員で遊んでやろうぜ!」
「「「うおおおお!」」」
手配書でみた船長と副船長と思われる(ウル覚え)2人の言葉とともに船員が歓喜の雄叫びと下卑た笑いを浮かべながらルナに迫ってきた
『・・・交渉決裂でいいですね』
スパパパパパッ!
「「「「!!!??」」」」
10人ほどが一瞬で膝をついて倒れ込み、船首からふわりと風が吹いた
『・・・峰打ちです、まだ降参しませんか?』
いつのまにか抜刀していたルナは落ち着いた声色を崩さないまま質問を繰り返した
「!!畜生ォォォ!!あの女を撃て!血祭りに上げろォ!!」
船長(と思しき男)は、自分をふわりと撫でていった風がルナの太刀風だと気付き嫌な汗を流すが、刃が届かなければ勝てるとふんで石弓を撃てと指示をした
船員たちは即座に石弓を構え、ルナに向けて撃つ
ヒュンヒュンヒュンヒュン
文字通り弓の雨が降り注ぐ
ガガガガガガッ!
ルナはその場から一歩も動かず、刀だけで全ての弓を薙ぎ払った
「なァ・・・・」
『交渉決裂です・・・貴方方全員を制圧します』
ルナはそう言って一歩踏み出した
ザザーーーガタン
「ルナ大佐ァー!お待たせしました!お怪我はありませんか!?」
海賊船に横付けした軍艦から続々と海兵達が乗り込み、副官がルナを探して大きな声を出した
『はい!こちらも制圧完了しました!皆さんお怪我はないですか?』
声が聞こえたのか、海賊船の艦橋からひょっこりと笑顔のルナが顔をだした
おそらく残党がりをした後、操舵を握っていたのだろう
「こちらはけが人はおりません!ルナ大佐も大丈夫ですか・・・って!また能力使わなかったでしょ!!!弓矢使う海賊だから風と相性いいと思って許可したのにィィィ!!!怪我したらどォーーーするんですか!?」
刃物でスッパリ切れた弓を見つけた副官が怒りはじめる
『能力者は能力に頼りすぎるからダメって言われたんだもん!剣技で勝ちたかったんだもん!』
「「「ルナ大佐可愛い!!」」」
ぷくーーっと頬を膨らませて拗ねるルナにクルー達は釘付けになっている
「可愛く言ってもダメです!貴方にちょっとでも怪我をさせたらセンゴク元帥とガープ中将がどんな事になるか!!私は!!こんな歳になって人前で泣きたくないですから!!」
50過ぎの副官である少佐が、いつかの恐ろしい思い出が蘇って青褪めている
ガープ中将の実の孫でセンゴク元帥が指南して孫のように可愛がっているこの娘が突っ走りすぎて怪我をして寄港した際には岸壁でそれはそれは恐ろしい顔をして待っていたのだ
もう二度とあんな思いはしたくない・・が、経験を積ませてやって欲しいとも言われているのである程度は自由にさせている
彼女自身、部下に優しく親切で“怪我をしないで”を1番に優先しているので自分の力量もちゃんとわかっての判断だと信頼している
しかし、最近誰に言われたのか“能力に頼らない”戦い方にこだわり始めたのだ
今回も彼女の悪魔の実の能力である“カゼカゼの実”と弓矢は相性がこちらに有利だと判断して単身乗り込む許可をしたのに能力を一切使用しなかったらしい
剣術の腕もかなりのものだが、剣豪がいないとも限らない
「・・・・“怪我はしない”・・約束ですからね」
強情な彼女にはお説教をしても無駄だと理解しているので、“約束”を再確認し、諦めることにした
『お疲れ様でした!クルーと島民にけが人はいませんか?』
部下から報告を受けたルナは船の手摺から身を乗り出すようにして岸壁で作業を進めているクルー達を労った
「大佐のご活躍により我々海兵は無傷で制圧です!到着までに出た民間人の負傷者については現在医療班が治療を行っています!」
「海賊はこの島原産のバナナを狙ってたようで、負傷者も多くありませんのでご安心を!」
元気そうな部下達からの吉報に、ホッとして表情を緩めるルナ
「敵襲ーー!!7時と11時の方向からそれぞれ1隻!!石弓海賊団と石斧海賊団と思われます!!こっちに向かってくる!!」
ホッとしたのと束の間、船のマストから海を見張っていたクルーが叫ぶ
「くっそ!収穫最盛期のバナナを狙って次々と!!」
甲板の手摺から海賊船をみたクルーが忌々しそうに叫ぶ
『医療班とその護衛を残して直ちに出港!船首石斧海賊団へ向けて全速前進!!』
すぐにルナはクルー達に出港の指示を出した
「石弓の方はどうします!?」
隣に立っている副官がルナに訪ねる
『私が行きます!』
「はァーーー!止めても聞かないでしょうから怪我だけはしないでください!帰還が怖くなるので」
副官の方を見もせずに告げたルナはもうすでに手摺りに足をかけて飛び出さん勢いだ
“いつものこと”とでも言うように副官がため息を付きつつ了承する
『皆さんも!敵が逃亡するなら無理な追撃は無用です!怪我だけはしないで!!』
そう言ってルナは躊躇うことなく海へと踏み出した
タッタッタッ!
