PROMISE(本編)
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ひゅーーーー・・・
「ねぇ、エースを助けたいの・・・どうしたらいいと思う?」
誰もいない軍艦の後部甲板の手すりに座って、首から下げた大きなルビーのリボンタイを弄りながら船の軌跡を眺めるルナ
悩んだ時や勇気がほしい時、自然と手がのびる
こうやって無意識に自問自答するときに話かけてしまっていたりもする
「インペルダウンにどうやって侵入して、どうやってエースを連れて出る?」
この船に乗ってからずっと考えているが、難攻不落の城の攻略法が見つからないでいる
「それに先ず、どうやってインペルダウン行けばいい?」
ルビーを見下ろして聞いてみるが、キラキラと光るだけで答えはくれない
船に背を向ける形で手すりに座っているルナの背中に少し強い風があたり、長い髪を前に靡かせた
「落ちるぞ」
「あれ?モモンガ中将・・・交代の時間はまだ早くないですか?」
ひと回り小さいけれど、ルナも一隻の軍艦の艦長をしているのに、大丈夫だと言ってモモンガは一人で普段の仕事をこなしている
艦長のお仕事もちゃんと半分こしてくれてもいいのに、と笑いながらルナは振り返った
「外の空気が吸いたくなって出てきてみれば手すりに座って下を見てるやつがいたんでな、そういうやつは下ばかりに気がいって声をかけないと落っこちる」
胸中は海軍大佐としての責務とポートガスDエースのことで葛藤しているだろうと思い、ルナをずっと心配しているのだ
「あはは・・・私、落ちたら死んじゃいますね!心配しなくても、まだ、どうやって助けたらいいか、思いつかないので逃げたりしませんよ・・・ずっと考えてはいるんですが、全然思いつきません!」
「そういうことをバカ正直に言うな!海楼石で拘束しなくてはいけなくなるだろ」
「あはは!モモンガ中将も、じゃないですか?手錠、つけてしまえば解決するのに!私をこんな自由にして、優しすぎですっよっと」
甲板にきちんと両足で立ってモモンガを見上げた
「逃げれば全力で追うし、捕らえる 少しばかり足が早くなって天狗になってるんじゃないのか?」
お説教モードで腕を組んでルナを見下ろしてみせたが、本人はニコニコとしたまま反省の色は見せない
「じゃぁ、久しぶりに手合わせしていただけませんか?私、前回の任務から陸で座る暇もなくピストン出港しちゃって、もう1週間位航海しっぱなしなんです!体動かしてないのでなまっちゃって!モモンガ中将もデスクワークばっかりで体動かした方が頭スッキリしません?」
そう言って腕を伸ばしてストレッチをはじめるルナ
もう手合わせすることは勝手に確定らしい
「手合わせは良いが、お前、丸腰だぞ
刀はどうしたんだ?」
「多分ガープ中将のお部屋に置きっぱなしです!おじいちゃん、帰ってきたらお帰りのハグしないと拗ねちゃうので、刀は腰から外して手に持って入室したのですが、そのまま喧嘩になっちゃったので、たぶんソファに立てかけたまま、私だけここに放おり投げられました!」
「・・・お帰りのハグ・・刀無しで手合わせするつもりか?」
「能力関係は有り有りでいいですか?」
アキレス腱を伸ばしながら、ルナは楽しそうに聞いた
「ではこちらも素手で行かせてもらおう」
「む!手加減無用です!お風呂入ってる時とかに襲撃された時を想定して刀無しでやりたいんです!」
ぷーー!と子供のように頬を膨らませて拗ねるルナ
「入浴中に・・・刀も持つ暇がない状態で素っ裸で戦う、などと言うつもりか?」
「正解です!着替えてる暇が無い想定です!あ、雰囲気出すために想定どおりに服、脱いでもいいですか?」
ゴンッ
「いっった!」
「いいわけないだろ!!脱ぐな!!全く!!お前はいくつだ・・・恥じらいを持ちなさい・・・ホントに・・・」
少女と言っても、もう16歳、身体つきは一人前に淑女へと成長しているが、この娘はどうも精神的に幼いところがある
“帰港したらおつるさんに淑女教育をしてもらわなければ・・・”
躊躇なくセーラー服の上をグイっと捲って服を脱ごうとするルナに、思わずゲンコツを落としてしまった
「むーー!訓練は実戦のように真剣にやれって言ってたのはモモンガ中将なのにーーー!」
ヒリヒリする頭頂部を抑えて、憤慨するルナの表情は、6歳児とかわらないようなものだ
「“むー”じゃない!やるべき訓練と、やらなくてもいい想定は違うわ!本当に非常事態の時にはその心掛けは立派だが、年頃の娘としての恥じらいも持ちなさい!」
「モモンガ中将、やっぱりお母さんみたいだ・・・私、お母さん知らないけどwww」
「誰がお母さんだ!!全く・・・相手から一本当てた方が勝ちとする!船に損害は与えないこと!ゆくぞ」
