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〜♪♪
『ここは・・・?』
ウタと対峙していたはずのルナは、どこまでも続く暗闇に一人で立っていた
〜♪♪
『ウタ?ウタ?』
〜♪♪♪
『ここは何処なの?』
暗闇の中、見聞色の覇気を使って気配を探ってみるがなんの気配も感じられない
〜♪♪♪
『この曲・・・聞いたことある・・・』
暗闇の中、オルゴールのように流れる優しいメロディにルナの意識が向いた
『この曲は・・・・ウタがよく歌ってくれた曲だ』
〜♪♪♪♪
『信じられる・・・信じられるあの星明りと 海の広さを信じてみる 信じてみるんだ この歌は私の歌と やがて会う君を呼ぶ声をーー』
ーーっく・・・ひっく・・・・
『誰?』
今の今まで何も感じられなかった空間に小さな気配を感じた
ーーひっく・・・ひっく・・・・
遠くに、ぼんやりと光る人影が見え、ルナは迷わずそこへ走った
『え?ウタ!?』
人影に近づくと幼い頃、フーシャ村で共に遊んだ頃のウタが蹲って泣いていた
「ーーだ・・れ?」
ボタボタと止めどなく涙を流して小さなウタはルナを見上げた
『私は・・・・・ウタの友達のルナだよ』
小さいウタの前にしゃがんで、目線を合わせたルナは、ウタに笑ってそう答えた
「私の友達・・・?私はずっと独りぼっちなの」
変わらずボタボタと涙を落として、小さいウタは不思議そうに首を傾けた
『長い間独りぼっちにさせてごめんね・・・ウタは歌手になるために船を降りたって聞いて・・・・・』
小さいウタの様子に、ルナは胸がギュッと締め付けられ少し目が潤む
「歌手に・・・私は・・・歌手・・・音楽の国・・・・・シャンクス、私!シャンクス!置いてかないで!シャンクス!シャンクス!」
小さなウタはなにかを思い出した様に叫びながら暗闇に向かって走り始めた
『待って!ウタ!!』
ルナも小さなウタの後を追う
「シャンクス!置いてかないで!シャンクス!シャンクスーーー!あッ」べしゃッッ
『ウタ!』
暗闇で小さなウタが転んだ
それでも泣きながらシャンクスの名前を呼び続けるウタにルナは膝をついて抱き起こした
『ウタ!落ち着いて、私・・・・何があったの?教えて?』
抱き締めた小さなウタの背中を優しく擦って宥めながら、ルナはウタに質問した
「・・・・エレジア、音楽の島で・・・歌って、でも一緒に帰ろうって言ったのに・・・・島の人、みんな死んじゃった、シャンクス達が私を騙して・・・・・置いていかれた」
そう言った目の輝きを失った小さなウタから拒絶するかのような強い風が巻き起こりルナを吹き飛ばした
『待って・・・ウターーーー!!!』
ザバッ
「ぷはッッ!はぁ・・・おい!!しっかりしろ!ルナ!・・・・ルナ!!」
藤虎の圧とトラファルガー・ローの攻撃によりステージの外の海中まで飛ばされたモモンガ
それでも右手の愛刀と左腕に抱えたルナは決して離さず近くの岸壁へと上がった
愛刀を鞘に納め、空いた右手でルナの顔にかかる髪をかき上げると眠っているコビー大佐やヘルメッポ少佐とは違う苦しそうな表情をしていた
ルナは気絶しているように見えた
「ルナ?起きてくれ、頼む・・・」
横抱きにしたルナの顔を空いた手でゆっくりと撫でながらモモンガは絞り出すように呟いた
『・・・う・・』
モモンガの言葉に反応するようにルナの口から声が漏れた
“やはり!寝ているわけではないようだ・・・ならば!”
モモンガは微かな希望をしっかりと胸に抱き込み立ち上がった
『ここは・・・?』
ウタと対峙していたはずのルナは、どこまでも続く暗闇に一人で立っていた
〜♪♪
『ウタ?ウタ?』
〜♪♪♪
『ここは何処なの?』
暗闇の中、見聞色の覇気を使って気配を探ってみるがなんの気配も感じられない
〜♪♪♪
『この曲・・・聞いたことある・・・』
暗闇の中、オルゴールのように流れる優しいメロディにルナの意識が向いた
『この曲は・・・・ウタがよく歌ってくれた曲だ』
〜♪♪♪♪
『信じられる・・・信じられるあの星明りと 海の広さを信じてみる 信じてみるんだ この歌は私の歌と やがて会う君を呼ぶ声をーー』
ーーっく・・・ひっく・・・・
『誰?』
今の今まで何も感じられなかった空間に小さな気配を感じた
ーーひっく・・・ひっく・・・・
遠くに、ぼんやりと光る人影が見え、ルナは迷わずそこへ走った
『え?ウタ!?』
人影に近づくと幼い頃、フーシャ村で共に遊んだ頃のウタが蹲って泣いていた
「ーーだ・・れ?」
ボタボタと止めどなく涙を流して小さなウタはルナを見上げた
『私は・・・・・ウタの友達のルナだよ』
小さいウタの前にしゃがんで、目線を合わせたルナは、ウタに笑ってそう答えた
「私の友達・・・?私はずっと独りぼっちなの」
変わらずボタボタと涙を落として、小さいウタは不思議そうに首を傾けた
『長い間独りぼっちにさせてごめんね・・・ウタは歌手になるために船を降りたって聞いて・・・・・』
小さいウタの様子に、ルナは胸がギュッと締め付けられ少し目が潤む
「歌手に・・・私は・・・歌手・・・音楽の国・・・・・シャンクス、私!シャンクス!置いてかないで!シャンクス!シャンクス!」
小さなウタはなにかを思い出した様に叫びながら暗闇に向かって走り始めた
『待って!ウタ!!』
ルナも小さなウタの後を追う
「シャンクス!置いてかないで!シャンクス!シャンクスーーー!あッ」べしゃッッ
『ウタ!』
暗闇で小さなウタが転んだ
それでも泣きながらシャンクスの名前を呼び続けるウタにルナは膝をついて抱き起こした
『ウタ!落ち着いて、私・・・・何があったの?教えて?』
抱き締めた小さなウタの背中を優しく擦って宥めながら、ルナはウタに質問した
「・・・・エレジア、音楽の島で・・・歌って、でも一緒に帰ろうって言ったのに・・・・島の人、みんな死んじゃった、シャンクス達が私を騙して・・・・・置いていかれた」
そう言った目の輝きを失った小さなウタから拒絶するかのような強い風が巻き起こりルナを吹き飛ばした
『待って・・・ウターーーー!!!』
ザバッ
「ぷはッッ!はぁ・・・おい!!しっかりしろ!ルナ!・・・・ルナ!!」
藤虎の圧とトラファルガー・ローの攻撃によりステージの外の海中まで飛ばされたモモンガ
それでも右手の愛刀と左腕に抱えたルナは決して離さず近くの岸壁へと上がった
愛刀を鞘に納め、空いた右手でルナの顔にかかる髪をかき上げると眠っているコビー大佐やヘルメッポ少佐とは違う苦しそうな表情をしていた
ルナは気絶しているように見えた
「ルナ?起きてくれ、頼む・・・」
横抱きにしたルナの顔を空いた手でゆっくりと撫でながらモモンガは絞り出すように呟いた
『・・・う・・』
モモンガの言葉に反応するようにルナの口から声が漏れた
“やはり!寝ているわけではないようだ・・・ならば!”
モモンガは微かな希望をしっかりと胸に抱き込み立ち上がった