PROMISE(本編)
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わああああん!
「?」
ポートガスDエース処刑後に発生必須の白ひげ海賊団との全面戦争に備えて、七武海の一人、ボアハンコックをマリンフォードへ連れてくるよう命令が下った中将 モモンガは、迅速な出航に向けて軍艦から指示を出していた
「ぅわああああん!センゴク元帥もガープ中将も嫌いぃぃぃ!おろして!!うわあああーーーん!」
「ルナ!おじいちゃんだと言っとろうが!反抗期か!」
本部から岸壁、正しくは岸壁に停泊しているこの船に確実に向かってきているガープと、小脇に抱えられた荷物・・・おそらく彼の孫、ルナだろう
目に入れても痛くないほど猫っ可愛がりしている孫に珍しく怒鳴っているのは何故だろうか
“彼氏でもできたか?”
真面目一辺倒なモモンガがそんな下世話な考えを巡らせるほど、珍しい光景なのだ
ルナに対してあんなにも怒る理由なんて何があるのだろうか
そんなことを顔色一つ変えずに考えている間に、二人はいよいよ自身の軍艦の前までやってきてしまい無視することができなくなった
まぁ、ルナの泣き喚く声に部下も気がついているが
「わああああん!おじいちゃんなんか嫌いだ!グズグズッ」
「な!な!なんて悪い孫だ!もうじいちゃん怒った!悪い孫はこうじゃ!」
ぺしん
後ろ向きに抱えられたルナのお尻を、小太鼓でも鳴らすように軽く叩いた
「うううう!ひどい!おじいちゃん!叩くなんて!これも解いてよー!」
よく見ると、ルナは支給されている海軍のコートでぐるぐるに巻かれて、簀巻きになっている
「モモンガよ!コイツをお前んとこの任務に同行させてくれ!反抗期なんじゃ!」
“・・・ガープ中将がまた意味不明なことを言ってる・・・”
「ルナ大佐を七武海の迎えにですか?」
心の声が漏れそうになるが、グッとこらえてモモンガはガープに質問を返した
「あ!間違えた!コイツ、言うことを聞かんから1番遠い任務を課すように決めたんじゃ!ほれ、センゴクからの下命書もある!今いる奴らで1番遠いのはお前んとこだから頼んだぞーーー!」
そう言って、コインでも投げるかのように軽く、脇に抱えていたルナを甲板に向かって投げた
“いや、結局理由の説明になっていなぁぁなげたーー!”
「ぎゃーーーー!」
ぽすん!
「はーーー簀巻きにされているとはいえ、能力を使えばよかっただろう?」
どこかに激突すると思っていたルナを両手でしっかりとモモンガが受け止めてくれた
「か、海楼石の十手が・・・グズっ・コートの中に・・・」
モモンガの腕の中で、弱々しい声色でルナは答えた
「モモンガぁー!暴れて逃げるから十手外すんじゃないぞー!あとで手錠に変えといてくれ!見ろ!ルナに噛まれたんじゃぞ!センゴクもわしもそいつのせいでボロボロじゃ!」
そう言いながらも嬉しそうに右手をヒラヒラさせている
親指と人差指の間にできた歯型が、その噛まれた痕なのだろう
手首には猫に引っ掻かれたような真新しい傷もあるので、おそらくそれも
元帥と中将がボロボロになるほど・・・
ちらりと腕の中に目を落とすと、涙と鼻水でぐしゃぐしゃになったまま、さらに頬を膨らませているルナ
“入隊して一年と立たずに大佐になるなど異例づくしのルナにもう驚く事はないと思っていたが・・・この若さで・・・いや、若さゆえの無謀か?”
