JUSTICE(海軍残留if編)
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「中将モモンガ及び少将ルナ、帰還報告に参りました」
重厚な扉をノックして、モモンガは声を掛けた
「・・・入れ!」
中から元帥の厳格そうな声で入室を許可され、モモンガは緊張した面持ちで扉のノブに手を掛ける
ガチャ
「ルナーーー!!じいちゃんは会いたかったぞぉぉお!」
モモンガがノブを回すより先に強い力でドアノブは回転し、引っ張られるようにして勝手に扉が開いた
直後、ガープが両手を広げて叫びながら出てきてモモンガは慌てて端に避けてガープの進路を開ける
「ガーーーープッッ!!話が終わるまで大人しくしている約束はどこへ行った!!!」
室内から緊張感の欠片もない元帥の怒鳴り声が響き、ガープが出てきた先にモモンガは視線を向ける
「あ、忘れてた!ルナーー!あいつはほーーーんと融通が利かん小難しいやっちゃなァー!お前はほーーーんと可愛いがな!」
モモンガの視線の先には小柄なルナを軽々と抱き上げて頬ずりするガープ中将
元帥の言葉に全く反省の色のない返事を返してルナをギュゥギュゥ抱き締めている
少しだけ羨ましいと思いながらモモンガは親子・・・・祖父と孫の感動の再会をしばらくの間見守っていた
「モモンガ中将、此度の任務完遂、大義であった
海賊女帝を連れてこられるとは・・・正直、思っていなかったぞ!」
元帥の執務室から何度か怒鳴り声が聞こえた後、いっこうにルナを離そうとしないガープの後頭部を思いっきり殴り付けた元帥センゴク
殴った後にすかさず襟首を掴んでルナごと執務室へガープ中将を引きずっていった
モモンガもその後に続いて入室し、重厚な扉を閉めて振り返るとセンゴクは仕切り直しとばかりに執務机に両肘をついて組んだ手の上に顎を乗せていた
そしてセンゴクから労いの言葉を受けた
「・・・」
完遂できないと思っていた・・・ならばなぜそんな不可能な任務を与えたのだろうか・・・という言葉がモモンガの頭を掠めたが、顔には出さずにやり過ごす
「そんな顔をするな
お前達だから遂行できたと思っている」
モモンガの不平はセンゴクにはバレていたようで、苦笑しながら重ねて激励の言葉を掛けられた
「・・・」
“仏のセンゴク”には見透かされてしまっていたらしいとモモンガは内心冷や汗をかいて言葉を探していた
「ルナーーー!わしの可愛いルナーーー!」
この時ばかりは天の助けとも言うように空気の読まないガープの言動にセンゴクの視線が逸れたことに感謝した
未だにルナを抱き締めて離さず、くるくるとダンスでも踊るように室内を動き回っていたガープの言葉にまたセンゴクの堪忍袋が引きちぎれる音が・・聞こえた気がした
「うるっさいわ!ガープ!!いい加減にせんと放り出すぞ!!」
センゴクはまた冷静さを失ったようにガンッと執務机を殴りつけてガープに怒鳴る
唾が机にものすごい勢いで飛んでいて、真正面でなくて良かったとモモンガはこっそり安堵の息をついた
「わかったわかった!せんべいでも食って大人しくしとるわ!お前も若者に長々と説教臭い話ばっかりするんじゃぁねえぞ〜」
センゴクの言葉にガープはそう言って渋々、物凄く不服そうにしながらもやっとルナを離して応接セットへ向って行った
そして応接セットの上に置かれていたガープ中将好物の煎餅の袋を豪快に開封してバリバリ食べ始めた
煎餅の咀嚼音をバックコーラスに帰還報告をしなければいけないのか?と余計なことを考えてしまったモモンガはバリバリと止むことないガープの咀嚼音ばかりが耳について離れなくなってしまった
「さて、ルナ少将?今回の任務内容とモモンガ隊で得た教訓など報告を聞こうか」
センゴクが大きなデスクに両腕をおいて真剣な顔をしてルナに聞いた
ルナは祖父から開放されたあとパタパタと身なりを確認して私の隣にキリッと気を付けの姿勢で静止した
