JUSTICE(海軍残留if編)
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ザーザーザー
「ーーぃ!おい!ルナ少将!」
『ふぇ・・・?』
気がつくと逆光で見辛いものの、モモンガ中将の心配そうな顔が視界いっぱいに映りこんできて胸が高鳴る
身体も海に落ちたにしては、心地よいほどに温かい気がするのは気のせいだろうか
「気がついたか?海水を落とすために風呂に放り込んだ!大丈夫か・・?」
モモンガ中将の手によって私は助け出され、軍艦の浴室に運んでもらったみたいだ
少し籠もった浴室の匂いと暖かさに、ルナの緊張で固くなった体がゆっくりと緩んでいく
『・・・モモンガ中将・・・』
ありがとうと続けようとした言葉がうまく出てこない間に、ホッとした優しげな表情を一瞬だけ見せてくれたモモンガ中将は次瞬間にはいつものキリリとした顔つきに戻って溜息をついた
「はァー・・・全く!泳げないのに海に飛び出すんじゃない!冷や冷やしたぞ!」
そう言ったモモンガ中将も、上から下までずぶ濡れになっている
いつもきちんと整えられたふわふわのポニーテールは水を吸ってペッタリと首やスーツに張り付いていた
凛とした雰囲気の髭からもポタポタと水滴が目の前に落ちていく
そんな姿も素敵でドキドキした
・・・これが水も滴るいい男・・・!
それに、浴槽に放り込んだ、などと言っていたが、私を抱えたまま浴槽に一緒に入ったというのが本当のところだろう
モモンガ中将はいつも優しくてカッコいい
ドキドキしながらモモンガをみていたルナは、海へ沈んでいった時のことを思い出した
海に吸い込まれていったルナを、追うように海へ飛び込んできたのはモモンガ中将だった
私は、自分の身体が、重たい鎖に繋がれたかのようにどんどん海の底に向かって沈んで行くのを感じていた
水面を見上げてみると、他には誰も巻き込まれていないようで安心した事を覚えている
なんとなくまぁ、満足したという感じで水面を見つめていたら、差し込む光を揺らして大きな飛沫を上げた何かが海に落ちてきた
泡沫が離れその姿が顕になると、太陽の光を背負って手を伸ばしたモモンガ中将が見えた
光の方へ力強く引き上げてくれたことも、その力強い手や、腕の感触を思い出した
そのあとは記憶がない
溺れて意識を失ってしまったということだろう
きゅん
自分の背中にまわるその力強い腕に、身体が密着して感じる逞しい胸筋に、ギュッと胸が締め付けられるようにドキドキする
『・・・』
黙り込むルナを気遣うように顔を寄せたモモンガはゆっくりと声を掛けた
「どうした?どこか痛むか?私はとりあえず先に脱衣所に出るから、海水を落としなさい・・・・・・タオルはあるだろうが、着替えだな」
そう言いながらモモンガは、ルナを浴槽にそっと座らせ、自分はザバーっと水面を揺らして立ち上がる
上着と靴を脱ぎながら、うーんと額に手を置いて悩み始めるモモンガ
きゅん
そんな悩める後ろ姿にもルナは胸が高鳴った
どうしよう、モモンガ中将の全部全部が素敵に見える
ルナは胸の前で両手を握って祈るようにしてこの気持ちについて考えていた
『モモンガ中将』
浴室から出ようと扉を開けるモモンガの背中をポーッと熱の籠もった瞳で見つめながら、ルナは離れないでほしいという気持ちにあらがうことができず、モモンガに声を掛けた
「ん?どうした?どこか痛むか?着替えを持ってくるから、海水を落として温まっていなさい」
きゅん
自分もずぶ濡れなのにルナの心配ばかりするモモンガの優しい言葉にまた、胸がキュッと苦しくなる
『モモンガ中将・・・・』
「どうしたんだ?海水でまだボーッとしてるのか?俺は出るぞ?大丈夫か?」
頬を赤く染めて、潤んだ瞳で見上げるルナはなんとも言えず扇情的だ
その姿にゴクリと小さく生唾を飲み込んだモモンガは、柄にもなく不埒な事を考えた自身の思考に驚きつつもなんとか平静を装って答えた
頬がほんのり火照るのを感じたが、それよりもルナが心配で湯船の方まで戻り、ルナのオデコに手を添えた
モモンガの手が触れた瞬間、ポンッと音がしそうな勢いでルナの顔が真っ赤に染まる
『え、わ、あ、、あ、も、モモンガ中将・・・ち、近過ぎてドキドキしま・・す・・・
』
「!!そ、そうか!すまん!!若い娘に無遠慮に手を触れて!!小さい制服でも借りて持ってくるからそれまでここから出てくるなよ!!!」
ルナの言動でルナよりよっぽど混乱したモモンガが、慌てながら早口で言ってガタガタと焦った様子で浴室を出て行った
『・・どうしたんだろう私・・・・!』
浴槽の縁に手を置いてその上に顎を乗せたルナが呟いた声は浴室で反響した
キラキラして
ドキドキして
カッコよくて
素敵でキュンとする・・・
『これが恋・・・?』
「ーーぃ!おい!ルナ少将!」
『ふぇ・・・?』
気がつくと逆光で見辛いものの、モモンガ中将の心配そうな顔が視界いっぱいに映りこんできて胸が高鳴る
身体も海に落ちたにしては、心地よいほどに温かい気がするのは気のせいだろうか
「気がついたか?海水を落とすために風呂に放り込んだ!大丈夫か・・?」
モモンガ中将の手によって私は助け出され、軍艦の浴室に運んでもらったみたいだ
少し籠もった浴室の匂いと暖かさに、ルナの緊張で固くなった体がゆっくりと緩んでいく
『・・・モモンガ中将・・・』
ありがとうと続けようとした言葉がうまく出てこない間に、ホッとした優しげな表情を一瞬だけ見せてくれたモモンガ中将は次瞬間にはいつものキリリとした顔つきに戻って溜息をついた
「はァー・・・全く!泳げないのに海に飛び出すんじゃない!冷や冷やしたぞ!」
そう言ったモモンガ中将も、上から下までずぶ濡れになっている
いつもきちんと整えられたふわふわのポニーテールは水を吸ってペッタリと首やスーツに張り付いていた
凛とした雰囲気の髭からもポタポタと水滴が目の前に落ちていく
そんな姿も素敵でドキドキした
・・・これが水も滴るいい男・・・!