「何があったかは長い航海の間で聞くことにしよう・・では!副官にルナ大佐を迎えて出航致します」
モモンガはルナを抱え直して、ガープに敬礼する
「すまんが頼んだぞ!絶対に目を離さんでくれ!」
ガープはそう言って答礼した
「?」
ポートガスDエース処刑後に発生必須の白ひげ海賊団との全面戦争に備えて、七武海の一人、ボアハンコックをマリンフォードへ連れてくるよう命令が下った中将 モモンガは、迅速な出航に向けて軍艦から指示を出していた
「ぅわああああん!センゴク元帥もガープ中将も嫌いぃぃぃ!おろして!!うわあああーーーん!」
「ルナ!おじいちゃんだと言っとろうが!反抗期か!」
本部から岸壁、正しくは岸壁に停泊しているこの船に確実に向かってきているガープと、小脇に抱えられた荷物・・・おそらく彼の孫、ルナだろう
目に入れても痛くないほど猫っ可愛がりしている孫に珍しく怒鳴っているのは何故だろうか
“彼氏でもできたか?”
真面目一辺倒なモモンガがそんな下世話な考えを巡らせるほど、珍しい光景なのだ
ルナに対してあんなにも怒る理由なんて何があるのだろうか
そんなことを顔色一つ変えずに考えている間に、二人はいよいよ自身の軍艦の前までやってきてしまい無視することができなくなった
まぁ、ルナの泣き喚く声に部下も気がついているが
「わああああん!おじいちゃんなんか嫌いだ!グズグズッ」
「な!な!なんて悪い孫だ!もうじいちゃん怒った!悪い孫はこうじゃ!」
ぺしん
後ろ向きに抱えられたルナのお尻を、小太鼓でも鳴らすように軽く叩いた
「うううう!ひどい!おじいちゃん!叩くなんて!これも解いてよー!」
よく見ると、ルナは支給されている海軍のコートでぐるぐるに巻かれて、簀巻きになっている
「モモンガよ!コイツをお前んとこの任務に同行させてくれ!反抗期なんじゃ!」
“・・・ガープ中将がまた意味不明なことを言ってる・・・”
「ルナ大佐を七武海の迎えにですか?」
心の声が漏れそうになるが、グッとこらえてモモンガはガープに質問を返した
「あ!間違えた!コイツ、言うことを聞かんから1番遠い任務を課すように決めたんじゃ!ほれ、センゴクからの下命書もある!今いる奴らで1番遠いのはお前んとこだから頼んだぞーーー!」
そう言って、コインでも投げるかのように軽く、脇に抱えていたルナを甲板に向かって投げた
“いや、結局理由の説明になっていなぁぁなげたーー!”
「ぎゃーーーー!」
ぽすん!
「はーーー簀巻きにされているとはいえ、能力を使えばよかっただろう?」
どこかに激突すると思っていたルナを両手でしっかりとモモンガが受け止めてくれた
「か、海楼石の十手が・・・グズっ・コートの中に・・・」
モモンガの腕の中で、弱々しい声色でルナは答えた
「モモンガぁー!暴れて逃げるから十手外すんじゃないぞー!あとで手錠に変えといてくれ!見ろ!ルナに噛まれたんじゃぞ!センゴクもわしもそいつのせいでボロボロじゃ!」
そう言いながらも嬉しそうに右手をヒラヒラさせている
親指と人差指の間にできた歯型が、その噛まれた痕なのだろう
手首には猫に引っ掻かれたような真新しい傷もあるので、おそらくそれも
元帥と中将がボロボロになるほど・・・
ちらりと腕の中に目を落とすと、涙と鼻水でぐしゃぐしゃになったまま、さらに頬を膨らませているルナ
“入隊して一年と立たずに大佐になるなど異例づくしのルナにもう驚く事はないと思っていたが・・・この若さで・・・いや、若さゆえの無謀か?”
「何があったかは長い航海の間で聞くことにしよう・・では!副官にルナ大佐を迎えて出航致します」
モモンガはルナを抱え直して、ガープに敬礼する
「すまんが頼んだぞ!絶対に目を離さんでくれ!」
ガープはそう言って答礼した