パタパタと髪や体を払う姿は何かリス等の小動物の毛繕いのようで非常に愛らしかった
そして気づいていない後ろ髪の跳ねている部分に思わず手が伸びそうになるのをグッとこられて平然とした表情でモモンガは立っていた
『はい!まずなんと言ってもモモンガ中将は凄いです!!』
「は!?」
元気よく答えたルナの言葉にモモンガは思わず、元帥の前だということも忘れて驚いた声を上げてしまった
そして声と同時に左下に視線をやる
支給品のキャップとは思えない愛らしい白のキャップを被った小さな頭が視界に入った
そういえばセンゴク元帥のカモメの帽子を継承したいといっていた気がする
モモンガはアレのどこがそんなにも魅力的なのか理解できないと星空の下で聞いたときと同様に理解不能だと余計なことを考えながら少しだけ現実逃避していた
『道中で行っていた鍛錬で1度も勝つことができませんでしたし、私が血みどろになってやっと倒した海王類の数倍の大きさを一瞬で、血飛沫も被らず倒してしまわれました!』
「ぁ・・・いや・・」
モモンガがなんとか止めようと思考を巡らせるも、キラキラと目を輝かせてセンゴクに話すルナをどうすれば良いのかこまねいていた
『でも少し心配です!』
キラキラした顔で楽しそうに語っていたルナだったが、急に真剣な声色に変わって言った
「ほぅほぅ?何が心配だったんだ?ルナ」
「・・・むぅ」
ニコニコと見たこともないほどにこやかに、なんなら小さなお花を周りにふわふわと飛ばしながらセンゴクはルナの言葉を促す
心配させるようなことと言ったら・・・
『モモンガ中将は強くて格好良くて、現場判断も迅速で的確ですが、平気で怪我をする選択をなさるところがとても心配でした!』
だよな・・手当中も帰路でも散々心配して甲斐甲斐しく治療をしてくれていたから、予想通りだった
専属看護師のごとく甲斐甲斐しく手当てをしてくれていて、入港直前に衛生隊がある事を思い出した時の取り乱しようといったら・・・・
羞恥に染まる頬は包みこんでキスしたいほど愛らしくモモンガはこの年になって初めて情欲に生唾を飲む体験をしてしまったのだ
「なんと!自己犠牲の精神は美徳とされるが、他の模範となるべき中将海軍が安易にそのように判断して指揮系統を失うのは考えものだな。時には厳しい判断を求められるので大変だとは思うが、海軍の一翼を担う君等に簡単に欠けてもらっては困るぞ!モモンガ!」
あれ、この人・・・一億総特攻みたいなこと言ってなかったか?
ルナの火拳捕縛の一報後に本部に在籍中の上級将校が緊急招集された会議で“白髭との全面戦争に敗北など許されん!一騎当千、一億総特攻で是が非でも勝利せねばならん”って言ってたぞ・・・?
愛孫よろしく可愛がっているという噂はあながち嘘ではないのか
ルナの心配は最もだがあれより他に策はなかった・・・
任務完遂のためであれば片手くらい覚悟せねばと思っていた
「・・・・は!見通しが甘かったと猛省しております」
しかし・・それでも上官の命令には絶対服従
モモンガは色々な感情を飲み込んでセンゴクに短く回答した
そんなやり取りの後は、海王類の肉が美味しかった話や戦闘・戦術に関する新たな発見など、航海中の訓練の様子などを交えて楽しそうにルナはセンゴクに報告した
ルナを海の方へ吹っ飛ばし、海王類に食べられる結果になった件についてセンゴクはギロリとモモンガを睨みつけ、ガープは煎餅が詰まるほどバカうけしていたが概ね良好な雰囲気の中での報告が終了し、帰還後の身辺整理を命じられて任解となった
『モモンガ中将、お世話になりました!また是非手合わせおねがいします!』
上甲板に立ったルナはビシリッと綺麗な敬礼をしながらそう言って微笑んだ
「ああ、是非ともお願いしたい!長期間、慣れぬ船とメンバーで大変だっただろう。感謝する」
モモンガもビシッと力のこもった答礼をして答えた
「「「「ルナ少将!また是非ご指導願いまーーーす♡」」」」
モモンガの後ろから船員達が笑顔で声をかけた