「了解しましたぁぁーーー!」
返事をそのまま、拳を握ってルナはモモンガとの間合いをつめる
「ねぇ、エースを助けたいの・・・どうしたらいいと思う?」
誰もいない軍艦の後部甲板の手すりに座って、首から下げた大きなルビーのリボンタイを弄りながら船の軌跡を眺めるルナ
悩んだ時や勇気がほしい時、自然と手がのびる
こうやって無意識に自問自答するときに話かけてしまっていたりもする
「インペルダウンにどうやって侵入して、どうやってエースを連れて出る?」
この船に乗ってからずっと考えているが、難攻不落の城の攻略法が見つからないでいる
「それに先ず、どうやってインペルダウン行けばいい?」
ルビーを見下ろして聞いてみるが、キラキラと光るだけで答えはくれない
船に背を向ける形で手すりに座っているルナの背中に少し強い風があたり、長い髪を前に靡かせた
「落ちるぞ」
「あれ?モモンガ中将・・・交代の時間はまだ早くないですか?」
ひと回り小さいけれど、ルナも一隻の軍艦の艦長をしているのに、大丈夫だと言ってモモンガは一人で普段の仕事をこなしている
艦長のお仕事もちゃんと半分こしてくれてもいいのに、と笑いながらルナは振り返った
「外の空気が吸いたくなって出てきてみれば手すりに座って下を見てるやつがいたんでな、そういうやつは下ばかりに気がいって声をかけないと落っこちる」
胸中は海軍大佐としての責務とポートガスDエースのことで葛藤しているだろうと思い、ルナをずっと心配しているのだ
「あはは・・・私、落ちたら死んじゃいますね!心配しなくても、まだ、どうやって助けたらいいか、思いつかないので逃げたりしませんよ・・・ずっと考えてはいるんですが、全然思いつきません!」
「そういうことをバカ正直に言うな!海楼石で拘束しなくてはいけなくなるだろ」
「あはは!モモンガ中将も、じゃないですか?手錠、つけてしまえば解決するのに!私をこんな自由にして、優しすぎですっよっと」
甲板にきちんと両足で立ってモモンガを見上げた
「逃げれば全力で追うし、捕らえる 少しばかり足が早くなって天狗になってるんじゃないのか?」
お説教モードで腕を組んでルナを見下ろしてみせたが、本人はニコニコとしたまま反省の色は見せない
「じゃぁ、久しぶりに手合わせしていただけませんか?私、前回の任務から陸で座る暇もなくピストン出港しちゃって、もう1週間位航海しっぱなしなんです!体動かしてないのでなまっちゃって!モモンガ中将もデスクワークばっかりで体動かした方が頭スッキリしません?」
そう言って腕を伸ばしてストレッチをはじめるルナ
もう手合わせすることは勝手に確定らしい
「手合わせは良いが、お前、丸腰だぞ
刀はどうしたんだ?」
「多分ガープ中将のお部屋に置きっぱなしです!おじいちゃん、帰ってきたらお帰りのハグしないと拗ねちゃうので、刀は腰から外して手に持って入室したのですが、そのまま喧嘩になっちゃったので、たぶんソファに立てかけたまま、私だけここに放おり投げられました!」
「・・・お帰りのハグ・・刀無しで手合わせするつもりか?」
「能力関係は有り有りでいいですか?」
アキレス腱を伸ばしながら、ルナは楽しそうに聞いた
「ではこちらも素手で行かせてもらおう」
「む!手加減無用です!お風呂入ってる時とかに襲撃された時を想定して刀無しでやりたいんです!」
ぷーー!と子供のように頬を膨らませて拗ねるルナ
「入浴中に・・・刀も持つ暇がない状態で素っ裸で戦う、などと言うつもりか?」
「正解です!着替えてる暇が無い想定です!あ、雰囲気出すために想定どおりに服、脱いでもいいですか?」
ゴンッ
「いっった!」
「いいわけないだろ!!脱ぐな!!全く!!お前はいくつだ・・・恥じらいを持ちなさい・・・ホントに・・・」
少女と言っても、もう16歳、身体つきは一人前に淑女へと成長しているが、この娘はどうも精神的に幼いところがある
“帰港したらおつるさんに淑女教育をしてもらわなければ・・・”
躊躇なくセーラー服の上をグイっと捲って服を脱ごうとするルナに、思わずゲンコツを落としてしまった
「むーー!訓練は実戦のように真剣にやれって言ってたのはモモンガ中将なのにーーー!」
ヒリヒリする頭頂部を抑えて、憤慨するルナの表情は、6歳児とかわらないようなものだ
「“むー”じゃない!やるべき訓練と、やらなくてもいい想定は違うわ!本当に非常事態の時にはその心掛けは立派だが、年頃の娘としての恥じらいも持ちなさい!」
「モモンガ中将、やっぱりお母さんみたいだ・・・私、お母さん知らないけどwww」
「誰がお母さんだ!!全く・・・相手から一本当てた方が勝ちとする!船に損害は与えないこと!ゆくぞ」
「了解しましたぁぁーーー!」
返事をそのまま、拳を握ってルナはモモンガとの間合いをつめる