それに、浴槽に放り込んだ、などと言っていたが、私を抱えたまま浴槽に一緒に入ったというのが本当のところだろう
モモンガ中将はいつも優しくてカッコいい
ドキドキしながらモモンガをみていたルナは、海へ沈んでいった時のことを思い出した
海に吸い込まれていったルナを、追うように海へ飛び込んできたのはモモンガ中将だった
私は、自分の身体が、重たい鎖に繋がれたかのようにどんどん海の底に向かって沈んで行くのを感じていた
水面を見上げてみると、他には誰も巻き込まれていないようで安心した事を覚えている
なんとなくまぁ、満足したという感じで水面を見つめていたら、差し込む光を揺らして大きな飛沫を上げた何かが海に落ちてきた
泡沫が離れその姿が顕になると、太陽の光を背負って手を伸ばしたモモンガ中将が見えた
光の方へ力強く引き上げてくれたことも、その力強い手や、腕の感触を思い出した
そのあとは記憶がない
溺れて意識を失ってしまったということだろう
きゅん
自分の背中にまわるその力強い腕に、身体が密着して感じる逞しい胸筋に、ギュッと胸が締め付けられるようにドキドキする
『・・・』
黙り込むルナを気遣うように顔を寄せたモモンガはゆっくりと声を掛けた
「どうした?どこか痛むか?私はとりあえず先に脱衣所に出るから、海水を落としなさい・・・・・・タオルはあるだろうが、着替えだな」
そう言いながらモモンガは、ルナを浴槽にそっと座らせ、自分はザバーっと水面を揺らして立ち上がる
上着と靴を脱ぎながら、うーんと額に手を置いて悩み始めるモモンガ
きゅん
そんな悩める後ろ姿にもルナは胸が高鳴った
どうしよう、モモンガ中将の全部全部が素敵に見える
ルナは胸の前で両手を握って祈るようにしてこの気持ちについて考えていた
『モモンガ中将』
浴室から出ようと扉を開けるモモンガの背中をポーッと熱の籠もった瞳で見つめながら、ルナは離れないでほしいという気持ちにあらがうことができず、モモンガに声を掛けた
「ん?どうした?どこか痛むか?着替えを持ってくるから、海水を落として温まっていなさい」
きゅん
自分もずぶ濡れなのにルナの心配ばかりするモモンガの優しい言葉にまた、胸がキュッと苦しくなる
『モモンガ中将・・・・』
「どうしたんだ?海水でまだボーッとしてるのか?俺は出るぞ?大丈夫か?」
頬を赤く染めて、潤んだ瞳で見上げるルナはなんとも言えず扇情的だ
その姿にゴクリと小さく生唾を飲み込んだモモンガは、柄にもなく不埒な事を考えた自身の思考に驚きつつもなんとか平静を装って答えた
頬がほんのり火照るのを感じたが、それよりもルナが心配で湯船の方まで戻り、ルナのオデコに手を添えた
モモンガの手が触れた瞬間、ポンッと音がしそうな勢いでルナの顔が真っ赤に染まる
『え、わ、あ、、あ、も、モモンガ中将・・・ち、近過ぎてドキドキしま・・す・・・
』
「!!そ、そうか!すまん!!若い娘に無遠慮に手を触れて!!小さい制服でも借りて持ってくるからそれまでここから出てくるなよ!!!」
ルナの言動でルナよりよっぽど混乱したモモンガが、慌てながら早口で言ってガタガタと焦った様子で浴室を出て行った
『・・どうしたんだろう私・・・・!』
浴槽の縁に手を置いてその上に顎を乗せたルナが呟いた声は浴室で反響した
キラキラして
ドキドキして
カッコよくて
素敵でキュンとする・・・
『これが恋・・・?』