『はーい♡こちらこそ皆さんありがとうございました!また是非!訓練に入れてください!』
笑顔で手を振りながらルナはこたえて下船した
重厚な扉をノックして、モモンガは声を掛けた
「・・・入れ!」
中から元帥の厳格そうな声で入室を許可され、モモンガは緊張した面持ちで扉のノブに手を掛ける
ガチャ
「ルナーーー!!じいちゃんは会いたかったぞぉぉお!」
モモンガがノブを回すより先に強い力でドアノブは回転し、引っ張られるようにして勝手に扉が開いた
直後、ガープが両手を広げて叫びながら出てきてモモンガは慌てて端に避けてガープの進路を開ける
「ガーーーープッッ!!話が終わるまで大人しくしている約束はどこへ行った!!!」
室内から緊張感の欠片もない元帥の怒鳴り声が響き、ガープが出てきた先にモモンガは視線を向ける
「あ、忘れてた!ルナーー!あいつはほーーーんと融通が利かん小難しいやっちゃなァー!お前はほーーーんと可愛いがな!」
モモンガの視線の先には小柄なルナを軽々と抱き上げて頬ずりするガープ中将
元帥の言葉に全く反省の色のない返事を返してルナをギュゥギュゥ抱き締めている
少しだけ羨ましいと思いながらモモンガは親子・・・・祖父と孫の感動の再会をしばらくの間見守っていた
「モモンガ中将、此度の任務完遂、大義であった
海賊女帝を連れてこられるとは・・・正直、思っていなかったぞ!」
元帥の執務室から何度か怒鳴り声が聞こえた後、いっこうにルナを離そうとしないガープの後頭部を思いっきり殴り付けた元帥センゴク
殴った後にすかさず襟首を掴んでルナごと執務室へガープ中将を引きずっていった
モモンガもその後に続いて入室し、重厚な扉を閉めて振り返るとセンゴクは仕切り直しとばかりに執務机に両肘をついて組んだ手の上に顎を乗せていた
そしてセンゴクから労いの言葉を受けた
「・・・」
完遂できないと思っていた・・・ならばなぜそんな不可能な任務を与えたのだろうか・・・という言葉がモモンガの頭を掠めたが、顔には出さずにやり過ごす
「そんな顔をするな
お前達だから遂行できたと思っている」
モモンガの不平はセンゴクにはバレていたようで、苦笑しながら重ねて激励の言葉を掛けられた
「・・・」
“仏のセンゴク”には見透かされてしまっていたらしいとモモンガは内心冷や汗をかいて言葉を探していた
「ルナーーー!わしの可愛いルナーーー!」
この時ばかりは天の助けとも言うように空気の読まないガープの言動にセンゴクの視線が逸れたことに感謝した
未だにルナを抱き締めて離さず、くるくるとダンスでも踊るように室内を動き回っていたガープの言葉にまたセンゴクの堪忍袋が引きちぎれる音が・・聞こえた気がした
「うるっさいわ!ガープ!!いい加減にせんと放り出すぞ!!」
センゴクはまた冷静さを失ったようにガンッと執務机を殴りつけてガープに怒鳴る
唾が机にものすごい勢いで飛んでいて、真正面でなくて良かったとモモンガはこっそり安堵の息をついた
「わかったわかった!せんべいでも食って大人しくしとるわ!お前も若者に長々と説教臭い話ばっかりするんじゃぁねえぞ〜」
センゴクの言葉にガープはそう言って渋々、物凄く不服そうにしながらもやっとルナを離して応接セットへ向って行った
そして応接セットの上に置かれていたガープ中将好物の煎餅の袋を豪快に開封してバリバリ食べ始めた
煎餅の咀嚼音をバックコーラスに帰還報告をしなければいけないのか?と余計なことを考えてしまったモモンガはバリバリと止むことないガープの咀嚼音ばかりが耳について離れなくなってしまった
「さて、ルナ少将?今回の任務内容とモモンガ隊で得た教訓など報告を聞こうか」
センゴクが大きなデスクに両腕をおいて真剣な顔をしてルナに聞いた
ルナは祖父から開放されたあとパタパタと身なりを確認して私の隣にキリッと気を付けの姿勢で静止した
パタパタと髪や体を払う姿は何かリス等の小動物の毛繕いのようで非常に愛らしかった