「・・・全く・・・あれで16歳というから末恐ろしい」
副官は空を走っていくルナの後ろ姿を見ながら呟いた
皮肉っているが、子供を見る親のような穏やかな顔を向けていた
「お頭ーー!海兵が一人走ってくる!」
「なに!?海の上だぞここは!?」
ルナを発見した海賊船の船員が指を指しながら艦橋に向けて叫ぶ
その先に目を向けると、ふわふわした黒髪に真っ白な出で立ちの若い娘が空を走ってきていた
『石弓海賊団とお見受けします!大人しく投降しなさい!』
何を仕掛けてくるかと思いきや、海賊船の船首に降り立ったルナは落ち着いた声音で海賊船の船員達に告げた
「げへへへへ!女が一人で飛び込んできて何ができるって言うんだ?」
「こっちは多勢!野郎ども!女海兵を捕まえろ!全員で遊んでやろうぜ!」
「「「うおおおお!」」」
手配書でみた船長と副船長と思われる(ウル覚え)2人の言葉とともに船員が歓喜の雄叫びと下卑た笑いを浮かべながらルナに迫ってきた
『・・・交渉決裂でいいですね』
スパパパパパッ!
「「「「!!!??」」」」
10人ほどが一瞬で膝をついて倒れ込み、船首からふわりと風が吹いた
『・・・峰打ちです、まだ降参しませんか?』
いつのまにか抜刀していたルナは落ち着いた声色を崩さないまま質問を繰り返した
「!!畜生ォォォ!!あの女を撃て!血祭りに上げろォ!!」
船長(と思しき男)は、自分をふわりと撫でていった風がルナの太刀風だと気付き嫌な汗を流すが、刃が届かなければ勝てるとふんで石弓を撃てと指示をした
船員たちは即座に石弓を構え、ルナに向けて撃つ
ヒュンヒュンヒュンヒュン
文字通り弓の雨が降り注ぐ
ガガガガガガッ!
ルナはその場から一歩も動かず、刀だけで全ての弓を薙ぎ払った
「なァ・・・・」
『交渉決裂です・・・貴方方全員を制圧します』
ルナはそう言って一歩踏み出した
ザザーーーガタン
「ルナ大佐ァー!お待たせしました!お怪我はありませんか!?」
海賊船に横付けした軍艦から続々と海兵達が乗り込み、副官がルナを探して大きな声を出した
『はい!こちらも制圧完了しました!皆さんお怪我はないですか?』
声が聞こえたのか、海賊船の艦橋からひょっこりと笑顔のルナが顔をだした
おそらく残党がりをした後、操舵を握っていたのだろう
「こちらはけが人はおりません!ルナ大佐も大丈夫ですか・・・って!また能力使わなかったでしょ!!!弓矢使う海賊だから風と相性いいと思って許可したのにィィィ!!!怪我したらどォーーーするんですか!?」
刃物でスッパリ切れた弓を見つけた副官が怒りはじめる
『能力者は能力に頼りすぎるからダメって言われたんだもん!剣技で勝ちたかったんだもん!』
「「「ルナ大佐可愛い!!」」」
ぷくーーっと頬を膨らませて拗ねるルナにクルー達は釘付けになっている
「可愛く言ってもダメです!貴方にちょっとでも怪我をさせたらセンゴク元帥とガープ中将がどんな事になるか!!私は!!こんな歳になって人前で泣きたくないですから!!」
50過ぎの副官である少佐が、いつかの恐ろしい思い出が蘇って青褪めている
ガープ中将の実の孫でセンゴク元帥が指南して孫のように可愛がっているこの娘が突っ走りすぎて怪我をして寄港した際には岸壁でそれはそれは恐ろしい顔をして待っていたのだ
もう二度とあんな思いはしたくない・・が、経験を積ませてやって欲しいとも言われているのである程度は自由にさせている
彼女自身、部下に優しく親切で“怪我をしないで”を1番に優先しているので自分の力量もちゃんとわかっての判断だと信頼している
しかし、最近誰に言われたのか“能力に頼らない”戦い方にこだわり始めたのだ
今回も彼女の悪魔の実の能力である“カゼカゼの実”と弓矢は相性がこちらに有利だと判断して単身乗り込む許可をしたのに能力を一切使用しなかったらしい
剣術の腕もかなりのものだが、剣豪がいないとも限らない
「・・・・“怪我はしない”・・約束ですからね」
強情な彼女にはお説教をしても無駄だと理解しているので、“約束”を再確認し、諦めることにした