そして気づいていない後ろ髪の跳ねている部分に思わず手が伸びそうになるのをグッとこられて平然とした表情でモモンガは立っていた
『はい!まずなんと言ってもモモンガ中将は凄いです!!』
「は!?」
元気よく答えたルナの言葉にモモンガは思わず、元帥の前だということも忘れて驚いた声を上げてしまった
そして声と同時に左下に視線をやる
支給品のキャップとは思えない愛らしい白のキャップを被った小さな頭が視界に入った
そういえばセンゴク元帥のカモメの帽子を継承したいといっていた気がする
モモンガはアレのどこがそんなにも魅力的なのか理解できないと星空の下で聞いたときと同様に理解不能だと余計なことを考えながら少しだけ現実逃避していた
『道中で行っていた鍛錬で1度も勝つことができませんでしたし、私が血みどろになってやっと倒した海王類の数倍の大きさを一瞬で、血飛沫も被らず倒してしまわれました!』
「ぁ・・・いや・・」
モモンガがなんとか止めようと思考を巡らせるも、キラキラと目を輝かせてセンゴクに話すルナをどうすれば良いのかこまねいていた
『でも少し心配です!』
キラキラした顔で楽しそうに語っていたルナだったが、急に真剣な声色に変わって言った
「ほぅほぅ?何が心配だったんだ?ルナ」
「・・・むぅ」
ニコニコと見たこともないほどにこやかに、なんなら小さなお花を周りにふわふわと飛ばしながらセンゴクはルナの言葉を促す
心配させるようなことと言ったら・・・
『モモンガ中将は強くて格好良くて、現場判断も迅速で的確ですが、平気で怪我をする選択をなさるところがとても心配でした!』
だよな・・手当中も帰路でも散々心配して甲斐甲斐しく治療をしてくれていたから、予想通りだった
専属看護師のごとく甲斐甲斐しく手当てをしてくれていて、入港直前に衛生隊がある事を思い出した時の取り乱しようといったら・・・・
羞恥に染まる頬は包みこんでキスしたいほど愛らしくモモンガはこの年になって初めて情欲に生唾を飲む体験をしてしまったのだ
「なんと!自己犠牲の精神は美徳とされるが、他の模範となるべき中将海軍が安易にそのように判断して指揮系統を失うのは考えものだな。時には厳しい判断を求められるので大変だとは思うが、海軍の一翼を担う君等に簡単に欠けてもらっては困るぞ!モモンガ!」
あれ、この人・・・一億総特攻みたいなこと言ってなかったか?
ルナの火拳捕縛の一報後に本部に在籍中の上級将校が緊急招集された会議で“白髭との全面戦争に敗北など許されん!一騎当千、一億総特攻で是が非でも勝利せねばならん”って言ってたぞ・・・?
愛孫よろしく可愛がっているという噂はあながち嘘ではないのか
ルナの心配は最もだがあれより他に策はなかった・・・
任務完遂のためであれば片手くらい覚悟せねばと思っていた
「・・・・は!見通しが甘かったと猛省しております」
しかし・・それでも上官の命令には絶対服従
モモンガは色々な感情を飲み込んでセンゴクに短く回答した
そんなやり取りの後は、海王類の肉が美味しかった話や戦闘・戦術に関する新たな発見など、航海中の訓練の様子などを交えて楽しそうにルナはセンゴクに報告した
ルナを海の方へ吹っ飛ばし、海王類に食べられる結果になった件についてセンゴクはギロリとモモンガを睨みつけ、ガープは煎餅が詰まるほどバカうけしていたが概ね良好な雰囲気の中での報告が終了し、帰還後の身辺整理を命じられて任解となった
『モモンガ中将、お世話になりました!また是非手合わせおねがいします!』
上甲板に立ったルナはビシリッと綺麗な敬礼をしながらそう言って微笑んだ
「ああ、是非ともお願いしたい!長期間、慣れぬ船とメンバーで大変だっただろう。感謝する」
モモンガもビシッと力のこもった答礼をして答えた
「「「「ルナ少将!また是非ご指導願いまーーーす♡」」」」
モモンガの後ろから船員達が笑顔で声をかけた
『はーい♡こちらこそ皆さんありがとうございました!また是非!訓練に入れてください!』
笑顔で手を振りながらルナはこたえて下船した